資料3 医療費の動向について 平成28年3月23日 厚生労働省保険局 医療費の動向 (兆円) 50 国民医療費の対国民所得比 40 10.5% 10.6% 9.8% (参考)総保健医療支出の対GDP比 8.5% 30 7.3% 6.5% 6.1% 4.8% 5.8% 20.6 5.9% 6.2% 8.6% 8.6% 8.9 4.1 (25.4%) (28.8%) 1985 1990 38.6 39.2 8.1% 8.3% 10% 40.1 40.8 7% 6% 療 費 (兆円) 5% 4% 13.3 13.7 14.2 14.5 後期高齢者(老人)医療費 (兆円) 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 3% 2% 1% ※ ( )内は後期高齢者(老人)医療費の国民医療費に占める割合 1995 9% 8% 8.3% (35.6%) 11.2 11.7 11.7 11.7 11.6 11.6 11.3 11.3 11.4 12.0 (34.0%) (34.5%) (34.9%) (35.4%) (33.4%) (37.9%) (36.9%) (36.1%) (35.1%) (34.0%) (33.0%) (32.8%) (37.2%) (37.5%) (33.1%) 5.9 11% 10.1% 10.2% 70歳以上 → 75歳以上 (∼H14.9) (H19.10∼) 12.7 10 12% 11.1% 11.1% 老人医療の対象年齢の引上げ 国民医療費の対GDP比 16.0 8.9% 8.7% 9.6% 9.5% 37.4 8.2% 8.2% 8.2% 36.0 7.9% 8.0% 8.0% 34.8 33.1 33.1 34.1 7.8% 31.0 31.5 32.1 7.6% 7.1% 6.7% 6.6% 6.5% 6.2% 6.3% 6.4% 国 民 医 5.3% 4.6% 0 30.1 31.1 6.8% 27.0 5.9% 20 8.0% 7.6% 7.8% 8.5% 8.8% 9.0% 11.0% 2012 2013 0% 2014 (年度) (実績見込み) (診療報酬改定) 0.2% ▲2.7% ▲1.0% (主な制度改正) ・介護保険制度施行 ・高齢者1割 ・被用者本人 ・高齢者1割負担導入 負担徹底 (2000) (2002) <対前年度伸び率> 国民医療費 後期高齢者(老人)医療費 国民所得 GDP 1985 (S60) 1990 (H2) 1995 (H7) 2000 (H12) 6.1 12.7 4.5 6.6 4.5 ▲1.8 9.3 ▲5.1 7.2 7.2 8.1 8.6 1.1 1.8 2001 (H13) 2002 (H14) 2003 (H15) 3割負担等 (2003) 2004 (H16) 3.2 ▲0.5 1.9 1.8 4.1 0.6 ▲0.7 ▲0.7 1.7 ▲2.2 ▲0.8 0.8 ▲1.8 ▲0.7 1.2 0.8 0.5 0.2 2005 (H17) ▲3.16% ▲0.82% ・現役並み 所得高齢者 3割負担等 (2006) 0.19% 0.004% 0.10% ・未就学児 2割負担 (2008) ・70-74歳 2割負担 (※) (2014) 2006 (H18) 2007 (H19) 2008 (H20) 2009 (H21) 2010 (H22) 2011 (H23) 2012 (H24) 2013 (H25) 2014 (H26) 3.2 ▲0.0 0.6 ▲3.3 3.0 0.1 2.0 1.2 3.4 5.2 3.9 5.9 3.1 4.5 1.6 3.0 2.2 3.6 1.1 0.5 0.8 ▲6.9 ▲3.0 0.8 ▲4.6 ▲3.2 2.4 ▲0.9 1.3 ▲1.3 0.7 0.1 2.9 1.8 1.8 2.3 - 1.1 0.7 注1 国民所得及びGDPは内閣府発表の国民経済計算による。総保健医療支出はOECD諸国の医療費を比較する際に使用される医療費で、予防サービスなども含んでおり、 国民医療費より範囲が広い。2012年のOECD加盟国の医療費の対GDP比の平均は9.3% 注2 2014年度の国民医療費(及び後期高齢者医療費。以下同じ。)は実績見込みである。2014年度分は、2013年度の国民医療費に2014年度の概算医療費の伸び率(上表の斜字体)を 乗じることによって推計している。 ※70-74歳の者の一部負担金割合の予算凍結措置解除(1割→2割)。2014年4月以降新たに70歳に達した者から2割とし、同年3月までに70歳に達した者は1割に据え置く。 (%) 1 医療費の伸び率の要因分解 ○ 近年の医療費の伸び率を要因分解すると、「高齢化」で1.5%前後の伸び率となっている。 ※ 「その他」の要因には、医療の高度化、患者負担の見直し等種々の影響が含まれる。 平成15年度 平成16年度 平成17年度 平成18年度 平成19年度 平成20年度 平成21年度 平成22年度 平成23年度 平成24年度 平成25年度 平成26年度 (2003) 医療費の伸び率 ① 1.9% 診療報酬改定 ② (消費税対応分を除く) (2004) 1.8% (2005) 3.2% -1.0% (2006) -0.0% (2007) 3.0% -3.16% (2008) 2.0% (2009) (2010) 3.4% -0.82% 3.9% (2011) 3.1% 0.19% (2012) 1.6% (2013) 2.2% 0.004% (2014) 1.8% -1.26% 人口増の影響 ③ 0.1% 0.1% 0.1% 0.0% 0.0% -0.1% -0.1% 0.0% -0.2% -0.2% -0.2% -0.2% 高齢化の影響 ④ 1.6% 1.5% 1.8% 1.3% 1.5% 1.3% 1.4% 1.6% 1.2% 1.4% 1.3% 1.2% 診療報酬改定のうち、 ⑤ 消費税対応の影響 その他 (①-②-③-④-⑤) ・医療の高度化 ・患者負担の見直し 等 制度改正 1.36% 0.2% H15.4 被用者本人 3割負担 等 1.2% 1.3% 1.8% H18.10 現役並み 所得高齢者 3割負担 等 1.5% 1.5% 2.2% 2.1% 2.1% 0.4% H20.4 未就学 2割負担 1.1% 0.6% H26.4 70-74歳 2割負担(※) 注1:医療費の伸び率は、平成25年度までは国民医療費の伸び率、平成26年度は概算医療費(審査支払機関で審査した医療費)であり、医療保険と公費負担医療の合計である。 注2:平成26年度の高齢化の影響は、平成25年度の年齢階級別(5歳階級)国民医療費と平成26年度の年齢階級別(5歳階級)人口からの推計である。 注3:「診療報酬改定のうち、消費税対応の影響」とは、消費税率引上げに伴う医療機関等の課税仕入れにかかるコスト増への対応分を指す。 注4:平成26年度における診療報酬改定の改定率は、②と⑤を合計した0.10%であった。 ※70-74歳の者の一部負担金割合の予算凍結措置解除(1割→2割)。平成26年4月以降新たに70歳に達した者から2割とし、同年3月までに70歳に達した者は1割に据え置く。 2 診療種別・医療費の伸びの構造 ○ 診療種別に医療費の伸びを見ると、入院・入院外共に増加。またそのいずれも、10年前と比べ、受診延べ日 数は減少しているが、1日当たり医療費が増加していることにより総医療費が増加している形となっている。 【入院外+調剤】 歯科 +0.2兆円 (+6.9%) 2.5兆円 15.7兆 円 +5.0兆円 (+31.8%) 20.6兆円 1日当たり医療費 1.2万円 20.6兆 円 受診延べ日数 16.8億日 【入院】 3.3万円 15.8兆円 平成15年度 +3.2兆円 (+25.5%) 15.8兆 円 0.9万円 18.1億日 入院 12.6兆 円 H15 15.7兆円 2.7兆円 入院外 +調剤 H25 H25 H15 12.6兆円 2.5万円 平成25年度 5.0億日 出典:「医療費の動向」(厚生労働省) 4.7億日 3 【入院】年齢階級別 1人当たり医療費(平成15年度、平成25年度) ○ 年齢階級別に1人当たり医療費の伸びを見ると、10年前と比べ、1人当たりの入院医療費はどの年齢層で見 ても増加しているが、特に、0∼4歳、75∼84歳の伸び幅が大きい。 【入院】 56.2 56.7 85歳以上 38.9 80 ∼ 84 29.5 75 ∼ 79 41.5 31.7 23.2 23.6 70 ∼ 74 17.2 17.5 65 ∼ 69 12.1 13.4 60 ∼ 64 9.3 9.8 55 ∼ 59 7.4 7.1 50 ∼ 54 5.1 5.3 45 ∼ 49 H15 3.8 4.1 40 ∼ 44 35 ∼ 39 3.2 3.7 30 ∼ 34 3.1 3.5 H25 2.8 2.8 25 ∼ 29 2.3 2.0 20 ∼ 24 15∼19 1.6 1.9 10∼14 1.2 1.7 5∼9 1.6 1.8 5.2 0∼4 0.0 8.3 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0 (万円) 出所:「国民医療費」(厚生労働省) 4 【入院】年齢階級別 三要素(平成15年度、平成25年度) ○ 1人当たり入院医療費を要素別に分解すると、受診率、1件当たり日数はどの年齢層でも減少しているのに対 し、1日当たり医療費はどの年齢層でも増加している。 【入院】 受診率 1日当たり医療費 1件あたり日数 (食事・生活療養を含む) 75∼ 75∼ 75∼ 70∼74 70∼74 70∼74 65∼69 65∼69 65∼69 60∼64 60∼64 60∼64 55∼59 55∼59 55∼59 50∼54 50∼54 50∼54 45∼49 45∼49 45∼49 H15 40∼44 40∼44 H25 35∼39 H15 35∼39 H25 30∼34 25∼29 25∼29 25∼29 20∼24 20∼24 20∼24 15∼19 15∼19 15∼19 10∼14 10∼14 10∼14 5∼9 5∼9 5∼9 0∼4 0∼4 0∼4 0.2 0.4 0.6 0.8 1.0 (件/人) H25 35∼39 30∼34 0.0 H15 40∼44 30∼34 0.0 5.0 10.0 15.0 20.0 25.0 0 20,000 (日) 40,000 60,000 80,000 (円) 出所:「医療保険に関する基礎資料」(厚生労働省保険局) 注:「受診率」とは、1年間における、1人当たりのレセプト枚数(患者が医療機関を利用した総月数)を指す。 「1件当たり日数」とは、レセプト1枚あたりの医療機関を利用した日数を指す。 5 【入院外】年齢階級別 1人当たり医療費(平成15年度、平成25年度) ○ 1人当たり入院外医療費の伸びを見ると、80歳以上の高齢者の1人当たり医療費の伸びが特に大きい。 【入院外】(調剤医療費を含む) 33.8 85歳以上 40.3 37.9 80 ∼ 84 37.5 75 ∼ 79 44.0 40.2 33.3 34.0 70 ∼ 74 24.5 25.9 65 ∼ 69 18.3 60 ∼ 64 13.8 55 ∼ 59 11.0 50 ∼ 54 8.5 45 ∼ 49 6.8 40 ∼ 44 6.0 35 ∼ 39 30 ∼ 34 5.5 25 ∼ 29 4.6 5.6 20 ∼ 24 3.9 4.4 15∼19 3.8 4.3 4.9 10∼14 10.6 H15 H25 6.5 6.3 8.7 11.1 5.0 13.1 8.6 0∼4 0.0 16.2 7.4 6.6 5∼9 20.5 10.0 13.7 15.0 20.0 25.0 30.0 35.0 40.0 45.0 50.0(万円) 出所:「国民医療費」(厚生労働省) 6 【入院外】年齢階級別 三要素(平成15年度、平成25年度) ○ 1人当たり入院外医療費を要素別に分解すると、受診率については若年者層で増加している一方、高齢者では 減少傾向にある。1件当たり日数はどの年齢で見ても減少、1日当たり医療費はどの年齢で見ても増加している。 【入院外】 受診率 1日当たり医療費 1件あたり日数 (調剤を含む) 75∼ 75∼ 75∼ 70∼74 70∼74 70∼74 65∼69 65∼69 65∼69 60∼64 60∼64 60∼64 55∼59 55∼59 55∼59 50∼54 50∼54 50∼54 45∼49 45∼49 H15 40∼44 H25 35∼39 45∼49 40∼44 H15 35∼39 H25 30∼34 30∼34 25∼29 25∼29 25∼29 20∼24 20∼24 20∼24 15∼19 15∼19 15∼19 10∼14 10∼14 10∼14 5∼9 5∼9 5∼9 0∼4 0∼4 0∼4 5.0 10.0 15.0 20.0 (件/人) 0.0 1.0 2.0 H25 35∼39 30∼34 0.0 H15 40∼44 3.0 (日) 0 5,000 10,000 15,000 (円) 出所:「医療保険に関する基礎資料」(厚生労働省保険局) 注:「受診率」とは、1年間における、1人当たりのレセプト枚数(患者が医療機関を利用した総月数)を指す。 「1件当たり日数」とは、レセプト1枚あたりの医療機関を利用した日数を指す。 7 薬価収載日からの期間別調剤医療費(薬剤費)の動向 (薬価単位使用量) ○ 近年の調剤医療費に占める薬剤の使用量の動向を見ると、後発品の使用量がかなり増加している一方で、近 年では収載されてから期間の短い薬の使用量がそれほど多くなっていない。 (百万単位) 120,000 80,000 60,000 40,000 2,926 7,366 4,562 4,539 3,130 1,763 3,071 2,541 3,413 3,964 38,167 533 2,802 6,767 8,062 7,502 7,801 4,735 4,009 3,034 2,801 7,515 4,596 3,765 2,876 3,221 8,943 6,283 8,531 8,146 7,513 4,603 4,408 3,171 3,066 1,731 2,339 3,158 7,710 4,718 4,271 3,229 3,042 1,709 2,347 7,755 4,703 4,115 3,065 2,862 1,680 34,356 35,337 17,441 21,174 23,089 27,233 2009 2010 2011 2012 20,000 1年以上∼2年未満 2年以上∼3年未満 3年以上∼4年未満 4年以上∼5年未満 5年以上∼6年未満 6年以上∼7年未満 7年以上∼8年未満 33,895 35,703 1年未満 8年以上∼9年未満 9年以上∼10年未満 10年以上 35,247 後発品 30,552 2013 100,000 1,281 675 1,275 2,182 4,043 7,222 463 1,600 3,536 7,343 37,545 2014 0 出典:「薬価収載日からの期間別にみた薬剤費の動向」(厚生労働省保険局、平成27年9月) 8 薬価収載日からの期間別調剤医療費(薬剤費)の動向 ○ 使用量ではなく薬剤費で見た場合には、収載されてから期間の短い薬は比較的単価が高いため、薬剤費に占 める比率は相対的に高くなっている。 (億円) 60,000 921 50,000 1,726 3,871 5,087 3,139 4,051 4,410 3,855 3,074 3,188 2,773 2,756 1,340 1,493 2,710 3,269 3,626 2,654 2,712 1,197 1,338 2,394 1年未満 1年以上∼2年未満 2年以上∼3年未満 3年以上∼4年未満 4年以上∼5年未満 5年以上∼6年未満 4,813 6年以上∼7年未満 4,558 8年以上∼9年未満 2,974 3,217 2,380 9年以上∼10年未満 4,644 3,524 2,720 2,699 1,197 1,371 3,054 3,362 2,501 2,353 1,121 3,086 3,375 2,534 2,318 14,753 13,670 13,421 12,812 13,558 13,205 2,964 3,600 4,185 4,958 5,999 7,194 2014 4,455 2013 0 5,046 6,200 5,072 4,568 2012 10,000 6,183 2011 20,000 5,407 2010 30,000 4,496 1,301 1,672 2,581 3,957 2009 40,000 1,920 466 2,288 644 1,708 3,342 出典:「薬価収載日からの期間別にみた薬剤費の動向」(厚生労働省保険局、平成27年9月) 7年以上∼8年未満 10年以上 後発品 9 (参考)薬価収載日からの期間別統計について ・ 平成21年4月以降の調剤レセプトについて、薬剤の使用量と薬剤料を薬価収載日からの期間別に集計したもの。 後発品は、収載日に因らず後発品として集計している。 ・ 薬価収載日からの期間は、薬価収載の日が属する月を1ヶ月目としてカウントしており、各集計月においての収載 日からの期間別統計としている。薬価収載日から12ヶ月目までの医薬品を1年未満、24ヶ月目までを2年未満とし ており、対象となる各月で薬価収載日からの期間が異なっている。 ・ 「10年以上」には、薬価収載から10年以上経過した新薬の他、局方品、生薬・漢方製剤、生物製剤(ワクチン、血 液製剤)等が含まれている。 ・ データの不突合等により、薬価収載日が不明で集計できないデータがある。また、過去のデータでデータベースに 収載日が記載されていない場合があるが、収載日が不明なものについては、収載日からの期間は10年以上として 集計している。 ● 調剤医療費の全数と電算処理分の比較 平成20年度 全数 電算処理分 電算化率 (%) 平成21年度 平成22年度 平成23年度 平成24年度 平成25年度 平成26年度 枚数(万枚) 72,008 73,056 76,169 77,851 78,986 79,430 80,831 調剤医療費 (億円) 54,402 58,695 60,822 65,601 66,431 70,380 71,987 枚数(万枚) 65,638 72,345 75,636 77,289 78,452 78,958 80,359 調剤医療費 (億円) 49,630 58,124 60,389 65,133 65,902 69,933 71,515 枚数 91.2 99.0 99.3 99.3 99.3 99.4 99.4 調剤医療費 91.2 99.0 99.3 99.3 99.2 99.4 99.3 平成22年度 平成23年度 平成24年度 平成25年度 平成26年度 ● 電算処理分の薬剤費と本集計における薬剤費等の比較 平成21年度 電算処理分 43,487 44,376 48,590 48,771 52,444 53,711 集計対象 43,453 44,338 48,538 48,683 52,340 53,660 集計対象 92,883 97,684 101,548 105,365 109,184 113,093 薬剤費(億円) 薬価単位使用量 (百万単位) 10 都道府県別年齢調整後1人当たり医療費 (市町村国民健康保険+後期高齢者医療制度) ○ 都道府県別の1人当たり医療費を高齢化の違い等を除いた形(※)で比較すると、最も高い県と低い県 とでは15万円以上の差がある。 ※ 各都道府県の年齢階級別1人当たり医療費と、全国の年齢構成とで計算した仮想的な1人当たり医療費。 (千円) 700 合計 歯科 入院外+調剤 604 600 31 584 580 580 580 23 25 26 26 569 567 561 558 556 553 550 31 20 24 22 入院 547 545 541 35 23 26 20 27 21 500 264249 260266260 400 248 287 254252 272 250255231 270 534 527 523 515 512 507 500 27 26 全国平均 50.1万円 494 492 492 492 492 488 487 29 22 22 22 20 473 473 472 472 471 464 464 463 460 460 459 24 23 29 24 26 28 20 452 451 448 448 443 440 438 23 26 22 22 28 23 22 23 26 23 19 23 22 22 21 21 26 25 246 256255 264246249242237234 241 261 251247 228 259 253251246243253237229241238238246 300 233239239229 243230227 200 309311295 288294 251 100 298282285 248 280269296 248 274 250246 230247241242243237229 202216219201 239 197197204207190204213199196199195195191187197179183187 福岡県 高知県 長崎県 佐賀県 北海道 広島県 鹿児島県 山口県 大分県 大阪府 熊本県 徳島県 沖縄県 香川県 石川県 岡山県 京都府 兵庫県 島根県 愛媛県 宮崎県 福井県 鳥取県 滋賀県 東京都 和歌山県 奈良県 愛知県 富山県 宮城県 岐阜県 福島県 秋田県 神奈川県 山形県 群馬県 三重県 埼玉県 山梨県 青森県 岩手県 栃木県 茨城県 長野県 静岡県 千葉県 新潟県 0 11 都道府県別年齢調整後1人当たり医療費の全国平均との差① (市町村国民健康保険+後期高齢者医療制度) ○ 1人当たり医療費(年齢調整後)の全国平均との差を見ると、入院と入院外とでは概ね同じ傾向が見ら れる都道府県が多いが、一部入院と外来とで全国と比べた傾向が違う県もある。 (千円) 120 100 5 13 歯科 80 10 16 入院 5 60 40 入院外+調剤 9 3 1 9 36 84 86 70 63 73 69 57 60 1 4 22 55 20 26 0 ‐20 ‐40 ‐60 ‐1 ‐3 ‐1 0 0 1 71 49 44 23 ‐3 ‐2 ‐4 ‐6 19 23 ‐1 ‐3 ‐19 ‐6 ‐5 ‐5 1 5 0 5 3 26 21 14 22 5 16 17 18 12 3 10 2 14 9 2 4 3 0 2 1 ‐4 ‐2 ‐6 ‐4 ‐8 ‐9 ‐10 ‐12 ‐4 ‐14 0 ‐24 ‐23 ‐4 ‐17 ‐3 ‐23 ‐2 ‐3 ‐21 ‐18 ‐21 ‐26 ‐26 ‐28 ‐ 28 ‐28 ‐30 ‐30 ‐34 ‐28 ‐6 ‐2 ‐35 ‐38 ‐38 ‐8 ‐46 ‐41 ‐21 ‐4 ‐6 ‐3 0 ‐4 ‐4 ‐14 ‐9 ‐12 ‐5 ‐3 ‐4 ‐3 ‐12 0 ‐3 ‐7 ‐17 ‐11 ‐12 ‐21 ‐2 ‐4 ‐4 ‐5 ‐8 ‐23 ‐20 ‐4 0 ‐1 福岡県 高知県 長崎県 佐賀県 北海道 広島県 鹿児島県 山口県 大分県 大阪府 熊本県 徳島県 沖縄県 香川県 石川県 岡山県 京都府 兵庫県 島根県 愛媛県 宮崎県 福井県 鳥取県 滋賀県 東京都 和歌山県 奈良県 愛知県 富山県 宮城県 岐阜県 福島県 秋田県 神奈川県 山形県 群馬県 三重県 埼玉県 山梨県 青森県 岩手県 栃木県 茨城県 長野県 静岡県 千葉県 新潟県 ‐80 12 都道府県別年齢調整後1人当たり医療費の全国平均との差② (市町村国民健康保険+後期高齢者医療制度) ○ 1人当たり医療費の差に占める寄与度を年齢別に見ると、75∼84歳の医療費が与える影響が大きく なっている。 (千円) 120 100 27 80 25 20 14 19 60 11 37 23 28 27 40 19 0 24 16 12 12 16 75∼84歳 20 13 3 6 17 14 15 65∼74歳 2 14 10 7 4 11 8 3 8 5 11 9 7 13 10 25 25 23 23 18 19 19 16 15 12 15 14 14 14 13 13 10 7 5 2 ‐1 ‐2 2 ‐6 24 20 23 85歳以上 16 16 18 20 16 15 9 10 25 ‐8 ‐20 ‐40 ‐60 0∼64歳 18 11 1 3 9 ‐1 2 7 ‐3 ‐1 14 1 8 5 5 7 5 7 4 ‐1 1 0 0 ‐3 ‐3 ‐1 ‐1 ‐2 ‐2 ‐2 ‐2 ‐2 ‐2 ‐4 ‐7 ‐4 ‐4 ‐5 ‐5 ‐3 ‐4 ‐2 ‐5 ‐8 ‐3 ‐9 ‐11 ‐7 ‐11 ‐10 ‐7 ‐7 0 ‐8 ‐6 ‐4 ‐4 ‐12 ‐4 ‐11 ‐4 0 ‐2 ‐8 ‐4 ‐4 ‐14‐13‐10‐17‐17 ‐9 ‐7 ‐9 ‐9 ‐11‐12 0 ‐21 ‐15‐12 ‐19 ‐15 ‐8 ‐15 ‐27‐19 ‐21 ‐16 ‐9 ‐12‐11 ‐22 ‐28 ‐14‐17 ‐4 ‐21 ‐16‐13 ‐18 ‐17‐10 ‐14 ‐5 ‐21 ‐15‐15‐17 ‐21 ‐17 ‐22 ‐13 福岡県 高知県 長崎県 佐賀県 北海道 広島県 鹿児島県 山口県 大分県 大阪府 熊本県 徳島県 沖縄県 香川県 石川県 岡山県 京都府 兵庫県 島根県 愛媛県 宮崎県 福井県 鳥取県 滋賀県 東京都 和歌山県 奈良県 愛知県 富山県 宮城県 岐阜県 福島県 秋田県 神奈川県 山形県 群馬県 三重県 埼玉県 山梨県 青森県 岩手県 栃木県 茨城県 長野県 静岡県 千葉県 新潟県 ‐80 13 【入院】都道府県別年齢調整後1人当たり医療費の全国平均との差 (市町村国民健康保険+後期高齢者医療制度) ○ 入院医療費の全国平均との差(年齢調整後)を主な傷病別に見ると、「循環器系の疾患」「精神及び行 動の障害」「神経系の疾患」などの寄与が大きい。 (千円) 100 80 60 40 その他 損傷,中毒及びその他の外因の影響 筋骨格系及び結合組織の疾患 呼吸器系の疾患 循環器系の疾患 神経系の疾患 精神及び行動の障害 内分泌,栄養及び代謝疾患 新生物 20 0 ‐20 ‐40 ‐60 高知県 福岡県 鹿児島県 沖縄県 長崎県 北海道 佐賀県 大分県 山口県 熊本県 石川県 徳島県 広島県 岡山県 大阪府 香川県 島根県 京都府 福井県 宮崎県 愛媛県 富山県 鳥取県 兵庫県 滋賀県 奈良県 和歌山県 群馬県 秋田県 山形県 福島県 東京都 愛知県 三重県 山梨県 長野県 宮城県 岐阜県 埼玉県 岩手県 青森県 栃木県 神奈川県 茨城県 新潟県 千葉県 静岡県 ‐80 14 今後の分析について ○ 今後の分析については、以下のようなものが考えられる。 (1) 医療費の「その他」を要因とする伸びの分析 医療費の伸びのうち、高齢化などの人口要因や、診療報酬改定などによる 影響を取り除いた「その他」の部分について、より詳細にその原因を分析、検 証する。その際、次の要素等に着目して、分析を行うこととする。 ・ 1日当たり費用等の変化 ・ 受診動向の変化 ・ 後発医薬品の促進 (2) 地域差のより詳細な検証 医療の地域差についてさらに検証を進めると共に、一時点のみではなくいく つかの時点で見た場合の伸びの違いとその要因等を分析する。 15
© Copyright 2024 ExpyDoc