H26年度事業報告書等 - 農地中間管理機構|一般社団法人 岐阜県農

平成26年度 農地中間管理事業報告書等
○平成26年度事業報告書
P 1~P11
○平成26年度決算書
P12~P15
(賃借対比表、正味財産増減計画書、財産目録)
○事業評価委員会の事業実施状況に対する評価及び意見
P16
農地中間管理機構
一般社団法人 岐阜県農畜産公社
平成26年度 農地中間管理事業 事業報告書
一般社団法人 岐阜県農畜産公社
1 借受・転貸状況
26年4月~27年3月
累計(ストック)
3月末までに 3月末までに 3月末までに 3月末までに
権利が発生 認可公告 権利が発生 認可公告
939.4
1,107.9
939.4
1,107.9
939.3
995.7
939.3
995.7
65
72.6
65
72.6
0.1
112.2
0.1
112.2
0
0
0
0.0
99.99%
89.9%
99.99%
89.9%
借受面積(①)
うち転貸面積(②)
うち新規集積面積(非担い手から担い手への転貸面積)
作業委託で管理している面積
条件整備中の面積
転貸率 ②/①
2 転貸先の状況(26年度事業分)
経営体数
転貸先
転貸面積
3月末までに 3月末までに 3月末までに 3月末までに
権利が発生 認可公告 権利が発生 認可公告
(1)地域内の農業者
100
112
927.6
983.9
①認定農業者
85
93
918.3
972.3
うち個人
44
46
187.8
188.8
うち法人
41
47
730.5
783.5
2
2
0.6
0.6
②認定新規就農者
4
7
1.5
2.5
③基本構想水準到達者
1
1
0.3
0.3
④今後育成すべき農業者
2
2
1.2
1.2
⑤認定農業者等以外の農外から参入した企業
1
1
1.4
1.4
⑥その他
7
8
4.9
6.2
3
4
11.7
11.8
3
3
11.7
11.7
0
0
0
0
新規参入
5
8
3.4
4.4
①個人
3
6
1.1
2.1
②法人
2
2
2.3
2.3
1
1
1.4
1.4
101
114
939.3
995.7
担い手
うち企業
(2)地域外からの参入者 ※
うち法人
うち企業
うち企業
(1)+(2)の合計(注3)
※地域内の農業者との重複あり(2経営体)
転貸前
転貸を受けた者の農地の状況
平均経営面積
3月末までに 3月末までに 3月末までに 3月末までに
権利が発生 認可公告 権利が発生 認可公告
27.7ha
26.9ha
28.8ha
28.0ha
16.3
15.9
16.9
16.6
1.61ha
1.60ha
1.64ha
1.61ha
平均団地(連続して作業が
できるほ場)数
1団地の平均面積
転貸後
―1―
3 担い手への集積の状況
機構設立前
最新時点
耕地面積 (①)
57,400ha
57,400ha
担い手の利用面積(②)
17,286ha
17,555ha
30.1%
30.6%
担い手への集積率 ②/①
4 市町村別(又は地域別)の借受・転貸状況及び担い手への集積の状況
別表のとおり
5 経費等の状況(26年度事業分)
経費区分
金 額
賃料支払
0
円
賃料収入
0
円
差引賃料支払
0
円
89,986
円
0
円
29,100,817
円
4,992,780
円
29,190,803
円
単年度借入面積1ha当たりの単価(権利発生面積ベース)
31,074
円
累計借入面積1ha当たりの単価
31,074
円
管理・保全費支払
条件整備費支払
(土地改良区への支払)
運営費支払
業務委託支払
合 計
経費区分
金 額
0
円
新規借入
0
円
返済
0
円
借入残額
0
円
条件整備費借入
6 優良事例
(1)効率的・効果的に進んでいる市町村・地域の例とその要因
別添のとおり
(2)機構自身の創意工夫
・ 関係機関で支援チーム(県、市町村、農協、機構)を組織し、集積・集約化にむけた地域の話合いや合意
形成を支援。
・ リタイア農家の樹園地をストックし、新規就農希望者へ転貸し活用する仕組みの構築。
・ 担い手農家や関係団体等の意見を踏まえ、効果的な事業推進を図るための組織(農地中間管理事業推
進協議会)を設置。
・ 事務手続きの簡素化・効率化に配慮した事務処理マニュアルの作成。
―2―
(別 表)
市町村
(又は細分化)
岐阜市
羽島市
機構借受面積
機構転貸面積
(ストック)
(ストック)
②/①
①(ha)
②(ha)
3月末までに 3月末までに 3月末までに 3月末までに 3月末までに 3月末までに
権利が発生 認可公告 権利が発生 認可公告 権利が発生 認可公告
0.3
0.3
0.3
0.3
100%
100%
耕地
面積
③(ha)
担い手
利用面積
④(ha)
④/③
4,060
648
16%
37.2
37.2
37.2
37.2
100%
100%
2,060
450
22%
各務原市
-
0.5
-
-
-
-
1,560
151
10%
山県市
-
0.6
-
-
-
-
1,180
107
9%
995
273
27%
1,940
514
26%
北方町
140
23
16%
岐南町
202
0
0%
笠松町
210
4
2%
大垣市
3,030
1,173
39%
瑞穂市
本巣市
364.5
387.1
364.4
364.4
99.97%
94.14%
海津市
331.1
331.1
331.1
331.1
100%
100%
3,730
2,669
72%
養老町
40.5
40.5
40.5
40.5
100%
100%
2,650
1,505
57%
垂井町
-
21.2
-
-
-
-
1,060
562
53%
303
30
10%
857
386
45%
1,140
564
49%
関ケ原町
神戸町
15.4
15.4
15.4
15.4
100%
100%
輪之内町
安八町
-
3.2
-
2.0
-
61%
795
108
14%
揖斐川町
3.2
3.2
3.2
3.2
100%
100%
1,760
1,568
89%
大野町
3.3
47.2
3.3
3.3
100%
7%
1,190
406
34%
池田町
11.9
31.8
11.9
11.9
100%
38%
1,040
592
57%
関市
32.3
32.3
32.3
32.3
100%
100%
2,520
659
26%
美濃市
476
41
9%
郡上市
2,940
607
21%
美濃加茂市
0.8
0.9
0.8
0.9
100%
100%
1,300
268
21%
可児市
4.2
9.3
4.2
7.0
100%
75%
921
116
13%
坂祝町
0.9
0.9
0.9
0.9
100%
100%
230
3
1%
富加町
23.2
23.2
23.2
23.2
100%
100%
367
63
17%
川辺町
280
43
15%
七宗町
212
9
4%
八百津町
541
16
3%
754
116
15%
279
73
26%
470
153
33%
多治見市
197
21
11%
瑞浪市
856
120
14%
土岐市
267
3
1%
白川町
9.6
58.4
9.6
58.4
100%
100%
東白川村
御嵩町
15.1
中津川市
15.1
15.1
15.1
100%
100%
43.0
43.0
43.0
43.0
100%
100%
4,050
559
14%
恵那市
-
1.5
-
1.5
-
100%
3,360
381
11%
下呂市
-
1.1
-
1.1
-
100%
1,190
184
15%
4,730
1,936
41%
1,440
430
30%
113
21
19%
57,400
17,555
30.6%
高山市
飛騨市
3.0
3.0
3.0
3.0
100%
100%
白川村
計
939.4
1,107.9
939.3
995.7
―3―
99.99%
89.9%
岐阜県における農地中間管理事業の取組事例
(別 添)
事例1:担い手間や地域の話合いを通じた農地の集約化(圃場分散の解消)・・・・・・・本巣市(真正)
事例2:新規就農者(柿)の発掘・育成から農地確保の一体的な推進① ・・・・・・・・本巣市(糸貫)
~リタイア柿園の借受けと転貸までの間の適正管理~
事例3:新規就農者(冬春トマト)の発掘・育成から農地確保の一体的な推進②・・・・・海津市
(海津町江東)
事例4:人・農地プランによる担い手のエリア分け(ゾーニング)と農地集積の促進・・・養老町(全域)
事例5:中山間地域における集落ぐるみの農地集積の促進・・・・・・・・・・・・・・・関市(関市富野)
事例6:人・農地プランの作成・話合いを通じた担い手への農地集積の促進・・・・・・・御嵩町(伏見)
事例7:新規就農者(冬春トマト)の発掘・育成から農地確保の一体的な推進③・・・・・下呂市(萩原町)
事例8:新規参入企業及び法人組織の設立による農地集積・・・・・・・・・・・・・・・飛騨市
(古川町数河)
(事例1) 担い手間や地域の話合いを通じた農地の集約化(分散解消)
本巣市(真正)
成果のポイント
・担い手の多い南部地域を中心に、担い手間や地域の話合いを通じて農地の集積・集
約化を推進(圃場分散の解消)
取り組み概要
<事業活用前後の農地利用図(集約化団地の事例)>
<取組ポイント>
・チラシ配布や各種座談会等により出し手募集を実施。
・担い手に対し、新たな貸付希望農地と分散化している既存経営
【事業活用前】
農地をマップで示し、農地の集約化を提案。
・担い手間や地域の話合いを行い、集約化を実現。
<H26実績>
〇担い手への転貸面積 : 141.9ha
うち
新たな集積面積
:
集約化(利用権交換)面積 :
7.1ha
10.1ha
【事業活用後】
〇担い手が利用する団地の平均面積
7ha/団地 → 11ha/団地
<参考>地域の概要
■農用地等の特徴: 平坦地域、水田・畑・樹園地
■主な作付作物: 水稲、柿、いちご 等
■耕 地 面 積 : 552ha(本巣市真正地区)
■担い手の状況等
・人・農地プランに位置づけられた中心経営体は15経営体。
・これまでは相対を基本とした農地集積が進められてきてお
り、担い手(土地利用型)の集積農地は分散傾向にある。
―4―
【マップを用いた提案・話し合い】
(事例2) 新規就農者の発掘・育成から農地確保の一体的な推進① (柿の担い手育成)
~リタイア柿園の借受けと転貸までの間の適正管理~
本巣市(糸貫)
成果のポイント
・関係機関が連携し育成する柿の新規就農者用の柿畑をリタイア農家より機構が借
受け、経営開始までの間の適正管理を実施。
取り組み概要
<取組ポイント>
・関係機関が連携し、柿の新規就農希望者の募集及び技術習
得等のための研修から農地の確保・斡旋を一体的に実施。
(平成27年4月末現在、研修生は2名)
・研修生が、研修終了後速やかに経営開始できるよう、リタイア
農家の柿園を放任園となる前に機構が借り受け、生産力を落と
すことなく適正な管理(肥培管理、剪定、摘蕾・摘果等)を実施。
<H26実績>
○農用地の借受面積
平成27年3月末:0.1ha
【研修生募集チラシ】
(平成27年4月末:1.2ha)
<参考>地域の概要
■農用地等の特徴: 平坦地域、水田・畑・樹園地
■主な作付作物: 水稲、柿、いちご 等
■耕 地 面 積 : 808ha
■担い手の状況等
柿の担い手が不足し、柿生産のリタイア等に伴う放任果樹
園が増加していきている。
【関係機関で組織する研修事業運営協議会】
―5―
(事例3) 新規就農者の発掘・育成から農地確保の一体的な推進② (冬春トマトの担い手育成)
海津市(海津町江東地区)
成果のポイント
・県の就農支援センターにおいて冬春トマト新規就農者を育成するとともに、栽培ハウ
ス建設用農地を、関係機関の連携により3名分 1.0haを掘り起し
取り組み概要
<取組ポイント>
・県就農支援センター研修者(冬春トマト)支援の一環で、研修
者への農地貸付協力農家の掘り起こし活動を展開
・掘り起し活動では、市、JA、県が連携を密にして現地巡回
・海津市内での今後の就農希望者も視野に入れ、冬春トマトの
就農に適した候補農地の掘り起し、農地所有者との相談継続
【就農支援会議の様子】 (研修者を交えた検討も)
<H26実績>
○新規就農者(県就農支援センター研修生)への
貸付面積:3名 1.0ha
<参考>地域の概要
■農用地等の特徴:平坦地域、
水田(転換畑(施設園芸)含む)・畑
■主な作付作物: 水稲、麦、大豆、冬春トマト 等
■耕 地 面 積 : 113ha(海津市江東地区)
■担い手の状況等
土地利用型の担い手は多く、農地集積が進んでいる。
冬春トマトの担い手が減少傾向にある。
【研修中の研修者】
(於:県就農支援センター)
―6―
(事例4) 人・農地プランによる担い手のエリア分け(ゾーニング)と農地集積の促進
養老町(全域)
成果のポイント
・「人・農地プラン」における担い手のエリア分け(ゾーニング)
・担い手リストの全農家配布により農地の出し手を掘り起し
<人・農地プランによるゾーニング>
取り組み概要
<取組ポイント>
・人・農地プランにより、23地区で76経営体のゾーニングを決定
→ ゾーニングは、担い手同士の話し合いにより決定
→ 担い手リストを掲載したパンフを作成・配布するなど広く周知
・チラシの全戸配布(10,000部)等により、出し手(リタイア、規模縮小意
向農家)の募集等を実施
・貸付希望農地は、ゾーニングに基づきマッチング
・祖父江地区では集落営農組織を法人化して機構事業を活用
<H26実績>
〇担い手への転貸面積 : 40.6ha(16経営体)
うち 新たな集積(非担い手→担い手)
:
9.3ha
集約化(利用権交換)
:
0.7ha
特定農作業受委託から利用権への切替 : 26.7ha
<参考>地域の概要
■農用地等の特徴: 平坦地域、水田
■主な作付作物: 水稲、飼料用米、麦など
■耕 地 面 積 : 2,650ha(養老町全域)
■担い手の状況等
・人・農地プランに位置づけられた中心経営体は76経営
体で、担い手は多い。
―7―
(事例5) 中山間地域における集落ぐるみの農地集積の促進
関市(関市富野地区)
成果のポイント
・中山間地域において集落営農法人への農地集積を促進
取り組み概要
<取組ポイント>
・地域の話合い通じ、機構事業を活用した農地集積を推進。
・多面的機能交付金等を活用し、地域全体で農地の維持・管理を実施。
・地域集積協力金は、法人経営の安定化に資するため、地意合意により、
法人の機械整備負担に充当。
<H26実績>
○担い手への転貸面積 :
32.2ha(2経営体)
うち 新たな集積(非担い手→担い手)
4.6ha
【地域座談会の様子】
〇担い手が利用する団地の平均面積
1.2ha/団地 → 2.0ha/団地
<参考>地域の概要
■農用地等の特徴: 中山間地域、水田・畑
■主な作付作物: 水稲、麦、大豆 等
■耕 地 面 積 : 284ha(関市富野地区)
■担い手の状況等
・集落営農組織が担い手となり、農地の維持・管理を実施。
・関市内でも集落営農の取組に対する意識が高い。
―8―
【集落営農法人による農地や農業施設の点検】
(事例6) 人・農地プランの作成・話合いを通じた担い手への農地集積の促進
御嵩町(伏見地区)
成果のポイント
・地域の話合いと人・農地プランの作成を通じ、集落営農法人への農地集積を促進
取り組み概要
<事業活用前後の農地利用図>
<取組ポイント>
・ 人・農地プランの作成と一体的に機構事業活用による農地
集積を推進。
・ 関係機関で支援チーム(町・JA・・県・機構)を組織し、地域の
担い手である集落営農法人との連携を密にし、人・農地プラン
の作成や、機構事業を活用した農地集積を推進。
<H26実績>
〇担い手への転貸面積 : 11.2ha(1経営体)
うち 新たな集積(非担い手→担い手)
:
特定農作業受委託から利用権への切替 :
3.9ha
7.3a
〇担い手集積率
24.6% → 37.8%
〇担い手が利用する団地の平均面積
【事業活用前】
0.9ha/団地 → 1.5ha/団地
【事業活用後】
<参考>地域の概要
■農用地等の特徴: 平坦地域、水田・畑
■主な作付作物: 水稲、大豆 等
■耕 地 面 積 : 29.6ha(御嵩町伏見地区)
■担い手の状況等
永年地域の農業を支えてきた集落営農組織が、
平成26年1月に法人化
―9―
【人・農地プラン検討会】
【推進チーム員会議】
(事例7) 新規就農者の発掘・育成から農地確保の一体的な推進③ (夏秋トマトの担い手育成)
下呂市(萩原町)
成果のポイント
・下呂地域担い手育成総合支援協議会において飛騨トマト新規就農者を育成するとと
もに、栽培ハウス建設用農地を、関係機関の連携により2名分 0.85haを掘り起し
取り組み概要
<取組ポイント>
・飛騨トマトの新規就農者支援の一環で、研修者への農地
貸付協力農家の掘り起こし活動を展開
・掘り起し活動では、指導農業士、市、JA、県が連携を密に
して情報収集と現地巡回を実施
・飛騨トマトの就農に適した候補農地の掘り起し、農地所有者
との相談継続
【新農業人フェアで就農希望者の相談】
<H26実績>
○新規就農者(農の雇用事業)への貸付面積:2名 0.85ha
<参考>地域の概要
■農用地等の特徴: 水田地帯(転換畑(施設園芸)含む)
■主な作付作物: 水稲、夏秋トマト、花き 等
■耕 地 面 積 : 148ha(下呂市萩原町)
■担い手の状況等
下呂地域担い手育成協議会では、新規就農者の育成に向け、
就農希望者の相談から、経営開始に向けた支援、就農後の早期
経営安定に向けた指導を実施している。特に新規参入者にとっ
ては農地の確保が最も大きな課題であり、関係機関の連携によ
り支援を行っている。
―10―
【農家研修中の新規就農希望者】
(事例8) 中山間地域における新たな担い手の育成と農地集積
飛騨市(古川町数河地区)
成果のポイント
・新規企業の参入や新たな法人組織の設立により、新たな担い手を育成・確保
・地域内の農地保全を目的に農地中間管理事業による農地借受けを進めること
により、新たな担い手に2.3haを集積
取り組み概要
〇新規企業の参入
<取組ポイント>
〇新たな法人組織の設立
<取組ポイント>
・道の駅の運営を行っていた企業へ、農地中間管理事業を活
用して農地を集積 (定款を変更し、農業への参入)
・生産から販売まで、自社が栽培・生産したソバを道の駅に
おいて販売(6次産業化の取組み)
・数河地域の農業者で組織する法人を立ち上げ
・農業用水路を活用した小水力発電を主な事業目的とし、
その売電収入を原資に農業振興に取組む
・今後は、地域内の既存農家とのエリア分けも進め、農地
利用の話合いを実施予定
・今後も、道の駅近隣農地を中心に、農地所有者からの貸付
け希望に対応した農地中間管理機構の活用を推進
〇H26年度実績
担い手への貸付面積 → 2.3ha
うち 新たな集積(非担い手→担い手) 2.3ha
<参考>地域の概要
■農用地等の特徴: 中山間地域、水田・畑
■主な作付作物: 水稲・ソバ・ホウレンソウ・飼料作物等
■耕 地 面 積 : 53.4ha
■担い手の状況: 畜産農家をはじめ複数いるが、十分では
ない
―11―
(農地中間管理機構関係)
平成26年度決算書
自 平成26年 4月 1日
至 平成27年 3月31日
一般社団法人 岐阜県農畜産公社
(農地中間管理機構関係)
貸 借 対 照 表
平成27年3月31日現在
( 単位:円)
科 目
Ⅰ 資 産 の 部
1 流 動 資 産
現
預
前
払
未
収
流 動 資 産 合
当 年 度
金
金
金
金
計
前年度
増減
0
18,695,209
0
0
18,695,209
0
0
0
0
0
0
18,695,209
0
0
18,695,209
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
18,695,209
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
18,695,209
0
18,663,782
0
0
18,663,782
0
0
0
0
0
0
18,663,782
0
0
18,663,782
0
798,670
798,670
19,462,452
0
0
0
0
0
798,670
798,670
19,462,452
0
0
0
0
0
0
0
0
0
(うち基本財産への充当額)
(うち特定資産への充当額)
( 0)
( 0)
( 0)
( 0)
( 0)
( 0)
2 一 般 正 味 財 産
(うち基本財産への充当額)
△ 767,243
( 0)
0
( 0)
△ 767,243
( 0)
(うち特定資産への充当額)
正 味 財 産 合 計
( 0)
△ 767,243
( 0)
0
( 0)
△ 767,243
18,695,209
0
18,695,209
2 固 定 資 産
基
本
財
産
基 本 財 産 合 計
特
定
資
産
器
具
備
品
機
械
装
置
車 輌 運 搬 具
コンピュータソフト
特 定 資 産 合 計
そ の 他 固 定 資 産
器
具
備
品
車 輌 運 搬 具
リ サ イ ク ル 券
その他固定資産合計
固 定 資 産 合 計
資
産
合
計
Ⅱ 負 債 の 部
1 流 動 負 債
未
払
金
仮
受
金
短 期 借 入 金
流 動 負 債 合 計
2 固 定 負 債
退 職 給 与 引 当 金
賞 与 引 当 金
固 定 負 債 合 計
負
債
合
計
Ⅲ 正味財産の部
1 指 定 正 味 財 産
国庫補助金
地方公共団体補助金
指 定 正 味 財 産 計
負債及び正味財産合計
―12―
(農地中間管理機構関係)
正味財産増減計算書 平成26年4月1日から平成27年3月31日まで
(単位:円)
科 目
当年度
前年度
増 減
Ⅰ 一般正味財産増減の部
1 経常増減の部
(1) 経 常 収 益
① 基本財産運用益
② 特定資産運用益
特定資産受取利息
③ 事業収益
農地中間管理事業収益
農地貸付料収入
農地利用条件改善事業負担金収入
生産物販売収入
④ 受取補助金等
受取県補助金
農地中間管理事業費補助金
農地中間管理事業推進事業費補助金
受取民間補助金
⑤ 雑 収 益
受 取 利 息
有価証券運用益
雑 収 益
⑥ 他会計からの繰入額
他会計からの繰入額
経
常
収
益
計
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
29,190,803
0
29,190,803
29,190,803
29,190,803
0
0
230
2300
0
4,500,000
4,500,000
33,691,033
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
29,190,803
29,190,803
0
0
230
2300
0
4,500,000
4,500,000
33,691,033
34,458,276
89,986
0
89,986
0
0
0
29,100,817
6,293,800
2,528,821
2,817,000
2,772,000
2,149,859
138,000
894,382
1,673,293
125,639
133,365
1,293,165
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
34,458,276
89,986
0
89,986
0
0
0
29,100,817
6,293,800
2,528,821
2,817,000
2,772,000
2,149,859
138,000
894,382
1,673,293
125,639
133,365
1,293,165
0
(2) 経 常 費 用
① 事業費
借受農地管理等事業費
農
地
賃
借
農 地 管 理 委 託
水
利
土 地 改 良 負 担
農
地
整
備
農地中間管理運営事業費
職
員
給
職
員
手
嘱
託
員
報
賃
福
利
厚
生
報
償
旅
消
耗
品
燃
料
会
議
印
刷
製
本
料
料
費
金
費
料
当
酬
金
費
費
費
費
費
費
費
―13―
(単位:円)
科 目
当年度
前年度
増 減
68,030
373,713
987,714
7,344
31,310
935,706
5,019,240
819,936
1,350
37,150
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
68,030
373,713
987,714
7,344
31,310
935,706
5,019,240
819,936
1,350
37,150
0
0
0
4,468,803
0
2,320,108
0
0
2,148,465
230
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
4,468,803
0
2,320,108
0
0
2,148,465
230
798,670
0
798,670
798,670
0
798,670
0
34,458,276
0
0
0
34,458,276
△ 767,243
0
△ 767,243
① 受取補助金等
0
0
0
経常外収益計
0
0
0
0
0
0
△ 767,243
0
△ 767,243
0
0
0
0
0
0
0
0
0
△ 767,243
0
△ 767,243
① 基本財産評価損
0
0
0
② 一般正味財産への振替額
指定正味財産期首残高
0
0
0
0
0
0
指定正味財産期末残高
0
0
0
0
0
0
△ 767,243
0
△ 767,243
修
繕
通
信
運
搬
広
告
手
数
保
険
使 用 料 及 び 賃 借
委
託
備
品
購
入
負
担
公
租
公
減
価
償
却
農地利用条件改善事業費
農
地
整
備
事業管理費
職
員
給
職
員
手
退 職 給 付 費
嘱
託
員
報
福
利
厚
生
雑
費
費
料
料
料
料
料
費
金
課
費
費
料
当
用
酬
費
費
引当金繰入額
賞 与 引 当 金 繰 入 額
② 管 理 費
経
常
費
用
計
当 期 経 常 増 減 額
2 経常外増減の部
(1) 経常外収益
(2) 経常外費用
① 固定資産除却損
経常外費用計
当 期 経 常 外 増 減 額
当期一般正味財産増減額
一般正味財産期首残高
一般正味財産期末残高
Ⅱ 指定正味財産増減の部
当期指定正味財産増減額
Ⅲ 正味財産期末残高
―14―
(農地中間管理機構関係)
財 産 目 録
平成27年3月31日現在
( 単位:円 )
貸 借 対 照 表 科 目
場所・物量等
使用目的等
金 額
(流動資産)
現
金
預
金
普 通 預 金 十六銀行ふれあい会館出張所 運転資金として
18,695,209
定 期 預 金
前
払
金
18,695,209
流動資産合計
( 単位:円 )
貸 借 対 照 表 科 目
場所・物量等
使用目的等
金 額
(固定資産)
基
本
財
産
-
特
定
資
産
-
その他固定資産
-
固
定
資
資
産
産
合
合
0
18,695,209
計
計
( 単位:円 )
貸 借 対 照 表 科 目
場所・物量等
使用目的等
金 額
(流 動 負 債)
買
掛
金
未
払
金 3月未払賃金 他
預
り
金
事業で雇用した3月分の未払賃金 他 18,663,782
短 期 借 入 金
流
動
負
債
合
18,663,782
計
(固 定 負 債)
長 期 借 入 金
退職給付引当金
賞 与 引 当 金 職員賞与引当金
固
定
負
債
合
機構職員賞与の支払いに備えたもの
798,670
19,462,452
△ 767,243
計
負
債
合
計
正
味
財
産
798,670
―15―
一般社団法人岐阜県農畜産公社農地中間管理事業評価委員会
平成26年度農地中間管理事業の実施状況に対する評価及び意見
<事業の実施状況に対する評価>
・ 制度初年度に、市町村、農協など関係機関と連携した推進体制が整えられ
たことは評価できる。
・ また、683経営体の受け手が確保されるとともに、939haの貸付け
が実施され、農地の集積・集約化(分散解消)や新規就農者用農地の確保な
どの取組みが各地域で実施されたことは評価できる。
しかしながら、新たな農地集積につながる貸付けが少ないことや、中山間
地域で事業活用が少ないこと、市町村間で事業活用に格差があることは課題
である。
<意見>
〇推進体制について
・ 新たな農地集積を進めるためには、地域に根ざした推進活動が必要であ
り、機構の推進体制の強化が必要である。
・ 市町村等の意識を高め、一層の連携強化を図る必要がある。
〇事業啓発について
・ 出し手への制度の浸透が十分でなく啓発活動の強化が必要である。
なお、口コミによる浸透効果は高く、モデル事例を各地域でつくり横展
開を図る必要がある。
〇事業推進について
・ 農地集積を点ではなく面的に進めることが必要であり、地域における話
合いによる人・農地プランの見直しなどによりまとまった農地の集積を推
進する必要がある。
・ 新たな担い手を育成することが重要であり、新規就農者用農地の確保を
一層推進する必要がある。
・ 水田のみならず、樹園地の荒廃も課題となっている。耕作ができなく
なる樹園地を新規就農者へ斡旋する取組みを推進する必要がある。
・ 中山間地域の受け手がいない地域では、集落営農組織の設立や新規就農
者の育成など担い手づくりを進める必要がある。
・ 担い手の経営効率化につながるよう、分散農地の解消や、畦畔除去・区
画整理などの取組みと一体的に農地集積を推進する必要がある。
〇その他(制度の改善など)
・ 推進目標は、全国画一的に設定するのではなく、地域の実情を踏まえ設
定すべきである。
・ 生産環境が厳しい中山間地域では、農地集積を行う担い手への支援策
を検討する必要がある。
・ 農地利用集積円滑化事業と機構事業を共存させ運用していくことは、利
用する農家にとってもわかりづらいところがある。制度の丁寧な周知とと
もに、その運用にあたっては関係機関の一体感を損ねることがないように
留意が必要である。また、制度の統合等を検討する必要がある。
・ 相続に伴う未登記農地の増加や、零細所有者、不在地主の増加などが権
利移転手続きを行ううえでの支障となっている。農地相続に対応し簡素に
権利移転が行える仕組みの検討が必要である。
―16―