﹄hu ヲ同勾トてl lC C 五 発 ' 日 イ 丁 czワ ﹀ ゴozccmO穴問Z) 0520zm問﹀宍J リ 3 ヱ O 月 、 循環を阻むもの、進めるもの : 6 ボ久ト大量生産時代の住まい富山哲男 :::m 住まいのまわbの物質循環下回吉之:::詑 ,,, 2 資源循環型リサイクル推進の困難さ菊池雅史:::弱 資 源 循 環 欧 州 事 情 小 林 均 :::却 、 ︿すまいのテクノロジー﹀持 続 可 能 な 本 格 的 建 築 構 法 唱 団 一 員 : : : 印 ︿私の十丸まいろん v 急がれる環境教育一崎明説得制相似鋭凱窃中原秀祖 , -M - 〆大 塚 直 (鮮明絞桝)+野沢正光 豪 華 + 片桐知己(55u郡川河) 司会1野減智也 (嶋一綜学) 焦 A点 ﹀ 住まいの資源循環と私たち・・・・・・4 ︿ 風 紋 ﹀ 異形の屋内穀倉群 MM・川渋川ドコ族藤井明・ 特集日住まいの資源循環 、 年 o 夏 号亘書号) " . / 。 、 豆 より 。 V 九 九 九 住宅. ~ F 廿1 炉~ O Z Z O 己 U コ ト~ Z 一町1 メルlン ・ポドコ族の飢鍾と襲撃に備えた住まい││︿ 風 紋 、 コ フ 己 1 9 9 9 。 季 刊- 、司 、 部品・構法位変遷に関する本加藤雅久:町 ︿図密室だより v 民境に享えられ、環按争享える 三井所清史::;印 . 考察 住まいしつく'りのための 一 一 ひろば:::回住総研ニュトズレタ!・:印編集後記 ;::印 、, 目 次 究 / 総 l込 ー 4 正 ウ3 、 研 J 。、 L 財 団 ヌ ' ' . J . ( 財、 号 団 法 、 、 3、 916-0671 ISSN 0 人 r u 写 ニ左右/女の領域に林立する夫人の寝室 { 入口の聞いて いるもの)と穀倉。下/ コンバウン ドの外税。おい石積みの 殴いの 中にFl錐形の箪砕き屋根がいくつも見える。 カメル l ン北西部のマンタラ山地は、ナイジェリア高地に速なる丘陵地である。 この a t 戸 以上//飢餓に附加えて取締のんヘを付印した殺計 3在ド//主人の 械の内町山、何刊を,枚・説べただけのベソドが沢かれている。 m 地域は、ト日米、砂漢の民と遊牧民、それに農耕民との開で抗争が絶えず、また近附一には 奴隷狩りが蟻んで、侵略と略奪の挺史を繰り返してきた。マンダラ山地には約二三の部 族が住んでいるが、彼らはいずれも自衛のためにあえて山間地に屑を構えている。その ひとつにボドコ伎がある。 彼らは山間の綬傾斜地に棚同をつくり、モロコシや立を裁山治しているが、その陀居形 式はコンバウンドである。遠望すると、一円川く柏まれた行の囲いの向こうにいくつもの円 錐形の草葺き屋根が見え隠れするだけだが、その内部には巧妙な防御の仕砕けが組み込 まれている。 コンバウンドの入口の脇にあるのはアニミズムの宗教行事を仇り行なうための部局で、 内部にはたくさんの瓢筑が転がっている。人口を守る位置にあるのが主人の棟で、中に は一千板や万.枚並べたベザドが置いてある。今はこの悼の脇を通って奥に行けるが、かつ パ う て は 男 の 棟 を 通 過 し な い と 行 け な い よ う に な っ て い た ら し く 、 援 に 入μ の開μを 塞 い だ 跡が残っている。%の怖に続くのが m 力の領域と女の領域を結ぶ結合附となる部民である。 庶 筏 が 五 mと 大 き い 様 で あ る が 、 そ の 内 部 に 主 人 の 殺 合 が 一 つ 内 包 さ れ て い る 。 そ の 奥 の 段下がった部分が女の節域で、開き取りによると、夫人が間人いて、それぞれが寝 宗と尉一段と殺なを持っているとのことである。而F Hい の は 殺 合 の 形 で 、 切 石 の 上 向 の 上 に土砂川を情状に積み上げて、高さが三 m余 り の 巨 大 な 潔 を 形 成 し て い る 。 足 元 が 狭 く 上 にいくにしたがって次第に迫り出していて安定性に欠けるが、この形は表出を滑らかに 仕上げていることから推察すると、たぶん鼠のす一口を防ぐためのものであろう。迫り出し の部分が幾筋かの段状になっていて、ぞれがデザイン的なアクセントになっている。殺 合の関口はいけ川さがa--Emく ら い の 所 に あ り 、 そ こ に は Y字 形 の 九 太 の 悌 PTで 昇 る 。 殺 A の内部にも同様の綿子があり、それを伝って衰の中に降りるという。殺なのいくつか れ は開什部に素地きの瓶が七で設け込められていて、完全に封印されている。これらは飢 餓の際の非常用の食料として備蓄しているものである。関口が兵隊な位置にあるのは、 他民族に襲時下された際の防備の構えの一つであろう。 MU) たの領域を囲む石慣は隙間が多く、外のたや風をほどよく通すフfルターになってい る。開品(形な殺合が林立する空間にはシュ l ルな雰冊気が立ちこめている。 (ふじい・あきら//ぃ氷点大や生必校術併究所殺 荻窪小屋 絡会開 夫人の号室 2 Z 努 主人の筆宣言き 5 突入のぎ宝苦言 ド亡、議五ノ盛時;毎夏 友 金 し643塾 協 事 官 / 見 事 d 住宅をつくり、使い、解体すること。マクロのマテリアル@フ口lの中でそれが何をなしうるか。 このようなハウスメーカーの行為は極端な例であると思いたい。ではある て替え住宅の施主が締結する形をとる例が少なからずあるからである文献ー 企業人としてのベクトルを一致させ、情熱を燃やしてつくり上げたのであろ はまさに反対のベクトルを持った政策である。にもかかわらず、その矛痛が が、﹁現場から解体材がなくなればそれでよく、その解体材が何処に行くか す ま い ろ ん ⋮ 九 九 八 年 冬 号 の 特 集 ﹁ 住 宅 市 場 の ゆ く えl 拡大神話の終罵﹂ 鋭利に露註することもなく、しかも、その両政策のはざまで何ら有効な施策 は、自分の仕事ではない﹂という感覚は、住宅づくりに携わる人びとの多く うと、好意的には考えたい。しかし、企業としてのトータルな行為は、﹁自己 を打ち引ないところに、へ Iけのこの川の山本状川と出述が象徴されている﹂。 が持っているように思う。そういう意味では、我々一人ひとりが五十歩百歩 が 編 ま れ た の は 、 一 九 九 七 年 末 の COP3京都会議(第一一一同気候変動枠組条 これは、事態が好転することを胤つてのコメントであった。だが、残念な のことを知らず知らずのうちにしている。不法投棄される建設廃棄物のうち、 矛腐﹂というよりは﹁欺鵬﹂という表現を使ってもよいものであろう。という がら、現実はむしろ悪化の方向に向かっているといわざるを得ない。筆者は、 重量比率で約四二%を木屑が占めている(平成七年度厚生省調査)ことは、不法投 のコーナーで、次のように指摘した。﹁二酸化炭素排出削減と、住宅新築奨励 そのことを象徴するような光景に出会った。近隣の住宅二棟が相次いで、わ 楽建設廃棄物の﹁主役﹂が戸建て住宅の解体材であることの何よりの証左で 約締約国会議)の直前であった。特集の企画者として筆者は、この﹁焦点﹂ ずかニ日で忽然と姿を消したのである。既存住宅を一気に機械解体し、現場 ある。 棄や野焼きを生む原田そのものである。空しいことに、それらの建て抗日え現 はまず無いといってよい。言い換えれば、﹁ミンチ解体﹂は、解体材の不法投 宅ロ l ン負担のみならず、資源の大量消費・廃棄がもたらす問題によって、 建て替えである。経済の破綻を回避するための住宅新築奨励が、購入者の住 今、政策的に奨励されている住宅新築の約半分は、既存住宅の解体を伴う lo で何も仕分けをせずに混合解体材廃棄物を排出する、いわゆる﹁ミンチ解体﹂ のは、ハウスメi カi が 契 約 上 は 解 体 工 事 に 直 接 か か わ ら ず 、 解 体 業 者 と 建 のなせる業であった。こういった混合解体廃棄物を引き受ける中間処理施設 場では、か環境にやさしい長寿命住宅々という趣旨のハウスメi カi の宣伝看 将来の世代の生活を脅かすことになったとしたら、我々の佐代の近視眼的ビ 山さなくてはならない。ドイツでは、﹁循環経済および廃棄物法﹂を一九九四 ﹁デワノカミ﹂にはなりたくないが、やはりここは外国の例を引きあいに へイビアは、子々孫々に怨嵯を浴ぴ続けることになる。 板が掲げられ、新築工事が着々と進んでいる。 このことは、﹁環境にやさしい﹂と楳梼することの危うさを物語っている。ハ ウスメーカー社内の分業性が徹底していることも事実だから、そのメーカー で長寿命住宅を開発した人ぴとは、一市民・一生活者としてのベクトルと、 の か ? そして、 そ れ は 、 住 宅 の つ く り 方 ( モ ノ と し て の 成 り 立 ち と プ ロ セ こういった視座を得るため、本特集では、建築とは異なる領域の方がたに、 年に制定し、一九九六年一 O 月 に 施 行 し た 。 こ の 法 律 は 、 社 会 経 済 構 造 を 使 多くの論稿をお願いすることになった。読み手の方がたからみれば耳に痛い ス)や、使い方・住まい方のどこに起因しているのだろうか? 費負担日経済沈滞﹂という思考方式から脱却して、﹁モノをまわす﹂ことで経 い捨て型から循環型に転換させることを自的としたもので、﹁環境問題への経 しないと経済振興できない、という思考的陥路に追い詰められている日本と 済振興を図ろうとする発想の転換がその根底にある。﹁モノを捻てる﹂ことを ンケージ(つながり)を持つことで成立している。今なお政策和一当者の思考 と、モノ(製品・廃棄物)やサービス・情報のやりとりを通じて、種々のリ 住 宅 と い う も の は 、 我 々 が ﹁ 建 築 ﹂ と 線 引 き し て い る 領 域 の 外 の セ ク タi の仕組みが住宅の世界に持ち込めないものかと考えれば、住宅部品の長期レ うに、製品を貿うというよりは、機能を借りているという見方ができる。こ 結局そのカメラ本体はぐるぐる陥っていて、本特集で高山折口問力が指摘するよ たとえば、レンズ付きフィルムは、現像焼き付けの過程で製造者に一民され、 取り組まなければならない課題が多くちリばめられているはずである。 指摘があるかもしれない。しかし、そこには我々が参加できるアナロジーや、 を支配しているケインジアン経済理論では、このリンケージの数が多いこと ンタルなどの新しい発想が沸いてくるはずである。 は一八O度異なっているといってよい。 こそが、住宅建設の経済刺激効果の根拠である。しかし、このことは同時に、 住宅をつくり、使い、そして解体するということは、一国・一地域全体の させるであろう。 知ることは、﹁分解可能な﹂住宅が、明日の設計パラダイムとなることを認識 いう原別が包括的に適用されていくことが世界の大勢となりつつあることを また、﹁製造者の責任が、自らのつくる製品の会ライフサイクルに及ぶ﹂と マクロのマテリアル・フローのなかでの一プロセスである。にもかかわらず、 住宅建設は多様な環境負荷を直接・間接に誘引することも促している。 住宅づくりに関わる人は、住宅・建築の世界はココマデと勝手に境界ライン さらに、 生活者として、 ゴ ミ の 分 別 収 集 に 協 力 し 、 粗 大 ゴ ミ の 処 理 に は 費 用を負担することを受け入れているにもかかわらず、もっと大きな﹁ゴ、、乙 を引いて思考を巡らしてはいまいか?繰り返しになるが、こうした思考方 式をとっているかぎり、解体材に対する後ろ向きの態度は決して変わること で あ る 住 宅 と な る と 、 フ リ ! ラ イ ダl的 行 動 に 捕 る 矛 盾 や 、 企 業 な ど 生 単 組 織の一口氏となると生活者と逆のベクトルの行動をとる矛盾は、ひろい意味で はあるまい。 我々がなすべきことは、閉じた枇界のなかで、環境配慮のパフォーマンス 種々の問題が絡み合った現症の閉塞状況を切り開くには、住宅づくりに の環境教育の必要性も浮かび上がらせる。 テムであるという事実を再認識し、マクロシステムのパフォーマンス改善の かかわる人ぴとが、マクロシステムのなかでの自らの立場を見つめ直すこと を競い合うことではない。住宅・建築がマクロシステムのなかの一サブシス ために、住宅・建築が何をなしうるかを探求していくことである。こういっ で新たな思考回路を開き、生活者としてのベクトルと組織・職能のベクトル 文献1 るリサイクル相会の構築と環境産業の梢築を臼指して現大成出版社、一九九八年。 処 築 解 体 廃 業 物 対 策 研 究 会 可 解 体 ・ リ サ イ ク ル 制 度 研 究 会 報 告i 自 律 と 述 携 に よ 好城知川也/氷点大中大学院仁中系叫川先制約(社会基撚仁川ア専攻)助教同日、本芯編集委託。 とを切に期待したい。(文小紋祢州市) を整合させていくことが肝要である。本特集が、そのきっかけを提供するこ た問題意識に基づいて、本号の特集﹁すまいの資源措環﹂は企附された。 住宅を新築するということは、そのマテリアルフローの川上では、部品・ 建 材 の 生 産 ・ 輸 送 を 通 じ て 、 ど の よ う な 資 源 採 取 と エ ネ ル ギi使 用 を 促 す の であろうか?また、住宅を除却すると、その解体材は、どのようにマテリ アルフロ l の 川 下 に 流 れ て い く の で あ ろ う か ? 言 い 換 え れ ば 、 我 々 の 住 ま いのまわりで資源がどのように巡り巡っているのか、あるいは巡っていない 金 格 おおつか・ただし 学内院大小川山中部校同日。市恥し以大円 j法令部卒業、同大小法山 坤助T、 rfzd 円1刊行院大小法学郎助紋佼を経て九三年から引職。その山にカリフォ aH 大山一ー大山 γ続法山下政治学研究利品川、小 ルニア大パf芥日研究民、十米 小 点八間以山叫議議九五兆楽物部会山 J門委日以を務める。 片網 かたきり・ともき J d HA ? テ リ ア ル 州 以 成 け リ サ イ ク ル 事 業 セ ン タ リ サ イ ク ル 技 術t ⋮詫 九七一一午、一)一"品司令 M 長 。 同州何人刻、非鉄全日同制点造、泌外プロジェク トを経て、九一一年、成段技術開発、九例年、段取事業開発、九五年、 '本屯リサイクル附充、九八年より現職。 己 の,さわ・まさみつ ﹁循環を阻むもの、進めるものへこれは、すばり住宅がと F mて一んじ川司、料引沢正光山叫築仁川山を設山一、川叫ん引に王るロ﹁川口川 山川をM 上ハ八日病院﹂で行エ、不ルギi処祭賞建設大川口、山刊じ刊州内 J会食、第一一川 病院建築引を交針。川叫ん化、日本山叫築 私協会段脱却九五委川口長、 O M 阿 A 別 品川初必川、仲間一点M '忙し八予非北一山川川 究所辺川口い委久、日本大り下川町仁川下部非' υ' 講州仰なども務める。 F部位築制竹字菜、大山総築設計事務所効 住 築 家 。 氷 点 ぷ 術 大 マ 美 術u 光 のようにしたらリサイクルし、その資源が使われていくかと いうことです。 議翻麗かもみた住宅りすイタ防御 大塚産 建設し民棄物のリサイクルの法制化が進んでいます。あり得る方向としてど ういうものが考えられるのか、お話ししたいと思います。 建設廃棄物のリサイクルの現状 建設廃棄物のリサイクルの現状はどうなっているか。 簡 単 に い う ずか三日の間に姿がなくなっていました。たぶん日本の市街 ので 吋がなくてもできる、だれでも参入でき、行政によるチェックがなされない いいかげんな形での解体が行なわれる土境、京地がある。 地でよくある光景だろうと思います。そこに新しく建つ住宅 一戸建て住宅の解体の多くは五O O万 円 以 下 で な さ れ る か ら 、 特 に 建 設 業 の 許 の建築確認とか山一川了検査のような仕組みが、解体についてはない。そのうえ、 第三に、解体工事が行政によってチェックされていないこと。建築基準法 うとするので、ミンチ解体されるという構造になっている。 れが下詰業者に阿っていかず、当然のことながら、非常に安い形で解体しよ か適正なコストが払われない。一冗請業者がある程度のお金をもらっても、そ と、﹁解体なんかにどうしてお金をかけなくてはいけないんだ﹂と、なかな 第二に、解体のコストが適正に支払われていないこと。発注者にしてみる 理のしょうがなく明め立てることになる。 方合わさると最も混合廃棄物になりやすく、そうなってしまうと、あとは処 すが、分別しないために、有効活刑されない。ミンチ解体と不適正処理が両 第一に、混合廃棄物が大量に発生している。分別すれば資源になるわけで 三つの問題があります。 最 初J 産 知 正 私の家の近くで二軒の家を建て替える看板が出ていて、わ と 大 義 援 野 沢 特集鯵住まいの資源循環 は、﹁一 O O年の寿命をもった、たいへん環境にや注しい住宅 をつくっている﹂というキャッチフレーズで売り出注れてい るハウスメーカーのものです。とても考えさせられます。 住宅を解体したあとのリサイクルは、大変寂しい状況です。 リサイクル立法化における四つの諜題 これに対して、住宅リサイクルの立法化に関して、四つの課題が指摘でき ①﹁解体・リサイクル・処理コストをいったいだれが払うべきか﹂という問 ます。 ムの、主旨ですが、この問題に取り組んでみますと、建築自分野 それを正僚から取り上げようというのが-}のミニシンポジウ のなかだけでやっていても解けない問題であるということが と 考 え ら れ る わ け で す が 、 し か し 、 こ の 発 注 者 と い う の は 、 リ ピ ー タi で あ 発注者(排出者)が解体・リサイクル・処理コストを払うのが最も適当だ いことになる。 題。解体業者に払わせることにすると、結局きちんとした解体が行なわれな よくわかってきました。建築は、他産業でつくられた素材を 使って、それを組み合わせてつくっているわけで、壊すとき る場合と、一回限りの一般の人の場合とがあるわけで、それを同じように扱 も他の産業に送るような形をとる。しかも、その流れを制御 しているのは、現実にある制度や社会の仕組みです。外の世 ﹁基本的には発注者が負うべきだ﹂という考え方が出されています。 すが、日本建築センターで開催された解体・リサイクル制度研究会では、 そうすると、元請業者のほ、つがいいのではないか、という議論もあるので っていいのか、という問題もある。 界とのリンケージ、建築に関する営みを結び直す以外、この 問題は解けない。そこでこのミニシンポジウムでは、建築以 外の可分野からパネリストをお迎えしました。 学習院大学の大塚庭先生は、環境、リサイクルに関する法 (仮称)の要綱を検討するメンバーでもいらっしゃったので、 制度について研究されておられます。住宅解体リサイクル法 そういったお立明暗から、建築の解体・リサイクルを取り巻く 適正な分別解体について基準を設定し、さらに屈山山に対して勧告とか命令 務﹂として届出を義務づけることが打ち出されています。 ちんと働かせるために、解体工事計画について﹁元請業者と発注者の共同義 ②﹁解体工事計画の届出と適正解体の確認証の交付﹂。行政のチェックをき 法制度についてお話しいただきたいと思います。一一一菱マテリ アルの片桐知己さんは、家電のリサイクルに大変ご苦労され、 の仕組みをつくっていく。さらに、適正な解体工事の確認を元請業者に義務 それを立ち上げて事業化されています。建築家の野沢正光さ んは、タイオキシンなどに関して、研究会に建築家協会代表 工事の建築確認の際に、適正な解体をしたという確認証の添付を建築主に義 されています。解体したあと、多くの場合は新築工事がなされる。その新築 ④﹁適正な解体の確認と建築基準法を関連づけてはどうか﹂という意見も出 で、本当はそこまで考、えないと、仕組みとしては一貫しないわけです。 います。ただし、持ち込んだあとの利用の義務をどうするかはなお残る問題 再資源化施設に持ち込むことを義務づけてはどうかという考え方も示されて ③解体して適正に分別された後、再資源化が促進されるように、品目ごとに つくる、ということも考えられるべきところです。 づける。さらに、現場に解体の専門家を常駐させる。そのために資格制度を として出席され、大変ご苦労されながらその問題を解こうと されています。(野城智也) 司会1 野域智出国 やしろ・ともなり 京京大学大学院工学系研究科助教授(お会法盤工学作攻)。米京大半 工令部建築学科卒業、問火山一十段博士課程終了、建設中刊建築研究所、 建設符住宅局などを経て、一九九⋮年、武蔵工業大学建築山下科助教 佼、九九八年より境問判。本詩編集委只。 E 務づける。これによって、 適 正 な 解 体 を す る と い う イ ン セ ン テ ィ ブ が 与 え ら くる、あるいは廃棄物を抑制する方向で設計をすることが考えられる。 適正な解体が確認できたらお金を返すとか、いろいろな案が、前記の研究会 ほかにも、解体をする前に行政に⋮定のお金をデポジットのように頂けて、 いるのではないかと指捕されています。そうだとすると、排出業者は適法に は廃棄物を引き波すときにあまりコストを払わないという結果につながって とはまったく責任を負わないことになっているのですが、この仕組みが、実 現在の廃棄物処理法においては、排出事業者は、適法に委託をすれば、あ や法案検討の経緯では出ています。どうして建築確認と解体が結びつけられ 委託したとしても、不適正処理をされたら責任を負う仕組みのほうが適当で れると考えられます。 るのかという議論もあり、④についてはかなり難しいという意見もあるので はないか、という意見が出ている。ドイツはそういう法制化がなされていま SFRaHNg七 Cロ印日正]日号)だとすると、消費者も決してその責務を逃れるわ 各主体がすべて役割分担をしながらリサイクルを進めていくということ す 。 すが、私自身は立法化の方向としては正当であると考えています。 各主体の役割分祖に関する一般原則 もう少し一般的な、リサイクルの制度化についてどういう原則が考えられ けにはいかない。たくさん排出する人と少ししか排出しない人が同じ扱いを 受けているということは、経済的にはゴミをどんどん出せということになる ているかをお話しします。 施策の霞先順位として、発生抑制とかリサイクルを擾先し、焼却とか埋立 わけで、そういう点からしても、ゴミ処理料金を有料化して、消費者も負担 物質循環のシステムをつくるための施策としては、経済的な子段と呼ばれ ての方法はあとに同していく。最終処分場にいくのは本当にやむを得ない廃 る賦課金の方法もあり、デボジットも一つの経済的手段です。市場に出して していくことが必要だと考えられる。 九八0 年 代 の 後 半 か ら 出 さ れ て い て 、 こ れ が 世 界 的 に 広 が っ て い さ つ つ あ り はよくないものについては、生産を禁止するという方法も、きわめて限られ 棄物だけという方向にもっていくべきだ、という考え方がドイツなどでは一 れています。 ます。わが国でも、一九九四年にできた環境基本計画にはこの考え方が示さ を立て、それに対して計雨的に対応していく必要があるのではないか、とい れているか││Bを把握して、どこまでリサイクルを進めていくかという臼棋 公平性を図ることが必要になってきますから、どのぐらいリサイクルされた ます。しかし、きちんとリサイクルしている事業者とそうでない事業者との しかし、基本的には、当面白主的な取り組みでやっていくしかないと思い た範囲ではあり得ます。 う考え方がヨーロッパでは一般化してきている。わが国でも、将米的に循環 かについて、情報提供の義務づけをすることが必要になってきます。たとえ それから、多少理想論になりますが、物質循環││どういうふうに物が流 経済法のようなものが考、子りれるとすると、こういう問題が重要になってく ば、リサイクルされた製品なのかどうか、あるいは何パーセントぐらいリサ ます。 さらに、製造者の役割についてもう少し詳細にお話ししておきたいと思い 製造者の役割 イクルされた製品でつくられているのかを表示する仕組みが必要でしょう。 るだろう、といわれています。 では、そのことを実践するために各主体が果たすべき役割についてお話し たとえば有害物質については、製造者のところで、どういう製品のつくり します。 方をするか、どういう素材を使ってつくるかを選択していただかないといけ ないという問題が出てくる。製造者は、あとでリサイクルしやすい製品をつ 住宅の解体の様子 鉄筋、コンクリートガラ、木くず、プラスチック……分別することからリサイクルは始まる。 写真 ロ 由 一 ℃O σ一一一々製造者 現在、 OECD(経 清 協 力 開 発 機 構 ) で 、 製 造 者 の 責 任 に つ い て の 議 論 が 巳 a p・cazのめ﹁∞m a gl かなり進んでいます。 EPR(何辻 立任)は、﹁製品のライフサイクルにおける消費者使用後の段階にまで製造 者の支任を拡大する﹂ということを意味しています。 製造者は物を売って、そこでそのものについての責任は終わるというのが 通常の考え方ですが、その消費者が消費して排出するあとのことについても 2Zロ号仏﹂という意味です。製造者 製造者が責任を負うというのが、この﹁ が自分で間収・リサイクルすることについてまで、この原則は言及している わけではなく、回収とかリサイクルの費用を員担するということです。 リサイクル費用の負担はだれがするのか だれが費用負担するのかという話は、リサイクル全体からみると、かなり 小さな話だと忠われるかもしれませんが、市場のなかでリサイクルを進めて いくことを考えると、避けて通れない問題です。 わが閣で平成七年に制定された﹁容器包装リサイクル法﹂は、一部分、こ のEPRの考え方をとっています。一方、﹁家電リサイクル法﹂において、 費用負担をだれがするのかは、その価格を決めるのは市場だということにな るので、﹁そんなに簡単にはいえない﹂という意見もあるのですが、二応排 出時に消費者が払うという方法をとっていますから、その意味では消費者と いうことになる。 EPRの考え方はとっていないと理解できるわけです。 Epnkの 考 え 方 を と る か ど う か は 、 こ れ か ら リ サ イ ク ル 制 度 を つ く っ て い く場合に、無償引き取りの制度をとるのか、有償引き取りの制度をとるのか、 あるいはそもそも引き取り制度をとらないのか、という問題になる。母包宮 内 。 円 。 ロ ︿ 一52βoEは 製 造 者 が す る の だ か ら 、 第 一 次 的 に は 製 造 者 に 費 用 負 担 をしてもらうのが最も適当だという考え方を仮にとるとすると、ものの流れ o の上流でその点について対応してもらうためには、無償引き取りがいちばん 適当だろう、といわれている EPRに は 、 経 済 学 的 に み た 効 率 性 の 見 地 か ら の 考 え 方 、 あ る い は 環 境 保 ているわけです。しかし、私は法律家の端くれですから、法的に考えるため 全のインセンティブを高めるためにはどうしていくかという考え方が示され 棄の防止という点でも望ましい。 ②消費者に負担させると、どうしても不法投棄の可能性があるので、不法投 進し、市場を使ってリサイクルを促進できるだろうということ。 これに対して、販売価格上乗せ方式の問題点も三点指摘されています。 には、何が公平かということ、あるいは何が正義に適うかを考えざるを得ま せん。 あるのだという考え方がとられてきましたが、廃棄物については、汚染者は いわけだから、どうするのだという議論。 ①すでに売られている製品については、いまさら販売価格の上乗せはできな 消費者だとも考えられるわけで、一卒業者と消費者とどっちがこの点について い と 五 年 ぐ ら い で 使 い 終 わ っ て し ま う み た い で す が 、 一 O年 ぐ ら い は も っ と ②販売時点におけるリサイクル要用の算定の開題。つまり、家電の場合、早 従来、 汚 染 者 室 担 原 則 と い っ て 、 汚 染 者 に 汚 染 防 止 費 用 の 支 払 い の 責 任 が 負わなければいけないのかという問題が、本当はあるだろうと忠います。 から、鹿棄物リサイクルについて総合法制を考えていくうえで、一つの考え ③販売価格に上乗せすると、それを企業がためておくことになるが、その企 せしろといわれでも無理だ、という話。 すると、一 O年 後 の リ サ イ ク ル 費 用 は わ か ら な い 、 だ か ら 、 売 る と き に 上 乗 方として、質的または量的に環境負荷が高い、通常のシステムではリサイク 業が倒産したり撤退したら、その費用はどこかにいってしまう。そうした場 すべて事業者が負担となると、公平性を欠くのではないかと考えられます ルが嫌しいものについては、市場における製品の製造から廃業までの刊託 合、いったいどうすればいいのかという問題。 ①については、新製品に特定のマ iクをつけるなどの方法をとれば対応で について、支配力をもっているもの、多くの場合、最終製品製造者に無償引 き取り義務を課すという限定をつけるのがいいのではないか、と考、えていま 思いますので、あまり重要ではないと思いますが、②と③については、かな てまったく同じように扱わなければいけないという議論自体、本末転倒だと きるはずだし、通去に売られたものにこだわって、これから売るものについ この点について、昨年の夏に環境法制総合学会でほかのメンバーと一緒に す 。 報 告 を し た と こ ろ で す が 、 か な り 限 定 し た う え でEPRを 使 っ て い く の が 望 り重要な問題です。その結果、家電リサイクル法については、消費者負担の 当はEPRを 徹 底 し 、 住 宅 生 産 者 に 払 っ て も ら う の が い い に ち が い な い の で く、大企業に限られるわけですが、住宅生産者の数・種類は非常に多い。本 また、家電リサイクル法の場合は、基本的に製造者の数がそれほど多くな からん﹂という話になる。 と い う 話 に な っ て く る と 、 ま す ま す ご O O年 後 の リ サ イ ク ル 費 用 な ん か わ い の で は な い か と い う 議 論 は あ る と 思 い ま す 。 特 に 、 こ れ か ら 一 O O年 住 宅 を徹底して、最初に販売価格に上乗せをしていく方法をとるのはさらに難し 法 を と っ た と い う こ と に な る と 、 建 設 廃 棄 物 の リ サ イ ク ル に つ い て 、 EPR 家電ですら販売時点でのリサイクル費用の算定が難しくて消費者負担の方 方法をとったという経緯があります。 ましいのではないか、と考えています。 家電リサイクルについては、すでに法律ができ、一つの考え方が一不されて いるわけですが、建設廃棄物のリサイクルについては、どういう違いがあっ て、どう考えていくべきでしょうか。 販売価格に上乗せ方式のメリットと問題点 実は、家電リサイクル法に関して、リサイクル費用の負担を、販売価格に 上乗せするのか、排出時に消費者が長担する方法をとるのか、どっちが望ま しいか、という議論がありました。 販売価格に上乗せ方式をとった場合、そのメリットは二つある。 ①リサイクル費用が安いもののほうが全体の価格が安くなるので、 購 入 を 促 ハU j すが、 なかなか難しいだろうと考えると、 解体・リサイクル・処理コストは、 ン 問 題 は 避 け ら れ る か も し れ な い と い う 試 み を 、 そ の 当 時 、 ド イ ツ の ジl メ ました。燃やすのではなく、乾留してガス化することによって、ダイオキシ そういうことがわかりました。 より早く子をつければ先を走れるほどに、皆さんが一生懸命やっていない。 めています。三菱電機と一緒にやっているのですが、わずか二、三年、よそ だ い た い 五O億円の研究開発プロジェクトの一一一分のこぐらいを私の提案で占 応用できるはずだと考え、通産省の家電リサイクルの公募に応募しました。 翌年には、自動車の廃棄プラスチック処理が家電の廃棄プラスチックにも が一九九四年です。 ということ、私一人しかいなかったということで、スタートしました。それ を 始 め ま し た 。 通 産 省 か ら 助 成 金 が 出 る と い う こ と 、 肢 の 中 の ニ lズがある 留炉とダイオキシンの分解装量とダイオキシンの分析装置を導入して、検討 シュレッダl ダ ス ト に つ い て 、 焼 却 と い う 燃 焼 技 術 に 代 わ る 技 術 開 発 を 、 乾 ンスとサーモセレクトという会社が一般ゴミで始めていて、私は、自動車の 発注者あるいは元請業者が負担する、 と い う 議 論 に な っ て い く と 忠 わ れ ま す 。 企業活動としてのリサイクル成功例 片桐知己 環境と情報でこ一世紀を生きる 私の会社は、三菱金属と三菱鉱業セメントが合併してできた会社です。セ メントにしろ、金属にしろ、無機系のものをなんでもつくっている会社です。 この家電リサイクルの検討をしたのは、一九九三年に、研究開発本部に閲 さ れ て 、 家 電 の ナ シ ョ ナ ル プ ロ ジ ェ ク ト で 研 究 す る チi ムを指導しており、 一二菱グループのなかでも環境にまじめに取り組んでいる会社は、そう多くあ り ま せ ん 。 グ ル ー プ 内 で も ﹁ 環 境 と い う の は 儲 か る テi マではない﹂という 家電の廃棄物を研究所に持ち込んで分解するところから始めました。そうい カーにほとんどないことでした。そこで、今度は家電メーカーの協会に出掛 二、三年勉強して非常に驚いたのは、環境に関する情報・知識が家電メー うのがべ l スにあって、一九九五年の家電リサイクルに応募できました。 認識だったと思います。 私がなぜ環境をやり始めたかというと、私の会社に一二世紀委員会という てすぐからわかっていまして、それならば何をやるのか、肢の中はどうなる の が あ り 、 ど の 本 業 も 一 二 世 紀 に 生 き 残 ら な い と い う こ と が 九0年代に入っ けていって、﹁こういう研究をやっているのだけれど、知識を使ってもらえ いまから七年前に私がやり始めたときは、通産省も驚くぐらい、環境はま のかと。﹁環境﹂と﹁情報﹂というニテ!マで会社を変えていきたいという ﹁環境は、先端技術を応用して、システム的にも、社会的なシステムを改 じめに検討されていなかった。﹁日本の環境技術、公害技術は優れている﹂と ないか﹂という宣伝をして、家電のリサイクルに到達したわけです。 善 し な い と で き な い テl マ で あ っ て 、 わ れ わ れ に 既 存 技 術 、 既 存 イ ン フ ラ が いうのは、ニO 年 も 前 に 終 わ っ た 話 で 、 現 実 に は 相 当 遅 れ て い ま す 。 だ か ら 、 のが社長の思いだったのです。 あ る か ら で き る と い う テi マ で は な い ﹂ と 社 長 に 申 し 上 げ た の で す が 、 辞 令 これから環境をハウジングメーカーが語るためには、家を分解してみると ダイオキシンも、いまみたいなぶざまな状況になっているのです。 そ の 当 時 、 通 産 省 で い ち ば ん 困 っ て い た の は 、 自 動 車 の シ ュ レ ッ ダlダス いうことをきちんとやって、 デ ー タ を と る と こ ろ か ら 始 め な け れ ば い け な い が出て一人で環境に取り組むハメになりました。 トの問題でした。全然解決する見通しがないというので、 これに一つ提案し と、私は想像しています。 そういうボランティア活動でやっていたのです。現在は、全体の七割が地方 自治体のル!トから集まっています。氏閣のボランティアとか、町内会の活 動とかは非常に少なくなっています。 いまから七年前に、四一二%のリサイクル率だったのが、いまは七0 1八 O アルミ缶とバッテリ!のリサイクル 私は家電のこと以外はわかりませんが、 リ サ イ ク ル 社 会 が く る か こ な い か と い う 議 論 の ほ う に 話 を 進 め ま す と 、 私どもはアルミ缶をつくったり、 いまから二O年前にアルミ缶を生産する事業を開始したところ、 事バッテリーをつくったり、 消 費 財 に 近 い と こ ろ は 少 し し か や っ て い な い 会 社ですが、 は、自治体が参加したことにあります。つまり、社会システムとして動きだ もう一つわかりやすいのは自動車バッテリーです。 ア シ ッ ド バ ッ テ リ ー と したからです。 た。それで、 ア ル ミ の 缶 を 生 産 す る と 向 時 に リ サ イ ク ル 卒 業 を 始 め ま し た 。 弱築家 2 ζ 種差司"宗務定機 .,.饗悉工務.援護江署長 宇す 車 湾奇書鯵 緩ヲ警 章者霊童アルミ縫薮琵{縁} )0 これからリサ千クル社会が進むとたぶんそういうことになるだろうと、ず 機能は貰うが、 材 料 は 借 り て い る だ け いのです。 ル を バ ッ テ リ ー メ ー カi にお返ししています。 だから、 売 っ て い る の で は な トでメタルを同収できているので、 リ サ イ ク ル コ ス ト を も ら う 代 わ り に メ タ 卜 が メ タ ル の コ ス ト と か な り 接 近 し て い ま す 。 つまり、 かなり合間一的なコス がほぽ同じで、 六 O %。 だから、 品位的には変わらない。 で 、 同 収 す る コ ス M収 さ れ た バ ッ テ リ ー の 鉛 含 有 量 と 地 下 か ら 採 掘 さ れ る 資 源 の 鉱 石 の 濃 度 はんえ思をリサイクル・バッテリーから鉛をつくっています。 0トンの鉛は、 かつては海外から原料を鉱石で輸入していたのですが、 集 め る こ と を な り わ い に し て い る 人 た ち も 現 れ て 、 生産に必要な月間一二0 0 ットがしっかりしているので、 ち ゃ ん と 集 ま っ て く る よ う に な っ て い ま す 。 パi ツ 屋 だ っ た り ガ ソ リ ン ス タ ン ド だ っ た り と 限 定 さ れ て お り 、 そ の 収 集 ネ これは強制的につくって動いているのですが、 バッテリiを買うところは、 悶12 使 用 済 鉛 蓄 電 池 リ サ イ ク ル シ ス テ ム 概 念 図 ルのフローをつくりました ( 通産省が音頭をとって、 バ ッ テ リ ー 業 界 と 鉛 を 生 産 す る 業 界 の 聞 に リ サ イ ク J fhaphH リこ、 いるために、 こ れ が 廃 棄 さ れ る と 非 常 に 大 き い 社 会 問 題 に な る 。 d 'hドノJ J ん目l いう充電池型のバッテリーは、 硫 酸 と 鉛 の 化 合 物 と 鉛 の メ タ ル が 含 有 さ れ て アルミ缶のリサイクルフ臼│)。 いまでは白社生産量とほぼ同量のアルミ缶を川収できるようになりました。 t i - il¥数料メー由カ ω でも、 ーぼ引土、 わ れ わ れ れ 員 がr H分たちで拾い集め、 風 呂 場 で 洗 っ て つ ぶ し て 会 社 に 持 ち 込 む と い う と こ ろ か ら 始 め ま し た 。 私が新入社員のときには、 @綾..エ場*鑓滋ヱ,. 三菱マテリアル{縁} oi: i φぬ工場 e諸白ヱ喝 E 議後 脅 言 警 現 在 っていまム7(図 │ だから、 こ れ は ユ ー ザ ー か ら リ ク エ ス ト さ れ た か ら と い う の が 動 機 づ け に な コ カ ・ コ ! ラ か ら ﹁リサイクルできない会社の缶は買えない﹂ と い わ れ ま し があるのかわかりませんが、問。がふハO、七O、八Oと上がっていった理由 %近い数字になっています。これを一OO%に近づけることがどれだけ意味 i l J f~ 図1 アルミ缶のリサイクルフロー E 使用済鉛蓄電池リサイクルシステム概念図 図 巨 ヨ いぶん前から思っていたのですが、われわれが物を使うときに、物の機能だ け を 借 り る 。 借 り た 機 能 を あ る 時 間 使 う フ ィ iを 払 う と い う こ と に な る だ ろ うと思います。﹁リサイクル社会の経済的メリットは何だ﹂と問われれば、 ﹁一品品質、お寿命のものをつくると、プライスそのものは上がっていくだろ う 。 そ う す る と 、 必 要 な 時 期 に 必 要 な コ ス ト で リi シ ン グ を 受 け る と い う 時 代 が く る の で は な い だ ろ う か ﹂ と い う こ と に な る 。 鉛 バ ッ テ リi の 場 合 、 有 害性ゆえに鉛の生産者とバッテリーをつくるメーカーの連係がきちんとでき ているわけですが、ハウジングもそういうことがき悶える一つの分野ではない かと思います。 ゴミの問題は、協みが尽きないぐらいマイナスの議論はたくさんあるので すが、一知い時間にポジティブに議論をしなければいけないと思いましたので、 成功している例だけお話ししました。 質撰 (テレビ、 冷蔵庫、 洗濯機、 エアコン) は 平 均 重 量 が 約 四0キロ。 いま家電廃棄物はどういう規模かというと、 問 題 に さ れ て い る 家 電 四 リサイクルビジネスの規模 1 3w件 jJJ I-- ら、廃棄コストの規模の経済ではなく、 製品価格の規模の経済に及んでくる、 すると、 O O億円程度のリサイクルビジネスです。 けれども、 ニO O億 円 一 一 のリサイクルビジネスが家電製品の売上げにインパクトを及ぽすわけですか すると、 二OOO万 台 全 部 で 六O O億円。 そ れ が 三 分 の 一 し か 集 ま ら な い と くなるので、 ここに非常に大きなインパクトがあって、 かりに一一一000円と 社の製品はどれだけのリサイクルコストがかかるかを明示しなければいけな 一例当りの処理費は、 家 電 メ ー カ ー の 非 常 に 戦 略 的 な 部 分 に な り ま す 。 自 れている。 そうすると、 年間二四万トン程度です。 に一段ってくるか。 現在の予測では、 せいぜい一一一割ぐらいではないか、 といわ で年間約二000万台生産されています。 八O 万トンです。 そ の 何 割 が 回 収 出 内 片 網 * 2 :役務提供を含む *1 難儀または有後 問問 カ 者 平J I 持 生 子 専 W Z 回 集 w z 流 通 逆 jレ ー ト 回 収 i務しいルート i 〉 肖 重 量 WITHBATTERY こういう構図になっています。 住 宅 の 建 て 替 え は 年 間 五O 万 戸 く ら い の も の だ と い う こ と で す ね 。 廃 棄 コ ストはどのぐらいかかりそうですか。 ですよ。世の中からいわれて、どうしょうもなくて、それに引っ張られてい るわけです。﹁イヤだ、イヤだ﹂と。自動車メーカーもそうですよね。ところが いったん法律ができると、競争になってしまうんですね。 ュi の あ る も の に 変 換 で き る ﹂ と い う 条 件 な ん で す 。 で す か ら 、 逆 有 償 と か 家 電 リ サ イ ク ル 法 の リ サ イ ク ル 率 と い う の は 、 ﹁ ノi バ リ ュ ー ま た は パ リ 廃棄コストを払ってやるのはリサイクルとしてカウントできない。どういう 野 域 ミ ン チ 解 体 は 五O 万 円 で 、 あ る 許 容 で き る レ ベ ル に す る に は こO O万 円、徹底すると一 000万円といわれています。 競争が生まれているかというと、自分が過去につくった製品がどのぐらいの リ サ イ ク ル 事 を 達 成 で き る か 。 そ れ を い ま 五O%を 達 成 さ せ よ う と し て い る ルビジネスと比べて、ハウジングのリサイクルビジネスはビッグビジネスで あり、大きなリサイクルビジネスの機会となる。 内でできあがっていない。すると、プラスチックをメタルに変えるとか、リ 片 桐 仮 に 一 O O万 だ と し て 、 五OOO億 円 。 そ う す る と 、 家 電 の リ サ イ ク 自 動 車 は 、 だ い た い 年 間 五 五O 万 台 が 廃 棄 さ れ る 。 一 台 の 処 理 費 が 最 低 三 000円。五O O万台の一二000円 で 一 五O億円、そういうビジネスです。 だから、ビジネスのサイズを廃棄コストだけでみると、全部集めても一 0 0 0憶 に は な ら な い の で す 。 け れ ど 実 際 の 製 品 の マ ー ケ ッ ト ビ ジ ネ ス に 及 ん サイクル性のいい素材に変換させなければいけないというモチベ│ションが だから、住宅が一 0 0ト ン と い う の は ち ょ っ と シ ョ ッ ク で す 。 ハ ウ ジ ン グ すぐ出てくるわけです。 プラスチック率が非常に高いこと。プラスチックのリサイクルシステムは国 そこが家電メーカーにとってはものすごくインパクトがあって、たとえば わけです。これはかなり大変です。 でくるというところが、金額だけみると、わりと構造的には比較できる。 そ れ か ら 、 縫 棄 物 の ほ う で み る と 、 自 動 車 は 五 五O 万 台 か ら 一 二O 万トン の シ ュ レ ッ ダi ダ ス ト が 出 て い て 、 い ま ト ン 当 り 二 万 円 の 埋 立 て コ ス ト が か の場合、かなり深刻な問題ですね。 から骨材を取り出す技術開発をいまやっています。それを最初に向いたとき 私の会社も、コンクリートのすりつぶし方式といって、コンクリートの中 平均一 0 0トンといわれています。 は、まじめな話なのかとびっくりしたのですが、一生懸命やっています。だ かっています。 で す か ら 廃 棄 コ ス ト が ニ 四O億円。住宅は一一戸何トンなんで すか。 そんなになりますか。 から、 野沢難しいですよ。できない。 ハウジングの場合、リサイクル率という問題になったら、むちゃくち はい。基礎が重いんです。重量だと、そのくらいになる。 片桐私の家は無税の対象だというので喜んでいたら、よく考えたら、最も そ れ か ら 、 リ サ イ ク ル コ ス ト で す ね 。 一 ト ン 一 万 円 で 一 O O万ですものね。 ゃ混乱しますね。 いかなければいけないんですね。 野沢本当に粗大ゴミですよね。 野城そうなんです。だから大変なんです。では、野沢さん、 一 O O万か二O O万 の リ サ イ ク ル コ ス ト 、 そ う い う 話 に な る ん で す ね 。 安 普 請 の ハ ウ ジ ン グ な ん で す ね 。 一 OOO万 か そ こ ら で つ く っ て い る も の に 片桐家電も最初のころの話ですが、ある家電メーカーが私たちと一緒に研 先生のお話を受けて、お願いします。 いまの二人の 究したいというので行ったら、本気じゃないというのが臼にみえてわかるん これはゴミの削減がかなり大きな問題になりますね。 片 桐 五 O 万戸の一 0 0ト ン と い う こ と は 、 五000万 ト ン 。 こ れ は 量 の 点 で は む ち ゃ く ち ゃ 大 き い で す ね 。 自 動 車 は 五 五O万 ト ン 、 家 電 が 最 大 で も 八 O 万トン:::。せいぜい五トンかと思った。基礎も全部掘り起こしてもって 野片 野 沢調 沢 ケチに鱗徹すれば建築時快適に悲る 野沢正光 僕自身、建築の設計を本業にしていながら、他の建築家は皆、何を手掛か りにして設計しているのだろう、と思うことがよくあります。 60 70 40 50 30 20 10 アメリカと日本の住宅寿命の比較 残存率% 1 0 0 同 一 一 おもしろかったということがあります。 ケチに徹すると、実は快適な家になったのです。つまり、部屋の中でボン ボン火をたいて、その熱がどこかに逃げちゃうのを平気な顔している家より、 床の一トに暖かい空気を入れ、熱がどこかに消えていかないように考えたもの は、非常に快適な室内をつくる。ケチをやるといいことが起きるということ です。 実際には病院を設計したわけですが、ランニングコストをほかの病院より 悶O % ぐ ら い 下 げ ま し た 。 な ぜ そ ん な に コ ス ト が 減 る か と い う と 、 電 力 は カ ロリー当たりのコストがめちゃくちゃ高い。そんな高いものを使うのは減ら し、自ら発電してしまう。コジェネレーションシステムがその主な力となっ それはどういう状況かというと、日本では戦後、全部一 田 建 て 替 え て い る 家にまだ住んでるの?﹂みたいなニュアンスがある。 という数字だと思うんです。日本では、われわれ専門家すら、﹁五O年たった て一軒か二軒壊れたというだけで、自分で壊そうと思った人は一人もいない い ん で す ね 。 ハ リ ケ ー ン で 二 l三 軒 飛 ん だ と か 、 高 速 道 路 か ら 取 が 落 ち て き 九六%残存となっているわけです。つまり、アメリカ人は一軒も壊していな 加 藤 裕 久 さ ん の ﹁ 住 宅 寿 命 日 米 比 較 ﹂ ( 図 i3) をみたときに、﹁へえ 1﹂ とびっくりしたのですが、建築後五O年に、日本は三五%残存、アメリカは 自壊していく家 たいに、これは情りているんだ、と思ったんですね。 な ん と な く リi ス の よ う な 概 念 が あ っ た の だ ろ う と 思 う の で す 。 半 分 冗 談 み 材料についてもまったくそのとおりで、僕が自宅を鉄でつくったときに、 もっと建築はおもしろくなる。そうすると、もっともっとよくなる。 えられていない分野だなと感じました。そういう工夫を楽しがれば、もっと 金が半分で済む建築が実現しました。建築というのは、ほとんどきちんと考 ています。パッシブなどいろいろな技術を使って、エネルギー的には一 0 1 80 石油ショックでエネルギー問題が浮上してきたとき、ネガティブに考える A=d/n 一五%ぐらい減らし、しかも結果、非常に快適になって、オーナーが払うお 臼米の住宅残存率曲線 とイヤなことなんですが、それを手掛かりにして建築を考えることがすごく 図 3 住宅寿命日米諸較(加ljú'~rn-久氏による) ( 1 1木建築'予会地球探境委民会による) 20 50 弘省エネ 対話モデル 31 17 万社 663 749 1 8 0 144 210 万人 Jj 記アデ 上リモ ﹂ 一レ L エ採 コ用 一ア 2 1 マ 58 U ;u 1, 7 2 2 . 7 除却袋三付 55 ・Q.I o .22.D 日建述ハ/ドブックヲ?による。 この図はオフィスどんの場合。住宅の場合も同じ考え方で検討されている c ドイツ フランス アメリカ イギリス 日本 50%省 エ ネ + 100年寿命 対策モデル P 40 B 35年寿命 建 立ミル 員 又 改修廃棄 運用 16 80 % 兆円 対策の積み重ねによる LCCO,削減効果 95 97 90 85 叩 80 年度 , 1 2投 資 保守修格 エネルギー 30 住宅建設 5.2% 業務ピル建設 5.6% 建設投資 G DP G 建 設 投 60 資 設計建設 政府建設投資額の推移 ,排出蚤構成における建設関連分野の大きさ 日本の CO 96 年度 1"見込み、 9J~ 度 :1 見返し。呂、地方公共団体、特殊法人の合計。 m 建設投資の包際比較 珪1 ' ; ; :者 まとめ。 目明年〈限移)在来迫関裂を利用して緯討した間同 CO 鈴t 包慌で"り、環検斤推計の"'"年度データ ( 320MtC ) とは勝年と与度の他、計算条件が右干)'<なる. また、住宅運 及び宗務ピル還問分については、総合 エネルギー統計の年度デザタを庖年デ タに変換 ( 8 9 ) ! : 皮ホ1/ 4+回 年 度 *3/ めして求めた。このため亥務 f i分には、立物の建設協修に 5%1 ' 1 . 皮含まれて ピルil'f いる東務ピル退問分がダブルカウン卜されることになる が、全体への彫守警は 1% 未満のため領裂した. 注 関 4 水膨れの日本の建設業 ; ; U ] U ; W i l 昔i れl l J rアエラ 1997"nO! i1 3H~,.より 5 CO,削減における建築分野の役割 図 兆円 建物補修 1.3% 20 主主務ピル運用 1 0 エネルギー 1 1. 4 % 建設投資 一般モデル こ と に な る 。 住 宅 が 四000万 戸 あ っ て 、 い ま ま で に 確 認 申 読 を 受 け 付 け た 4) 数は延その二倍あるということです。だから、建築主事も辛くてクタクタで、 問年か五年やると、もうやりたくなくなっちゃう。 ﹃アエラ﹄の﹁土建国家からの脱却﹂の記事に掲載されていた閃(殴 によれば、日本はバブルが終わったといっても、まだ相変わらず建設業でな ん と か し よ う と 思 っ て い る か ら 、 二O 兆円でずっと推移したのを一二0 1四O 兆円近く公共投資をぶち込んだわけです。 六 六 三 万 人 の 建 設 就 業 者 が い て 、 年 間 八O 兆 円 つ く っ て い る 。 本 当 を い っ た ら 、 公 共 投 資 を 二O 兆 に 民 さ な い と 、 バ ブ ル が 片 付 い た こ と に は な ら な い のだけど、閣僚でどんどんやらなければならない。やらないと、僕の仕事も 干上がるという、非常なジレンマのなかにある。 これから僕自身が設計事務所として生き残るためには、﹁野沢に頼むと大 丈夫だ﹂というのにしないとだめだ。 考えられていない設計というのは、熱的な問題も片付けていないし、材料 の 問 題 も 片 付 け て い な い か ら 、 ニO 年 で 家 が 自 壊 し て い く ん で す ね 。 結 露 に よって床面が湿っぽくなったり、カビが生えたり、あるいは壁の中で問題が 発生したりする。われわれがライフスタイルを大きく変えたのに、家そのも のにただ熱源を持ち込んだだけで、非常に過酷な内外の環境の違いをガラス 一枚とか薄い壁一枚に頼るものですから、この問題についての答えをきちん と出さないままになっているのです。 ﹁一八世紀の産業革命以降、イギリスのランドスケープは散らかったもの になってしまった。それをイザベラ・パ lド た ち が 日 本 に き て 、 日 本 の ラ ン ドスケlプ の 美 し さ と か 、 田 舎 と か 、 リ サ イ ク ル が で き た 風 景 の 素 敵 さ を 見 て、バードはそれを﹃日本奥地紀行三平凡社東洋文庫に邦訳あり)として紹介す るとともに、もう一度あの風景をつくろうと考えた。つまり日本の明治期の リサイクルができていない社会というのは、散らかっちゃっている社会な 風景がナショナルトラストのモデルになった﹂ということを開きました。 んですね。その責任のなかに、こんなにおおぜい建築家がおり、もうすでに ρhu l たくさん建って、もう建てなくていいよという状況になっているのに、まだ 建てないと生きていけないという状況がある。 ニO年で建て替、えてくれるからといって、設計の仕事を待っていると、永 遠に信用されない建築家でしかないのではないかと考、えます。 パl ミ ン ガ ム に あ っ た オ │ ス テ ィ ン の 工 場 に 八 O 年 ぐ ら い 前 に 建 て ら れ た こ0 0粁のプレハブ住宅は、第一次位界大戦で工場が一平需工場になり、人が いるということで、アメリカから買って建てられた。バルーン・フレーム (2×4みたいなもの)で、当時の建築主事は、﹁五年ならいいよ﹂と許可し 九七年の COP3(気鉄変動枠組条約第三田締約国会議)のときに、ライフ ているはずなんです。それが五年、一O年、二O年で壊れるのは、先ほど申 った建物がちゃんと建っているときは、一OO年だって二OO年だって建っ これはどういうことか。日本の茶室などもそうですが、気候にちょうど合 た 。 と こ ろ が 、 い ま こ の 地 区 が へ リ テ │ ジ に な っ て い る ( 写 真 12)。 サイクルC02の問題をどう片付けるか、 C02発 生 量 の 削 減 を 建 築 分 野 が ど し上げたように、非山口山に質の悪い熱淑とか、内外の混度去をつくってしまっ 家の長寿命化とは う い う ふ う に 引 き 受 け る か 、 日 本 建 築 学 会 が レ ポ ー ト を 出 し ま し た ( 図15、 て、その結果、建築が自壊していくケースなのです。 うと思うんです。なぜかというと、記事に﹁集中暖房や浴室も備、えた家は、 このオi ス テ ィ ン の プ レ ハ ブ 住 宅 は 、 そ れ を き ち ん と 解 決 し て い た の だ ろ C02 削減における建築介野の役割)。 その内出火口を簡単にいうと、﹁寿命一二倍、または一OO年﹂です。ある建物 をつくるとすると、まず省エネルギー対策で一五%削減する。つまり、エネ 外 ~rm れ jl定と京内会i絞を 1-- 子にコントロールすれば、建物はi'I壊しない。 ルギーのかからない設備等を使って、建設時、使用時、廃棄時のうちの使用 時(ランニングコスト)に下げる。それから、長寿命化対策で一気に二五% いという勘定を入れている。さらに、ヱコ・マテリアルの採用で二八%にな に下げるのですが、ここがミソで、つまり建て替えないんです。二同建てな って、適正処理(フロンとかをやめていく)で一一一O%を達成する、これをや ってください、といっているんです。いまの政治が住宅需要を喚起して、金 )0 融公庫の金利をニ・二%にしてという話とは、政策的に大きく違っているわ けです(図15の下の殴はオフィスビルの場合の削減目標を示す リサイクルはしたほうがいいと思います。現状、非常に短寿命であり、大 でつくられて現場に持ち込まれているタイプの建築物は、必ず製造者責任で 塚さんのお話にあったように、特に製造者と使用者とはっきりしている工場 (ノ〈ーミンガム) いくべきだと思います。 ま た 、 建 築 を 一 O O 年 も た せ よ う と す る と 、 建 設 時 のC02の 発 生 率 が お くなってしまうというので、金融公庫も﹁高耐久﹂といって丈夫なものによ り融資をする方向にあります。そこでみつけたのが、﹁長持ちした英国の仮 設住宅﹂という雑誌記ギです。 写真一 2 8 0年ぐらい前に建てられた 2 0 0軒のプレハブ住宅群 3 建物の熱環境の問題 写真 8月 1 2臼 1 5寺 日2 6分 気 温341C 熱をしっかりためている 2日2 0時 1 3分 気 温30.3" C 8月 1 この時間になっても熱をためている 一九一七年当時と同じように快適です﹂と書いてある。つまり、イギリスの 室内気候と外部気候を上手にコントロールするやさしいシステムがくっつい ていた。この家の中で石油ストーブが燃えていたら問題が起きていたかもし れません。いかにジェントルな気候をつくるかをきちんとやれば、建築その われわれは住居のせいで非常に貧困になっているように思います。生涯賃 ものは一 O O年はもっ。 金 の う ち の 三O %を 住 居 費 に 充 て て い る と い う の は 、 日 本 だ け 。 住 宅 寿 命 が 二O年 と か ニ 五 年 で あ る こ と に よ っ て 、 数 千 万 円 の 家 を 何 度 も 建 て 替 え 、 六 六三万人を養うために、税金のように総所得の一一一割を住居費としてもってい かれているという状況を続けている限り、室内の豊かさは得られないと思う。 いま室内環境汚染とか、ダイオキシン発生の問題とかは、社会が散らかり 放題に散らかることによって起きている問題ですね。 熱環境の問題 そうやってわれわれがつくった都市がどんな状況になっているか。サーモ グラフイ│の写真をご覧いただきます。熱環境の問題などを一生懸命考えた 。 3) NEXT紅 の プ ロ ジ ェ ク ト の 写 真 で す が 、 そ の 右 隣 の 建 物 を み て く だ さ い (写真 一五時二六分、何も対応していない並巳、旭の、打放しコンクリートでつくっ た り 、 タ イ ル を 張 っ た り し た 建 物 で す 。 こ れ は い ま 凹O度 ぐ ら い の 熱 を し っ か り も っ て い ま す 。 壁 は 外 気 温 よ り 六 度 か 七 度 高 い 。 夜 こO時 に な っ て も ま だしっかり熱をためている。 こ の 建 物 の 中 は 、 四O度 の 熱 を た め て お い て 、 ク ー ラ ー を つ け て い る わ け い る 。 夜 間 冷 え た 壁 が 昼 間 も 寒 い の で 暖 房 を つ け る 。 こ う や っ て ヒl ト ア イ です。賢い知恵とはいえないですよね。冬はこれが裏返って同じことをして ランドをわれわれはつくっているわけです。 NEXTnは 、 こ う い う こ と を な く す こ と を テl マ に し て い る 。 縁 化 し た り、軽い材料で外壁を袈って、少し片付けているのがこの例です。しかし現 4 r府中の家」の外観と内部 設計/野沢正光建築工 I J } 与 手 n 気 通 ( 彩I f l初) rv 写糞 写真 5 r桐生の家」の外観と内部 設計/!Jlfi J u E光連築工房 写真/和気通(彩 I I l H ) 状、都市はそうではない。これも片付けようよ、建築をいくつか加の祝点か らみてみよう、廃棄物という視点からもみてみようと、私は考えています。 そこで私の設計した建物をいくつか見ていただきます。 全解体可能で、また材料に一民る家 写 真14は 木 造 の 住 宅 で す が 、 九0 セ ン チ 幅 、 長 さ 六 メ ー ト ル ぐ ら い の 四 五ミリ停のパネルを六カ所のビンで止めただけの家です。万が一、何かの都 合でこの家が壊されるときに、骨とこのパネルしか出ないという設計をして みたものです。 この建物の骨はこのパネルでつくられた皮の内側にあり、人間と間じ室内 環境に建っていますから、妙に気持ち悪いところに押し込められていません。 健 全 に そ の 後 も リ ユ l ス可能です。 パネルは金属で両而をサンドイッチした断熱パネルで、工場などに使うも のです。瓜(一日は建前のときの軸紛のままです。普通は柱と柱の間に断熱材を入 れて内外装するのですが、断熱材を入れてもちっともあったかくならないの は、皆さんご存じのとおりです。いくらでも際問があるからです。これは外 側 が 全 商 断 熱 材 で 袈 わ れ て い ま す か ら 、 ヒiト ブ リ ッ ジ が 起 き な い 仕 組 み と なっていて、これで十分です。 全解体可能で、また材料に一民るというこのシステムがもっと徹底的に行な われて、その後の断熱パネルのリユ l スみたいなものまで考えられればいい し、断熱パ、不ルは、どこかにストックしておけばいいのじゃないかとか、そ ういうことのイメージのエクササイズです。こういうことを何軒かやってみ jej$611115 の山本もそうです。外援はスレートが張つであるだけ、屋摂も載っ たことがあります、 写真 けてあるだけで、断熱材で外側をグルッと巻いています。これも順番にはが していくと、もとどおりはがれて、とれないものはありません。 内 部 は 何 も し て あ り ま せ ん 。 た だ の 石 持 ボi ドをピンで止めてあるだけで、 こ れ だ っ た ら 、 ペ ン キ も 何 も 塗 っ て い な い 石 背 ボi ド と し て 、 も う 一 度 な ん 6 r相模原の家」の内部 写真 設計/野沢 IU\';主t~LL);j 写真 7 r 絵本美術館」の外観と輸出島 設計/!J' f i J U :光,建築 LI;j らかの絡好で材料として使えるというイメージです。 写 真i6は わ が 家 で す 。 全 部 鉄 骨 で つ く っ て あ る 。 こ の と き も 、 将 米 、 娘 がここに住むかもしれないし、住まないかもしれない。少子化社会のなかで、 親が二家族いて、子どもが一人ずつだと、家が一軒余る。鉄でつくっておけ ば、素材として鉄を借りているだけで、使い終わったら借りを返して、高炉 に入れれば資源に民るというイメージもあって、つくったものです。 どれも取り外せてもう一度素材に一民るし、窓も既製品でカタログと同じ大 きさになっていますから、どこかにストックしておけば、また別な人が使え 7は 最 近 つ く っ た 木 造 の 小 さ い 美 術 館 で す 。 こ れ で と っ て も い い な るかもしれない。 写真 と忠ったのは、日本の伝統的技術です。 日 本 の 伝 統 的 木 造 住 宅 は 、 も と も と 移 築 も 可 能 だ し 、 一 O O年 た っ た 家 を 唆してみると、山中にそれよりさらに一 O O年 前 の 材 料 が 使 わ れ て い た り す る わけですね。きちんとした日本の木造技術は、それこそリサイクル、リユー ス、使い回し、いろいろなことが非常に丁寧にできる仕組みだったのだろう と思います。図面をみたら即座に理解する能力のある大工はいまでも日本に はいっぱいいて、その人たちがつくってくれたのですが、これはいわずもが な、外せば全部とれます。こういうことが大工の知恵であり、何百年もの酪 史のなかで、解体可能で、移築可能なものにしておくこと、それが長く使え ることだという知恵の納まりの部分です。棋が打つであったりするのは、そ 木造のことをいえばきりがなく、一言いたいことは山のようにあります。 ういうことの証でもあるわけです。 日 本 は 年 間 六000万 立 方 メ ー ト ル 弱 の 木 材 を 輸 入 し て い る の で す 。 そ の 全 部が木造住宅に使われているわけではありませんが、パルプになる分は木材 で入れないで、チップで入れたりするだろうから、大部分は建材かもしれま せん。 O五ミリ角の柱に仕口の穴をいっぱいあけたりすると、三一度 一 われわれ日本人は、外国の木材を一人当り二年に一立方メートルずつ消費 している。 同 n u q/ エアコン、冷蔵庫にはコンプレッサーがあります。これは鉄 にモーターが、 イザベラ・パ i ドが と錦とアルミなんかでできているパ i ツで、非常に類似したつくりをしてい それがゴミになって るのです。冷蔵庫に銅とアルミの熱交換器があり、エアコンにも錦とアルミ と使えないんだよな﹂ といって ない凶になったのかと思いますね。 喜んだ美しい風景を不法投棄の山にしているわけです。 な ん で こ ん な 知 恵 の の 熱 交 換 器 が あ り ま す 。 そ う い う 典 型 的 な パ l ツ群になっていく。 こういうふうにパ l ツ に 選 り 分 け て み る と 、 構 成 す る パ l ツ そ の も の は わ りとシンプルなものからできている。だからそんなに複雑な問題ではなくて、 の 佐 代 で 起 き る 。 そ う す る と 、 利 口 な パ l ツをつくらないと生き残れない。 部品を交換するビジネスも活発となる。いわゆる修理工場みたいなものが次 ディスカッション ちゃんとした流れとしてリサイクルを検討できる。 野域環 境 (司 会の こ と と な る と 、 規 制 や 負 担 な ど 、 や や も す れ ば 暗 い 気 高寿命化というのはそういうことになるわけです。 それをみて私が感じたのは、リサイクルの次にリユ l スが始まると、補修 持ちにさせられるなかで、それとはまったく違う考え方があるということは ような家だと、決してそういうことはできない。パラしたらクズしか残らな L 費型ではない家ができる。ただし、私の 米みたいに、接着剤でつくっている 野沢さんのお話も同じですよね。なんべんも使、える知恵があると、資源消 大事だと思いますので、ぜひいろいろなご意見をお聞かせ下さい。 環境問題は新しいビジネスチャンスだ 片桐パカな製品をつくっているために環境問題の解決が 自分の家がそういうつくり 進 ん で い な い と い う こ と は 111 しれないなと忠いました。家の寿命はニO年、これはショックですね。家電 だから、 ﹁ 成 長 す る 製 品 ﹂ と い う コ ン セ プ ト は 、 あ り う る コ ン セ プ ト か も tしV 製品をつくることによって、環境問題がクリアできて、さ みんな一O年、一五年使、っと思います。私も五O歳になって家を買い替えた 製品だって一 0 ・五年ですよ。自動車だって、これだけ貧乏になっちゃうと、 方 を し て い る と い う こ と を 肌 で 感 じ る の で す がi i利口な らに新しいマーケットができるのだったら、環境問題は難 生が﹁成長する製品﹂ということをおっしゃっています。パカな製品をつく 家電、自動車のリサイクルをやっているなかで、早稲阪大学の永田勝也先 年前に心不をつくり直している人が結構いる。やっぱり利口な民族とはいえな ごく寂しい人生なんですね、後半は(笑)。一二O代に家をつくられた方は、定 よ。で、生命保険を払って、死んだときに家族に迷惑をかけずにという、す のですが、七五歳までお金を払うことになっている。実際は不可能なんです っている人たちは、これを絶対に理解できないんですね。自分たちのつくっ いですね。 スになるのではないかと、野沢さんのお話を伺って感じました。 しいだけの問題ではなく、もっと前向きに、新しいビジネスを起こすチャン た製品は、環境を汚すことはあっても、成長するなんて考えられない。私も それで、家電問品目(テレビ、冷蔵庫、沈滞機、エアコン)をリサイクル 化になる。一OO%につながる変化です。新しい本つくりを提案して、﹁定 的に変化が起きる可能性がある。五%、一O%の変化というのは、大きな変 を下げて、新しいマーケットをつくるとしたら、だれかが始めれ江、なだれ パカなことはともかくよそにおいといて、いい製品をつくる人が環境食荷 しようと私が最初にこの問題に取りかかったとき、パラしてみて感じたのは、 最初は、先生は無理なことをいっていると思っていたんです。 その製品の骨倍、主要パ l ツ と い う の は 、 そ ん な に た く さ ん は な い 。 洗 濯 機 O年 は ち ょ っ と ひ ど い じ ゃ な い の ﹂ と 。 新 し い 住 宅 産 業 に 、 新 し い マ ー ケ ッ 年前に家をつくり宜さなくてもいいですよ。人間も土に一民るわけだけど、二 式dL きないものを廃棄するということに荷担しないという知恵をもたないといけ 日を市民にも何かの方法で伝えていかないといけないのですが:::。廃棄で た文化をつくりあげて、あのへんからシフトレバーが変な ていますよね。﹁明るいナショナル﹂が電気を燦々とつけ で す が 、 わ れ わ れ も や っ ぱ り ど こ か で レ パ iを 入 れ 間 違 え も入って、みんながエネルギー、リサイクルを含めた性能についてある答え なります﹂というもう一人の専門家が入り、結露やヒートブリッジの専門家 を建てろ﹂としかいわない。しかし﹁コンクリートだけだと熱の問題はああ 火事になったら回るということを研究している入は、﹁コンクリートで家 ないんです。だから、何かの格好でネットワークすることが必要。 専門家が専門領域だけしか詳しくないということは、ある部分でしょうが われわれ自身が賢くなる、それはすごく楽しいことだと忠、つんです。 表示義務みたいなものも、それをサポートする技術として必要です。が、 A 、 、 。 トと環境問題を一緒に議論できる場が生まれるという感じがしています。 環境問題のおかげで建築がおもしろくなってきたぞ 松 家 克 (ARX建 築 研 究 所 ) 控 設 就 労 者 六 六 三 万 人 の う ところに入って、 か な り の ス ピ ー ド で い ま ま で 走 り 続 け て き た の だ ろ う と い を探すこと、それが専門家の社会的な任務なんですね。いままで、忙しさに ちの一人なので(笑)、非市に難しい問題も含まれているの う反省はあります。 圧です。われわれの生活を見広して、どういう方向性にいくべきかという発 沼田信男(石間信男設計事務所)家の短命化の引き金に機欝ず うことかもしれない。 かまけて、あまりやられていなかった。楽しく仕事ができていなかったとい 想ではない。やってみたら意外とおもしろいや、新しいヒントもあるよと、 なったのは、住宅金融公庫の仕様書です。たとえば床下の畿鐘欝〆〆議 法諮備にしても、家電リサイクルにしても、どちらかというと、やはり外 やっとそういうところにきているのかなと思います。 と、﹁二五年もてばいいな﹂と思ってしまう。結果として、 ですが、あれでは必ず換気不足で、木材が腐る。そうする季ニソ議響 やる仕事としては、おもしろい環境に、建築家らしい環境になってきつつあ 住んでいる人はあまり建物のメンテナンスをしなくなってしまう。そういう 換気孔の面積、屋根裏の換気孔の面積が指定されているの、;ヘス ると思います。 現象が蔓延しているわけです。まず、そういう面から改正していかないと、 野沢さんも、いろいろな手掛かりを試行錯誤されながら、﹁おもしろくな 野沢ネガティブだとまずいので、そういう視点でいこうと、自分を叱柁激 根元のところが少しおかしいのではないか。 ってきたぞ﹂とおっしゃっていましたけれど、事実、これから宥い建築家が 励しているところもあるんですけどね。 ψ 暴露言換言 を壊すとどのぐらい廃棄物が出るかお調べになったことが畿機欝欝欝イ( 吉田悼郎(工学院大学)野城さんも以前、二戸建て住宅 ありますが、そういう基礎的な資料すら建築の世界ではな欝磯響機?とミ い ま の 住 宅 や オ フ ィ ス は 、 木 に み え る 部 分 は 、 枠 を 合 め て ほ と ん どMDF に塩ビのシ l ト 、 貯 一 は ま ず 間 違 い な く 指 ピ の 壁 紙 、 ま さ に 廃 棄 物 に な っ た と かなか未整備です。議 かっ、住宅を一戸壊すと、ミンチゴミにして百何十万円、正義議議警 属議灘醗鱒鰭鱒騒幾三月pvjノ 5 2 きの問題があるものばかりです。天井は石一台ボードを拾貼りした上にミネラ 廃棄物が出ます。張ってから穴を開けるんですから。この廃棄物は終末処現 分別するといくらお金がかかるかわからない。しかもいまの住宅の状況は、 一一時ご:鞄 ー ト ン を 貼 る 。 クi ラl の穴と照明器具のん八とで、新築時にすでに七%弱の 場にいかなくちゃならない。そういう建築を侠はやめようと思う。そういう したがって、環境規制をクリアできないだけでなく、経済的合理性を失う ルティーを払うという時代になってきます。 先 ほ ど サl マ ル ス タ デ ィ ー の お 話 に 出 たNEXTmは 、 続 休 を 長 寿 命 化 し からビジネスが成立しなくなるという構図につながっていく。経済的なメリ 林をつくるとかいうことができればいいのですが、削減できない場合はペナ て、中身は寿命に応じて適切に交換する、そのあたりをうまく仕組んで物に ットがあるという議論でなければいけない。いまの自動車のリサイクルはす 引き取っていただくのにお金がかかる。そのあたりをなんとかしないと、問 した。幸い日本にはそういう技術がもともとある。建築家のより多くが、リ でにそうなっています。 題は解決しない。 サ イ ク ル と か 、 長 寿 命 化 な ど を テi マ に し た お も し ろ い デ ザ イ ン を 出 し て く 野域しかし、規制をどうクリアしたらいいかという、競争にはなっている わけですね。 れると、いろいろな意味で解決されると思います。 長寿命化すると仕事が一二分の一になるかもしれませんが、建築家とか、リ く わ け で す 。 家 電 メ ー カ ー が い ま 非 常 に 城 烈 な 競 争 に 入 っ た の は 、 C02の だから、トヨタのヱコカーみたいなものをつくる人が競争に勝ってい 私も学生を世の中に出し続ける仕事をしていますが、学生には、建ったも 削減、電力の削減、全部カウントして、生産工程と廃棄工程の環境負荷を全 片摘 のを長く使うための仕事が、地味で目立たない、魅力を感じない領域のよう の数字では通らなくなって、経済的にプラスのメリットの議論よりも、新し 部計算して数値を出さなければいけないようになっていますから、子前ミソ フォームなどをなりわいとする人は、むしろ知恵のふるいどころが増える。 いといけない気がします。 という構図がもうできています。 い創造性のあるものを提案した人が、古い頭の人たちの業界を駆逐していく にどうしてもみ、えてい、ますので、そうじゃないよということをやっていかな 手前ミソの数字は通らない んが自分が買った土地に埋めていたんです。岩手とか、秋田とか、土地の安 こ五0キ ロ の リ サ イ ク ル コ ス ト は 、 七 年 く ら い 前 ま で は 、 シ ュ レ ッ ダl屋さ 鉄 が 入 っ て い る と し ま す 。 そ の 鉄 が い ま 一 万 円 を 切 っ て 、 七000円 。 残 り 片 桐 わ か り や す く 自 動 車 の 場 合 で い う と 、 一 ト ン の 自 動 車 に 七 五0 キロの が遅れているということですか。 野城韓国のサムソンはかなりリサイクルされているけれども、日本のほう たら、自分の足場がなかったという状況に家電ではもうなっています。 境賞荷、コスト負荷に応じられませんよ﹂と一言っている人たちが、気がつい うのは、非常に大きな間違いです。そこをものすごく大きな誤解をして﹁環 ということも十分あり得ます。日本の企業が高水準の技術をもっているとい 韓国とか東南アジアのメーカーがリサイクルをセットにして進出してくる いところに埋めていたので、埋立てコストはほとんどかからなかった。そこ 野域経済社会のなかで競い合うというのはどうしたら可能でしょうか。 まで運ぶガソリンは自動車から抜きとったもので間に合うわけですから。 でつくりました。日本のメーカーは横放ぴで、どこかがやるまでだれもやら 片桐日本の家電メーカーがリサイクル工場を建てる前に、サムソンは韓国 円かかっています。し/}‘すると、埋立てコストが一ム口当たり五000円です。 ない。そんな聞に、台湾でも家電リサイクル法と向じものが何年か前にでき それがいまは、管理担の処分場に入れざるを得なくなって、トン当り二万 いわゆる解体のマージンはそのなかに全然カウントしていませんから、自動 ています。そういうリサイクル社会に、日本はモラル的にも、競争力の点で いま建築関係だと、競い合うというよりは、逃げ合うということで、 も劣っているという状況にすでになっています。 車はバリューのあるリサイクルはもう終わっているんです。 もう一つ、環境規制の影響を受けると、製造できなくなる部分があります。 た と え ば わ れ わ れ も セ メ ン ト を つ く っ て い ま す が 、 C02削 減 の か わ り に 森 野 域 競い合いになっていくのか。 いろいろな意味でネガティブな動きをしている。どうしたらもっとプラスの をつくっている面があります。 ます。公正な競争、対等な競争を引き起こして社会全体を変えていく枠組み 産業界の人に環境規制の話をすると、だいたい皆さんいやがられるし、非 品目巾に消極的という感じです。それで、説得の材料として必ず使われるのは、 外圧です。﹁国際標準がこうですから、こうしないとどうしょうもないんで 法制化は競争の土俵をつくること 大塚規制というのは、後ろ向きに考えられがちだし、人 す﹂という話しか出てこなくて、非常に寂しいところがあります。 が内発的に出てくるようになると、もっと循環型に向けて進めていくことが 大量生産・大量消費の社会から、持続可能な社会のほうに変えていく動き 間は強制されてやるのはいやですから。皆さんがいやなの もよくわかるのですが、家電リサイクル法は、たぶんビジ ネスの面でも相当プラスのことも考えていたんですね。 できるのではないかと感じております。 野沢レスポンシピリティを﹁寅任﹂といったとたんにすごくネガティブに 消費者負担ではあるけれど、家百リサイクルの法制化を 早くしてリサイクルの仕組みをつくらないと、日本の電器業界は今後生き残 なってしまう。レスポンスというのは、﹁応答﹂なんですよね。だから、ゃっ ナショナルトラストを考えたオクタビア・ヒルら一二人の構想力はすごいな っていけないと考えたわけです。﹁ジャパンプログラムをつくる﹂というか 競争の土俵をつくるということなんですね。野沢さんのお話にあったよう と思うのは、ああいう仕組みを構想することは、建築を構想することより難 たことに応答する、議論する、あるいは何か返す。そういうことだと思って、 に、賢い人はいろいろ考えて、自主的にいろいろやるし、それに呼応して賢 しいと忠うんですね。新しい社会像、佐界像を支える仕組みみたいなものが なり威勢のいい話も出ていたのですが、これからの国際競争に姉、えて、そう い消費者も、そういうものを欲しいと思うので、それは非常にいいことなの あ れ ば 、 会 員 の 内 発 な ん て 待 っ て い な く て も 、 fな る ほ ど ﹂ と 思 う こ と が 力 ﹁こうやったらどうですか﹂という提案をやり続けるということ。 ですが、それが少数の人にとどまっている状況でいいのかどうか。家電リサ になっていく。 いうリサイクルのシステムを平めにつくったほ、つがいい。 イクル法の考え方は、競争させるような土俵をつくって、賢い人たちにどん 斉藤雅也(武蔵工大宿谷研究室)ある国際会議が釧路で Jゾル分 15 どんビジネスチャンスを与えていこうという発想でできている桶はあるのだ あり、東京から釧路までの定期フェリーを利用して、学生議畿一/震 閥機 ろうと思います。 fJ て て 、 そ れ が 達 成 で き た の は 、 結 局 日 本 の メi ヵ ー だ け だ っ た 。 そ れ で 日 本 動車の撚費をいついつまでにこれだけにしなければいけないという目標を立 匂いなど、ふだんそれほどセンシティブに感じていないような気がしますが、 をやったのです。僕らは建物の温かさ、冷たさ、明るさ、暴露襲警警 材料を使って、人が一人入れる空間をつくるプロジェクト緩鶏鱗一ぞ皇警 感畿鱒灘灘翻繍鱒購鶴務如、、↑恥線畿蝋噌 や市民も参加して洋上セミナーがありました。さまざまな欝欝饗議 の自動車がアメリカで非作品に売れるようになったということがかつであった たとえば接着剤を使うと、できたあと入るとすごくくさい。 一九六0年 代 か ら 七0 年 代 に か け て 、 ア メ リ カ で マ ス キi法 が で き て 、 自 わけですが、あれも環境規制がビジネスチャンスを生んだ。当時は、日本の 窓から入ってくる陽の光をどう利用するか、天井照明をどう使っていくか、 かったような気がします。 いろいろ考えて、思ったとおりいったものもあるし、むしろ失敗のほうが多 メーカーは、﹂の技術に関しては判前に H 十く対応した。 環境規制は新しいビジネスチャンスを生むので、頭の柔らかい人たちが頭 の堅い人たちを駆逐していくということは今後ともどんどん出てくると思い B ミンチ解体 こうなると廃棄するしかない(ぷ i了七民示場て、 ' l f J ' U' l f 城' f ' ,l 1 ! , ) 写真 F 実際に 日 分 が 五 感 を 駆 使 し て 体 感 す る こ と が 、 結 局 長 寿 命 に か か わ る ア イ ディアを生むことにつながっていくと思います。そういうことから﹁成長す 1FPV る製品﹂のアイディアも浮かんでくるのかなという気がしています。 堤洋樹(早稲田大学建築学科)私も、いまサスティナブ Lf ル・ビルディングをかじっています。そのなかでリサイク騒騒¥三段段 f鍾驚 i〆おわ縁線問(ふさ¥ ルという訴は必ず出てきまして、リサイクルは部材と部材纏警 どつするかにかかわってくるのではない議やみ喰 27 をつなぐ かと忠っています。それと同時に、リサイクルを進めやす くしようとすると、補修ではなく、交換で捨てるものが多くなるのではない かと思っており、そこの兼ね合いをどうすればよいのかと研究しています。 いま増改築と建て替えの調査をやっているのですが、増改築しても、占い 部分とのつなぎ目に昔のものが汚いまま桟る。それがいやだから全部建て替 えてしまおうという話も実際にあります。全部見栄えという話になってくる のかなという気はします。だから、意識を変えないといけないといってしま うと結論がみえないので、そこをどうすればいいのかと:::。 野ではないかと思います。家電でも、いまおっしゃった技術は、いわゆるベ 片桐僕は建築屋ではないけれども、着脱というのは、かなり遅れている分 ーシックな要素技術の一つだと思います。あちらこちらで応用例が考えられ る感じがします。日本は非討に遅れているんです。 野城そうだと思いますね。 野沢市い建築雑誌をみていたら、清家清さんの文章のなかに、﹁架構と舗 設﹂と書いであった。まず、大きなものをボコンと架けるのを﹁架構﹂とい っている。清家さん自身は架構しか設計していないんですね。館設、つまり しつらえにあたるものは渡辺力というインダストリアル・デザイナーに頼ん でいるんです。だから、清家さんの家は渡辺力がいないと、どれもただの格 納庫みたいな家なんです。 それで、僕はあるとき気がついたのですが、日本人がライフスタイルによ って家を建て替えようというのは、締設だけが建っているような家をイメl 0 センチ角ぐらいのものがヒョロヒョロ立っていて、これは外国人がみた 一 ジしているんです。しつらえだけが建っている。 日本の家の柱のサイズは、 方向として非常に必要になってくるだろうと思います。 ふうに考え方を変えていく。法的にもそういうふうに変えていくのが将来の そのもの全部じゃなくて、機能を買っているだけだ、これは返すのだという が何もお金を払わずに引き取ってもらってリサイクルするというのは、たぶ 建物の場合に問題になるのは、一 O O年 住 宅 と い う こ と に な る と 、 消 費 者 ら家具ですよ。 うちなんか舗設だな(笑)。 しつらえだけが建っているから、しつらえを変えると家全体がなくな ただ、一 O O年 後 に そ の ハ ウ ス メ ー カi が あ る か ど う か と い う 問 題 も あ り ま ん無理だと思うので、消費者はお金を払わないといけないということになる 現に、吉村順三さんの自宅というのは、はじめ十数坪の家を買って、それ す(笑)。そうすると、基金をつくるということになって、結構社会的コスト と忠うのですが。しかし、とにかくハウスメーカーは引き取りの義務をもっ。 を四度も五度も改修して、。フランを入れ替えて、もとの姿はどこにも残って がかかるという別の問題も生じますが、考え方としては、有償引き取りの方 っちゃう。だけど、本当いうと、どんな細い柱で建てても、家は架構なんで いませんが、ライフスタイルの変化によって家が大きくなったり小さくなっ 向にいくのがいいのではないかと考えています。 大塚建設廃棄物の場合、柔らかい頭の人が競争してどんどんリサイクルし とだけ便利になったといって、みんなパ│ツと買い、どんどん捨てる。携帯 パソコンの量はすごいですよね。そんなに機能が変わらないのに、ちょっ 環境教育は子どものときにやらなければだめ やすい素材を使ったり、あるいはリサイクルしやすいように設一計していくと このこつをみていると、いったいどうなっているのだと。循環型と全然反 電話も、ほとんどタダ同然で売って、使用料で情けようというとんでもない ばこれは塩ビをどのぐらい使っていますということを、それぞれの建物の設 対のことをやっているわけですね。おかしいなとだれもが思いながら、だん いう方向にもっていく第一のとっかかりになる方法は、この建物にどういう 計 者 、 ハ ウ ス メi カi に 表 示 を 義 務 づ け る の が 一 つ の 方 法 か な と 思 っ て い ま だんマヒしていくところもあるので:::。特に若い人は非常にマヒしている。 戦略になっているから、これから山のように廃棄されていくと思う。 す。混暖化との関係でいえば、この建物の断熱効果はどのくらいかというこ 食品にしたって、賞味期限がちょっとぐらい切れていても食べられると思う のですが、すごく潔癖な方向に走っていたり、物を捨てることに関して何も で、人聞は二度脅慣ができると、それから脱却することはなかなかできない。 環境教育というのは、やっぱり若いころにやっておかないといけないこと 疑いがないという状況になりつつある。 EPR(製 造 者 主 任 ) と も 若 干 絡 む の で す が 、 片 桐 さ 第ニ段階の方法は、 缶 の 紅 茶 と か お 茶 が 出 て き た の は 五 i六 年 前 、 小 さ な ペ ッ ト ボ ト ル が 出 て 私もまだ若いつもりでいるのですが、それでもいまの学生の感覚は相当違う。 だから、そのもの自体が会部移っているのだと考えてきたし、法律上そうな きたのはここ一 1 二年です。どんどんゴミを増やすような状況になっている。 のですが、消費者が買ったものについて、従米は、売買で所有権が移ったの っているのですが、リサイクル社会、循環型の社会に移っていくためには、 んも野沢さんもおっしゃったことで、これはまさに真髄を突いていると思う 義務づけられれば、そこで競争が起きる可能性が出てくる。 消費者がそれで選択するということはあり得ないわけですが、情報提供が と、そういう情報提供の義務づけをするわけです。 素材を使っているかを情報提供する仕組みをつくって、義務づける。たとえ っていますが、もともとそれが可能なんですね。 六O年 た っ て い る と 思 い ま す 。 吉 村 さ ん の 本 に プ ラ ン の 変 遷 が ス ケ ッ チ で 絞 た り し な が ら 、 も と の 柱 は ど こ か に 立 っ て い る ん で す 。 そ れ で 、 い ま 五0 1 すね。架構である限り、錦設はいくらでも入れ替えられるはずなんです。 野片 沢桐 りますが、方向転換を平く図らなければいけないなと思っています。 かなければいけない。そのためには、法律で規制するのも一つの方法ではあ それにみんながなんとも忠わなくなってきているという状況を早く変えてい 感 ん に ﹁ 匂 わ な い ﹂ と い っ て 売 っ て い る け れ ど も 、 匂 わ な い だ け で 、 NOX るけれども、直火のストーブからのほうがいっぱい出ている。東京ガスも、 ーでも買ってください﹂とやって、室内環境汚染が起きている。壁からも出 だのなんだのがいやというほど山ている。それで、﹁ときどき窓を聞けてく 野沢もったいながるととっても快適になるというあたり いて、結構ビジネスチャンスがある業界だなという印象ですね。異業穂から いのですが、自分は金属の専門家なものですから:::。きょうお話を伺って 片桐私自身の会社はセメントをつくっていて、建設と関係ない企業ではな ださい﹂と矛宿したことをいっているわけですね。 を、どこかで臨界点に達するぐらいみんなが知ってくれる 環境問題をいわれたほうがわかりやすそうな感じはします。自分たちだけで もったいながるととっても快適になる るのだろうと思う。 状態をつくりたいと思います。そうすれば、一気にそうな ろ一個も綬一勝機はついてなくて、窓の一卜のカーテンの楽に小さな放熱器が一 おもしろそうだなと、そういう感じがだいぶしました。マーケットのニ!ズ が違うグループで新しい組み合せをつくると、悲惨なビジネスの話でなく、 ずっとつくっていると、自分のことを肯定しようとしちゃうんですよ。見方 ム口あるだけ。部屋に二つの穴があいていて、それが熱交換つきのセントラル をつかめば、環境問題は結構おもしろい話だなという感じです。 スウェーデンに冬行きますと、室内にはパッとみたとこ 換 気 装 置 に つ な が っ て い る 。 そ れ で 、 二0 セ ン チ ぐ ら い の 厚 さ の 壁 に 閉 ま れ 野城ありがとうございました。住宅控築を外側の佐界か三ふ嶋一線変 ! ? は 似 双 の 次 けfh川をご覧ください。 耐州議の仰をぷけておりますので、参加ご希択 の十々は中 1MMま で ご 述 絡 く だ さ い 。 次 り の テ ﹁すまいろんいでは、初日げの特集のコアぷ引 となるミニシンポジウムを閉山出しています。 介 。 ります。ありがとうございました。(文糞 グ V鱗鶴鱗機 断議総務十 γFJJ 会 h/η H 編集部) すが、そうではないということを捌人的に確信した意味でも大変満足してお されている雰同気が、特に住宅をつくる人びとに強いのでぶ議機緩警警 環境に対して創意工夫することを非常に後ろ向きに誤解議鱗鶏磯磯懇親機略 体的に見えてきましたし、山山口も見えてきたと思います。 ら兄てくださっている方々にご発会問いただいて、物事が立能川護欝 ていて、九月ごろから綬一房をつけると、それによってほとんど熱損失はない 形で、つまり架構で守られた内部に非常に快適な温度環境をつくるという知 恵を、あるときだれかが発明したのだと思います。それによって、温暖で壊 れ な い メ カ ニ ズ ム と い う 技 術 者 の サi ビ ス が 、 い ま の ス ウ ェ i デ ン の 生 活 を 支えているのだと忠います。 韓国に行けば、どこにいってもオンドルがあります。お庄でもどこでも床 暖 房 に な っ て い る 。 民 間 集 合 住 宅 も 全 部 ベ ア ガ ラ ス で 、 パ ネ ル ヒi ティング です。済州烏までオンドルがあるそうです。あんなに暖かいところにもある のに、日本にはなぜか入らなかった。あるときに隣国の人が発明して、ある とき臨界点になって、韓国の人は全部オンドルが大好きになっちゃった。 撲は以前の民家には一反れないと思っているんですよ。温度的な環境を民家 放みに我慢すれば家はサナティナブルになるし、自壊する家にならないこと は間違いないのですが、それはできない。だけど、いまやっているのは、民 家のような家をつくって、中で火をたいているからとんでもない家になって いる。二000万 し か な い の で 、 ﹁ 設 備 は 何 も つ き ま せ ん ね 。 フ ァ ン ヒi タ 特集⑧住まいの資源循環 ポスト大量生産時代の住まい 資源@エネルギーの消費量と経済成長とを切り離す脱物質化 1﹁もの﹂から﹁サービス﹂への移行を 哲男 地位を占めるようになった。 かくして、大衆が大量に消費できるだけの生産能力と、それを背景とした 潤沢に供給することを理念としていたことは、我が国における松下幸之助の へンリl ・ フ ォ ー ド が 自 社 従 業 員 を 合 む 大 衆 が 購 入 可 能 な 工 業 製 品 を 安 価 に になった。しかし、大量生産、大量消費は必ず大量廃棄を意味する。フォー として成立し、第二次世界大戦後には米国のみならず、日欧においても顕著 人工物の大量消費を生活向上とみるアメリカン・ドリームは表裏一体のもの 水 道 哲 学 に も 通 じ る と こ ろ が あ る 。 こ の 大 量 生 産 は 二O 社 紀 全 体 を 通 し て 普 る。事実、生産技術は競争的に開発されたけれども、保全技術開発は更新の ドが意図したような頑丈で長持ちする製品は、美徳ですらなくなったのであ 占が安価であるという理由によってお座なりであった。 間 に 累 計 一 五O O万 台 製 造 さ れ た が 、 驚 く べ き こ と に そ の 間 ほ と ん ど モ デ ル T型 フ ォ ー ド は 一 九O 八 年 か ら 一 九 二 七 年 ま で 二0年 新できる、つまり消費され、また実際に短寿命化した。実はこのことはフォ れには限界があり、現在の地球環境問題は、人工物の生産が地球環境の制約 さらには飽和が達成された後は大量廃棄が必然的な帰結である。しかし、そ 適、便利にした。だが大量生産、大量消費を前提としている以上、量的充足、 人工物の生産競争の結果、安価で高品質の人工物は確かに人類の生活を快 人工物の飽和と地球環境問題 は変わらなかったし、初期の頃を除いて色も黒のエナメルしかなかった。設 を侵した結果であることは明白である。 は 、 シ ボ レ │ で 対 抗 し たG Mで あ っ た 。 毎 年 モ デ ル チ ェ ン ジ を 行 な い 色 も 含 し な い こ と で 年 々 陳 脱 化 し て い っ たT 型 フ ォ ー ド を 生 産 中 止 に 追 い 込 ん だ の ときに顕在化する。 手国の市場サイズや相手国側の生産者の能力に比して、輪出量が大きすぎる 地球環境のみならず人間や社会にも限度はある。たとえば貿易摩擦は、相 L めたさまさまのオプションでバリエーションを持たせ、ごく知一期間に不動の ードの意図ではない。 計思想自体、実質・安価・頑丈・長持ちが第一であった。モデルチェンジを 本米必要とする以上の生産力を獲得したことによって、人工物は気安く更 つながった。その結果、過剰なまでの生産力と生産技術を人類は子にした。 配力と競争力を目指した生産力競争、それを可能にする生産技術開発競争に あるが、競争原埋が同居したことによって必然的に、相手を圧倒する市場支 遍化した競争原理に基づく市場経済とともに、現在の世界経済の基本原理で 二O 世 紀 文 明 を 特 徴 づ け る も の は 、 そ の 初 頭 に 出 現 し た 大 託 生 産 で あ っ た 。 大量生産時代としての二O世紀 出 た複雑な機能を持つ製品(一昔前ならばビデオデッキであり、最近ならば屯 人間にとっても、人工物の過剰な進歩は役に立たない。ボタンの付きすぎ 開発で解決しない(あるいは技術開発を行なう資金や時間がない)のだとす だが、成長しないことにもメリットはある。たと、えば地球環境問題を技術 済のマイナス成長が必要となる。現在のまま日本経済がマイナス成長を継続 れば一般的にエネルギーや資源を消費しない政策が必要であって、それは経 このように人工物の過剰な生産や技術は、地球環境、社会、人間といった すると、自動的にわが国は地球温暖化ガス削減に関する京都議定書に定めら 話であろう)は、複雑すぎてほとんどの人間にとって無意味である。 自然が持つシステムの有限性を侵し、それゆえの問題を発生させる。これら れた六%削減をクリアするのは、皮肉ではなく、速い将来ではない。 サービス産業で肢収しているのは当然としても、わが国では建設業も雇用を 就業人口の二一二%を占めていたのが、現在は二O%である。その雇用は、去に え よ う と し て き た 。 事 実 、 製 造 業 は 一 九 八0年 代 以 降 バ ブ ル 経 済 崩 壊 ま で は このような﹁非﹂成長経済のもとで、産業は着実に雇用を減らし構造を変 の 問 題 を 古 川 は ﹁ 現 代 の 邪 悪 ﹂ と 呼 ん だ * l o災害や疫病という古典的な邪悪 と異なり、現代の邪悪は、その発生原悶が人工物に内在されているという点 地球環境問題は、資源問題、ェ、不ルギl問 題 、 汚 染 防 止 ・ 処 理 問 題 、 地 球 が特徴的である。 温 暖 化 問 題 、 廃 棄 物 問 題 、 廃 棄 物 処 理 場 問 題 、 リ サ イ ク ル ・ リ ユ l ス問題、 このような産業構造の変化は、人工物生産の付加倒値を単なる製造と販売 ﹁着実﹂に地やしている。 進めるのはよいが、リサイクルは現在の技術レベルでは材料のダウングレ i だけに求めるのではなく、これに加えてサ!ビスや知識のコンテンツを増や 人口問題や食料問題などが複雑に絡み合っている。たとえば、リサイクルを ド方向にしか向かわず、かつエネルギー消費を伴、っ。余分な燃料を消費して すことに求めることを意味している(これを一般には新産業創出と呼んでい 人口もニOO七年をピークに減少し始める。労働生産性が変化しなければ、 わが国では、少なくとも労働人口に限っていえば、既に減少し始めており、総 人あたりの労働生産性が向上するか、そのどちらか、または両方を意味する。 学でいえば、一国の経済が成長するということは、就業人口が増、えるか、一 この新たなパラダイムを﹁ポスト大量生産パラダイム﹂ 産パラダイムにシフトすべきであり、実際、それは起きつつあると見ている。 に近づいており、適量生産、適量消費、ゼロ廃棄の方向に転換する新たな生 量消費、大量廃棄を特徴とする現代文明が、地球環境問題に見るように限界 以上の議論に基づいて、筆者は大長生産技術に裏打ちされた大量生産、大 ポスト大量生産パラダイム だけを増やせばよいのではないのである)。 るが、その意味するところを本当はもっと明躍に表現すべきであろう。雇用 までプラスチソクスのリサイクルを進めることは、矛盾でしかない。 成長信仰 政府、経営者、経済学者を問わず、およそ経済を論じるものは、経済が成 GDPは 下 が っ て あ た り 前 で あ る 。 政 府 の 経 済 戦 略 会 議 は 、 適 切 な 政 策 が 講 最初に議論し始めたのは、狂乱とも呼ぶべき花見酒景気のバブル経済のまっ 長するのがまともであると信じ込んでいるようである。しかし、マクロ経済 じられれば、当分の問は労働人口減少にもかかわらず、潜在成長率は一一%強 ただ中であった。 持たないと躍んに警告し、これに象徴される大量生産が作り出すさまざまの 当時、たとえば東京都は中央防波堤沖のゴミ最終処分地はあと一五年しか 、3と呼んでいるが、 *2 はあると見てはいる。したがって一九九八年度のようなマイナス二%強のマ イナス成長は実質五%に近い奥常事態であり、失業率が増加しているか、労 働生産性が本当は顕著に下がっていることを意味する。 工系学生の製造業離れが議論された。この問題の本質は製造業など第二次産 得が最大の目標である。しかし﹁より新しいものをより素早く﹂生産するこ また、大量生産によるコスト軽減効果を重視する立場では、市場シェア獲 のである。 業が作り出す人工物の価値が不当に吃められていることにあるように忠われ とで競争するには、市場の変化・進化の支配が自己を有利にする条件である。 邪悪の解決を意図していたが、これだけに限定されない。たとえば当時、理 る。あまりに安易に入子できるが故に、その生産過程に注意を払う宥者が少 市場支配原理は、﹁シェア支配﹂からその進化の方向と速度を支配する﹁進化 むとし なくなったのが正甚なところであろう。あるいは製造業もバブルに踊り、全 支配﹂へ変革している。 市場は差別化、個別化の方向に加速度的に進化しており、かつ個別化した くの不要としか忠えない製品を作り出したのも事実である。人工物生産は幸 福の源泉であり、製造業に従事することは人類全体の幸福につながると若者 り新しいものをより素早く﹂というよりも、﹁より新しいサービスをより素早 製品に関連するサービスを包括的に提供することが重要である。つまり﹁よ く ﹂ 提 供 す る こ と が 新 た な 競 争 原 理 で あ る 。 導 入 時 の コ ン サ ル テl ションや に説くことは、大学にいる人間としてはやや後ろめたい思いがあった。 。ホスト大量生産パラダイムは、したがって人工物の量的充足ではなく質的 金融サービス、保全も含むオペレーション全体、さらには改修・アップグレ ード・廃棄などライフサイクル全体にわたるサービスを包括的に提供するた しかし経済的な御利誌を維持する、一見、相反する目的を達成しようという 考え方である。その実現に向けての技術的な鍵を握るのは、 人 工 物 の ラ イ フ めには、技術開発の小心が﹁製品開発﹂から﹁サービス開発﹂に移らねばな 満足を目指しながら、資源・エネルギー消費・環境への影響を抑制しながら、 サイクルの閉ループ化と脱物質化である。 らない。 ポスト大量生産パラ、タイムを実現しようとすると、単純に資源・エネルギ の過剰の解消、産業構造の変化、労働市場の変化、規制緩和など大きな変動 バブル経済後のわが国の製造業は、過剰設備、過剰一雇用、過剰債務の三つ かし、それにもかかわらず、あえて経済的なレベルを維持しようとすると、 の低下によって、いずれ均衡状態(停滞状態)ないし縮小状態に向かう。し し、わが国の経済は、人口構成の変化や、経済の成熟化に伴う生産性の仲ぴ 産業構造のパラダイムシフト 期にある。この動きをいち早く掴んだのが米国経済であるとよくいわれるが、 現在の資源・エネルギー集約的な工業化社会、産業化社会の付加価依創造の ー消費・環境への影響を抑制することは、経済活動の縮小を意味する。しか 米国の産業構造の変化は﹁製造業からサービス産業へ﹂と変化したのではな メカニズムの変革が必要である。資源・エネルギー消費に依存しない、たと 資源制約があるなかで、 無限の経済成長はできないことは、 たとえば、 住まいにおけるポスト大量生産パラダイム 以下、その戦略を﹁住まい﹂という観点で考、えてみよう。 が必要となる。 えば知識やサービスのコンテンツを増大するための付加価値創造メカニズム G Eに 代 表 さ れ る よ う に ﹁ 製 造 業 そ の も の の 内 容 が サ ー ビ ス 産 業 化 ﹂ し く 、 たことに意味がある。 z 従来は﹁円十く安く良く﹂、つまり大量生産技術を掌中に収めて 安価で高口忠良 の製品を大量に供給できるものが勝つとされていた。しかし、情報のグロ! パル化や人工物の量的充足によって、市場の変化が急激になり、また差別化 や個別ニーズへの対応が重要になった結果、﹁より新しいものをより素早く﹂ 提供できるものが勝つ。この場合、伝統的な大量生産では売れないものを大 量に作り続ける危険すらあり、大量生産技術だけが勝利の鍵ではなくなった こ !i 響を抑制しつ、建築業の経済的活動のレベルを維持する方法は、住宅の質を られる。建て替え需要しかない状況で、資源・エネルギー消費・環境への影 本において建築物の一人あたりの床面積がかなり鈍和しつつあることに喰え ル制に等しい。このように﹁欲望の仮想充足﹂のための技術開発が考えられ きフィルムを所有していると錯覚するが、実質的にはフィルム会社のレンタ 必要は何もない。たとえばレンズ付きフィルムの例では、消費者はレンズ付 資本主義が発展してきた原動力は欲望である。だが、欲望を物質で満たす 本稿では、人工物の過剰なまでの量的充足に起因するさまざまの現代の邪 おわりに 気を感じさせる情景は一つの考え方であろう。 る。住まいでいえば、あたかも所有していない風景や、別の場所にいる雰四 向上することである。 ここで問題となるのは、質の向上における﹁質﹂がさまざまの次元を持 つことである。たと、えば、一人あたり面積を増やすことは、ある一定のレベ ルまでは質ではあるが、本質的には量的充足であって質的な満足ではない。 そうではなく、たとえば高機能、長寿命、多目的利用、柔軟性、メンテナン スフリi性などが考えられる。ここで高機能とは従来の住宅になかった新た な機能を付加することであり、情報化時代に対応した設備を備えることなど 的充足から質的充足への転換を図るために、脱物質化と閉ループ型ライフサ 惑を解決するために、人工物生産の来るべきパラダイムシフト﹁ポスト大 しかし、おそらくこのようなことは自明のことであって、本質的にはもっ イクルを呂指す。また現時点で既に起きつつある経済的、社会的変化は、製 がこの範曙に入る。それによってSOHO的な利用を可能にするとしたら、 と別の観点が必要である。建築業なり製造業が量に依存せずに成長可能にな 品からサi ビスへという流れに見られるように、ポスト大量生産パラダイム 量生産パラダイム﹂を提案した。。ホスト大量生産パラダイムは、人工物の量 るためには、製品のライフサイクル全体を今後毎括的に新しい対象とすべき に向けた兆候として理解できる。すなわち、ポスト大量生産パラダイムは、 昼間の有効利用度を向上する多目的利用を実現することにもなる。 である。たとえば、長寿命化設計と建て替えなしに用途変更ができる柔軟性 近未来における建設業あるいは製造業の生き残り戦略でもある。 ︿参考文献﹀ 設計によって物理的・機能的な長寿命化を実現し、その聞のメンテナンスや 間取り変更などによって工事量を確保する考え方がある。つまり建築業は 1 古川弘之﹃テクノグローブ﹄工業調査会、一九九三年。 2 V 閉山折Mm刀 ・ 馬 場 約 滋 ﹁ ポ ス ト 大 川 県 生 産 パ ラ ダ イ ム と 人 工 物 工 学 ﹂ 日 本 機 械 学 会 第 三 回 ﹁建築工程﹂だけを担当するのではなく、建築物のライフサイクル全体にわた るサービスを提供するライフサイクル産業として再定義すべきである。現在、 wpml( 一九 設 計 工 学 ・ シ ス テ ム 部 門 濃 淡 会 講 演 論 文 集 hmi幻(一九九三年)、一九三ページ 1 一九八 九五年)、一一ページ j 一五ページ。 ⋮日前山哲男/とみやま・てつお 東京大"一千人工物工学研山九センター教同日。京京大町一千 M 出山機械工学博士剤師抑制修了、工学問同士。日本シ 刷 ステム開発研究所総託、オランダ・アムステルダ ムCWI研究氏、京京大川千工学部制州統機械工学科 助教佼を経て、一九九八年より引職。専門は設計 学、設計・生産システム、やわらかい機械など。 3 福山折mm刀﹁ポスト大川民生産パラダイム﹂ファクトリi オi トメi ション ページ。 既に建築物の場合、総ライフサイクルコストの七O%がメンテナンスコスト であることと符合するが、これをさらに一歩進めて、単に建設当初の状態で 維持するメンテナンスではなく、積極的に機能的にアップグレードしていく ポジティブなメンテナンスへと拡大することも合まれる。 このことは、同時に建築物(人工物)のライフサイクル全体での付加価値 ス﹂による﹁もの﹂から﹁サi ビス﹂への移行であり、資源・エネルギーの を増大することでもある。それはまさに競争原理の変化、﹁より新しいサービ 消費量と経済成長とを切り離す脱物質化でもある。 特集⑧住まいの資源循環 住まいのまわbの 物 質 環 ろが、筆者の身近なところで町並みが一瞬のうちにごみに変わってしまう出 並みを将来の廃棄物として考えられるほどの想像力は通常持ち得ない。とこ しかし、廃棄物問題に対する洞察がそれほど深くない我々にとっては、町 仮定してごみ問題を考えることを、﹁廃棄物めがねをかける﹂と呼んでいる。 はこのように、すべてのものをいつかはごみになる﹁潜在廃棄物﹂であると 町並みを見て﹁大変だ、これは皆ごみだ﹂と思ったそうである*。米石教授 授(現・滋賀県立大学環境科学部)は、昭和田二年に飛行機から眼下に広がる 筆者が学生時代に教えを受けた、廃棄物問題の専門家である末石富太郎教 パクトを及ほすことが予想されている。 ごみ問題において、住宅をはじめとする建築物は、量的にかなり大きなイン 宅﹂が議論の対象となることはあまりない。しかし、後述するように将来の トルや牛乳パック、あるいは家電製品、自動車などであることが普通で、﹁住 し、一般に﹁ごみ問題﹂や﹁リサイクル﹂を論じる際、その対象はペットボ ようになり、リサイクルに対する一般市民の罰心も極めて高くなった。しか いまや此を挙げてごみ問題の重大性、﹁循環型社会﹂の必要性が論じられる 住宅もいつかはごみになる O年には建築廃棄物量は現在のニ倍になる ニ 一 現在の年間着工床面積が田}のまま続けば、ニ O 下関 土 日 之 写真 l 阪神淡路大震災後、伊丹市に出場した住宅解体廃棄物の山 ( 1 99 5 " 1 '6J J21t~k彩、 告げlH ii ) ) : j i f r f i : l J i t ) 1年)叫 図 l 大阪市における物質フロー(]99 (単位: X 1 0 0 0 t o n /年) 市外・市内不明 米一やが出現した。阪神淡路大震災である。写真l ー は 、 震 災 被 災 地 の 一 つ で ある伊丹市に設けられた、長災で全壊した住宅を解体した廃棄物の一時保管 制切である。国滋のすぐ脇に出現したこの﹁ごみの山﹂は、筆者を合めて付近 を通る人びとに大きなインパクトを与え、建築廃棄物問題の将米をわかりや すく暗示する象徴となった。けれども、このような特別の事件がなければ、 我々は建築から発生する廃棄物の量的なものすごさを実感することはできな いのである。 このように、ごみ問題を考えるとき、日常生活の山中で頻繁に購入して数日 後 に ゴ ミ 箱 に 捨 て る も の 、 す な わ ち フ ロi の 廃 棄 物 に 関 し て は 我 々 は 感 覚 的 に把握しやすい。ところが、長い期間使間される耐久消費財や住宅などスト ックの廃棄物は、なかなか生活の中でごみとして意識できないのである。 増大を続ける建築ストック 筆者の研究グループでは現在、大販市を対象としてエネルギー・物質代謝 の実態を推計する研究を行なっている。電力・ガス会社等から提供されるデ i タ で 大 半 が 把 握 で き る エ ネ ル ギ ー フ ロ ! と 呉 な り 、 物 質 フ ロ i推 定 で は 物 流に山するサンプル調査結果がその基礎となるために精度はかなり落ちるが、 一九九一年の⋮年間でだいたい図ーのような状況になっている。エネルギ ーフロ!と大きく違う点の一つは、大阪市へ流入した物資の大部分が刊加工 必業がかなり物資を動かしているということがわかる。われわれが生活の山中 を 続 て 外 へ 出 て い く こ と で 、 サi ビス産業化が進んだといわれる現在でも、 で使間したものは大部分が一般廃棄物となるわけだが、これは全体の物資流 入量の二%ほどにしかならない。 この小で、注目すべきは建築物である。図ーーで建築物関連の物資流入出 世 は 、 物 流 デl タ に よ ら ず 、 毎 年 の 若 工 床 面 積 に 対 し て 床 面 積 あ た り の 平 均 資材使市川県と舟命分布関数を構造・別途別に設定して求めている。現在、床 而杭の総川県は増加傾向、すなわち者工床面積が廃棄されたと予想される床面 積を上田っており、建築物関連 物資は一年間のフローを見た中 では蓄積となるが、この一年間 に蓄積された建築資材の量は一 般廃棄物の実に四倍となってい る。都市の中に蓄積していくも 2 0 3 0 2 0 2 5 2 0 2 0 初日 2 0 1 0 のとしてその他に自動車や家電 製品など耐久消費財があるが、 自動車とくらべても約五O倍く ・.・・.・.・,・・ 1 9 9 0 4 則 悶 附 ・・, . ・ . ・ 1 9 8 5 らいの物資が建築としてストッ クされている。一九八六年1九五 回非住宅 加∞い 年の一 0年 間 の 平 均 的 な 着 工 床 1 側 。 1. ・ 面積がそのまま将来も続くと仮 s 64 側 定し、現在得られている標準的 印 ∞ ζ な建物用途・構造別の寿命分布 関数を当てはめると、図ー 2に 示すように、二O O年には年 二 一 間に排出される建築廃棄物量は 8 鵬 ω ∞ - 8 初叩& 1 。 加 廃棄年 後者は論外として、最近、これまで建築廃棄物と同じく安定型処分場への 投 棄 が 認 め ら れ て い た シ ュ レ ッ ダl、ダスト(廃自動車、廃家電などの金属く ずから鉄などを閉収した残りの雑物)について、埋立地からの溶出物の有害 性が指捕され、管理型処分場への埋め立てが義務づけられるようになり、と たんに処分場の逼迫、処理コストの増大などの問題に直面したことや、建築 廃棄物も最近の建材の多様化などにより、同じような問題が今後生じないとは いい切れないことを考えれば、将来的には建築廃棄物の問題はより厳しい状 況になることは間違いがない。 ﹁循環型社会﹂の中で、住宅のなすべきこと このように今後深刻になっていく建築廃棄物の処分問題に対して、最も有 効な方策が﹁長寿命化﹂であることは疑いない。もとより、わが国の住宅の *40 もし、全ての建築物の寿命が二倍になる(それに応じて 平均寿命は一一一0 1四O年程度といわれており、米田の約一 O O年と比べて大 きな開きがある 着工面積も減少する)とすれば、前述の大阪市における廃棄資源量は、一一O O年において七一八万トンから四四二万トンとなり、全体の三八%に相当 二 一 する廃棄物を減少させることができる。 わが国の住宅の寿命の短い原因については、建築材料の違いなど物理的な に対して十分に対応できるような設計になっていないことや、社会制度の開 耐久性の差もあるが、それよりも使用者の変化など、使い手側の要求の変化 このように、量的には今後爆発的な増大が見込まれながら、現在、建築廃 *5 などの方が大きな要因となっているようである。 題、さらには、日本人がもともと建築や都市などの環境に対して﹁宥さ﹂を 求める価値観の遠い 大阪市で一九九五年に廃自動車から排出された鉄は年間一二万四千トン、家 一方で、出てきた資源の再利用も重要な課題である。鉄についてみれば、 -建築廃棄物は産業廃棄物の三つの種類の最終処分場のうち、もっとも簡易 O年には自動車、家電がほぼ横ばいなのに対して建築物全体で六閲 が 、 一 一O 一 鉄は三七万七千トンと推定され、住宅のみで見ても九万二千トンある。これ 電から排出された鉄は四千トンと推定されるのに対し、建築から排出された -不法投棄もある程度あると推察される。 に比べれば処分場に余絡がある。 な安定型最終処分場に埋め立てることが認められており、管理型、遮断型 点にありそうである。 棄物がなぜ大きな問題になっていないのかを考えると、その原因は以下の二 えてしまうことになる。そして、その半分弱が住宅からの発生量となる。 現在のおよそ二倍にまで増加し、現状の産業廃棄物全体の総量をはるかに超 図 E 大阪市における将来の建築廃棄物蜜の推計 *2 解体される住宅から排出される鉄が、廃自動車と鹿家電からの鉄の合計を上 万二千トン、住宅のみでも一二万七千トンに増加することが予想されており、 目 的 は 、 メ ー カi が 処 理 ・ リ サ イ ク ル に 対 す る 責 任 を 全 う こ と が 、 環 境 適 法、家電リサイクル法にもその考え方がア部反映されている。この大きな なわせるシステムが一部で開始されており、日本の包装容器リサイクル の金属のストックがあり、都市からの廃棄物内に含有される金属の品位が、 築業者がそれほど長期にわたって責任を長い続けることは実際問題として 場合には、短いとはいっても建築から廃棄まで数十年かかるのであり、建 合設計を進める大きなインセンティブになることである。ところが住宅の 回ることになる。 鉱石のそれと同等もしくはそれ以上になっている場合もあるといわれている。 かなり困難である。しかし、住宅の廃棄やリサイクルに責任を持ち、ひい 既に﹁都市鉱山﹂という一言葉があるように、都市には鉄をはじめとする種々 今後は解体住宅から排出される資源の回収と、それをリサイクルする社会シ ド回士口之/しもだ・よしゆき 大阪大宇先端科竿技術共同研究センター助教 授。大阪大円子工学部環境工学科卒業、附大学 院博士課税終了。都市における工、本一ルギ i資淑の供給・初出構造に関する阿川山んに従事。 涜ぎに吋都市のリ・デザイン﹄(共我)山一正式出 版社刊がある。 5 角野幸博﹁人口減少時代の地域づくりと生活拠点の多極化﹂鳩山山邦碩編者﹃都市のリ -テザイン﹄所収(一 O二ページ)、学芸出版社、一九九九年。 ー九一べ iジ)、一九九八年。 4 日本建築学会﹁気候温暖化への建築分野への対応﹂﹃建築雑誌﹄ 3 大阪大学先端科学技術共河研究センタiと地球環境関西フォーラムとの共同研究成果 に ト 品 る 。 wmh 山所収(九O 2 井上、下問、水野﹁都市内建築物からの投入・廃棄資源設の将米予測大阪市を対象と して﹂﹃日本建築学会近畿支部論文相柑台集﹄所収、一九九九年。 1 末石百太郎﹃抑制市環境の蘇生﹄中公新書、一九七五年。 ︿ 註 ﹀ ることは間違いない。 わが国の住宅ストックを持続可能なものにしていくうえで必要不可欠であ ては住宅の環境適合設計を促す何らかの社会システムを構築することが、 O A製 品 な ど の メi カi 、素材産業を中心として、 ステムの確立が必要である。 既に自動車や家電製品、 循環型社会の構築に向けた動きが活発である。それらを代表するニつのキー ワードを、住宅の、特に建築廃棄物の問題に即して紹介し、本稿のまとめに 代えたい。 環 境 適 合 設 計(DfEて あ る い は エ コ デ ザ イ ン 一 製 品 が 環 境 に 与 え る 主 に関してその廃棄物の収集・処理・リサイクルをメーカーの責任により行 既にドイツでは循環経済・廃棄物法のもと、包装容器や自動車、電子機器 った際の回収や適正処理に対する責任も製造者に負わせようとするもの。 拡大製造者責任一通常の製造者責任の範囲を拡大し、製品が廃棄物にな れた新たな接合方法の開発が重要であろう。 有害物質使用の回避、解体・リサイクルが容易でかつ耐震性・耐久性に優 効な、ライフスタイルの変化に対してフレキシピリティのあるデザインや、 建築廃棄物の問題では特に、先述したような住宅の長寿命化のために有 ト)がある。 を 評 価 す る た め の 手 法 の 一 つ と し てLCA(ラ イ フ サ イ ク ル ア セ ス メ ン 製品廃棄時の分解容易性、リサイクル容易性を高めることなどであり、これ 等)、鹿棄後に適正処理することが困難な有害物質の使用を回避すること、 品製造時の環境負荷低減、製品の長寿命化のための方策(モジュール化 荷 を 最 小 に す る た め の 設 計 。 製 品 の 使 用 時 の 省 エ ネ ル ギi は も と よ り 、 製 l 2 {開発すべき技術] リサイクルに関する認識の現状 におけるリサイクルの耐難さを紹介することにする。 を行なってきているが、ここではそれらの結果を踏まえて、資源循環型社会 革者はこれまでに資源や環境にかかわるいくつかのアンケートを含めた調査 技術的な可能性とその実効ある運用の聞には、多くの難問が山積している。 資源循環型リサイクル推進の圏 高耐用・高寿命化技術 リサイクル社会構築へ向けてのアンケート調査結果より 資源循環型社会 雅史 ーはじめに 環境庁は、米るべき一二世紀に向けて、 持続的な発展が可能な経済社会 さ 2は 、 わ が 闘 の 建 設 形 態 の 特 質 で あ る ス ク ラ ッ プ ア ン ド ビ ル ド に つ い との同答は意外にもゼロであった。 物による汚染、がそれぞれ半数を占め、③社会資本としての蓄積にならない、 答が多かった。また、その反対理府としては、①資源の浪費である、②廃棄 る同答の比率は、一一二対六九であり、スクラップアンドビルドを是認する回 ての設問に対する同答結果であるが、この建設形態に反対する関答と是認す 臨 である(同収率は三一二%)。 制似・環境問題に関する合計一一一八問のアンケi ト を 行 な っ た も の の 回 答 の 一 部 に か か わ る 試 験 や 調 査 を 日 市 業 務 と し て い る 機 関 約 二O O社 を 対 象 に 、 資 国i2、 3お よ び 4は、本研究室が一九九一二年一 O 月 に 、 環 境 や 公 害 な ど スクラップアンドビルドとリサイクルの認識について 2 人類が将米にわたって持続的な発展が可 能な生産活動を行なうための社会システ )サ イ))レ フィードストッア 1 リサイクルの推進技術 I'-イサーマルリサイクル 適正な最終処介技術 マテリアルリサイ))レ 廃棄物の発生抑制技術 ムとして、﹁環境負荷の少ない資源循環を 基調とする経済社会﹂を構築するための 施策を展開することを明らかにしている。 函 [ iは 、 そ の 概 念 を 環 境 と 資 源 を 両 輪 としたシステムとして示したものである。 資源循環を単純にリサイクルと置き換 え、リサイクル至上主義が展開された一 時期もあったが、一九九七年一二月に京 都 で 開 催 さ れ たC O P 3以 降 は 、 資 源 循 環と環境保全の双方への配慮の必要性が 徐々にではあるが浸透しつつある。 リサイクルは、資源循環型社会を構築 するうえで重要な位置を占めているが、 持続的な発展が可能な経済社会を実現するための概念 W i I ] 菊 池 ル制度﹂、﹁リサイクル推進のための標準化﹂などについて積極的な取り組み ゃ﹂開始している。このような現状一トで、一九九九年一月、間日本建材産業協 会は、建材産業にかかわるものの立務として、リサイクルにかかわる現状認 識に関するアンケート調査を筆者の研究室に委託した。調査対象は、廃プラ スチックを扱う産業廃棄物処理業者、解体業者、住宅生産者、総合建設業、 設計事務所、建設資材メーカー、および前述の公害・環境試験機関の七業種 に合計二000通発送した(設問数二O、回収率三一二%てそのうちの、リサ ペースの関係で表現を一部省略してある)。 イ ク ル の 推 進 に 関 係 の 深 い 部 分 を 罰15から 9 に一部す(国の上の設問は、ス 5は 、 リ サ イ ク ル 推 進 と 解 体 技 術 の 関 係 に つ い て の 設 問 に 対 す る 州 答 間リサイクル推進にかかわる施策について 図 6は 、 リ サ イ ク ル 推 進 の た め の 問 状況を示したものであるが、⑥分別解体の義務づけと、①適正﹂げ品解体コスト の設定とで、全体の約半数を占めた。閉 辺整舗についての凶答状況を示したものであるが、@リサイクル品の製造や 日bcdef リサイクル昂に対する鐙走塁措霞 ( 4 8 . 4 % ) リサイクル白使用の啓発 ( 1 0 . 4 % ) リサイクル昂使用の薮務付1 j "( 1 8 . 9 % ) リサイクル市場の整備 ( 1 9 . 1 % ) リサイクル業者の地位向上 ( 2 . 2 % ) その他 ( 1 . 0 % ) 3は 、 ス ク ラ ッ プ ア ン ド ビ ル ド を 是 認 す る 理 由 に つ い て ま と め た も の い 7は 、 資 脱 循 環 型 社 会 を 構 築 す る た め に 開 発 す べ き 技 術 ( 図 ! abcdefgh 図-6 リサイクル推進のための間辺繋備 間 であるが、@新たな土地開発に比べて環境破壊が少ないという川符が約六七 %を占め、⑥円以質な社会資本として整鮪するまでの間は止むを得ない、の約 一一一%を大きく上回った。 ま た 函14は 、 ス ク ラ ッ プ ア ン ド ビ ル ド に よ り 発 生 し た 建 設 廃 材 の 最 終 処 て 製品に対しての既成迎措置を設ける、が全体の半数近くを山めた。 また、図 の是認の理由 分量の減量化についての凶答状況を示したものであるが、リサイクル率の向 つ 上が半数を占め、建物の高寿命化や延命化にかかわるものの合計を上回った。 識 建設省および通商産業省は、リサイクルの推進を目途に、﹁解体・リサイク か か わ る 圭 罫3 ーに対応させて)についての設問に対する問答状況であるが、④マテリアル b 推 進 リサイクルを推進すべき、との回答が約五五%と最大を占め、発生抑制がこれ ( 5 0 . 8 % ) abcde サーマルリサイクル 0 .8%) 高耐用 E 喜寿命化 ( 1 2 . 2 % ) 発生郷告書 ( 2 0 . 9 % ) 適正な蜜終処分 ( 4. 7 % ) abcdef リサイクル畠の畠貿・性能 ( 3 4 . 8 % ) リサイクル裂罰の安全性 ( 4 5 . 7 % ) 再々リサイクル控 ( 6 . 1 % ) リサイクル資源としての経歴の明確さ ( 2 . 9 % ) リサイクル工程における磁箆負荷 ( 5 . 6 % ) リサイクル資源の盆育鐙 ( 4 . 9 % ) d その他 ( 3 . 3 % ) d 図-7 資源循環型社会のために開発 すべき技術 マテリ戸ルリサイクル ( 5 4 . 5 % ) リサイクル昂の昂賓評価項巨 臨自 C 廃材のリサイクル2 容を向上する c ( 2 1 . 3 % ) 解体業主主の慾議向上 0 .8%) 解体技術資格制度の館設 ( 9 . 9 % ) 適正な解体コストの設定 ( 2 3 . 9 % ) 複合資材の使間撃の低減 ( 1 0 . 4 % ) その他 ( 1 . 4 % ) ( 2 4 . 6 % ) 新築霊祭器の翻周年滋をi 曽す ク に対する認識議査 是認する ( 6 9 . 2 % ) b 反対する ( 3 0 . 8 % ) b ル の 白 新たな土地務発!こt t べて主翼民破壊 6 6 . 7 % ) ガ少ない ( 良質なな会資本として整備の閣は 1 1 . 8 % ) i 上むを得ない ( 盤土の狭小なわガ園では止むを得 ない ( 1 7 . 6 % ) その他 ( 3 . 9 % ) 既寄建物の延命化をll2Iる 呂 呂 リ 図 E スクラッファンドビルド 図-3 スクラップアンドビルド 建設箆栃の減少方策 ~-4 図-5 リサイクル推進と解体技術 等に関する調査 解体工法指針類の慈l 蕗( 1 4 . 1 % ) 分別解体の薮務づけ ( 2 7 . 8 % ) 解体技術の向上 ( 4 . 8 % ) サ イ に次ぎ、高耐用・高寿命化の回答は一二%にすぎなかった。図!8は、リサ イクル口聞の品質を評価する際に優先すべき評価項目についての設問であるが、 ⑥安全性が最も高く、④口問質性能がこれに次いだ。 9は 、 ダ イ オ キ シ ン と の か か わ り が 問 題 と な っ て い る 塩 化 ビ ニ ル 製 品 叩代替口問・リサイクルロ聞などのコストについて 図 3 費用負抑制に関する同誌@甫民の認識 政府および地方自治体は、自然保護や環境保全に関する世論誠査を数多く 行なっている。その結果については誌面の都合上省略するが、多くの国民は いる﹁自然保護および環境保全にかかわる費用負担﹂についての回答状況を 平成九年版﹃世論調査年鑑﹄(総理府内閣総理大臣官房広報室)に記載されて 自然保護と環境保全にかかわる活動に参加したいと考えている。図!悶は、 に勧めることができるか、という共通設伺に対する住宅生産者、総合建設業 示したものであるが、@費用負担や価格への上乗せを認める、という回答は に対する代替口問を採用するとしたら、どの程度のコストアップであれば顧客 および設計事務所の回答を示したものである。これによると、@同等であれ 全国レベルでは約一一一分の一にすぎず、地方自治体レベルで約六0 1七 O%と 明治大学収工学部連拭荒川イ科助教授。間大学院工学研究科(建築や専攻)修了。九五年、日本建築仕上手 会合(論文)、九六年、石狩ボ lド工業会 γ り行ボiド賞、九八年、行本建築学会賞(論文)を受賞。 菊池雅史/きくち・まさふみ えるべき時期に至っていると考える。 環境共生も含めて、適切な費用負担について、政府および由民が真剣に考 とを示している。 られないかぎり、真の資源筒環型社会を構築することが極めて困難であるこ の程度の費用負担をするのか﹂を明確にしないかぎりは、またその合意が得 困難さを感じている様子がうかがえる。このことは、﹁なんのために、誰がど ても、リサイクル品ということだけではユーザーに費用長担を勧めることに 産に産接かかわっている住宅生産者、総合建設業およぴ設計事務所等におい りでは、国民の共通した認識にまで至っているとはいい難い。また、建築生 の技術として認識され始めてきたものの、アンケート調査の結果を見るかぎ 資源循環担社会を構築するうえで、高耐用化・高寿命化は最も有効な川上 4 むすび とさらに⑤上乗せを認めない、の回答が増すと考えられる。 費を通じた夜桜長担を明確にした設問ではないため、個人の直接貫担となる この場合の費用負担について、税金等を通じた間接負担、伺人消 ば勧められる、との回答が住宅生産者で約六O%、総合建設業では約五O%、 製昂のコストに関する謁資 a 間程度のコスト b 5% 程度のコスト戸ツブ c 10%程度のコスト戸ツブ d 15% 程度のコスト3 コップ e 20%程度のコストヨコップ f その他 しかし なっている。 久留米市民意識誠査 設計事務所では約ニ六%であり、業種によりかなり異なった回答状況を呈し 山 一 官 住 愛用負担や価格への上薬せを認めない b 設計率務所 総合建設業 産 生 宅 1 日 自然保護・環境保全のための費用負担に臆する謁査 a 重要用負担や価格への上桑せを認める 協 府中市世論調変 会国世論旨理主主 た。このことは、リサイクル品においても共通することと考えてよい。 図9 環境影響が懸念される製鼠の代替昂として採用する際の 特集⑧住まいの資源循環 資源循環欧州事構 を占めるといわれ、特に、建築物の解体工事から排出される廃棄物のリサイ わが凶では、建設廃棄物が全産業廃棄物排出量の二割、最終処分量の四割 度研究会海外調査報告書﹄(九八年九月、附日本建築センター発行)を参照下 一部を報告させていただくこととする(なお、詳細は、﹃解体・リサイクル制 開始し、腕日本建築センター内に﹁解体・リサイクル制度研究会﹂を設置し た。この調査研究の一環として、一九九八年の八月二三日から一一日間にわ 棄物のリサイクルに関する今後の施策に反映することを目的に行なわれたも 施策及ぴ実施状況を調査し、日本の建設工事における適正な解体及ぴ建設廃 ツを中心とした欧州三か閣を訪問し、建設廃棄物のリサイクルに関する法律、 球環境問題に積極的に取り組み、廃棄物処潔問題について先進国であるドイ 海外調査﹂(調査団長一野城智也東京大学助教授)を行なった。本調査は、地 市独自に指定回収方法、分別方法が規定され、廃棄物発生者、処理業者など され、従米の家庭ごみに加えて、産業ごみについても市町村管理に変更され、 利採取跡への処分による地下水汚染の問題発覚を契機に、環境保護法が整備 リサイクル率はわずかに一六%であった。その後、九二年に産業廃棄物の砂 不足が深刻化した八八年時点では、建設廃棄物の八四%は埋め立て処分され、 最初の訪問国、デンマーク王国の首都コベンハ l ゲンでは、廃棄物埋立地 たり﹁建築工事における適正な解体及ぴ建設廃棄物のリサイクルについての のであり、実際に、調査成果は﹃解体・リサイクル制度研究会報台﹂(九八年 の責任の所在が明確となるなど、管理体制の変更と強化が凶られることとな った。この結果、九二年には建設廃棄物のうち埋め立て処分率が一O%、リ サイクル率が八一一%と逆転し、さらにリサイクル率は仲ぴ続け、九五年には ベルギーの監督官庁(建設、環境)、建設 事業者連服、建設廃棄物の民間処理業者となっており、解体事業に特化した んO%を超える結果となっている。 h, ﹁ 寸ツ、 調査としては初めての貴重な知見が得られた。私自身、海外における前十食事 、 訪問先は、デンマ i ク 一O月)に反映されている。 2 デンマーク王国 さい)。 重な誌面をいただいたことから、欧州における資源循環事情について、その 業は初体験でもあり、鮮烈な印象を受けて帰ってきた記憶がある。今回、貴 リサイクルは各国とも市場経済原理で動いており、民間の経済活動として十分成立することがうかがえる 掲 林 概 要 クル率が低迷している。そのため、建設省では法制度を含めた対策の検討を 1 l 欧州 3か国の調査した機関一覧 邦共和国 建設と1~* 1\' 6万全!と 4 2卜J l f 本で椛 l l i :する i d 大の!&;没:主将卜J IW デンマー コベンハーゲン r l i.t ; l t f iセ ン タ ー 内 で 往 . s ; U f l ) ; i l・t 立 与iセンタ 環境航行行政と、Ji tM物処耳H の巡;汚をお1 う公共古1iJ.;j RGS90 設Ji~楽秒lj~~~ のリサイクノレなどを jj なうL( l J i事業者 なう氏i なう氏 1::l'I~業者 主主設H.f{'t-Hf.楽物を )~llll し、 j I } W i I J i [イ ヒ ( W t 君主材 ~í'i) を jf なう LI': I::r'I~業1\' ベルリン rlí 住宅交 j必:;-~.;: 有平f制約立、従業物処 FH の ~~~E'l'fを行なう公 ベルリン i f i内で大規絞に民IifJ される I I }l I f J 発事業の}ム級施設(公共・民IiH でj l l iれ) 建設Ijüj~物のjIj 'tfilJíl 化(Jit機材~~.;)を jj に l没止された民IiH'I~::/.ミ才;の JIJ';Wl*~~ 地下水)。 ②国土が狭く、埋め立て処分間地が限られている。 ③資淑が少なく使用資源が限定される。 ④エネルギー消費を少なくしていかなければならない。 ⑤良質なリサイクル製品になる要素があれば、回収システムを持つことが 大切。 ⑥環境に対するポリシー。 デンマーク王国では、今後、﹁五つの分野でこ000年までにリサイクル材 利用率を五O%にする﹂というアクションプランを環境省、環境局が策定し (七五%)に建設廃材のリサイクル材料が利用されており、既に目標達成が国 ているが、建設卒業の分野では建設資材利則良県二四O万t の う ち 一 八 O万t られている。 建築物の解体に関しては、次のような概要となっている。 建物解体の対象は、今附⋮紀当初(築後一OO年程度)の集合住宅で、建材 がよくても狭く、陳腐化してしまったような建物の建て替え工事や町工場の 郊外移転に伴う解体工事が主である。そのため、解体廃棄物に含まれる可燃 系廃棄物の量は六 1八%程度と少なく、わが国ほど、建設混合廃棄物が大き 解体方法は、分別解体が必要であり、リサイクル対象物(九種類)、特別扱 な問題とはなっていない。 さらに、その後の九七年には、リサイクルのしにくい建設混合廃棄物や、 卒業内容は、路盤材等の製造が小心であるが、パージン建設資材の採掘・版 建設廃棄物の再資源化卒業は、民間卒業者の積桜的な参入が図られている。 るまで区分(セル)哩め立てされて管理されている。 して分別解体が必要であり、それらは、技術の進展により再利用が可能とな い物(七種類)、焼却対象物(間種類)、別め立て対象物(四種類)に間区分され ①そのままの状態で飲める地下水の現状を維持していく(水供給の大半が にまとめられる。 デンマーク玉田における処分回避・リサイクル推進施策の背景は次の六点 が進められている。 畑中め立て対象物、焼却対象物について廃棄物受入時に課税する課徴金制度を採 ARCiJ る。これらの分別方法、処理方法等は、コペンハ l ゲン市環境問により﹁ハ INFOsOX 用し、廃一築物が市場経済でうまく循環し、処分回避・リサイクルが誘導され " I U , , ) .環境川 ンドブック﹂が示されている(余二七五市で作成予定)。たとえばPVCは 、 ベルギー を~~;ニナf する公共古1>1,,) '(i(NRWJ+D をj j 建設)jOj~物の jl}資 ilJíl{ヒ(l治宝生料等) RZstl るようインセンティブの制度が創設された。こうした管理施策、誘導施策の I : : J会主 l 焼却に伴うダイオキシン・有害重金属の発生の恐れや、焼却時に配管保護に ク::E国 組み合わせの結果、実際に今岡訪問した一OOへクタiル規模の市の廃棄物 コベンハーゲン山 必要な中和石灰の暁霧等に伴う焼却灰量の増加を考慮して﹁特別扱い物﹂と 控設 l?lf)長,',央 ;1H~L 建設Ji~霊~~O/j のリサイクルなどの Jf~ リ k,ll み /1レトラインウエスト 会 ファーレン州建築 i i :o士 住 l没JiU~~却の')サイクルを j(tj隼するため 解体!従業物リサイクル 業協会 主濁 j た 古l i I ; i ) EVγRiJ ドイツ遠 機関概喪 機関名 国名 埋立地は当初計同から一二Oi四O年程度の延命化が図られるまでに処分回避 表 dq n u い 一 0 1二O市 の 共 同 処 理 施 設 と し て 主 に 公 共 が 事 業 主 体 と な っ て い る 。 こ で優位性がおい。一方、焼却施設や、埋め立て処分場などは、市の規模が小さ 売を行なう規模の大きい事業者が事業主体となっており、倒的柏、利則皮の耐 構造変革の中にあるルール工業地告では、新しい産業としてリサイクル事業 を小心として廃棄物処理の分野が公共から民間へと移行している。たとえば、 ぉ、卒業主体としては、民間の競争原理が重視された結果、リサイクル事業 現状では、地方自治体の財政逼迫を背景として、自治体が最終処分費用を を行なう企業が多く生まれてきている。 同処理施設の立地場所には、住民反対、不公平感などはあるが、複数の市で の問で廃棄物を取り合うなどの現象が兄られる。これは、選別・リサイクル 安くし、がれき、建設混合廃棄物などの埋め立て確保に奔走して民間事業者と のように、事業内容により、民間と公共の役割分化が進んでいる。なお、共 合意が得られない場合には、﹁環境大臣による指定﹂が行なわれるという興味 出るなどの弊害となって一部にあらわれている。しかし、将来、一般廃棄物 を行なう民間施設の相対的費用の低下に結びついており、一卒業運営に影響が 深い制度がある。 3 ドイツ連邦共和国 一 一 年1ニO O五年を目途に埋め立ては鉱物系(有機物 の処理技術指針で二O O一 がれき類四五O O万t (五一二%)、建設混合廃棄物一五O O万t 三八%)、 施設の処現能力は、民間の建設混合廃棄物選別施設の一 リサイクル処理が今後、必要不可欠のものとなる。一方、園内のリサイクル が一二%未満)のみしか行なえないという厳しい規制強化が図られることから、 道路廃材二五O O万t (二 九 % ) な ど と な っ て い る 。 ま た 、 処 理 内 訳 は 、 リ 疫をはじめ、自治体の焼却施設の能力はすでに一一O O五 年 に 達 成 す べ き 水 準 ドイツでは、 建 設 廃 棄 物 発 生 量 は 全 体 で 八 五O O万 tであり、その内訳は サイクル量はコ二 O O万t (三六%)、未処理最が八O O万t (九%)、埋め に到達している。 ooi 一ニOか所程 立て処分量が四六O O万t (丘 四 % ) と な り 、 埋 め 立 て 処 分 量 が 過 半 数 を 出 物を発生させた企業または佃人に対し、行政命令書(リサイクル説明書条例、 などの施策が図られてきた。九四年の循環経済・廃棄物法の成立後は、廃棄 員会﹂が設置され、建設廃材の 坐 H - と流れが調査された後、理め立て設の低減化 ドイツでは、九二年の凶連環境会議の後、﹁住居建設と環境に関する調究委 ことを自主目株として掲げ、発生抑制の努力、可能な限りの再利用の推進、 年までに埋め立て量を半減させる(二一二O O万tを新たにリサイクル化)﹂ る。ここでは、可能な限り市場原理に任せ実現することを原別に、﹁二O O五 す る 共 同 研 究 グ ル ー プ 一 建 設 循 環 経 済 連 盟 (KWTB)﹂という全国組織があ カー、建設業者、設計事務所、処理業者からなる﹁循環経済・廃棄物法に関 建設分野において循環経済・廃棄物法を実行する組織には、連設資材メー 解体に関する条例など)に基づく証明書の提出を義務付け、枠組みとしての 発屯利用の推進等に取り組んでいる。そのため、法に基づく他の個別政令と めており、埋め立て抑制とリサイクルの必要性が高い。 管理体制の強化が岡山られている。 ある場合にはリサイクルの義務を負う。また、埋め立て抑制、リサイクル推進 は、発生者はリサイクル可能性についてコスト比較を行ない、経済効率性が 経済に組み入れられるものはなるべく組み入れるよう考えている。具体的に ﹁廃棄物問題に対応できなければこの業界は生き残れない﹂というほど、避け 活動に対し環境に対する取り組みは国際標準が求められており、業界では に代わる新しい市場を開発する観点から進められている。欧州統一市場での 今後、建設業は縮小の方向にある。そのため、リサイクル事業は、建設業 呉なり、建設廃棄物にかかわる政令は草案段措のままで執行されていない。 については、再生資材の利用基準の整備や、設計図書への記載等を通じて市 ては通れない問題となっている。 循環経済・廃棄物法は、天然資源の有効活問を目的のひとつに掲げ、循環 場原理のもとで自主的に再生利用が推進されるよう誘導がなされている。な 4 欧州における資源循環の特徴 今回の視察の結果、欧州における資源循環の特徴は、次の三点にまとめら れる。 l リサイクルは各国とも市場経済問理で動いており、条件次第では民間の 経済活動として十分成立することがうかがえる。 ーの条件整備を行なう行政側の役割は、次の二つとなっている。 ①分別解体の担保措置や、廃棄物処理の適正管理などの枠組みとしての体 制整備をきちんと行なうこと。 ②埋め立て抑制・リサイクルが誘導されるようなインセンティブの付与を合 め、将米の方向性の指針を示し、環境卒業に対する民間の積極的な参入 こと。 け 、 λ んL d w 国民のコンセンサ 王 位n を図ること。品質基準や技術基準の制定等の制度整備を積極的に行なう その背景として情報公開を広く進めることで、 スを図ることが不可欠であること。 責任 (EPR) を問、っ場面が多く見られ、建設リサイクルについても建設資 が有効に機能している。また、ドイツでは、循環経済・廃棄物法は、生産者 埋め立て抑制、焼却抑制を行ない、リサイクルを推進するための課徴金制度 民の問題意識が高く、そのため、市町村が全ての廃棄物の管理主体となり、 が増大し解体廃棄物の発生設がさらに増えることが考えられる。こうした中 建 物 の 寿 命 の 違 い か ら 今 後 二0年 間 で 社 会 ス ト ッ ク と な っ た 建 物 の 更 新 需 要 多く、分別・リサイクルが技術的にも刻しく混合廃棄物になりやすい。また、 品後に、わが国では、木造建築物をはじめ比較的短期間で解体する場合が A げや 京北大パイ仁川γ部土木工山下科卒業。事業 一 a日 動脈 従業において環涜卒業分賢の検討が進め られるなか、主に建設山内楽物などをはじめと した火以先生虎一梁物の山口内政策、処刑叩卒業計 う 。 州の分貯を MM 探境コンサルタント。州側エソクス都市研究所 第二研究本﹃出採域事業開発ん全長。一九八九年、 小林均/こばやし・ひとし 構法的な問題の解消に向けたあらゆる措誌が急務であるといえる。 で、管理されない解体・廃棄、処分先の逼迫化や、不適正処理の発生などの どのプラスチック利用が少ないなど、日本との違いも大きい。 同じ問題を抱えている。しかし、分別解体の管理、建物内の塩化ビニールな していることから、分別・リサイクルが難しいなど日本の建設混合廃棄物と 方、経済的理由から短寿命で解体される建物では、プラスチックなどを利用 の廃棄物はコンクリi トやヤンガが主であり、これらは分別解体し易い。一 築物の寿命は、主に一 O O年 程 度 の も の で あ り 、 ま た 、 建 築 物 を 解 体 し た 際 欧州では、一殻に建築物のライフサイクルが長く、現在解体されている建 材メーカーの対応が焦点となってきている。 デンマークでは、地下水を守る、処分場の逼迫化の解消、という政府、市 J J L ) 支出合Iiと棄物の I W f f出!化路 没(路機材':,;-;) EWR十 : 1( ドイツ、 l 2 3 表 E 各国における資源循環事情 凡{列=重量デンマーク(コベンハ…ゲン市) ③ドイツ (NRW州、ベルリン) A ベルギー(北部フランドル地方) I 頁自 各 国 の 率 悩 : s ⑧環境保護法 :9 2 " 1 三 にr d ! E 業}免楽物の全てが r l iド I T村r :哩に変更。条例で, i IのJj l i 以方法、分) J I J } j i 去を規定。 9 7 ' 1 三に廃棄物に対する課徴令制度を自I 1 設 。 ①廃棄物にかかわる法制度 曜多?府泉経済・従業物j去 (94'F.) ・ 2003il~ -2005'1三を Elj主に j'H め 31: ては鉱物系(千f機物が 3% 米 ~tM) のみ に限定される従来二物の処 ! J j[技術指針あり。 A} 従来物'[';;J ' l l i 去 !吹川l の Ni '.'Î~~~)カタログに必づくうHii と、処JlIl出1' 1111 古の発行。 言語リサイクノレされる!光来物は ;1~~税九l 象とせず、従業物が市場経i斉の '1' でうまく循環し、処分 1 11 1 逃・') サイクルが誘導されるようインセンティブを H 'j (混合廃棄物は;~~~税対象)。 -課徴金 舎なし ふリサイクルされる J %,棄物{立 z課税対立t とせず、 ' j j[め立てと比絞してリサイクルが誘導されるようイン センティブを H/j。 -廃棄物管理伝票 曜量発 i一 行1土、発生泣と処域的J1j を 、 1 I 正述1:名、廃棄物処理業者は処理 7 1 1 ーなどをrJi に宇f H t i oH f環境古l i l " j , l , j 宇i ーの似合を!照合し{J ' t i f ; t f 1 , 、 を1 i なう。 はj 制度 1 年は、発注名、 I J Y.巡業者、解体業者、従業物処理業お、 E 日 勾Zq、建設!品川などの 6枚 写 し の 伝 場争解体1 (マニフェスト) ょ;生を発行する。 &廃棄物の処分限告は、解体業おーが行なう。 塁審発 ÌÌ::ぷゐは、rJ i で認定された従来物処月j!業者を手 [I !Ilし、 j並illーに 11~ 楽物処理を行なう必姿あり。 -排出考資イ壬 P , 義務あり。さらに、コスト比4 攻を行ないま王済労' ) * ' 1 '1:がある場合にはリ 曜多発 i二百は、処分説明書のぬ t サイクルの義務が生じる。 d 急発 iム 1 i 1 '土、廃棄物管理!法に J r づ く 処F訂正rJ J j } i :の従 t h義務がある。 重量 W(, H三 1許可が建築許可の íìíj段。解体 111;Wí には、If~J器物等の発 '1二社、廃棄物処理計長lil を記人、建築部);,j が !llí1l!j 古を受け取り、環境古川誌に[, il し、そこで建築物の i立l 扇i をもとに、廃業物の干~Tt類、 J11 、分 ))[JW(. 体のいJ 字予や、処現場所などについてチェックされる。 ②解体工芸葬チェックシステム 刑事Ijl 前l ' Yに処 r m r l l 前 をi i 己紋してIjl ; W io! W j 本手続きは、保環経済.}'ÌL!í~物法の 1j'il主命令書(リサイ ③f クル日[1りl 帯条例、解体に I~j する条例)に基づく。建物の解体、改築の有無、二l寸<}I包 Jtt状況などを記 3 ました主主物台帳をもとに解体してよい建物か符かを建築航行部!みがチエソク(ベルリン r l i l。 A公共 1 f l i l, j i が新築 i i ! F" u Jt [ J ~I!i と合わせて拠出された解体計五f1 1' 請をチェック。 重量新築、改築、解体的は、 リサイク/レ対象物(9積類)、特別扱い物(7穏なD、焼却対象物(4種類)、 埋め u :て対象物 ( H Ti類)に 4区分する分))[)解体が必要。なお、石行ボードは[)サイクル対象物ま Ij解体の義務 ③ 建 築 物 の 分J づけ はt . ¥ , ) j [ J t 泣 い 物 に ,i 主主。 たは埋め立て対象物、 PVC ③木材、版社ミ材(アスベスト)などは羽場分別が必要。水道 1~; に代表される PVC はィ、適正な焼却処耳目 によりダイオキシンが発生するため、分別解体して特別l に管内が必要な処分場で処分。 4 弘 司 、 む ずi 十 l ,i ?i 位秒j はr v 5 i { J ' [ ¥ [)サイクルが必要。 重器廃棄物の分 )][1 方法、処月!Ujì.ょを「ハンドブック J にまとめている。凶 Iムl 全 275 , Ii の全 I~I 組織であるrJ i ④解体工芸葬施工技術基準等 と同技術開発 │町村述盟でも作成される fA : 。 !},)する技術指針として解体技術基準を策定。 曜争解体に I A解f4'の fH J : iJ , l ;i j t・卦! H I Jとして「分別解体に係るモデル契約芹(案)Jを引イ't:f' F 成Jjr(ブラソセル. r 解 J ]き(ガイドライン ) J を1i'成i 斉み)。 {本の手 i 曜塁手[1 月1 !Il途は、 U.(f道路手 [)m に限定されるが、設計 i刈 ~!l令(ハイウェイ以外)に[)サイクル製品使 JIJ を 記絞。ノ〈ージン材と比較して't<'iJIl i であり、rIi坊が形成されている。 ③公共建築物にできるだけリサイクル資材を使 m するよう十ft奨。リサイクル表彰HìlJJ~ をはじめとした ⑤再生資材の利用促進 初版 ( 1 ' ,)な広報i 丙動も行なう。建設資材の再利fIj可能性は、廃業物の処理説明子i に1IJ1記が必姿。コス トメリットがあるため、インセンティブの制度は特にないが.illiむ。 Ajlj/lô 資材平 [IHJ の義務づけはないが、技術恭準があるため、品質が込く、 jJlIî僚が'ム2 ければlfñ~!k材等の 午[ 1 mは:i.!主む。公共工事 1 m基準として、 [ I j立道路公 [ . 1発 行 の ガ イ ド ラ イ ン あ れ 重 量 平[ ③道路!it~,lヰ材等にかかわる品質規定を定めている。また、安全法 ijt には、有機物、:ift11dii!,などの合千j ⑥再生資材の品質基準の策 定及び規格化 1 : 1 : 基 準 、 浴, ' I l1 r準 & ぴ 分 析 j j i ょを定めている。 A 品質基準(物理組成、JF:金Iif,手?=の j容 ll', i;J-~~J豆、合有量基準)はコブロが作成i斉み。コプロは施設述悦i 状況と、製品品質を続認の ' 1 ,、認定。 認定の結果、一次製品とみなされ、廃業秒Y)~; 耳目法の「民棄物 J の範時1 ; 外となる o 私のすまいろん 各一騒がれる謙境育 環境技術は六O %、残らの四O % はライブスタイルの変更で こうした出資文化は、肉体や精神にどのような 影響を及ぽすのだろうか。米国では、消費は生活 の一つのスタイルになっている。ハーバード大学 のジュリエット・スコールは米国を﹁史上最大の *l 。その肉体的な影響はとい パ入の一二 i四 倍 の 時 間 を 毎 週 シ ョ ッ ピ ン グ に 費 や 消費指向社会﹂と定義し、アメリカ人はヨーロッ す、と指摘している えば、アメリカ人の約半分が太りすぎを気にして おり、実際に三分の一以上が病的な肥満である さもこの誠子でいけば、二O五O年までにはアメ リカ人の七五%が肥満になるであろう。子どもの 肥満も急増中である。主な原悶はファーストフー 自由貿易、融通性に詰んだ労働市場、民主政治を 実になったのである。マクロ経済レベルで見ると、 白山を謡歌できるようになったとき、この夢は現 のほとんどの国を上回る物質的な授かさと個人の た﹂と後悔する食品に支払われた何十億ドルもの GDP(国内総生産)には、﹁食べなければよかっ のポップ・カルチャーの象徴でもある の原凶であり、また世界中に輸出されるアメリカ ンバーガーはアメリカの食生活の中で肥満の最大 ドで、その最たるものがハンバーガーである。ハ 第二次叶一界大戦後、アメリカン・ドリームは位 探勝する米国型の国家経済運営モデルは、欧州を 支出が含まれている。それだけではない。食事療 勇気を与えた。そしてアメリカ人の大多数が世界 ン・ドリームは貧困や一任制の中で働く多くの人に が来る、そんな夢があったのである。アメリカ されていた。誰でもいつか大統領になるチャンス は、物質的な富だけでなく地位向上の機会も内包 上も約束したのである。アメリカン・ドリームに 由な発想を解き放つことによって、生活の買の向 ない。階級差別や伝統的な社会情造から倒人の自 す る も の で あ っ た 。 モ ノ や サi ピ ス の 而 だ け で は 富の差は拡大したのである。 の結果である。アメリカの共同体精神は薄れ、貧 を感じているからである。それはまさに過剰消費 もう一つは、多くのアメリカ人が生活の質の低下 的においても、汚染を進行させているからである。 カ型の消費パターンが、地球規模においても地域 ぶるべきではない。その原図の一つには、アメリ は下がり気味といえよう。私たちはそれに目をつ だが今や、アメリカン・ドリームに対する評価 までに了℃五万回コマーシャルを見ることになる。 ャルをや 5、 今 日 生 ま れ た 赤 ん 坊 は 、 七 五 歳 に な る し て 平 均 し て 毎 年 ニ 万 五000本 に 上 る コ マ ー シ 間の四O%をテレビを見るのに費やしている。そ 一方精神的な商では、アメリカ人は自由な時 絶望的な努力を物語っている:。 ードの効果から免れようとするアメリカ人たちの まれているのである。この数字は、ファーストフ 法や減量治療に毎年支払われる三ニO億ドルも含 *30米国の 界の国や文化に強烈な刺激を与え続けてきた。ア 合むあらゆる国に影響を与えたのである。 秀 機 メ リ カ ン ・ ド リi ム は 家 庭 に 輝 か し い 未 米 を 約 束 泡沫(うたかた)の豊かさ、 アメリカン@ドリーム 原 ほど貧乏なのである。車がないから、都心部から カ人の一一O人に一人は必要な食料を買う令一もない べての人に行き渡っているわけではない。アメリ れでもなおアメリカン・ドリームは、この国のす 人が知性の低下を延慮する事態となっている。そ 送を受信しており *6 、その結果、多くのアメリカ アメリカの山本庇は乎均して毎日八時間のテレビ放 にまとめた数値も発表されている れる。このほか、二ハ項目全部を単一の総合指数 を一九七O年 と し 、 基 準 年 に 対 す る 比 率 で 表 示 さ 最高の数倣に対して評価を行なっている。基準年 り に 、 各 項 目 で 米 国 が 一 九 七O年 以 降 に 達 成 し た 判断が入り込む危険があるからである。その代わ 側されるわけではない。ぞうすると調査員の側伺 00%といった絶対的な基準に基づいて許 ついて最近行なった調査によると、あくせく働か メルク・ファミリー-ファンドが米国の社帯に 疾患は爆発的に増えている﹂品。 せなければならないからであろう。ストレス性の 一つは、仕事と家庭生活の要求をなんとか両立さ いる。ストレスは増える一方である。その埋由の っているし、両親が子どもに向ける時間も減って ム大学が毎年発表している社会健康指数だ。これ これを数値化したのが、ニューヨークのフオーダ ィ・オブ・ライフを一不す指数は下がり続けている。 ﹁米国の G D Pは 増 え 続 け て い る が 、 ク オ リ テ く現れている。 ある財務副長官ラリー-サマ iズの次の言葉によ アメリカの貧困の究艇の姿は、米国政府高官で の人の匿療費自己負担、貧富の差の六項目が最悪 児定日付、健康保険の付保、平均週給、六五歳以上 ったのは五項目である;。また子どもの貧困、幼 した。この期間中に下がったのは一一項目、上が 年には閲0・六となり、四五%以上の下落を記録 年に一 O Oに 対 し て 七 三 了 八 だ っ た の が 一 九 九 三 合 指 数 で 見 る と 、 米 国 の 社 会 健 康 指 数 は 一 九 七O ス)は下がり続けている。一六項目をまとめた総 この﹁社会健康指数﹂(フオーダム・インデック ンシフトを図っている人びともいる。 中にはこうした状況から抜け出そうと生活のダウ な﹂症候群にかかっているからである。もちろん、 たいと思っても止められない。﹁人に後れをとる いる。隣の家でモノを買えば、もう買うのは止め うに消費の踏み車に閉じこめられていると感じて いる *80 郊外へ通勤する新しい職に就くこともできない。 は、生活史の各段階において満足度を表す二ハの の記録を塗り替えた。 。多くのアメリカ人は、ハツカネズミのよ 一般的にいって、 ポスト・ 飲酒が原因の交通事故死、生活保護受給者に提供 測定する。このほかすべての年齢について、殺人、 歳以上については貫凶や医療費の内己負担などを は失業、乎均週給、健康保険の付保などを、六五 ている。また成人の場合は、六五歳以下について や薬物の常用、高校中退率などが調査対象となっ 亡率や世慌の貧困、青少年については十代の自殺 しない。米国全土で余暇時間は一九七0年代初頭 の一方で、余暇のための︿市場﹀はほとんど存在 ない物質的な快適さが必須条件になっている。そ ﹁アメリカ人の平均的な生活では、人類史上かつて は、次のように書いている。 メリカ人﹄の著者であるジュリエット・スコ i ル 九四八年より減っているのである。よ聞きすぎのア また佐川官の支出も二倍になったのに、余暇は一 して明らかにはされない。今や世界を席捲中の﹁自 く一部という点にある。 ほんの少数に過ぎず、実行できるのはそのまたご 脱物質主義観を選択できる立場の人が佐界人口の 生まれにくいからである。地球環境の問題点は、 過剰レベルに達した地域でなければ、問題意識は 必要性と欲求が殆ど満たされた後や、消費が既に て初めて取り組める課題という点である。つまり マテリアリストつまり物質主義を卒業した人にし 過剰消費の問題は、 υ * ライフスタイルのせいで不安を訴える人が増えて 項 目 を 測 定 し た も の で あ る 。 こ の 調 査 は 一 九 七O なければならないことよりも、﹁モノが多すぎる﹂ 年から実施されておリ、子どもについては小児死 される無料給食、持ち家の入手可能性、貧富の差 と比べ三分の一も減ったと人びとは感じている。 動卒至上主義﹂の影響を見てみよう。英国では交 先進国の消費モデルの副作用は、消費者には決 などの項自が調査される﹂ネ 70 食事や睡眠など基本的なことに割く時開は短くな 則主直立、 たとえば貧困ゼロとか健康保険カパ j jfl 通事故の危険性が高くなりすぎたため、両親の付 るのである。 る。土壌や水の汚染もまた経済成長に貢献してい 能な消費は、リサイクルなどで達成されたつつま る、などとはもはやいえない。こうした持続不可 しい資源の節約をはるかに上回っているのである。 き添いなしに徒歩通学が許されている七 1八歳の 子どもの数が激減した。一九七O年には児童の九O か九%になっている。子どもたちの多くは両親に を象徴するもので、一九五O年以降の消費量だけ 過剰消費は先進諸国の消費的なライフスタイル それもこれも、他人に負けないようにするためで に閉じこめられているという気持ちを抱いている。 と消費という、消耗しやすくストレスの多い世界 こうした消費社会では、多くの人びとが、労舗 車で学校まで送ってもらう。一週間で延べ五000 で、それまでの人類の歴史における消費量に匹敵 ある。生活に意味を与えるものとして物質が追求 豊かな国の多くの課題 万四にも達しようというこの自動車通学が、渋滞 する。こうした過剰消費は、次の二つの問題を引 され、その結果として家庭生活や地域社会の持つ %が徒歩で通っていたのに、一九九O年にはわず と公害の悪循環に拍車をかけているのである。両 き起こしている。 会があまりに少ないせいだと指摘されている品。 の原闘は、監督なしに通学したり遊んだりする機 の著しい低下が見られるとの調査報告があり、そ ら見ても、英国の子どもたちには自主性や独立心 億ドルにも相当する。子どもの成長という観点か 混暖化の、王要因である。 排出している。二酸化炭素はいうまでもなく地球 富裕閏が、二酸化炭素累積排出量のほぽ七五%を ば、世界の総人口の二O%を占めるに過ぎない最 業国による消費が原因だという点である。たとえ 一つは、地球の共有資産の破壊の多くは先進工 閑々においでさえも、およそ一億人が貧困や失業 向になくならない。しかもその聞に、これらの フト﹂が叫ばれた。だが富める国の過剰消費は一 で非物質主義的なライフスタイルへの﹁ダウンシ 過剰消費に反対する運動は米国で始まり、健全 意味は薄れ、伝統的な文化の価値が軽視される。 親たちが無駄にした時間のコストはおよそ二六O 子どもたちは家に閉じこめられた属人と形容され や環境コストが考慮されていないことを、忘れて GDPが一不す繁栄には将来の損失 くは、消費が増え続ければ生活の質も高まると信 といえるのだろうか。残念ながら政策決定者の多 洗練されたライフスタイルを本当に反映している このような事態は、環境と調和した生活の質や 動車の排ガスである。 ことがあり、大気汚染の、王国はいうまでもなく自 いる。端息は大気汚染が引き金となって発症する 同時に、英国では小児嶋患の発病率が急増して 所をせっせと汚している消費者自身にとってさえ きた開発モデルの結末である。自分たちの住む場 会や環境への影響を無視して経済成長を偏重して 所得の八五%を占めるに至っている。これが、社 年々広がっており、二O%の最富裕国が世界の総 必要な資源の減少を意味する。世界の貧富の差は れば、ある悶による過剰消費は、他の閣の開発に もその多くは再生不能なのである。地球規模で見 るすべての資源の五分の田を消費しており、しか れている。世界人口の五分の一が年間に消費され 地球資源の多くが、これらの国々によって消費さ それだけではなく、金属から木材にいたる他の ろう。先進工業国ではフルタイムの正規雇用が減 雇用の質が変わりつつある点にも注意すべきであ 経済成長によって雇用機会が創出されたとしても、 欠乏に比べたら、とるに足らない。さらにたとえ でさえも、貧しい国々が抱える雇用と世帯収入の 三五OO万人が失業した。だがこの恐るべき数字 のである。一九八0年代を通じて富裕な国々では 成長が、より多くの失業をもたらすようになった 蔓延するようになった。つまり、より多くの経済 は人力に替わる技術の開発が進んでおり、失業が を誘発して社会を不安定にする。一方、産業界で 崩壊させ、子どもたちの希望を奪い、犯罪や暴力 や低賃金に追い込まれている。貧屈は家庭生活を ているのである。 いるのである。たとえば、多くの人が重傷を負う も、大量消費のメリットはコストよりも儒値があ じ込んでいる。 ような交通事故でさえもGDPを生み出すのであ 安定性は家庭生活を圧迫し、貧困労働者という下 トタイムが増える傾向にある。こうした所有の不 り、雇用側の給与支出を抑えるために短期のパー 市場経済を社会の山中に根づかせるならば、私たち 開発プロセスを見直す契機となり、グローバルな 述携へと向かわせるからである。こうしたことが 料化した政治思考を迫放し、叶一山介を地球規模の いが、しかし過剰消費に悪意があるわけではない。 顕著であり、また道義的にも許されるものではな 過剰消費によるこのような不均衡は、きわめて ざまな汚染が地球に与えた長期的なダメージ、豊 次は悪い面に目を向けなければならない。さま にとっては、先進工業国に共通のライフスタイル 実に魅力的である。低所得国に住む多くの人びと 現実的な指針とはなり得ないことも意味する。 在支持されている国家開発のモデルが、次世紀の 層階級を形成する結果につながる。 はさほどの悪影響なしに、その思恵を享受できる 消費主義の目先の利益は多く、その誘惑は強烈で 新しい世紀を展望し、子孫へとバトンタッチす ようになるかもしれない。 る地球について考えてみると、楽観的になれる理 由もないわけではないが、難題も山積されている ことに気づく。 実際、通信革命は世界から孤立地域をなくし、一瞬 国際レベルでの政治的取り組みにも反映される。 主山紘一ド側一川町)に基づく地域活動や、芽生え始めた 町 一 川 一 日 明 側 術革新は、アジェンダ幻(ト川川仁押下刊一川一げw j川 ットワi クは ﹁北﹂と﹁雨﹂を結びつけるし、技 を促す効果がある。強力なパートナーシップやネ を世界に訴え、経済成長と社会・環境問題の均衡 ちの呼吸する空気もが含まれている。第二に、工 しまう。しかもこの限られた資源の中には、私た 利用の決定的な限界を、私たちに踏み越えさせて したプロセスは、地球の浄化能力や限られた資源 のプロセスは持続不可能だという点である。こう 的で消費的なライフスタイルを支える生産と消費 雑になっている。まず第一に、現在のひどく魅力 こうした難題は、多くの要素のためにさらに複 だがここで最も問題なのは、持続可能な開発、 かもしれない。 ものであり、その効果はあまりに小さく遅すぎる とする私たちの取り組みもまた、短期的な性格の がちである。人間と環境の相互作用を管理しよう かるべき長期的な展望よりも短期的な見方で捉え うなリ!ダーたちは、 人 類 と 地 球 と の 関 係 を 、 し 性に向けた開発を妨害しているのである。 このよ に政府や政界、実業界の指導者たちも、持続可能 を真似ることこそ最大の願いにはかならない。過 時の情報や意見交換を会可能にして、行動ネットワ 業化の利益はそのコストに比して不均等に配分さ 資淑消費の総量、消費的なライフスタイルの拡大 かな国々の物質至上主義がもたらした生態系や文 いい函から見ていくと、まずグロ l パライゼ l i クの構築を実現した。南米の熱帯雨林の土着民 れているという問題がある。利益のほとんどはご に伴う環境汚染などについて、検討を重ねれば重 剰消費は近代化プロセスの一部だといえるし、人 族が医療センターや世界中の支援グループと衛星 く少数の富める国で蓄積され、これらの国々は、 ねるほど、これらの問題がコントロール不能だと 化の破壊、貧困や失業の影響などは、これから何 で結ぼれていることなどは、その顕著な例である。 国民一人当たりで見て地球資淑を大幅に過剰に消 いう結論に達せざるを得ないことである。生産効 シヨンがある。グロ l パライゼ│ションの波は、 今では彼らは白分たちのため、そして地球やその 費している。その一方では、思恵を受けない人ぴ 率や消費システムを大幅に転換して資源集約性を 類のほとんどはそれに参加したがっている。さら 未来のために運動を起こすことができる。新しい とや国が、不当に過大なコストを負担しているの 排除し、これと並行して消費主義的な倒値観を根 世代もが直面しなければならない課題である。 通信手段はまた生涯学習の普及を促進し、その副 である。こうした重大な不均衡は、ほとんどが 本的に変、えない限り、解決は望めないかもしれな 持続可能な開発に向けた共通のアジェンダ(課題) 産 物 と し て 民 主 的 な 自 由 や 倒 人 の 討由へのうねり ﹁北﹂と﹁南﹂の間で発生し、﹁南﹂の国々の将米 い。地球上に住むすべての人びととその子係の未 l を、いっそう高めていく可能性も秘めている。冷 の発展の機会を妨げている。このことはまた、現 p 戦の終結も、好ましい結果につながるはずである。 のである。 における環境教育の中で提案しなければならない めの現実的で漸進的な収り組みを、あらゆる階層 ロセスおよび消費的な価値観を根本的に変えるた 年までに達成できると考える。私たちは、産業プ ってすれば、調和的で持続可能な開発をこO五O 大変さは気が遠くなるほどだが、人類の能力をも の努力が不可欠である。この難事業に立ち向かう ﹁北﹂と﹁南﹂、﹁束﹂と﹁西﹂を結ぶ地球規模の共通 米にかかわるこれらの課題に答を出すためには、 路面電車は、自動車を持っているわずか一%の国 ニューデリーでは既に禁止された。カルカッタの く輪タクは、時代遅れであるとしてジャカルタと 能な移動方法は圧迫される。自転車や自転車が引 及すればするほど、歩行や自転車といった持続可 どくなるという悪循環も出境した。自動車が普 の人が自家用車に切り替えて、渋滞がいっそうひ なくなり費用対効果が減少するため、さらに多く が発生する。渋滞のせいでパス輸送のメリットが が切り捨てられるという、断ち切りがたい悪循環 (すなわち外部効果)を価格に反映させること ・市場は、社会的あるいは環境的に破滅的な影響 ということができる。それは次のような点である 現在運営されている市場機能の限界に潜んでいる 地球規模あるいは地域的な問題の多くの原因は、 F- ヶ、不ディの一言葉が思い出される。 るものを除くすべてなのだ﹂と言ったロパ lト - 白U て 直い 続 可 (あるいは無視)されている。 すべてにかかわる問題である。もう一つは、今や 上げると、一つは大気汚染であり、これは私たち ちの家に付けなければならない碩丈な錠や、それ 処理する救急車やパトカーも合まれている。私た ばこの広告が入っている。高速道路上の大殺裁を し、行き過ぎた偶人主義や物質主義的な価値観 限られた資源でありかつては回国だった辺境にま を壊す人間が送り込まれる刑務所も。トキの絶滅 出費者個人にとって合理的と思われる行動ご家 さらにGNP(国民総生産)には大気汚染とた で押し寄せている都市のスブロール現象。一一一つ目 も、諌早湾のムツゴロウの死滅も。そして原子力 族が一台の車を持つ)と、社会的に見て非合理的 告が大多数を占めている。望ましいライフスタイ とする位界のメガシティの多くでは、そうした世 質を大幅に抵下させている。しかも東京をはじめ 交通事故の増大は、車を買えない人びとの生活の 社会的に見ると、過密と大気汚染の拡大そして 性、公務員の誠実さにも、二向に無関心である。 されないし、詩や絵画の美しさや公開討論の重要 る。労働者たちの礼儀正しさや安全な通りも評価 育の質、子どもたちの遊びの楽しみは対象外であ で取り上げられないものも多い。家族の健康、教 これらは全部GNPに入っているのに、 GNP このとき将来の世代にコストを押しつけてはなら 理解することが、政府や市民社会の課題である。 トを吸い上げるにはどうしたらよいかという点を 及ぽす影響)とが、区別されないことである。 気汚染)や長期的な地球規模の展望(気候変動に な倒人の行動の蓄積効果(広範囲の交通渋滞と大 浩賢の面から見たときの市場の重大な欠陥は、 ある。 ・市場は少数の子に権力や富を集中させる傾向が が奨励される。 は、ダイオキシンに代表される私たち自身と子ど 発電所の発電量が増えればGNPも増える。 ルは自動車を買うことによってのみ実現できるが、 ﹁要するにGNPが評価するのは、人生を思かにす できるだけコストを払わずに市場経済のメリッ そうすることによって、問題を悪化させ低所得層 0 J 点場 経 ・市場の短期予測では将来世代の予測が過小評価 しる -公共あるいは共同体の価値観や公益の概念に対 yu O O万人の自転車通勤者を三分のこに減らして 一 一 自動車のための余地をつくる計画を、市当局が発 に失敗している。 符 ルぷ 表している。 民のために廃止の危機にある。そして上海では、 ス劫 もたちの体を冒している化学物質である。 的な限界を踏み越えてしまった三つの領域を取り す事例は、枚挙にいとまがない。その中でも決定 私たち一人ひとりや地球そのものに影響を及ぽ GNPで生活の質を測定する愚挙 済現 と在 ラの イ環 フ境 れているのである。 ために支払われた社会や環境のコストは、無視さ 誌をもたらした。だが短期的な経済的利益を得る 由化は、製品価格の引き下げその他もろもろの利 から希離してきた。たと、えばグローバルな貿易自 ろかあまりにも多くの場合、経済成長は真の進止少 でもなければ生活の買の保証でもない。それどこ だが、だからといって市場経済は民主主義の象徴 経済が強力で魅力的であることはト分に実証済み ないし、環境の小に投げ捨ててもいけない。市場 開発の長期的なニ l ズ に 取 り 組 む 具 体 策 を 打 ち 出 第に緊密化していくグローバル経済においても、 解を示してはいるものの、自国でも、あるいは次 多くの政治家は持続可能な開発という考え方に理 ような経済成長が必要だと頑迷に主張している。 り、いかなるコストを払ってでも、数字に表れる のだが、そのほとんどは短期的な予測に凝り間ま 米の世代のために環境を管理していく使命がある 決定者の手に余るようにみえる。将米を見据え未 が市品川砧効果を及ぼすという引状は、いささか政策 紀の社会で生活の質を高めるためには、それだけ る政府や地方自治体も、存在しないのが現状であ また、 こ う し た 難 問 に 率 先 し て 取 り 組 も う と す そうとはしない。 では十分ではない。ここで大切なのは、資本主義 る。わが国の環境教育における決定的な欠陥は、 市場経済はおそらく必要であろう。だが二一世 のプロセスの中に環境の質や社会的公正が考慮さ 行動に結びつく環境教育になっていない点である。 この鍵を握るのが、自治体や企業や市民の聞のパ れるよう、軌道修正を行なうことである。 原則は、生産と消費は生活の質を悪化させるの ートナi シッブである。創造的なパ iト ナl シッ に違いない。実際の作業を行なったり監視したり ではなく、高めるために行なわれなければならな 的な利益の偏重を止めて、生きることのもっと大 す る 行 動 ネ ッ ト ワ ー ク の 中 に パ iト ナl シップを ブは、トップダウンとボトムアップの運動を連携 切な側而すなわち健康、職業、家族、共同社会、 根づかせる新しい環境教育の手法は、これまでに い、ということである。私たちは﹁北﹂と﹁南﹂ 文化的精神的生活といった要素を窓視しなければ ない杭駆的な活動を生み出すはずである。それは、 させ、あらゆるレベルを結びつける役割を果たす ならない。基本的ニーズを越えるような消費の利 シチズンシップの形成のみならず、市場という枠 の開発目標を定義し直し、物質的消費という短期 誌とコストは、より広い視野に立った開発目標に 組み内の組織関係や既成の人権の基本的レベル、 などを、改めて間い直すきっかけともなるであろ 国家構造の中での地方自治体や地域への権限委設 照らして検討されるべきである。 人間と環境との相互作則 甫民教育としての環境教育を 変化の速度が早まり つ 。 ︿参考文献﹀ ﹃ 2吋﹃巾 C ・ lωnyo円 ﹄ m凶円山﹀gmコ 門 出 ロ ペ ﹁ym ︿貨当 C Hr C コ白河円)町円門町(同む巾円一一口mch 円包山口円巾一ご Z g弓 J10ユ♂州出向田同門 C H ℃七日()∞ ∞ corm-H由 2 0 口白山田巾印百巾目見 C σc仏日、 e g 戸出回一口己巾HEZmECコ同一 g h︿巾可同沼市山由 円山町山一昨古田口(日Z 丘三位。ロ山一向何回ロピロ国立 Cロω Z 戸己 Cロ 凹 む 巾 ︿ 巾 円 。 ℃H H戸内門戸門司円c m門田BBP 3 一 九 九 七 年 三 月 一 五 日 付 ﹂ り 一 口 出 口 氏 弘 司 HHdgコ 4 2 ﹀ ﹄CC吉田一 C同 市 O印{江︿巾均三戸吋町田ェ ω℃ユロm I ω ロggq 口一円巾己 一 { 申 出 品 w 一 戸 申 出 品 ・ z z 広三出口円)巾︿巾一 O℃日巾ロ汁河町])O円汁 583・℃℃・日少 CM内向。吋円山 5C 口口一︿巾﹁由一門可同﹀吋巾出印 ∞門町C円 ﹄ J 21 門}同問。︿巾円君。ユ内巾門]﹀ Z H N巾仏町内宮一口問吋}同町﹀四回巾門一円山口 J 6 一九九七年三月八日付 JL目当 円 。 兵 吋H 583. 向 ロ 出 5 一 7 F5 仏 0 円ω。円一即日2 mOR 玄円、 JS印日ロ2 宮CECユロ間門町内 ωonE 君 主 ロ 問 一 口 問 。 同 門 ZZEzt H d白叶叶可門C君P 円LJ 守山口出門戸 Z Z 問。円山口口C︿田氏。ロ 5 ∞cn円出] 旬。ロ nvf 司。吋(]町田同出。門即応己目庁内凶 hmロ汁巾門 uH申中日・ 8 守口コロ向。ロ噌早向日ト 2 1﹁C君白円応出 Z 山立 O口出 ] ω 片田口仏印可門凶 C内 ωC丸山一目白巾同]仲町一寸ymZ巾巾仏内C門司円。開門巾的問一口 ωC口紅一 zenEZH・ 由 之 ﹀5qw出 口 同CZ門 口 丘 三 02Fcan立 山 門 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よって、地球環境をも高い文化をも持続できない 学問水準を高め得たというのに、愚かしい欲望に 会の成り立ちをも科学的に説明し得るところまで し、生命や極微の世界の構造を解明し、人間と社 て、暗黙の了解を厳然と保持していた。住まいは 練に耐、ぇ得るもののみ生存権がある。 普遍的な文化であり、日本氏肢の美学を隅々まで ー建築構法ロの原則 建築構法は、 素 材 と 形 態 と 工 法 の 三 つ に よ っ て 建築構法の重要性 構成される。 そ の 組 み 合 わ せ の 数 は 無 数 に あ り 得 建築構法が重大な国民の利益にかかわる問題で されるに値しよう。 h臼 的 な 凶 欧 明治維新による近代化の推進は、 L あるのは、第一にそれが基幹文化であること、第 しっかりと確立していた。 文明崇拝の偏重を生み、伝統文化を否定して、風 二に環境保全に大きく関わるからである。 るから、 可 能 性 と し て は 、 構 法 は 無 限 に 多 様 で あ だが、その全てが有倒値の構法なのではなく、 土への適応を合む過去の日本人の知恵と工犬の全 ヲ 心 。 それが充たすべき開問をすべて備えている構法だ 1 耐力性 地震に対して望ましいのは、免震・制 建築構法のロ原則 てを葬り去った。 九六0年 代 以 米 、 役 築 と 住 ま い を 商 品 と 化 し て し そして戦後日本の社会的変動から、とりわけ一 けが、真に価値ある構法として社会的に認知され る必要がある。 構法は自由であるべきだというが、北心意的であ 戸 勺d nHU 一にした剛強一辺倒でなく、少なくとも靭性志 民を合む柔性化である。しロ川断熱、一口同気密と軌を むしろ、普遍的構法である。 を合め物性把院を確実にすれば、出則構法こそ AI 東西を山わぬ普遍的なものである。側性評価 活かすことは、決して時代逆行とはいえない。 すべき点は多い。古き知恵に学んで、現代生活に 抗日、くさぴ、車知、 の前提であったし、そっくり移築できないときで であった。これは組み子、 9 移築性伝統木構法では解体移築が当たり前 伝統木構法の場合、解体して移築するのは当然 向型に転換すべきである。 2 耐久性浪費が再生産を促すから良しとする されるのが通例であった。耐久上の工夫と相まっ も、部材としてそれらは再利用あるいは再々利用 44 絵 が 可 能 に し た 。 コ ン ク リiト も 紐 立 式 に 転 換 のでなく、耐用命数を大幅にのばすことが、国 るまで、数百年の歳月をもちこたえた。このよう 民の真の利誌につながる。浪費は地球環境を破 叩保守性定期的間隔の点検と処置は建物の寿 に永くもたせて初めて、樹木は森林で育つ時間を て、二度刻んだ柱梁は、最後に薪にして燃やされ 3 美観性日本建築の日以大の特徴は、構造即怠 命を著しく仲ばす。点検し易い構法が大前提で 保 つ こ と が で き る 。 少 な く と も 五O年 ほ ど 経 て ば すれば可能になる。 匠であることである。この事実こそ、内地築の本 ある。床下の点検や柱の根継ぎなど、保守の体 壊に導く犯罪である。 米の姿であって、防法築から受ける感動の根源は が賢明である。 的になるので、数百年育てて建築用材にするほう 建築用材は採れるが、木の成長はそこからが本格 日生産性単位性能当りで生産性は図られねば 系が必要条件となる。 4 衛生性これは従来まで当然の前提だから原 ならない。耐肝命数と生産性は経済性を考える ここにしかない。 別に加えなくてもよかったものだが、化学物買 旺たちの知恵と現代技術 伝統木構法の特徴は、丈夫で、永もちして、美 意味をなさない。 ロ経済性建築構法が、相立に矛属しん口う要求を しい基本骨格をもち、二次部材を取り替え可能と 基盤となるが、一質を無視した生産性第一主義は 5 風土性気候や地形などの自然条件に加えて、 トータルに解決し得たとき、経済的な構法とい して、しかも解体移築が可能であったところにある。 氾法の現実は、重要な原則の一つに加えざるを 地域ごとの岡山史と伝統、美意識、志向性の特徴 える。単位性能と刷用命数をベースとして、経 得なくさせている。 など、人文的要素も加味して考えねばならない だけで組み立てた技術は無力である。現代技術は、 のである。物そのものから学ぼうとせず、一政の中 ら学ぶことを怠り、この貴重な遺産を捨て去った 浅はかで小賢しい現代技術者たちが先人の知恵か 古代において、耐久技術はすでに確立していた。 済性は測られる。 伝統木構法の知恵の見直し 事柄である。 6 環境性建設に伴う資料市首は膨大であるか ら、耐久性、円以少性、リサイクル可能性を総合 して、環境破壊をくいとめるだけでなく、環境 を更に発展させるべきである。 伝統木構法の最大の特徴は、構法のロ原則を全 にする原動力は、力学感覚に裏づけられた感性で あるが、たとえば構造設計でも、真の創造を可能 知識を過信しすぎて知恵を失っているのが特徴で て充たしているところにあり、もともと持続可能 しかない。構造理論を身につけるとは、力学理論 持続可能な伝統木構法 源の有効な活川を保防し得る防法を確立しなけ な構法だったのである。一般に江戸時代の文化は を感覚化することに他ならない。 7 資源性鉄鉱石も石川山山口も使い拾てでなくか ればならない。 その徹底したりサイクル性が特徴的で、現在見宜 8 混用性適材を適所に用いる混川構法は、古 けがえのない資似として、再使則を含めて、資 2 l 中性佑速度理論式 j)水セメント比が 60% 以上のとき t =笠生笠土 3 w ) . . . . : -R ' ( w 0 . 2 5 ) ' i i ) 水セメント比が 60%以下のとき t=R i 石高コ刃)i X 7 . 2 0 8 6 0ト ト ー ト - 晦 α a日 0 0 0 守山 2日) とによって技術も高度になる、といういわば睦史 主義的史観は、楽観的すぎるだけでなく、その実、 歴史無視の致命的な陥奔に陥っている。確かに、 科学の体系は誤った知見をふるい落として、論理 的に確実に積み重ねられていくが、技術的所産は 芸術と同じく、それを扱う人の全感性からしか生 じ得ない、一代きりの、五観的性格を、時代のもつ 水準限界というもう一方の客観性と共に色濃くも っているものである。つまり技術は、一方の極で、 科学という社会的性格に規定されるが、その対振 に、人間的、主観的性格をも同時にもつ、中間的 媒介項なのである。近代以前に、科学は存在しな かったわけではなく、経験を整理した形で、 、 [ ¥ 1 8 ∞ 期 : 器 へ 開 540 、 ' 70 4 0 →水セメント比(%) むと中性化速度(かぶり厚3 c m ) 図2 水セメント t かぶり厚 X= 3c mが中性化する水セメン卜比/年数 72 収) 9 0 0 0 3 6 1 同 5 4 0 0 としての科学が存在しなかった事実は、即、無思 考の時代であったというわけでは決してない。 経験が生んだ技術故に非科学的として、伝統木 構法の体系と知恵を全面否定する誤ちを維新後に 犯し始め、一九閥瓦年以来、急速にそれを加速し たというのが、近代日本の木造技術衰退史の真実 の相である。 鉄筋コンクリート造は三つの原理により成立し ト ¥ 1 0 0 9 1 おl 【ウ ó3~ : - 九4 ‘ ・ 圃 ‘ 1 3 2 7 60 中性化速度 2 0 9000 630 240 1 年 /3cm 380 330 290 210 コンクリート強度 450 kg/cm' o 50 45 7 ) くセメント上t 40 % 70 6 0 雪 40 →水セメント比(%) 水セメント比とコンクリート強度および中性化速度 小性化が鉄筋表両まで進むと、 鉄 筋 は 錆 ぴ 始 め 中性化速度という。 中性化と呼ぴ、鉄筋の被覆分中性化が進む年数を ートが時の経過につれてアルカリ性を失う現象を 門家は少ないという奇妙な現実がある。コンクリ 耐久性原理だが、ここをきちんと認識している専 リ性が鉄筋の酸化を防止しているという、いわば 第 二 の 原 理 は 、 コ ン ク リi ト の 持 つ 強 い ア ル カ とんどが考えたこともない。 るものより数倍も高くし得ることを、設計者のほ る。しかしコンクリート強度は現在用いられてい う、いわば耐力性原理で、これは誰でも知ってい 受け持ち、鉄筋が引張力を負担する複合材料とい ている。 第 一 の 原 理 は 、 コ ン ク リ ー ト が 圧 縮 力 を 1 8 0 珪 医一 ウ 半永久的疑似石造構法 卜 ¥ 1同 ドエ b 7 1 F ミ 1 U . ご r こケ ミと ミ ミミ トー ミ ミミ 、 〈 下 戸 、E : : : :ドミ ト ミ三 ド ト ト ー 、 6 7 7 における焼定の小に貯えられていった。学問体系 0 8 9 3 移築可能pcaコンクリート構法 がの係数→ 000 086 際¥ト 隠 、ミ 食たご¥ 。 技 術 年 t ¥ 40トー R,中性化比率 X: 中性化深さ ( cm) , t,期間(年), ここに切・水セメント比 J 時代が進むほどに、科学的知見も進み、そのこ 図 一体性が失われてゆくので、鉄筋コンクリートの れている。しかも、この間以かなやり方でねたコン ベニアは、東南アジアの熱帯雨林を破壊して符ら に切り斡えればよい(図 て起こす方式︿。フレキャストコンクリiト構法﹀ 一体打ちの第三の欠点として、一体打ちのため部 ク リ ー ト 造 の 寿 命 は 、 わ ず か 六O年くらいである。 ように、材の中間に継子を設ける時、水平荷重に る し 、 ま た 、 ユ ニ ッ ト 組 み 立 て 方 式 は 、 関14の ユニットは工場でなくても、現場の床上ででき 3)。 寿命は中位化速度で定まる。 中性化速度は、加水量とセメント重量の比︿水 セメント比﹀の二次関数に逆比例する。 対する応力は、接合部がピン接合であっても一体 材ごとに解体することができず、粉々にして廃棄 処分するための莫大な費用とゴミの量がある。⋮ 打ちと何ら変りはないのである。 2は、被覆三 i二 回 使 っ て 拾 て ら れ る ベ ニ ア か ら は 、 接 着 剤 と 図 1 1 はその理論グラフで、図 m分 中 性 化 す る 年 数 を 具 体 的 に 数 値 化 し た も の で タテ打ちをヨコ打ちに切り替え、ユニットを抜 表面の剥離剤のために燃やすと拡毒を出し、埋め 令する方式に切り詳えると、以下に示すような、 ①少数の精度の良い型枠を反覆使用するため、木 著しいメリットを生ずる。 永 久 に 風 化 し な い 石 造 の よ う な コ ン ク リiト 造 材資源の有効利用が図られる。厚板を用い、事 原 理 が 生 き る pca構法 ると地下水を汚染する。 あ る 。 水 セ メ ン ト 比 六O %が 常 用 さ れ て い る コ ン ク リ ー ト で 寿 命 は 六O 年、五O %に し ぼ る と 二 四 O年 、 四O %にすると九000年 と な る 。 水 セ メ ント比をこれ以下にすると半永久的石材になる 第三の原理は、コンクリートと鉄の熱膨張係数 は、一体打込方式でなく、ユニットに分割して平 後は再加工して仕上の下地材とする。 ( 図 i 、 2参照)。 がほぼ等しいため一体性が保障されている、いわ らな状態でユニット製作を行ない、ユニットを建 長 会 ば一体性原理である。 さて、三つの原理を現在のコンクリート構法は 果たして生かしているだろうか。実は残念ながら、 原浬は全く貴かれていない。 一般に信じられているのは、鉄筋コンクリート は一体だから安心、というものであるが、実はそ の考、えには何の根拠もないうえ、原理が生きてこ ない理由は、この一体性信仰からくる。 図4 ユニット分割の例 一 体 打 ち で は 、 型 枠 内 の 隅 々 ま で コ ン ク リiト が廻るように加水量の多いシャブシャブのコンク リートが常用される。そのため中性化速度の速い 工法の宿命である。一体打ちの第二の欠点である 低強度コンクリートしか使、えないのが、一体打ち が 、 床 面 積 一 ず 乞 得 る の に 五 1六 ぽ も の 型 枠 を 消 費する。そして日本中で使われている膨大な型枠 3 コンクリー卜部材の平打ち方式 図 ②不要水分のない閲練りコンクリート施工のため、 半永久的建築が得られる。 構法変革への国民運動を 新しいものを買う方が安い、という現実のしくみ も、現状変革を組む社会的抵抗要素で、習慣のカ このように、鹿史的、社会的に形成された思想、 と協力し合っている。 がもっ浄化能力や自己再生能力は、意外にも、従 官慣、制度、しくみを、ではどこから変えていく 地球上の資源が有限である上に、自然そのもの 米漠然と考えていたよりはるかに小さい、という べきか、どうすれば変え得るのか、に対する答は、 ③ユニット聞の接合形式だから、解体、移築、転 認識から、持続可能な建築構法への変革が必要、 ④平打ち製作のため、タテ打ちでは不可能な、合 理的で繊縮な形態の構造物を自由に得ることが あらゆる側面からの﹁社会的運動の展開﹂という 問は果になり果は国になる、無限地獄の連鎖は ことでしかないだろう。 という危機意識が生まれた。 だけでなく、い熟知を含むさまざまの抵抗や制約に ⑤仮設材は大幅に減少する。 ⑥構造如意匠の構法が実現する。 るが、実践をしない人は多い。現状を変革するた どこかで断ちきるしかない。現状批判を口にはす 冒頭で述べたように、建築構法は、山単なる一技 め実践し、実践しながら考える、という多少とも とり閤まれて、成長と普及が限まれている。 術課題にとどまらず、一一国の経済と文化の発展に 自己犠牲を伴う、先駆的実践からしか、事態を変 な発展が可能で、手法が山芸品になる。 甚大な影響をもたらすものであるから、少数の専 ③川北(種材料との混問。たと、えば鉄骨材との組み合 わせなど、多様な混構造の開拓ができる。 える力は引き出せない。 やしくみが変革されねばならないが、ここでは触 と社会性の認識のこつである。そして更には制度 意識を変革する上での課題は、価値意識の変革 能な構法への転換、等々は、現実の制約にとらわ 廃材から有窓口ガスを出さないための処置、持続可 体材の再利用を含む、ゴミ化から資源化への転換、 具体的な問題として、古い建築の再生事業や解 門家だけでなく、多数の聡明な大衆の正しい認識 多様化により合理的に解決できる。 ⑬少人数での施工が可能で省力化できる。 性がある。 。型枠の合理化により、躯体工事費用低減の可能 れているかぎり一歩たりとも前進しない。全面的 きた五O代 以 上 の 世 代 と 、 過 剰 な 生 活 物 資 の 中 で 料研究社阿川)で、日間工業新聞社第一問問︿技 術・科学関川 H 文化合﹀を受賞。 一信(/ますだ・かずま 噌 広い h 川県生まれ。一九五一八年来京工業大学処築 中科卒業。総松村組、東京大学生産技術研究 所問中尚研究,'主を経て、一九六四年弔問時比築 椛治事務所役立一。代表取締役。主としてブレ キャストコンクリート構造、木構造、耐カ診 断と補強法。北引 44υ﹃山叫筑市出例法の変不﹂(往築資 m 口すら見出せない。 な国民運動、市民運動の大展開なしには変革の糸 れるだけの紙数がない。 要は、﹁建物ごとに全面担枠を組む﹂という、こ 育 っ た 四O代 以 下 の 世 代 と で は 、 価 値 意 識 は 相 当 戦時中から戦後の瓶度の欠乏と貧困の時代を生 の膨大な社会的無駄にさえ気付けば、これを克服 習慣の力は思想より強力である。 能 理 す る よ り の変革を盟む力となっている。 体質化した社会意識として、持続可能な生き方へ む安庄な生き方は、単に思想の問題というより、 使い捨ての思想と、てっとり早く便利な方を好 に異なる。 で可能になるだろう。 ック化、型枠の共同利用化、 と い っ た 多 様 な 方 向 それらは、型枠の高精度化、 型枠の社会的スト 現できるのである。 く、耐久的で、しかも美しいコンクリート造が実 するさまざまの可能性が生じ、しかも、品質がお ⑫娠体のハ l フレディメ i ド化もできる。 が必要である。 ⑨設備系統の構造体貫通は、加市構手法の繊細化、 ⑦抜合部を含めてディテールとメカニズムの多様 だが、まだその意識は、社会的に未成熟である できる。紋様壁体なども造れる。 用が可能となり、ゴミにならない。 4 住について考えるための基本図書 住総研閣書室だより 13 加藤雅久 部品脅構法の変遷!こ関する本 石綿ルーフイング「フレキストン」による JM式木造屋根葺よ図 「建築資料共向型録 大正 1 4年 版 80ページ。 ジョーンズ・マンヴイル会材輸人元・千歳貿易 l i f i会広告より てきた。しかしこうした記録・保存の対象とされて 期以降の住宅も保存の対象とされることが多くなっ されている。また、住宅総合研究財団から助成中で する概要﹂(日本建築学会関東支部研究報告集)に示 ﹁建築構法や部品の変遷を対象とした既往研究に関 これまでの変遷研究の概要と傾向は、大島除一 ⑧これまでの変遷研究の成果を知る きた住宅は、限られた階級の﹁お屋敷﹂的なレベル リスト化に関する研究﹂(主査一真鍋恨博、研究恥 9 ある﹁建築部品・構法の変遂に関する資料の保存と 日以近では登録文化財制度なども用意され、昭和初 @変遷在記録すること のものが殆どで、棟数の過半を占める全く普通の住 すすめており、米年公表される成巣を参照されたい。 826) では、既往研究データベースなどの禁備を 居は、そこに有名人が住んでいたなどの﹁ドラマ性﹂ がないかぎり、建物はおろか、設計阻害ですら保存 日本建築学会では、﹃近代日本建築学発達史﹄(日 @学会での成果物 の受け服がないのが間切実である。 また、建築物全体の姿を記録・保存し後世に残し 本建築学会編)において、材料・施工・構造などの ていくことは重要であるが、建築物は多くの材料・ の変遂が建築の近代化を支えてきた側面は、これま 部品類の集合体でもあり、これら材料・部品や構法 から﹃建材・部品産業史研究M113﹄および﹃建 変遷の概要をまとめている。ほかに、生産史の側面 このように、一般的な事物は、各時代のスタンダ 材産業史 4﹄ ( 川 町 1、2は日本建築学会建築経済委員 であまり評価されてこなかった。 ードであったにもかかわらず、あたりまえであるが 員会建材産業史小委員会編)や、﹃建築材料の生産史 に関する調査研究戦後における統計でみた仕上げ 会建材・部品産業史学術研究会編、日3、 4は問委 材の変遷﹄(日本建築学会関東支部研究委員会材料施 ということが多い。第二次大戦後の部品や構法です ら、関係者は次々に引退し、組織も変化し、これに 故に記録に残されにくく、気づいた時には遅かりし 伴い資料が滅失しつつあり、もはや一刻の猶予も許 遂を実例を含めて網緩しているように、学会では大 譜﹄およぴ﹃笠気調和・衛生設備技術史﹄に設備の変 また、空気調和・衛生工学会で﹃日本建築設備年 工部会建築材料の生産史W G編)などがある。 品の変遷・第一巻・関口部関述部口問﹄において、﹁今 真鍋恒博は、﹃図説・近代から現代の金属製建築部 されないところまできている。 後の建物の構法を考えるにあたっては、今日に手一る なり小なり成果物があろう。 建設業協会編)である。今でこそ﹁何々はじめて物 まず読むべきものは﹃建築もののはじめ考﹄(大阪 @市販の単行本 までの谷部品の変遂およぴその現出や必然性を把握 する必要がある﹂とし、また変遷を記録することは ﹁先人たちへの礼儀であり、これこそが︿文化﹀とい うものであろう﹂と述べ、変遷研究の必要性を訴え ている。 話﹂などの郊いが多く出されているが、この本はそ れらの先がけといえる。大阪建設業協会会抑制の述載 献リストは、 P C工 法 の 変 濯 を 知 る う え で 今 日 な お に制山利されている。一九六0年代といえばおい俊成長 烹るまでの件変滋が、作業界の関係者によって簡潔 まって、施工法、皮泣街、施工機材、来ては土木に に私家版で出されている。建築材料は初来石から始 料のインデックスとしても立京である。続く第二巻 もに示している。参考文献も全て明示され、一次資 を、オリジナルから忠実に起こした県出な同版とと 史研究の成果であり、即日部開巡部品と構法の変進 地ごは、若者が昭和五八年皮から織統してきた変遷 前山町凶説・近代から現代の金印刷製建築部品の変 立重な資料となっている。 の真っ只山中であり、ともすれば市いものが拾てられ の発刊が待たれる。 記事を単行本にまとめたもので、初版は⋮九六六年 がちな快利の小で、このような記録がお卒者'け身に よってまとめられたことは奇跡的である。 2構 h2 , 1こ i i o関 1 " 1蓬 前芯主「 1 1ま 日f孟 3 . 三 号 l こ基 司 、J T富 J W -: ; t : ご ち まス てト 993rg全主E2 一 ﹁童棄損持去や話ロ悶わ変閉迭を対象とした茨'主 ζリ hhih ゆ;;一一/ vfm Eli- ンデックスの作成と資料の継続川凶作、の三点に尽き と変澄のストーリーの組み立て、それらを通じたイ れた一次資料の集約、専門家による資料の関連づけ H 記録することによって、作法築の と共に、その内山氏 を 術開発に対する影響が顕詐であったものを評価する された立で、﹁建築における市中級で、構法に関する技 ﹁内川賞﹂は、内山祥哉先生の京大退 げ の 際 に 創 設 築学会建築総済委員会後材・部品立版業史学術研究会、 *・日本建築学会処築経済委只会建材・郊口山従業山丸町一子術 研究会編 τ 建材・部品産業史研究 W1j2L 日本建 変化、生皮プロセス、品質管理、組織・コミュニケ h( 泣そうという犯いがある。現在のところ、﹁内出合﹂ 潟水孔と公表を通して、わが闘の技術開発史を後祉に たところにこの坑のユニークさがあり、顕彰に伴う MV) ーション論までを包指して若したもので、九時の P に触れることができる資料は、私家版の抑制告訴と綿 λKH4AI III L Lし 、﹂一a に じ llo , ノ i, ノ jJ ノ︿川 ・日本没袋五業会編刊行﹁呂本近代建築塗装史﹂時事通 一九七三年(私家版、一九六六年)。 *・大阪建設業協会編﹁建築もののはじめ考同級建築初、 史弘、一九九一年。 -山にわ汎調和・衛生工学会吋空気溺和・衛生設備技術 三年。 ・山市山川調和・衛生仁川千会守門口本建築設備年譜﹂、一九七 日本建築学会、一九八七年。 査研究戦後における統計でみた仕上げ材の変遷﹂ ・日本建築学会関東支部研究委口氏会材料施仁部会山崎筑取 J 火W G 材料の午 防 制 τ 建築材料の生産史に関する調 吋建材産業史 4﹂汀本山叫築川市会、一九九問年。 *・日本建築ハ子会迷築経済委けれんム建材成業史小委民会編 委民会建材注業史小委口氏会、一九九三年。 吋建材・部品産業史研究M3L 日本往築学会建築経済 *・日本建築"一子会建築山総淡委託会建材成業史小委川口一会⋮編 。 一九九O年 るであろう。すなわち、優れた変遷研究は、同時に イテi ル悌サ拘救)、﹁プラスティックコ l ン式型枠 い場付き浴窓ユニット﹂(何回 ﹁木造住宅川川引き違いアルミサッシ﹂(同山川之、﹁洗 にいたる件変遜が詳削に制緩されており、巻末には タイル張リ外装﹂(同 muV)、﹁プレカット加工機械﹂ 緊結念物﹂(問問 uV)、﹁床上配管システム﹂(間山口之、 年表や実例も示されている。また、本書を通じて、 (同町u Zで あ り 、 そ れ ぞ れ に 開 発 と 汗 及 の 経 緯 が ま は、冷装の起似からの尚一史はもとより、技術、仕様、 変遷の切りけや、外資料から得られる情織の磁郊を とめられている。このように、処築物や開発者でな 、﹁磁器・せっ法一世 八千ぶことができる。ただ文献リストが笠埋されてい く 、 一 般 に 広 く 普 及 し た 技 術 や も の' H体 を 対 象 に し C 工法開発の状況をトータルに把附加することができ 誌記事だが、このような汽近な成果はぜひまとまっ 土谷耕介者)は、工法の る。また、山主的な図版類や、巻末に付された参考文 rpC紋 プ レ ハ ブ 工 法 ないのが伐念である。 倒的怖や工託、職人組織、さらには教科存などの救出け 吋川 M 本近代建築塗装史﹄(日本塗装工業会一細山ぎに 進歩と社会の発展に寄与すること﹂を目的としてい 刊一九九二年(初版一九七二年)。 *・日本建築学会編吋近代日本建築学発達史﹂九帯、復 集)、日本建築学会、一九九九年。 、 卒 変遷・第一巻・関口部関連部品﹂建築技術、一九九 *・氏側削恒山川町“図説・近代から現代の金属製建築部品の 、 {l法 以限れた資料インデックスとなって然るべきなのであ 織﹁内自費﹂のこと E f l s コ *0司 る。そのな味から、次の三郎を制介したい。 ものの変巡を記録することで日以も大切なのは、優 , : 1 る。これまでの事総は、﹁口透し張天井紋締法﹂(デ J -、戸《、 た形で出版していただけることを願う。 傷企業・業界による記録の試み γ 、 へ 。00 版) 例時よ 変遷資料の定落、社史・業界史を探すには、主要 館所蔵松山凡・経済同体山九 な凶書館で可同立同会川州北 H い ヱ山 r M4FH J 理一小本 Jリ サ資 ι ツ料 シ共一い 斗悶汁 納コれ 枠三事会 縦対一式 館参考主刊誌部制)などの日録を 日銭﹄(同支国会 まず探すとよい。 企業人が自身の仕事を振り返ってまとめたものは 私家版が多いが、当事者による記録という点で貨市 である。ただ、﹃サッシ変遷百十年議﹄(大久間盟者、 ﹁了十戸 日建ト 通築、パ 人口カタログとしては十日参であるイギリスのω者巾2 w m ω ス フ ァ ル ト ルi フィングのルi ツを ア 採ねて﹄(日新工業側縦、私家版)などのように、製 私家版)や 品や梢法山什体の変浩一を小心にまとめたものは少なく、 築資料﹄(的立東京市工奨励館・建築資料協会)から M44H 技術芹院、 L 館参考書誌部編﹁国立国会図議館所蔵 *・卜し訂作緋介﹁ P C板プレハブ工法 HUSaz- -凶交同会 L 私家版、一九八三 社史・経済団体史呂録﹂紀伊川問屋市山、一九八六年 ・大久川県﹁サッシ変遷五十年譜 0 ・日新工業側編﹁アスファルトル l フインタのル│ツ を探ねて﹂私家版、一九八問年 年。 H 、一九O六 ・瀧火山﹁建築撃講義録 L往築才一 院 。 l 一八九O年 -小村述太郎編吋建築翠階梯﹂米合仰い出許山、⋮八八八 -往築資料協会編﹁社団法人建築資料協会十五年史 日本建築資料発達史L H渦]業新開社、⋮九三八年 ・府立米京向工奨励館・建築資料協会﹁建築資料入一 始まり、﹃建築資料共同型鉱工同刊行会編てその後 gggmを子本につくられたのが始まりである。ぷ叫 はそれなりの技術が必裂で、この煩いの本は得てし -往築資料協会編﹃建築土木資料集覧﹂。 L U,ド十。 大学経済経常研究所・経常分析文献センター、一九 -生れ川芳郎編﹁本邦、主要企業系譜図集・総索引﹂神一ド 現在までい脱品川版会、一九八二年。 -大河原奈川叩﹁建築法規の変遷とその背景明治から 一九札一一一年)。 生活線﹂似抗日川、一九七九年(新装版)、(洋々初、 ・開凶行年記念文化卒業会/渋沢敬三編明白明治文化史 *・建築学会編﹁英和建築語桑﹂丸善、一九一九年 *・小村達太郎吋日本建築辞桑﹄丸善、一九二六年。 一LmL午。 ⋮九二五 1 一九二六年。 の﹃建築l 水資料集覧﹄(建築資料協会制)へとつな ・日本建築学会編﹁最近の建築材料﹂日本建築学会、 九二四年。 -建築資料共同型録刊行会編﹁建築資料共同型録 L、 て参考文献が不明であったり山山典が不明瞭なものが がる。また、戦後混乱期の資料には♂取返の建築材 本建築一昨誌﹄(小村述大郊者)や﹃英和山地築誠九一一 F(建 打者の読解には苦労しており、内日 筆者も現代人、 J @辞書 など、きりがないので割愛する。 その他、仕様・施工・見積便覧やそれらの実例集 料﹄(日本往築学会編)などがある。 鯵材料の本・カタログ類 材料の変遷はそれこそ古代まで洲るが、工業製品 としては爪産化されてからの変避に限れは、﹃建築山内ナ講 義録﹄(瀧大古者)や﹁建築円八千仲間柄え(小村達太郎編) あたりが禁明矧の資料であろう。 築字会一制)などをよく使、つが、抗叶古もこれだけ十日い われわれが今日利市しているような建材総合カタ ログは戦前からあり、これらを時系列的に眺めるこ 。 と 読 み 物 と し て ト 分 耐F lぃ について広く興味を持つことが必要である。﹁明治文 変遷の背景を考えるためには、阪一の中の変化全般 @変遷の背景を考える本 とも変選を知る子助けとなる。戦前は往築資料協会 の治院が大きい。同協会の変遷はよ伯同法人建築資 料協会十五年山先日本建築資料発達史﹄(建築資料協 会編)でわかる。 わが凶では、 関 東 大 医 災 後 の 復 興 に あ た っ て 、 総 0 多いことに気を付ける必裂がある。 また﹁資料として布川な形にまとめ上げる﹂ために 0 0 J : L じ 化史・生活編﹄(開国百年記念文化一卒業会/渋沢敬三 編)など、民俗学分野での成果を材料・部品・構法 ﹂とを申し添えたい。 何とぞ拙心の注意をお願いしたい。建築学会図書館 も、以前は十日舎の複写は謝絶されたが、最近は本を 以上のように、変遷に関する情報を得るためには、 て複写すると確実に傷むので、図書館にはこのタイ も応じるようになった。淳綴じに限らず、本を伏せ 上向きに荒いて後写できる機械が導入され、複写に 古今東西の貴重な資料を横断的に眺めることが必要 @さいごに二=同 建築関連法規の変遷は﹃建築法規の変遷とその背 という観点で読み返してみることも面白い。 景 明 治 か ら 現 在 ま で ﹄ ( 大 河 原 春 雄 者 ) にまとめら である。したがって、ここにあげた本は、基本図書 また、企業というものは統合集散するから、変遷 というよりも、あくまで数多くの一次資料を辿るた きちんと訴を開き、ヒアリングメモを書き起こして 発と普及にかかわった方々が亡くならないうちに、 ただし何より優先されるべきは、部品や構法の開 プの複写機を必ず備えていただきたいものである。 れている。 ておきたい。 めのきっかけとして紹介したものであることを断つ (かとう・まさひさ/京京成科大学工学的附往築学科民総研究室) おくことである。これに勝る資料はない。 に関連する企業・団体の系閣を把握しないと、 技 術 一次資料の多くは企業に一冊しかないカタ ログや保存部数の少ない十日舎であるから、 閲覧には また、 開発の流れを再現できない。そういった意味では、 たとえば﹃本邦主要企業系譜限集・総索引﹄(生烏芳 る機会がなくなってしまっているのでは 「こどものためのオープンハウス」の臼、後 i 務屋敷に集まった参加者たち o 郎編) のように、経済学でも変、必を扱う分野がある }-7 ご﹂どものためのオープンハウス﹂ ないかという不安も少なからずあった。 の第一回目は、九九年三月二二日の曇 れた付近一帯の地主農家である。茅葺 たようだ。今から一 O 年 ほ ど 前 に 、 横 常生活を、二階では養蚕を行なってい き屋根の二階建てで、当時は一階で日 判制御された空間にあまりに慣れきって であろうと大人であろうと、人工的に しまって、自然の光や風などの﹁心地 逆に、もしかしたら私たちは、子ども のような中で、たまたまある講淡会で て研究を始めてから六年が過ぎた。そ 伎宅設計に携わる人たちと出会い、そ よさ﹂あるいは﹁心地にくさ﹂を感じ 浜市によって建物の修復が行なわれ、 れがきっかけで、子どもたちと共に 持つようになって、︿建築環境﹀につい り気味のなか、横浜市鶴見区にある獅 とたと-c 感覚を持っている子どもたちと一緒に 比ちい亨 べとうえ で jた・こて お tに ・ と い 米f t h な に く なのな場 し方は、どこかおかしいのでは?﹂﹁何 χもヲい この屋敷は、江戸時代の後半に建てら 人し、 l こ 子々谷・横濃度数を使って行なわれた。 寸 ご 」 プ つ やれば、面白い発見が何かあるのでは 7 ないかという単純な期待からであった。 うぜつ諮 と て 子どもたちと共に感じる﹁住まいと環境﹂ill-}どもたちのためのオープンハウス 斉藤雅也 n ﹁円者い日には、クーラーのスイッチ , を す ぐ に 入 れ 、 昼 で も、 健‘ 々と明かりを ニ つける﹂という暮らし方があたりまえ こ , L と~ ではないか?﹂という疑問をいつしか になりつつある。﹁現在の住宅や暮ら い な 釦l込 口 か忘れかけているような感党があるの かつを「 ?たーさ 」 。 緒 Jぞ バZ λ 活している家とは異なるであろう体験 れている。この伝統民家で、ふだん生 現在は市の文化財として保存・公開さ なんだか明るい感じだ﹂﹁十日いにおい がするよ﹂﹁臼隠しをしているけど、 民家のあちこちで飛び交う。﹁木の香り いざ、始まると笑い声や枇おきの声が に私たち人間は、少々附いところでも、 とか前に歩けるようになった。要する 山感が鋭くなり、その同感を頼りに何 も大人もみんなで真剣に考えた。﹁熱﹂ たく感じる。﹁なぜだろうか?﹂子ども 実際に触ってみると欽の方が土より冷 間よりも一 i 二℃向かった。しかし、 この﹃こどものためのオーブンハウ その時々で、最適な行動が元々とれる ス﹄は、私にとって、ふだん気付かな と﹁温度﹂の考え方の遠いを正確に摺 さ﹂や﹁山似しさ﹂、﹁硬さ﹂や﹁軟らか かったことを体感することができ、さ める絶好の機会となった。 さ﹂などの他の感党についてもおそら らには自分の研究しているテーマとの 生き物なのだと思う。それは、﹁明る く同じであろう。その証拠に、チェッ さ﹂や﹁時さ﹂だけではなくて、﹁温か クポイントで測った温度と目隠しでの 繋がりゃその拡がりさえもが見、えてき て聞もないのだが、今後もこのネット たという感触を得ている。まだ始まっ ワークをうまく活かして、﹁住まいと環 のだ。その場の空気温度は、体の皮府 の表山山と外との熱のやりとりを感じる 境﹂についての創造力がどんどん湧い 想像温度との差は、ほとんどなかった ことによって想像できるわけだから、 だ﹂﹁ここは、畳なのかな?﹂といった 祝党からの情報が強すぎて、実際の出 皮と怨像温度の差を離すことになって 目隠しが終わった後、最後に全員で いたのかもしれない。 い発見があった。ム口所といっても現在 F もう一度民家を回った持、台所で而 け のタイプとは全く異なる。当時の台所 は、屋敷の中でも一容﹁炎、さ﹂が厳し 武蔵工業大学大半院建築学専攻・建築環境 システム・信芥研究家町介氏研究此 * ︿ひろば﹀へのご投稿をお待ちしております。 ﹁住﹂に関する提案から日頃お感じになって おられることまで、研究者・実務者から市民の 皆さま方の忌慢のないご投稿をお待ちしてお ります(採用分については薄謝進塁)。 原稿用紙(四 O O字詰)三枚程度。原稿に は住所、氏名、年齢、穀業を御記入下さい。 v 一Tml附東京都世田谷区船橋田了目お1 8 ︿宛て先 脇には炊事用の大きな鉄祭があった。 財団法人住宅総合研究財団 すまいろん編集部﹁ひろば﹂係 の温度を測ってみると、鉄祭の方が土 その鉄釜の表面と床である土問の表而 そうな北側の間にあり、床は土問で、 さいとうまさや/ 目隠しをしているときは、視覚が抑え 集まったメンバーは子ども七人、大 戸が次々と聞こえてくる。目隠しの者 のだと思う。もしかしたら、目隠しを をしてもらうことにした。 は、一両手を前に出して手探りをしなが していなければ、触党からの情報より てくるような場にしていきたいと思う。 人一二人の計一九人。まず三人組のグ らゆっくりと前に進んでいる。﹁危ない られることによって、熱のやりとりを ループにそれぞれ分かれて、一人は よ/そのまま行くと壁にぶつかる/﹂、 ふだんあまり気付かないことだが、 感知する触党がかなり鋭くなっていた 一人は計測係になり、それぞれ交代し 私たちは五感を使いながら、自分の周 一緒に予をつないで誘導する方も大変 ェックポイントは、土聞の台所、板敷 じることができるのかを体験する。チ りの環境を﹁暑い﹂とか﹁涼しい﹂﹁明 だ。私も試みに目隠しをしてみたとこ きの居間、川立の問、蚕部屋、離れの土 るい﹂﹁くさい﹂﹁痛い﹂などと感じて ながら六箇所のチェックポイントをま 蔵の中、毘敷の庭にそれぞれ設けた。 いるはずだ。だから、五感の一つでも わる。目隠しの者は、チェックボ千ン 参考までに計測係に棒状温度計を持っ 失った直後は、バランスが崩れた感じ ろ、まず最初に感じたのは﹁怖い﹂で てもらい、各チェックポイントの空気 がするのだと思う。しばらくして少し あった。 温度を測って、それと目隠しをした者 慣れてくると、祝党はなくても、他の しをすることによって、どのように感 の﹁怒像温度﹂とを比較してもらった。 トやそこに到達するまでの空間を目隠 ﹁目隠し﹂をし、一人はその誘導、もう 呂隠しをして空間を体験する。 N庄野s 会談体・委員会 2 哲 プロジヱヴト 村上間三(米京大半教授) 同和犬(神奈川大学教授) 研究運盟委員会 委川口口火 一 ソ ん4JEFE 7 1 一 服部本生(千楽大学教授) 抜本功(東京大字教授) 広原氏川川( 口小都府立大小学長) 内川雄治一(京洋大学教授) 伐採礼子(崎京大学教授) 間以)の三氏。 第九三凶一九九八年七月一七日 一九九八年度の印刷助成(二件)、出版助 -一九九六年度の研究論文一討を審議さ一二編) 成(三件)を選定。 第九間同一九九九年一月二二日 三樹)。今年度から、間研究年報﹄に論文 -一九九七年度の研究論文の訴を得議(二 と問時仰向紋となったため、二年分の研究 論文評を事町議した。 少子市齢社会における家族と間住の未米 ・一九九九年度委託治文テi?﹁一二作紀 晶体﹂を決定。 出内の恕いが、このべiジを生みだした。 活動をもっと知ってもらいたい﹂という財 という外部からの問いかけと、﹁われわれの ﹁住総印刷つてなにをしている財団なの﹂ まとめて掲載し、タイムラグをなくす予定 ど)の活動を、開催の都度、財団担当者が 交流委員会、江ハノ末広フォーラム委久会な ム研究委員会、住教育委員会、アジア住宅 関連委員会(応齢者のすまいつくりシステ 会、すまいろん編集委災会)、プロジェクト 第九一一似一九九八年一月一一一一日 盤委員会記録 辺町一凡などである。 テi7、委託者の決定、⑤シンポジウムの 成、出版助成の徒五・選定、④委託論文の 炎・選定、②研究論文評の得議、③印刷助 研究事業の併進を初い、①助成研究の辞 員会として不満の残った点を、服部新委員 追われて、本米の研究卒業椛迭の溺で、委 際一九九九年度の動き (京北大学教佼)両氏が就任。委員長に、 波多貯純(口木工業大学教授)、吉野間 (敬件略、以ド M 川じ) ニューズレターの発行、インタiネットに である。史に、 ・問委良氏、村上委員の任期満了に伴い、 よる発信、吋すまいろんしの治則など、 関﹁すまいの専門図書館﹂からも新者図書 蕗委員会の役割 穏々の検討を行なったり和論である。﹁すまい 会で討議する動きとなっている。 長のもと、時間に余裕ができた七月の委員 とかく寝中市日・選定というハiドな作業に 服部不公氏を選出。 ろん﹄は財団の機関誌であり、外へ向けた γに伴 大学助教教)、松村禿⋮(十氷点大学助教 山肌二芝泌工業大学教授)、秋山折口一(米洋 -一九九八年度論文委託を決定。三井所治 月九日の収不会で決定)。 b つ こ LLF rH吋11一J i 作 μし JH1 一L F yiHυvzι''一 tests' r・ Mノ 1 H 一 j ノ ti ノ J ) 一 一 Iド ノ -研究助成二六件を逃走(応募八五件、六 此誌に、間和夫氏を選出。 ぃ、介北山崎、山門川川川氏が就任、同時に、委 ぃM ん N H 沢委久口氏、降政委ハ(の任期満 住宅の米米を民叙する﹂を決定。 .一九九八年皮委託論文テ!?﹁在米木造 士山山年﹄没であるが、年保への必絞がないため以鉱) メディアとしては最も大きいこと、また、 武法に情報発信を行なう予定である。 放するニュースはもちろん、その即時住を 一方、インターネットトムでも、ここに仰向 をはじめ、特色ある所蔵内容を瓶次紹介し、 信できることを利点と考えた。 財団の種々の活動をタイムリーに発信す るため、従米の、イベント、出版の案内に 加えて、 ただいて、双方向の情報交換につとめ、誌 将米的には、読者のごな兄、ご要望をい 醐織運砂向関迷会議(辺事会、評議民会、新設 泌を構成していきたいと考えている。 本号は一九九八年度の活動記録を収録した。 脱皮する第一歩としたい。 外 に 聞 か れ た 、 活 動 が よ く わ か るMMへ の研究本菜食の委災会など)の記録を公開 V 頭の透明性を確保する。また、 して、速批 口 従米﹃研究年総いに年度の活動記録として 掲絞してきだ、 匿作品設委員会(研究逆営委員会、情報委只 研究室塁営委員会 利刑者へのサービスを強化する。 常 インターネソトを科別しない人びとへも発 還 N o . l L監すす臣奨 nhu n u 性総研シンポジウム 当財団の京市古なれ、五活動として、問先運 圏経緯 営委員会のふ江川で行なっている。 委口只長 五十嵐太郎(東京理科大学識州) 大江守之(山反応義熟大学教授) 情報委員会 委員 大月敏雄(横浜国立大学助手) 抗谷品川(武蔵工業大学教授) 野城知日也(米京大学助教佼) 治的片的存(小山川住総研凶市中 H一学長) 麿委員会の役割 当委員会は、前身の川問主的報委員会から、 れへ a 足 。 勺山川究年制 ι の 委 久 会 記 鉢 を よ 9ま い ろ んしへ移行。 第五三同九月二二日 ・委託論文集は﹃研究年抑制さに政収。 第五間同一一月一六日 -継続始。人の凶者と維誌の兄士山し。 第五五川一九九九年三月八日 川元選定基、平の確認。 -M 什存や学校論文 問主主のP R方 法 検 討 (I -M など汽荒木の紹介)。 住総研の発信する悩阪の多様化・その貨 霞今後の活動 秀樹(処設省建築研究所一全長) 和俊(東京芸術大学助教授) 本生(千葉大学教授) すまいろん編集委員会 委員長 委員 久口日(月刊﹁住宅建築﹂顧問) 礼仁(大阪市立大中将任論阿川) 知H山山(東京大学助教授) ﹁すまい﹂に関する研究成巣を﹁より平易 関絞緯 に紹介してほしい﹂との戸に応えて、﹃研究 吋研究所だよりしを発刊した。一九八八年 年報﹄に加、ぇ、機関誌として一九八三年に 凶詩情報のみならず、住総研からの情報発 についての史なる検討を続けるとともに、 には、編集委員会を設置、﹁研究と市民をつ 践者の充実のための凶来日祁総を推進してい 。 ノ¥ 信についても検討するという大きな役割が 年三川(一九九八年度は五同)の委員会 加えられ、一九九八年六月に改称された。 季刊で、毎日す新しい切り口で特集を組み、 なく﹂を方針に、すすまいろんいと改称した。 その目主としてミニシンポジウムを一一一O 名 では、①図書室で購入すべき凶存の推薦と、 程度の参加者で開依している。 ②すまいの研究を志す初学者'川けに、各分 野で必ず備えておくべき基本凶舎を挙げ、 の 屯 I [l諮 執 子 主i 宮 社会的に時究を得たテ!?をもとに三名 解題とともに、吋すまいろんいの﹁凶者一点 祭 化 y e . 挙 .fLl、 σ11 ; h ホ 収 主 の方に論文執筆を委託し、その論文を基調 通巻五O nvとなり、一六O O部 の 発 行 部 数で、特色ある﹁すまい﹂の雑誌として、 だより﹂に述絞している。③図書情報の発 一O 月 八 日 春 日 万 特 集 食 倒 (山川市今は一九九八年) .新委員を小谷礼仁氏に委任。 第五六M m 第五五凶七月二三日冬号特集公的 第五四凶川町月一六日秋口す特集金的 第五三山一月二九日夏号特集企州 園委員会記録 誌としての役割を来たしている。 また、財団の活動を相会に示す財団の機関 へ の カ j l L J交 に、翌年七月に、パネリストを加えて、公 野 r j ' j'( ノj 、 ! 十 H 民 主 点 字 . i -1 公林 L L i 古; 1 信、財同発信の前倒の川県・伎などについて の 鉢 │ ー } K 川一五0 1二 開の形式で開催してきた。 河 0 0名の参加を得て、終日、山知ぃ肢の濃いデ イ主総研図髪室 検討している。 n ハ八行! い評価をいただきながら、一八川を糾拭える。 O イスカソションが行なわれ、関係者からお ウ 年 配z ま三 I lJ検 い 1 な討 ・九 - 第 一 八 同 士 九 九 八 年 七 月 一 O H終日) ﹁地にどのような留を描くか│未来へのハ F J / ιli~ ' 11)L 向 i 汚化 ウジング計画論﹂ (必斜は﹁すまいろん﹂一九九八年秋けに指紋) ス間外 ど( τ1 = 1 ろ ん -第一九州(⋮九九九年七月九日間依子定) (A制は本H YハH H に 仰 向 山 帆 ) ﹁木造住宅の未来を展望する﹂ ・ 第 留 委 本二ム総状宅一 員 1 ) ( 11 " 1べ l i l f ìJ~供 1"1 会 主 │ の 給 記 の六ジ附 公一 銭 吋),]のÎ'I~ す二 1 JJ i 第 ・ 基li. l a 集 イ主総研シンポジウム i ρnu 匿ミニシンポジウム開催記録 第三六回一九九八年三月二五日 ﹁ ニ O世 紀 か ら 一 二 投 紀 に 向 け て 贈 る 言 財団創立五O年記念 葉l 戦後の住宅建築史をめぐって﹂ 伊藤ていじ・内問符哉・平良敬一・林日日 ニ徐氏、参加者二ハ四名 ﹁奨文化との務藤! A ・レi モンドの残 第三一七回一九九八年六月二五日 したもの﹂ 三沢治・内問忠円蔵両氏、参加者二七名 第三八相一九九八年九月二九日 閤合後の活動 購読者の術野を拡げるため、﹁私のすまい ろん﹂で試みているように、建築の専門家 ンヘ吋ハウスアダブテ│シヨン 行した。 として刊 でなぜ住宅改造が進まないのかという問 題が提起された。 第二五回ご九九八年九月二五日) 以外の戸も多く取り上げて、平易で、充実 ム﹀﹁ハウスアダプテI ションのめざすも 第二回四月二四日第三向六月一九日 前市閲回七月六日第五日間八月一一日 第 六 回 九 月 二 一 日 第 七 回 二 月 一 一δ 日 第八回一九九九年一月八日 第 九 凶 二 月 二 四 日 第 一 O回一ニ月九日 ォーラムを開催、また、凶者を発行する ・これまでの活動の成田本をまとめ、総指フ ための検討を行なった。 を よ り 広 め る た め に 、 五O のキーワード ワlカl の経験をふまえて大川氏から、 宮 市 巾で る。 E あ まい、つくり﹂ヘ間以川附するため、テl ?を 桜 齢社会におけるす ら 、 よ り 広 い 視 野 で コ MM ると同時に、コ HM 齢符のすまいづくり﹂か 予定している凶設の発行と持及につとめ 園今後の活動 九年三月三一日)した。 つくり通信一一一O 口主として発行(一九九 た。また、この記録を吋お齢者のすまい 燦・保健・傾祉の立場から健一一一日を行なっ 活動成果を総括し、委什只が建築・医 フォーマルシステム﹂参加者五ヒ名 地域サボiトシステム、公約保棒、ノン のi 性能規格、長期ケアのシステム化、 住総研制樹立五O 年 記 念 ︿ 総 括 フ ォ ー ラ *一九九九年四月に、服部本生氏から片山 和俊氏へ委員長が交代した。 野村みどり(都立保健科九一主人ザ助教授) 高齢者のすまいづくり システム研究委員会 委員長 大阪一一胤((横浜国立大学効教授) 池間一誠(都立保健科学大学教佼) 委員 横山勝樹(女子美術絞期火山 3 教授) 太同点司(広島女子大学助教授) を各委員が分犯し、一九九九年秋の発行 ・凶下一日は、ハウスアダブテl ションの現解 高齢社会を迎、ぇ、高齢者が自立して在宅 をめざして執知小である。 第二四川(一九九八年三月間口) 閣フォーラム開催 生活を継続できるように、建築・医療・保 函委員会の目的と経緯 第一閃一九九八年三月一一一O H した誌面構成をめざす。 際委員会記録 刊 行 Lた塁審革審 健・福社分野の迷携によるハウスアダブテ 一年に発足した。 i ションのシステム化をめざして、一九九 ハウスアダブテl ションを、﹁高齢者・ 及を日指して﹂ 安 楽 玲 子 氏 (LEC研究所代心中さ、大川 ﹁ハウスアダブテi ションのより dMの汗 貞司氏(広島女子大学助教授)、参加者 るハンディキャップを経滅するための治療 的かかわり﹂ととらえ、各地で先駆的に取 一 一 一 四 名 防容者が身体的不自取によって住居から被 ラムを開催してきた。その記録を♂向齢者 り制服んでいる方々を講師として招きフォ i 公的介護保険制皮導入まで見据え、日本 品川区の例を安楽氏から、ソl シャル 部)全国に発信してきた。また、委員会活 のすまいづくり通信﹄として(約一 000 動 の 成 来 を 吋 日 本 の ハ ウ ス ア ダ ブ テl シヨ 高齢者フォーラム ﹁すまいづくりと﹃住宅性能と 山万下繁昭・下村郁夫両氏、参加者二問名 ﹁これからの住まいの実像と虚像﹂ 第三九削一九九八年一二月一五日 OH 山本現・花田俊明両氏、参加者二O 名 第四O 同 一 九 九 九 年 三 月 一 ﹁循環を組むもの進めるもの﹂ 火山梯直・野沢一札光・片桐知己各氏、参加 者二問中古 *J記録は勺すまいろんい一九九八年夏、秋口ザ、 九年冬、作、反日ザに掲問料。 すまいろんミニシンポジウム )L ) L P 巾刀(千葉大半助教 MH) H戸 大山下叫科技) 小法紀美﹁(ム氷点川一 f 一 延 践 女 弘 ( 千 葉 大 川 J叫科技) 住教甫委員会 委只 H 長 及 川 比 川 口 一 木下 γ附同小山下校以内州) J ( 筑波大り 加総仁美(市本海大学助教佼) 川町川万県乙 闘機委員会の呂的と経緯 2 け然・社会体験なとを過して、次側代の よ き 臼 ま い 予 ・ 住 ま い の つ く りT を 行 む ﹁ハ行まい・まちつくり学問﹂をめざして、一 まちっくりを七えるんと、参加おしハ六% 山下校叫刊行・まちつくりの引坊のト々々に⋮ 広く治則され川町一川をねている、これまで の活動の成来をまとめたつまちはこども のワンダーらんど!これからの環境中 山戸(発行日以 J 社、一九九八年六九)の 山山版記念として、上記の方々の挑ん以と、 ワークショップを開催し、什江教よけに関わ る住築・教育・まちづくり・美術などの E 匂門 泳による相冗触発のRRな場となっ た。また、このぷ鉢をい住・まちづくり フォーラムかわら版一一H Y として発行 (一九九八年一 O 月三OH) した。 アジア住宅交流委員会 五卜山風太郎(末以附叩利大学識川川) 委 川 口 一 rk 村 松 仰 ( 京 以 大 学 助 子 ) ぷ 民 HUH 大山行三(氷点大山千大学院) 大バ紋同時(機浜同元大学助手) 本ド光(関川大山下川山子) 牧川札川刈(別化学術究所助子) 一山下々の一一 i ズに九日っていないこと、また、 一処築制度の述いのもたらすギャップを、 一 引 実 に 間 間 半 生 を 教 育 し て い る 立 場 か ら HA 一体的な指摘があった。 一第二川(九八年同月一二日)、参加主ゴ一名 一﹁アジアのれんじ・往築とメデ fア│刊作の 一位策的仰はいかによ川沿し、そこでアジアは 一いかに似介されるのか﹂ 一・鈴木川氏(往築・都市ワークショップ)、 一 E ・ビライ氏(京都工芸繊維大学講師) 一を初き、鈴木氏ご白身の情報発信の経験 アジアの住宅に焦点を当て、三年前に一一議論した。 圏委員会の目的と綬緯一と、ビライ氏の海外生前経験とをもとに Jt山の航民地、!誌をどうm M附するか﹂ ⋮一川のフォーラムを計的し、その結果を円九一第一一一川(九八年七月二阿川)、参加折二一一一名 た。委討がふ北川・司会を州引当し、桜力ディ一・焔谷弘氏(京京経済大山下助教校)、李賢 民させて出版することをけ約として発足し一 べl ト と な る よ う に 二 人 の 満 州 を 初 き 間 俄 一 服 氏 ( 勝 国 キ ュ ン ウ ォ ン 大 学 校 助 教 授 ) の ひき続き住教育にかかわる方々が約制交 関合後の活動 換 ・ 交 流 で き る ワl ク シ ヨ ソ ブ と 、 存 分 してきた。一問題提起により、被害者と加害者という これまでに一一川のフォーラムを間似し、 九九三年に発足した。 山立で紋育・まちつくり・美術など、関心 野・学会に分散している住教育の論文・部 (7 ﹁処楽教打とアジア山川ペ j斤仁川本の佐川栄孜 一行はアジア問中町にい川をい、えようとしてい 一るのか﹂ 一-市村カ氏(川一ド大学教佼)、川村上半火氏(京 ⋮京大学教授)から、日本の往築教育が留 ペ↑ 作 川 後半からのフォーラム河川阪を予定している。 村 松 委 A r kによる余川が進んでおり、年ぃ没 ﹁附界﹂へ拡げた活動の民間をめざして、 同際的な視野は軍要で、﹁アジア﹂から 関今後の活動 アジア住宅交流委民会を終、える。 い、 版記念パーティを本年一一月に 行 Yな を、以後は出版について討議された。出 .第一七川まではフォーラムの余同・山地常 m w 十八同一 O月二一日第一九山内一-川二川口 h 一 日 叶γ-h ーしてE 、、 μ ピ 了 j f B J 4 A l p - H a M13jJdFl 付J JH 古 川 一 日 ノノゐ勺 IJ-IBbqu V-E- 11 ド JJPHO 一一日 第 一 ハ 山 M H バ一一口約一七川じ凡一一二 薗委員会記録 同定的な立場を越、えて議論が反問された。 川口を発表する州場を提供し、研究の支川和・的 報 交 換 を 支 援 し 、 委 HA会のリ的を抑進する。 のある研究者・実務折、学生やまちづくり ハバ三日 アジア住宅交流フォーラム 川川年山間俄であるが年以にぷ的されないため以鉢) 泊中⋮ OM(九八年二月二日)、参加名一一力名 額フォーラム開催 の活動家の参加おで討議を市ね、その記録 f 住・まちつくりフォーラムかわら版ょ 第二川 として、参加者や山以へ経伝してきた。 を 扇委員会記録 第一一例問月七日 第三川九月二八日 璽フォーラム開催 -住総研創立五O年 ・ 出 版 記 念 ( 一 九 九 八 年六月二七日) ﹁まちはこどものワンダiらんど│-}れか らの環境学習を考える﹂ 延際交弘氏(千葉大半教奴)、小川け紀美子 氏(京京学芸大学教佼)、放部克人氏(武 成町美術大学教授)、山川小川口子氏(い口川知の 刊行した芸書籍 nhリ 月ペ d 小本新造(江戸東京間物館顧問) 江戸東京フォi一 フ ム 委日パト江 ノ 571 内川純造(東洋大学教授) fiJ 附内秀一一的(法政大学教授) 都市機能が雑然と泌ざリあって、鋭めて 関委員会の目的と経緯 ﹁明治郎の被 化 44別部務﹂友品川勉氏(⋮ムハ 閣 4後 7 の活動 公開フォーラムを定期的に閉山取し、一般 供をけれ千研究者に依頼し、山間配幻を拡げる以内 参加折への民間をはかるとともに、話題提 力をする。 ﹁関心米火災災と判例何人権殺事川口﹂行川氏 名) 氏(三五名) っぬん的の空間的造﹂柳瀬有 tu 氏(一間名) 明日を考える﹂を発泌させるため、 ALM 川 の また、川町一討を似たフォーラム﹁地域山下の 以子氏(一八名) 活発な地波町一千と述燃し、地域の朕史学・文 ﹁機浜市の山内的住宅事業について﹂中小川 ﹁目白文化村とその変、必﹂八木津壮⋮氏 化山下に焦点をあてる。同時に、二一段紀に 向けて、一級集中部市・東京のあり万を総 (二二中れ) -財団創立五O年記念公開フォーラム 古川ん俊故(氷点大中助教授)の泌氏を委 奈子(法政大学助教佼)、森まゆみ(作家)、 そのために、守九九九年度から、建築史、 u 小本新述、森まゆみ、体川爪川柳也、結城 h 峰山丸山子、地域川一f、社会常等の研究者の小か 介的に研究する。 の郷市形成と、文化変山丸けの過程を一投した 川市︿段、斗川会日陣内秀一⋮怖の各氏(ムハO名) ら、波多肝純(行本工業大学教授)、機山 ﹁地域学の明尽を考える﹂ 視阪で学際的にアプローチすべく、一九八 .・﹁江戸歌舞伎の特色﹂服部卒川崎氏(⋮三 い戦終した多平取締造都市・東京を、江戸から 六年に、助成研究として小本新造、内山政 名) で、出版助成によ しましたが、若者名が記絞されていません いましたことをお詫び山中し上げます。 川氏です。欠前附して でした。務者は森本一一知 m 公開フォーラムの記録を刊行 、 造、州内秀信の三氏を委川氏として発 uLし 日以に迎える。 c ﹁京京・明治大正の人口問題﹂小本新造 むそ 官 のも r : : 氏(二一一万引) 年 n ? フォーラムを開催した。翠年から委民会活 玄 。 動となり引在に来っている。 創 毘 O ﹁江戸東以フォーラムと住総研﹂大川町昭 立 5 護持紛秀 塁爪木内作 成果は、第六O Mを記念して可江戸東京 「 沼 るつ賃貸住宅政策と借地借家法いをご川町介 HV) 上 2 - B 5 を( 氏、﹁伝統的な烈去の同問機在日﹂市川良太氏 2 量塁 記 塁 士E 令 る市たそ たられ ) ¥ 52 治 ハ を読むヘ第一 O O附を記念して、可江戸来 (三玉夕刊) タ九 e 災九 川 ぷ MMの-分間、として山山版した。 ③パ lf 地三 一九九九年奈川マ(前 」 ニ めあす令 仁 ) る 喝 。 ; r Em 宰学問 謡 の 江 東大江初会" 以内アへの約九ん竹久一①文化誌 MM 、②抑州市下一時稿、 趨委員会記録 域三 お詫び Z 芸北一 らら 取 総縫小銭三} 援也盗傷 喜 i えム ウ八 1 主 主 主 日と荒 菅 明t i ヒ既戸復 まま芸 ラ 第一間川一一バ一 O H 第一江川二川二ハリ 野から委只を委任し、地域山一千を視野に入 ・学際的なフォーラムをめざし、作研究分 れたフォーラムの開催について倹討した。 習フォiラム開催 約⋮⋮⋮問洲から第二一山内川川まで(()内は参加お数] ﹁中弘、水一一一一年江戸城外収汗約と旧川辺地域 の変化﹂総木呉氏(⋮九名) ﹁関東・米関の部決史﹂藤沢桁介氏(一 五名) 江戸東京フォーラム公開フォーラム 官年秋田守 次号予告 第:・の道 一 O月一日発行 特集日新・借らて住む ︿ 住 ⋮ 占 ⋮ ﹀ 新・借りて住む j第一一一の遂 小林秀樹(建設省建築研究所) ︿ミニシンポジウム﹀ 第三の道・住宅とオフィスの授点から 古川川光雄(京都大学) 本間広昭(オフィスビル総合研究所) ︿ 相 抑 止 日 ﹀ 定期借地権は第三の道になるか? 赤川彰彦(備前総合研究所) スケルトン定借(つくば方式)が切り開く 第三の道 総本秀一(建設行建築研究所) 家賃様助制度を通してみる公共と民間の中 間の道 品川良一(京京都立大半) オランダのコ lブハイア方式の実践に学ぶ 叩仲間誠一一(清水建設) ︿すまいのテクノロジ l﹀ スケルトン住宅供給における建築技術 的約実(東急工作叫) ︿私のすまいろん﹀│インタビュ i フリlプラン笈貸住宅に住んでみて 行木頼一(青木設計事務所) ︿ひろば﹀ i 問問従起 公営住宅論考i応能応義家賃の失敗 内川線治(東洋大学) ︿凶市川安だより﹀ 住宅の管理 仰向浦似⋮附刀(大阪市立大学) ︿すまい再発見﹀ コープオリンピアを今どう考えるか 仙石山川主(清水建設) タイトルは似題、品川市いれはかわることもあリます。 第刊日間出住総研シンポジウム ﹁木造住宅の未来を展望する﹂ つ い ⋮ 一 一O年ほど前までは、日本の戸袋て住宅は、大工・工務応のつくる木造住宅だけであったといってよい。しかしその後、構 われてきた。その結巣、現在では、一般のユーザー(施主)が自宅を建てるのにあたって、どの位刑法を選ぶかということのほかに、 法的には、プレハブ住宅の持及とツ j パイフォ!の導入などがあり、また、住産に出向しては、住宅メーカーと呼ばれる大組織が現 大工・工務胞に頼むか、メーカーものを買うかという選択が重要になってきた。このような状況のもとで、地坊の大工・工務応は、 住宅メーカーと競争せざるを得なくなっており、どんな住宅をつくるべきかを真剣に考える必要に迫られている。 γ 1 田本木 博信(松水ハウス株式会社顧問) 功(東京大学教授) 忠長(宮本忠長建築設計十事務所所長) L このシンポジウムでは、大工・ I一務応のつくる住宅と、任宅メーカーのつくる住宅とを対比的に描き出すことによって、ユーザー にとってだけでなく、日本の住宅の将米にとって、さらには、日本の社会や文化にとって、どんな住しむを、そしてどんな住宅づく 一 一 ニ ・ 0 o j一七一 O O りを目指すべきかを展望する。 日時一七月九日(金) 会 場 ・ 建 築 会 館 ホi ル (東京都港一以立之 五 丁 目 何 番 目 号 ) 第1部 基 調 講 演 1 宮本忠長(院本忠長径築設計事務所所長)﹁建築主・建築家・工務応・棟梁達の新しい関係﹂ ス 太田博信(積水ハウス株式会初顧問)﹁住宅の商品化の試み或る工業化住宅の尚品開発の軌跡 第2 部 パ ネ ル デ ィ ス カ ッ シ ョ ン 問題提起(委託論文執筆者) ﹁木造住宅建設の意味と方法に関する考祭﹂ 秋山芳一(東洋大学教授) 2 手折 ノ:; r:l 1 1 ) -一一一井所清典(芝浦工業大学教授、アルセッド建築研究所所長) 2 太宮坂 松秋 村 1 1 1 三井所清典(枝一日一味川⋮肝阿部炉九所所長) (東洋大学教授) ﹁すまいろん﹂のご購読について 鳳暫発刊日は原則として、冬号一月⋮六日、 十脊口万四月一日、行主口主ハ月一五日、秋口す一 O月⋮日です。したがいまして、送付開 始は、購読料受領後の最新口すとさせてい ただきます。なお、購読子続きには約一 週間かかりますので、おん内みおき下さい。 @購読満了時にご通知いたしますので、引 き続きご購読いただきますよう、お願い 申し上げます。 @バックナンバーのお求めにもおこたえし ております。ご希望の方は、あらかじめ 在旅の有無、送料を左記財向山まで、ご確 認下さい。 購読料は次のとおりです。 一 年 間 二000円(送料共) 三 年 間 五 000内(送料共) お支払い方法 @領収章一円は、郵便局の払込国一明兼受領証で代 えさせていただき、財同からは改めて発 行いたしません。 @購読期間中の購﹂一七叫・中止による購読料返令 はいたしません。 12 9 ﹁地域の住宅生産システム﹂ 松村秀一(東京大学助教授) J - ﹁一戸建住宅生産主体の分奴可能性に関する考祭﹂ ~ 1 ; (財 2船 団 合橋 1 -1 引 3 5mm 電話 (03)34562851 3I l t官 (東京大中助教授) ﹁すまいろん﹂は次の宿頭でも販売しており ますので、こ利用ください(応頭での予約 購読の受け付けはしておりません)。 @建築学会資料頒布所港区芝 8H 電話 (03)329ii338 @南洋堂書防千代田区神間神保町 l n ?同 空 合九 討 0 3 3 4 8 4 5 3 8 1﹁シンポジウム﹂抗出まで gk?宅 :蔀移 (a 8HV 屯訴 iIif 住 電子財 妻1 5 6団 去 る 0 0 5 5人 不会 参加愛一般一ニ 000円・学生一 000円 申 し 込 み 郵 便 振 込 ( 東 京oo--013i6639 財川氏人住宅総人口研究財同) 振込締切日六月二五日(金)光お阪にて、 J4H什 行ご%になり次第締切。山佐久に述した場九日は、お断りのこ述給とこ山尚一令を致します。 c 自 8 4 お問い合わせは、財団法人住宅総合罰究財団 T 山山附京応部川川小八 HK船続問了目的市北問 一 議演の演題、パネリスト等に変更が生じる場合もこさいます 今 日 ノ プ 苛1議 2 whd ρ n u るだろう。さらにいわゆる発 展途上国において子恕される 約 締 約 問 会 議 ﹂ い わ ゆ るC O P 3以 降 、 わ が 国 に お い て も れた﹁第一一一回気候変動枠組条 一九九七年一二月に開催さ ン問題に見られるように、今 の深境ホルモンやダイオキシ 求めるだろう。加えて、け以近 地球続的問で展開されることを より強化された環境対策が全 今後の経済活動の拡大などは、 地球環境の保全を最終的な行 圏環境問題は二O 一 O年が ゴールではない 的とした、私たちの経済活動 後新たに対応を迫られる探坑 二O 一 O年 は 私 た ち の 環 境 問題の出現も子相心される。 引するための取り組みが終方出 に閲する取り組みの円以初の目標 や生活と、環境との共生を% において活発に進められてい 年ではあるが、ゴールではない。 に社会化し、二一計紀に向け 烈初会﹂といった概念が急速 すおまっている。わが凶の C 関する対策の汲要性はますま 宅の分野に求められる深境に そのような状況のなか、住 園住宅の漂境性能の向上と 暮らしの変革 る。また、それを支える状況 として﹁サスティナブル・デ ベロップメント(持続可能な これらの尖引が強く求められ 発反ごや﹁環境共生へ﹁術環 るようになってきた社会状況 る住宅連川に関わるエネルギ 02排 出 況 の 一 割 以 上 を 出 め 雄な状況であることが改めて 日棋は、その達成が極めて凶川 年 、 一 九 九0 年 度 比 ) の 削 減 ガ ス 六 % ( 目 標 年 度 二O 一 O おいてわが国が掲げた混暖化 とによる地域環境の感化など、 解体後の大川県の市内楽物排出と 設における大泣の資源消枝、 なお別加傾向にある。また往 家小川製品の哨大等に伴い、人ー ー消吹は、什江戸 向的似の拡大や しかし一方で、 COP3に がある。 認識されるなど、側々の取り組 、、﹀ず l 、よ )iil{) λ カ土カ日日生付グ攻以丸一深沢 制される環 住宅に関連して指, M γ 山以来として顕在化するには、 境内以術は、どれも対応の緊急 その一部が不法投棄されるこ なお⋮同の時間が必要とされ 特集重量イ主まいの資源循環 環境こ支えられ、環境各支える 住まし Eづくりのための一考察 世田谷区深沢潔境共生住宅の考え方 三井所清史 宅は室内の出品然環境などにつ を例に見てみよう。近年の住 山)に凶わる住まいの在り方 住まいの球境負荷低減の取 いて、変動の大きい外部探境 性が川ばれている。 り組みとしては、新たに供給さ から室内を総力隔絶し、人工 段を発展させてきた。ところ れる住宅ばかりでなく、これ が効率が向上した一方で、現 までにストックされてきた住 対応を推進することが必要で 実には求められる﹁質﹂が一 的な手法によって効率的に(主 ある。すなわち住宅の環境性 M川市皮化し、エネルギi消 洲口 内環境をコントロールする手 能を向上させることとともに、 もまた明大してきだ。それを いと暮らしにおける環境への 住み子の叫外らし方の変不が殺 宅全体を視野に入れた、住ま 行して推進されることが肝要 支える化石エネルギーの大川県 さて来れは、住まいの環涜 圏外部環境を活かすこと 活かすべき外部策境を創る こと 同辺環境に対して住まいはま を与える。そして、恐化した 的に絞く、環境へ大きな引以前 源に諮松されるに要する時間 出授は、エネルギーが化石資 である。 性能の向上を附るための関川 すます閉じられてしまう。 ェ、不ルギl消 費 に 関 す る 環 に刈し放出される時間が正隣 ている。自然環境がもっエネ 的な姿勢を、次のように考え ルギーや物質の流れ、その時 いを取り巻く外郎環境(臼然 境性能向上を凶るとき、住ま 環境でもあり、視野を広げれ ー ス し て い く こ と が べ l スと ば地球環境でもある)が保有 間的なスケールを、総力トレ それらを効率良く補完する技 なるべきである。その上で、 住まいの山中に取り込むことが有 する環境調節機能を、上予に 効である。太陽の光や熱、風 術やよ犬をバランスよく組み を利則するなど、外部環境が 込む。そしてれ然の流れ、術 らに準じるシステムを防築す 探を確保する取り粉みや、それ 保有するエネルギーの流れを そのまま住まいの環境に反映 ることが求められる。 エ ネ ル ギi 消防H(C02排 への負荷を発生させずに室 させることで、基本的には環境 は、住宅と住み子、そして立 このような住まいづくりに -個性的な取り組みと その体験の積み重ねを きるからである。同時に、住 地する環境との応答関係をデ 内環境を調節することがで る外部環境づくりも不可欠で み子が積極的に関、﹂うと思え ザイ ンすることが不 可欠にな これまで考、えてきたような 体系化 についての知識の 環境との相互作用 識一住まい・暮らしと その回復のためのチャレンジ 関係の持続性に危機感をもち、 しと環境、住まいと環境との ない﹂ことに対応する。暮ら O年はゴ│ルでは た﹁二O 一 ている。それは、冒頭に述べ に着手した段階に私たちがい 改善されることの るといえよう。それは次の世 2倫 理 観 ・ 住 ま い ・ 暮 ら し が の明確化 がれなければならない。そん 代を担う子どもたちに引き継 社会的なメリット 改善されることの 3生 活 観 一 住 ま い ・ 暮 ら し が 私たちの責任であろう。たと な彼らにどのような住まいの えそれが都市部であるにして 原体験をもってもらえるかは 感一環境性能の高い住 も、彼らがどれだけ暮らしと の明確化 まい・暮らしの快 個人的なメリット 適性・健康性の経 環境との豊かな関係を体験で 実際の住まいやまち、つくり の現場に立って、筆者自身と しては︿体感﹀を、特に子ど もたちの体感を最も重要なテ ーマとして取り組みたいと考え ︿参考文献﹀ ・﹃環境共生住宅AlZ﹄環境共 生住宅推進協議会編、ビオシテ ィ出版。 自 然共生建築を求めて ﹄宿谷 ・﹃ 昌則著、鹿島出版会。 院理工 学研究科修了。 三井所清史/みいしょ・きよし 建築家 ・岩村アトリエ勤務。早稲田 大学理工学部建築学科卒業、同大学 わる私たちの未来へのメッセ ージではないだろうか 。 それこそが住まいづくりに関 くりを実践していけるのか。 き経験できるような住まいづ 験と実感 くりを進めていく必要があろう。 まいづくりを推進する土壌づ 構築し、新しい環境時代の住 成果を共有し合える仕組みを 中で、さまざまな実践とその ではなく、社会的な広がりの の場面だけで達成できるもの もちろんこれらは住宅建設 4 あろう。緑や水を設え育みな 環境性能の高い住まいづくり 長 日 f 本 る。一口に外部環境といって ある。住まいにおいても、喪失 の推進のためには、やはり住 ビオ卜ープを抱いた集合住宅。安定した生態 系を保全、再生し、住まいの自然な健康・快 適さを目指した。 写真/内木政治 右上/草刈りの途中、イ主棟 足下のボイドで休み。 右下/子どもたちと一緒に 樹木マップを作成。共に世 田谷区深沢環境共生住宅 がら、外部環境の力を借り、 切なことは、それらを如何に もその特性は土地によってさ 読み取りながら有機的に結び 同時にそのポテンシャルを高め これまでの住宅は、空間ば つけ、住まいに結実していく まざまであるし、私たちの暮 かりでなく日々の暮らしゃ私 かという点にあろう。その回 るよ、つな住まい、つくりがポイン たちの意識までもが、外部環 らし方もまた多様である。大 境に対して閉じ、関係性を失 ない。共通した基本的な考え 答は決して画一的なものでは トとなる。 うこと、外部環境を日常生活 住まいづくりが展開されてい 方に立つてなお、個性豊かな において文字通り外部化してし えないだろうか。私たちが力 まうことに関わってきたとはい してきた暮らしと環境の関係 み子に広く支持されることが くことが予感され、またその 性を取り戻さなければならな 重要であり、実際の住宅建設 多様性がこれからの住まいづ い。住まいに関わる環境性能の と と も に 以 下 の 四 つ の テl マ を借りるべき外部環境を保全 向上の取り組みとは、私たちの に関しても積極的に実践され し、そのポテンシャルを向上さ 暮らしと環境とを結びつける ることが望まれる。 くりの道標になるだろう。 豊かなインターフェイス機能の * せるのは、他ならない私たちで 構築とその運用にある。 埼玉県与野市の 5邸 。 イ呆存されたケヤキに 固まれている。施主 自ら外構や屋根の緑 化を施工された。 設計/世田谷区+市浦都市開発建築コンサルタンツ・岩村アトリエ共同企業体 設計/岩村アトリエ+設計アトリエ , 編集後記 築関係者が持つ﹁環境との調和﹂という -パラダイムは、現実の状況のなかで、悲 ﹂ し い ほ ど 皮 畑 的 で あ る 。 ﹃人間の居住場 さ る 五 月 一 一 一 日 か ら 一 三 日 に か け て 、 一 所 ト つ主り我々の都市 ー が エ コ シ ス テ ム 一 東京で同本学術会議五O周 年 記 念 シ ン ポ 一 の 主 た る 破 壊 者 で あ っ て 、 -の F 惑星での孟 , ジウ ム ﹁ 設 計 の 質 の 転 換 ﹂ と い う 会 合 が 一 人 類 の 生 存 を 脅 か し マ ぃ るのは皮肉なこ もたれ べ建 築 ・ 機 械 を は じ め と し て さ ま 一 と だ ﹂ と い う リ チ ャ lド・ロジャ 1ズの 住宅総合研究財団(略称 H住総研 ては 招和 二三 年 、 当 時 の 清 水 建 設 社 長 ぺ 清 水 康雄により、戦後の窮迫した住宅問題を、 住宅の総合的研究、および波果の公開、 を発 刊 、 21司 EK﹃ささ垣 CE﹁一 ヨ三 ヨ 才コo-百 O -cEZコωご 百¥ m -ヨωニ.Eωoroコ ⑤ 編集委員 H * 片 山和 俊 ( 東 京 昌一明大学‘ 建築科助教授)* 小林秀悦(建設省建築研究所室長γ 委員長 TEL(03) 3 4 8 4 5 381 FAX 、(03)34 8 41 5 794j a ml附 東 京都世田 谷区船 橋四 丁目 鈎ト8 干 発行 H財 団 法 人 住 宅 総 合 研 究 財 団 h 発行人 H峰 政 克 義 J 心とし、 ﹁ 研 究 年 報 ﹂﹁研 究論文 等を整備、公開、社会のお役に立つよう、 ま た 住 に 関 す る 専 門 図書 室、セミナー室 L 現在は 住 宅仁関する 研究助成 事 業を中 実 践 、 普 ト に よ っ て 解 決 す ふ ことを目的 発 尽J として設立された財 団法 人 であ ります。 百う ノ ざ ま な エ ン ジ ニ ア リ ン グ 分 野 の 人 ぴ ど が 一 警 句言。一↓︿司 O 刃ω宝b﹁﹁可﹁bzm↓) 、 一向に会した 。 その発表・議論のなかで、一は、見事にその現実を指し示している 。 ﹁我々は人工物を作りすぎてしまった 。 一 本 特 集 に 寄 稿 し て く だ さ っ た 方 が 応 の λ 我 哨の 周 囲 に は 人 工 物 が あ ふ れ す ぎ て い ↑ 論 説 は 、 さ 去 ざ ま 令 角 度から我々をとり る ﹂ と い う 趣 旨 の 努 言 が 繰 り 返 さ れ た こ 一 ま く 閣 題 の 広 が り と 深 ま りを示してくれ 一ているだけでなく、問題解決のための糸 -Cに新鮮な 驚 暑を 覚 えた 。 こ 吋 ﹁すまいろん﹂ は、活動の 一環 よ 、 公益事業につとめております。 号〆 ,, L' 立松久昌(月刊﹁住宅建築 ﹂ 顧閉) 中 谷礼 仁(大阪市立大学建築学科専任講師) A Zス で 年 夏 ヰ 土 そ う い っ た 発 言 に 対 し て ﹃ そ ら み た ニ 一 口 を 種 々 示 し て く れ て い る 。 事象同士が ' 9 9 式 一して、成果の 一端 を 、 市 民 、 実 務 者 、 研 株 とか﹂と感じる建築関係者が少ながらず一もつれ合っている問題であるが、もはや、 年 会 O 六 、 フ 服部本生(千葉大学 デザイン工学科教授) 1 一究者の皆様に、より広く、より手軽にご ‘ 、, 52 す O 製 r建 本築 1 忠 慶 i 朝 野城智 也(東京大学大学院工学系研究科助教授 ) 、 ー “ 〆 一 季 九刊 頒 価 - ¥ 一 理 解 い た だ く と と も に 、 そ の 意 見 交流 の /" 場になるこ とを願って 刊 行 (季 刊) きれ / いるかもしれない 。 だ が 、 そ う い う 人 び ﹂ ﹁ 鶏 が 先 か 卵 が 先 か ? ﹂ と か ﹁ 林 績 と 桃 と は 、 ボ リ ュ ー ム や 重量 という点におい一のどちらが優れているか?﹂といった式の て、、 建築が、人工物の圧倒的シェアを占一不毛な議論を繰り返している時ではない 。 、 , てい るむのです。ご 利 用 のほ ど、よろし / , めているという 事実を忘れている 。 建 築 一 議 論 よ り も 実 践 が 肝 心 。本 特 集 に 込 め ら は 、 現 代 文 明 が 生 み 出 し た 巨 大 な 物 流 に 一 れ た メ ッ セ ー ジ が ¥ 問題解決・改善のた 、 " ・ 印 南J I 届I J作 ノ くお願い申し上げます。 , 飲み込まれている 。 いや、というよりぢ、一めの具体的アクションを起こす契機とな . , T 丁 制 / . 、 、 JT 、 円 '月 昌 研 堂究 印所 J • F¥ 4 、 〆 その物流の駆動機構になっているという?ることを大いに湖待したい 。 べきかもしれない 責 任 編集 H野械智也) ついう意味で、建ァ家・号 〆 、 ; 、 J
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