Beppu Contemporary Art Festival 2015 ♨ 「混浴温泉世界」とは、国際的に活躍するアーティストが別府のためだけに構想した新作の展示を行ない、ここ以外では体験・鑑賞できない作品を市内にた。それは、別府が港町であも多くの旅人を迎え入れてき点在させ、鑑賞者はそこを巡度開催さり、地域が持つ魅力と出会う湯の町である。源泉数、泉質から湯けむりが立ちのぼるこのアートイベントが開催される別府市は、市内各所今年の夏、第３回展を迎える。術祭は２００９年に始まり、れているこの市民主導型の芸おこしの機運が高まってからてきた事も事実。しかし、町込むなど、町の活気が失われ時は年間７００万人台に落ちピークに観光客は減少し、一はないだろう。１９７６（昭け入れてきたことと無関係でり、古くから様々な文化を受芸術祭だ。３年に数、湧出量ともに国内随一とは少しずつ回復傾向にある。）年の１３１２万人強をいう日本を代表する温泉観光「混浴温泉世界」に代表され 51 もたらすかもしれない。効果が、町にさらなる活気をる「温泉 × アート」の相乗和地。戦災を逃れることができ 1 たこのレトロな町は、今も昔混浴温泉世界 2012 クロージングイベントの様子　撮影：安藤幸代／ⓒ別府現代芸術フェスティバル「混浴温泉世界」実行委員会 092 093 風情ある湯の町・別府が 3 年に1度、アートに染まる。別府地獄のなかでも最大の「海地獄」は、コバルトブルーの色をしている。温泉成分である硫酸鉄が溶解しているため、池は青色になる。珍しい自然湧出の源泉「地獄」が多くある別府。ここは、灰色の熱泥が沸騰する様が坊主頭に似ているため「鬼石坊主地獄」と呼ばれる。 7/18 sAT- 9/27sun ‘Mixed Bathing World’ ［右］混浴温泉世界 2012　The NOBEBO《混浴ゴールデンナイト！》　撮影：安藤幸代／ⓒ別府現代芸術フェスティバル「混浴温泉世界」実行委員会［左］混浴温泉世界 2012　東野祥子《Void the Fill（楠銀天街劇場）》撮影：安藤幸代／ⓒ別府現代芸術フェスティバル「混浴温泉世界」実行委員会「混浴温泉世界」別府現代芸術フェスティバル 2015 http://mixedbathingworld.com