応用計量経済分析 B

講義概要
【授業概要】
指定教科書の章立てに沿い、パソコンとデータを用いた実習を主体とします。必要
に応じて統計学・計量経済学上の概念とExcelの機能の活用の仕方の両方につい
て解説を行います。
2015年度 秋学期 金曜4限
秋学期は、最小二乗法に関連する概念やより進んだ手法について、Excelの機能
を利用しながら学習します。
応用計量経済分析 B
【学習目標】
実際に政府から公表されているデータ・資料を対象にして、Excelを用いた分析が
出来るようになることが目標です。Excelの関数機能や実践的なスキルを習得する
ことも重視します。
イントロダクション
第1回
2015.9.18
【教科書・参考書】
教科書:白砂堤津耶『例題で学ぶ初歩からの計量経済学 第2版』 (日本評論社)
担 当: 石 川 達 哉
([email protected])
教育用ホームページはhttp://www1.meijigakuin.ac.jp/~ishikawa
明治学院大学 2015年度 秋学期
【成績評価の方法】
コンピューター実習を中心とする講義ですので、実習時の取組態度を重視します。
毎回の実習参加度(70%)、学期末と中間段階に提出を求める課題における成果
(30%)と合わせて総合評価します。
1
秋学期の講義・実習予定
指定教科書の学習対象
第3章 単純回帰モデル
(春学期からの続き)

【予習】
授業開始後は直ちに実習に取組めるよう、教科書で予め当日のテーマを確認して
来て下さい。
【復習】
受講者の習熟度合いに応じて無理のないペースで授業を進めますので、理解が
不十分な部分については、同じ例題を使って次回までに反復学習して下さい。
【授業に関する注意事項】
高度な計量経済学の知識を習得することよりも、基礎的な知識を実践的に活用す
ることやExcelの機能を現実に応用することに重きを置きます。

第4章 重回帰モデル

第5章 回帰モデルの仮説検定と予測

第6章 ダミー変数

第7章 系列相関
⇒ 最小二乗法の拡張とより進んだ概念
実習に際しては、教科書は必ず携帯して下さい。
明治学院大学 2015年度 秋学期
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明治学院大学 2015年度 秋学期
3
具体的な内容
具体的な内容

非線型式のOLS(最小二乗法)による推計


回帰モデルの仮説検定
重回帰

帰無仮説と対立仮説

定数項以外の説明変数が2つ以上のOLS推計

t値とt検定

自由度調整済み決定係数

F値とF検定

OLSによる推計が有効な推定値を得るための前提条件

ダミー変数

系列相関

構造変化

ダービー・ワトソン比
明治学院大学 2015年度 秋学期
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Excelの演算子と統計関数について


四則演算(加減乗除)
+ ⇒ +(同じ)
- ⇒ -(同じ)
× ⇒ * (アスタリスク)
÷ ⇒ / (スラッシュ)
べき乗
⇒ ^ (ハット)
明治学院大学 2015年度 秋学期

データ X1~Xnの標本分散
⇒ VAR.S(X1:Xn)

データ X1~Xnの標本標準偏差
⇒ STDEV.S (X1:Xn)

データ X1~Xn と データ Y1~Ynの標本共分散
⇒ COVARIANCE.S( X1:Xn, Y1:Yn )

データ X1~Xnの母集団標準偏差

データXの自然対数値
⇒ LN(X)

セルX1~Xnの合計値
⇒ SUM(X1:Xn)

データ X1~Xnの母集団分散
⇒ VAR.P(X1:Xn)

データ X1~Xnの算術平均値
⇒ AVERAGE(X1:Xn)

データ X1~Xn と データ Y1~Ynの母共分散
明治学院大学 2015年度 秋学期
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⇒ STDEV.P (X1:Xn)
⇒ COVARIANCE.P( X1:Xn, Y1:Yn)
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