重回帰(1)教科書補足

[例題3-6について ]

2015年度 秋学期 金曜4限
意義:
①散布図
②非線型の単純回帰式
③フィリップス曲線
応用計量経済分析 B
[参考]
第4回

オールド・ケインジアンによるフィリップス曲線

マネタリストによる長期におけるフィリップス曲線

期待で修正された短期フィリップス曲線
2015.10.16
π=πe-ε(u-uN)
担 当: 石 川 達 哉
π:物価(賃金)上昇率、 π e :期待物価(賃金)上昇率、u :失業率、 uN :自然失業率
教育用ホームページはhttp://www1.meijigakuin.ac.jp/~ishikawa
28
明治学院大学 2015年度 秋学期
[例題3-7について ]

[重回帰について(1)]
意義:
①非線型の単純回帰式
②ロジスティック関数

定数項以外に説明変数が2つ以上ある場合の最小二乗法

重回帰モデル
③飽和水準

,
ロジスティック関数を最小2乗法による推計が可能な形に変形すること
が肝要

観測データに基づく推定値
,
Y=γ/ (1+eα+βt ) ⇒ Y(1+eα+βt ) =γ ⇒ (1+eα+βt ) = γ/Y
⇒ eα+βt =γ/Y-1 ⇒ γ/Y-1= eα+βt ⇒ log (γ/Y-1) = α+βt

飽和水準(γ)は67、68、69、70、71%を想定し、それぞれに対して被説
明変数の系列を作成しなさい。そのうえで、Excelの関数機能を用いて
各々のケースにおける相関係数を求め、さらに決定係数に変換して結
果を比較しなさい。
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,

,
残差
⇒ ∑
が最小になるような , , 明治学院大学 2015年度 秋学期
を推定する方法
32
[重回帰について(3)]
[重回帰について(2)]
∑
を , , ∑
(4-2)式を
で偏微分した値をゼロと置けば、
左辺
∑
∑ ∑
以下の正規方程式が得られる
(4-2) ∑
∑
∑
∑
∑
(4-4) ∑
∑
∑
∑ ∑
∑
∑
(4-3) ∑
倍して、(4-3)式から引けば、
∑
右辺
∑
∑
∑
∑
∑
∑
∑
∑
∑
∑
∑
∑
∑
両辺を 倍すれば、
∑
∑
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左辺
∑
[重回帰について(5)]
連立方程式
∑
∑
倍して、(4-4)式から引けば、
∑
∑ ∑
∑
∑ ∑
∑
∑
∑
∑
∑
∑
∑
∑
∑
∑
∑
∑
∑
∑
∑
∑
∑
∑
∑
∑
∑
∑
∑
∑
∑
∑
∑
∑
また、 (4-1)式より、
両辺を 倍すれば、
∑
∑
∑
を解けば、 (4-14)式と (4-15)式が得られる。
すなわち、
∑
右辺
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[重回帰について(4)]
(4-2)式を
∑
∑
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∑
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