2015年2月の活動報告

NPO法人トキどき応援団2月の報告
2015・3・2
探鳥会 新穂ダム 雪のため中止
清水平定期作業
雪の為、途中で引き返し中止
2月11日の産経新聞全国版に下記の記事が掲載されました。
〝迷鳥〟オオノスリ、37年ぶりに確認
37年ぶりの飛来が確認されたオオノスリ=6日午前、新潟県佐渡市(大山文兄撮影)
渡り鳥の中継、飛来地として知られる新潟県・佐渡島で、中央アジアから東アジア
に生息するタカ科の猛禽類オオノスリ1羽が37年ぶりに確認された。オオノスリは日本で
見ることのできるノスリの仲間では最大で、尾羽の横じま模様が特徴。確認された1羽は若鳥で、迷って佐渡島にたどり着いた
とみられる。野鳥写真家の叶内拓哉さんは「石川県と与那国島では毎年観察されているが、そのほかの地域ではほとんど観
察されたことがない」と話している。
環境省は 19 日、トキの野生復帰計画などを議論する「第8回トキ野生復帰検討会」を佐渡市で開かれました。
① 遺伝的な悪影響が懸念される近親交配で生まれたひなは捕獲しない
② 2020年時点での野生下での生息目標数は 14 年末までの繁殖状況から最低300羽とし、8月ごろに正式決定
する。
③ 今季は最大約 50 組のペアが誕生するとみられ、多くのペアが近接して巣を作る可能性があると説明。
④ ほかのペアの繁殖行動への影響なども考慮して今後、近親交配によるひなは保護しないとした。
⑤ 個体識別用の足輪は可能な限り装着する。
⑥ また、放鳥は 20 年まで従来通り継続する方針。本州への飛来の増加も想定し、モニタリング体制も整える。
環境省は検討会での意見を反映し、16 年以降の工程表を同年2月ごろまでに定める。野生下での生息目標数について
は今季の繁殖状況も踏まえて決める。
検討会の山岸哲座長(兵庫県立コウノトリの郷公園長)は「(個体数ではなく)遺伝的多様性などの質を問う段階に来て
いる」と話し、中国のトキとの遺伝的交流の重要性を指摘した。
環境省によると、13 日現在、野生下には138羽のトキが生息している。
2班にわかれて、其々の施設のガイドの仕方を学びました。多くの方から、ガイドをするにあたっては、
共通の紙芝居的なものがあると活動しやすいという要望が出ていました。
私たちトキどき応援団に関連ある新潟大学大学院自然科学研究科田野井翔子さんが「佐渡島における放鳥トキの
食性解析と餌生物の環境選択性」について発表されました。さすが、長年かけての研究だけあり内容濃くすばらしい
ものでした。