OnePCRTM HotStar Cat No. MB206-0100 Size: 100 反応 (2 X 1.25 ml) 保存:室温で1ヶ月 4℃で6ヶ月 -20℃で1年 輸送温度:4℃ メモ:OnePCRTM HotStar は光に敏感に反応するため遮光保存でお願いいたします。 製品概説 OnePCRTM HotStar は ready-to use タイプの PCR 用混合試薬です。本製品にプライマー・テンプレート・滅菌水を加えて いただくだけで簡単に PCR 反応の準備が完了いたします。本製品は、Hot start Taq DNA ポリメラーゼ・PCR バッファー・ dNTP・ローディングダイ・DNA 蛍光染色試薬を含んだプレミックス試薬となっております。 また、OnePCRTM HotStar は蛍光染色試薬を含んでおり DNA 電気泳動後そのまま、BLooK LED トランスイルミネターや UV トランスイルミネターなどで直接検出していただけます。 OnePCRTM Hotstar に使用されている Hot start Taq DNA ポリメラーゼは、テンプレートに依存しない末端転移酵素活性・ 3 末端へデオキシアデニンの付加・5 −3 エキソヌクレアーゼ活性を有しております。(3 −5 エキソヌクレアーゼ 活性は有しておりません。) 最終的な反応ボリュームのおよそ 50%のプライマー・テンプレートなどを加えるため、OnePCRTM HotStar 混合液は 2X 濃度で調整されております。本製品は、反応ボリューム・50µlで十分に増幅反応が可能になっております。 本製品には酵素活性至適温度外で酵素活性を阻害する抗体を含んでおり、酵素活性は PCR サイクル94℃の初期変性の 後回復し、自動的に Hot start PCR が開始されます。 図 .1a:蛍光色素の蛍光励起スペクトル はじめに 図 .1b:蛍光色素の蛍光スペクトル ➢DNA 染色を必要としません。 ➢PCR 試薬調整のための分注を最小限にいたします。 ➢直接アガロースゲルへ、ローディング後分析していただけます。 ➢高感度 − 臭化エチジウム(EtBr)に比べ、高感度。 ➢迅速さ − PCR 産物の脱色の必要はありません。 ➢広い互換性 − 青色光または、UV トランスイルミネーターどちらでもシグナルを検出いただけます。 ➢高い選択性 − 非特異的な増幅を最小限に抑え、PCR 反応の特異性を大幅に向上させます。 プロトコール OnePCRTM HotStar 標準 PCR プロトコール 1:50µl反応系・ご使用前にアイスラック上の 0.2mlPCRチューブにそれぞれを分注してください。 分注量(µl) OnePCRTM HotStar 25 フォワードプライマー,5 ∼ 10µ ㏖ 1 リバースプライマー , 5 ∼ 10µ ㏖ 1 DNA テンプレート Variable トータル 50 2:軽く撹拌後、必要に応じて遠心をして壁についた反応液を落としてください。 チューブにキャップをしてサーマルサイクラーにセットしてください。 3:サーマルサイクラーは、25 ∼ 35 サイクルで以下の通りで設定してください。(標準プロトコル) Initail Denature 5 分間 94℃ Denature 20 ∼ 40 秒間 94℃ Annealing 1 分間 ご使用のプライマーに合わせた温度 30 サイクル Extension 2 分間 72℃ Final extension 5 分間 72℃ メモ:増幅の最適条件は、ご使用になるサーマルサイクラーやプライマーによって変化いたします。必要に応じて ご使用になるプライマー・テンプレート・サーマルサイクラーに合ったサイクル条件最適化を行ってください。 4:PCR反応終了後、PCR産物を直接電気泳動してください。 5:UVまたは青色光トランスイルミネーター用い、ゲルの観察を行ってください。 メモ:DNAの濃度が4pg 以下の場合、電気泳動の移動度がシフトする場合がございます。この問題が発生した場合は 今一度実験手順を参照していただくか、PCR&ゲル精製キットなどを使用し蛍光色素を除去していただき、 電気泳動後 再度染色操作を Novel Green(LD002-0500) などでしていただくことを推奨いたします。 蛍光色素の除去 1:蛍光色素入りPCR産物に、最終濃度が 100mMになるように塩化ナトリウム溶液を加え 95 ∼ 100%エタノールを 2.5 倍量加えてください。(例:50µl PCR サンプル + 50µl 200mM NaCl + 250µl 95 ∼ 100% エタノール) 2:氷の上で 20 分間インキュベートしてください。 3:4℃で最低10 分間遠心分離してください。 4:上清を除去し、1mlの 70%エタノールで洗浄してください。 5:エタノールを乾燥させ、TEバッファーに溶解してください。 注意 1.本製品御使用時には、白衣・手袋など安全保全製品をご使用ください。 2.本製品は、研究用試薬となります。動物やヒトなどへの治療・検査目的にはご使用いただけません。
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