H27ザラボヤ付着調査速報(1) 渡島北部地区水産技術普及指導推進協議会 発行日: H27.6.23 ・本年度のザラボヤ(ヨーロッパザラボヤ)付着調査を開始しました。 ・6/16~20に、森地先(港沖・蛯谷沖)及び八雲地先で回収したザラボヤ付着器 (耐水紙)の、付着調査結果について報告します。 ・森地区港沖及び蛯谷沖で、ザラボヤの付着が確認されました。 ・八雲地区では、ザラボヤの付着が見られませんでした。 ・過去の状況を見ると6月中旬までに付着が確認されたのは平成24年のみであり、 ザラボヤの発生は平年より若干早いものと考えられます。 ・水深15mの旬別水温は、3月中旬から上昇し始め、5月中下旬に5℃を越えて、 6月中旬には10℃弱まで上昇しています。 ○ 計数結果は以下のとおりでした。 〔耐水紙100㎠当たりの付着数〕 森港町沖 森蛯谷沖 八雲沖 長万部大浜沖 垂下期間 5/12 ~ 垂下期間 5/14 ~ 垂下期間 5/18 ~ 6/16 垂下期間 ~ 上段 6/16 0 上段 個 〔深度10m〕 中段 0.3 5 中段 個 0 0 下段 個 上段 個 〔深度7m〕 中段 個 〔深度15m〕 〔深度20m〕 0 上段 個 〔深度10m〕 〔深度15m〕 下段 6/20 2.5 0 中段 個 〔深度12m〕 下段 個 〔深度20m〕 個 〔深度9m〕 0 個 〔深度14m〕 下段 個 〔深度17m〕 個 〔深度19m〕 下段の下 個 〔深度24m〕 平均 0.1 平均 個 2.4 平均 個 0.0 平均 個 個 ザラボヤ付着数(個/100c㎡) 100 80 60 40 20 0 0 3 0 5 0 0 0 0 0 調査日 6月16日 6月20日 6月16日 投入日 5月12日 5月14日 5月18日 森漁港沖 森蛯谷沖 八雲沖 上段 中段 下段 下の下段 長万部大浜沖 400 20 300 15 水 温 200 10 ℃ 100 5 0.1 2.4 0.0 0 0 上旬 中旬 下旬 上旬 中旬 下旬 上旬 中旬 下旬 上旬 中旬 下旬 上旬 中旬 下旬 上旬 中旬 下旬 上旬 中旬 下旬 上旬 中旬 下旬 上旬 中旬 下旬 上旬 中旬 下旬 上旬 中旬 下旬 上旬 中旬 下旬 上旬 中旬 下旬 ザラボヤ付着数(上中下の平均:個/100c㎡) 25 ( ) 500 1月 2月 3月 森 港沖 3,000m 4月 5月 6月 7月 8月 森 蛯谷沖3,000m 長万部大浜沖1マイル 9月 森 石倉沖水温(‐15m) 10月 11月 12月 1月 八雲沖 1.5マイル 静狩沖水温(‐15m) ○ 詳細情報です。 調査場所 付着器投入日 調 査 日 垂下日数(日) ザラボヤ 付着数 (個/100㎝2) 森漁港沖 3,000m 森蛯谷沖3,000m 5/12 5/14 5/18 6/16 6/20 6/16 37 3 5 0 29 0 0 0 2.4 0.0 0.0 0.0 35 上段 0 中段 0 下段 0 八雲沖 1.5マイル 長万部大浜沖1マイル 下段の下 ザラボヤ平均付着数 0.1 ユウレイボヤ付着数 0.0 ※付着数の単位は10×10㎝=100c㎡当たりの個数 “ザラボヤ付着器”について ・“ザラボヤ付着器”とは、ホタテガイ試験採苗器(タマネギ袋+ネトロンネット)の中に、ザラボヤを付着させる基質と して、A4版の耐水紙を8つ切りにした紙2枚(10.5㎝×7.5㎝×4面=315㎝2)ずつ入れたものです。 ・本速報では、耐水紙100㎝2(10cm×10cm)当たりに換算したザラボヤ付着数を示しています。実際のホタテガイ への付着数とは異なりますので、付着の傾向(いつ頃から付きだしたか?増えてきたか?減ってきたか?等)の 目安として下さい。 ○ できるだけ見やすくなるよう工夫しておりますが、ご意見などありましたら、 指導所までご連絡ください。 ご不明な点がありましたら、ご連絡ください。 渡島北部地区水産技術普及指導所 ℡ 01374-2-2136 FAX 01374-2-2119
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