総合戦略策定の基本的な考え方 1 目的 5 日本全体の問題となっている少子高齢化の流れの中で、地方においては働き手・担い手である若者 の減少や地域の賑わいの喪失などの問題が顕著となっています。そのため、各自治体が定住促進を図 り人口減少に歯止めをかけることは共通の大きな課題と言えます。 地方分権から地方間競争に突入しているこの時代において定住促進を図るためには、本町が人々か ら「選ばれる」必要があります。 「選ばれるまち」づくりを進めるには、本町が置かれている現状を 十分に把握し、現状に合った独自の推進施策を展開すること、そして本町が持つ個性や強みを明確に することが重要となってきます。 つまりは、本町の地理的・経済的な特徴を活かしつつ、若者をはじめ移住者の受け入れ姿勢を前面 に打ち出し、誰もが訪れたいと思う魅力あるまちにするために、そして、遊佐町全体が元気になるよう、 生き残りをかけた地域創生に取り組んでいくものです。国や県においても、人口減少対策に取り組む 地方創生元年との位置付けで、 「まち・ひと・しごと創生総合戦略」を策定します。本町もこの総合 戦略を策定し、人口減少克服と地方創生に取り組んでいきます。 2 町が示した政策四分野ごとに5年後の基本目標を設定します。その際、基本目標は、実現すべ き成果に係る数値目標とします。また、政策分野ごとに講ずべき施策の基本方向と具体的な施策 を 記 載 し、各 施 策 の 効 果 を 客 観 的 に 検 証 で き る 指 標(重 要 業 績 評 価 指 標(KPI)Key Performance Indicators)を設定します。 政策の基本目標・施策の指標は、基本戦略ごとの指標項目と施策ごとの指標項目を用いること とし、5年後の目標数値を設定します。 6 計画のフォローアップ 総合戦略を推進するためには、庁内の組織体制を強化するとともに、町民をはじめ、産業界、 行政機関、教育機関、金融機関等の様々な立場から参画いただき、地域一丸となって、総合戦略 の推進に取り組みます。 また、総合戦略の進捗管理等は、外部有識者等で構成する「遊佐町地方創生推進会議」で毎年 度行うものとし、評価・検証内容に応じ総合戦略の見直しを検討します。 なお、総合戦略の進捗状況や実績等については、次期総合発展計画「第8次遊佐町振興計画(平 成 29 年度∼平成 38 年度) 」の策定作業等にも反映させていきます。 国・県及び自治体との連携 国が策定した「まち・ひと・しごと創生総合戦略」の基本的な考え方や政策5原則等を基に、本町 における人口減少と地域経済縮小の克服、まち・ひと・しごとの創生と好循環の確立をめざします。 また「やまがた創生総合戦略」の施策と連携しながら、人口減少の克服に向けた関連施策を推進します。 一方、人口減少社会への対応としては、医療・福祉・交通網の整備など必要な生活機能を確保し、 活力ある社会経済を維持するためにも、自治体同士が補完しあい、連携していくことが重要となります。 政策の目標設定と政策検証の枠組み 7 計画の推進体制 「遊佐町地方創生推進のための組織及び運営に関する要綱」より 3 計画期間 平成 27 年度から平成 31 年度までの5ヶ年の計画とします。 4 遊佐町地方創生推進本部(本部長:遊佐町長) 総合戦略の策定及び改訂について協議、決定 遊佐町総合発展計画等との関係 総合戦略は、喫緊の課題である人口減少問題に対応し、地方創生を成し遂げていくため、国の示す「ま ち・ひと・しごと創生基本方針 2015」における地方創生の深化に向けた政策四分野「①地方に仕事 をつくり、安心して働けるようにする」「②地方への新しいひとの流れをつくる」「③若い世代の結婚・ 出産・子育ての希望をかなえる」「④時代に合った地域をつくり、安心な暮らしを守るとともに、地 域と地域を連携する」に基づき、各種の個別計画との整合を図りながら、分野横断的に取り組む「戦 略的ビジョン」として位置づけ、今後、5年間の取り組みについてまとめたものです。 また、社会経済情勢や町民ニーズへ的確かつ柔軟な対応ができるよう、 「遊佐町新総合発展計画(第 7次遊佐町振興計画)後期基本計画(平成 23 年度∼平成 28 年度) 」との整合を取りながら、必要に 応じて見直しを行うこととします。 2 遊佐町地方創生推進会議(遊佐町振興審議会の委員等) 総合戦略の策定及び改訂について協議、検討 遊佐町地方創生庁内プロジェクト会議(庁内の主査・主任等) 総合戦略の策定及び改訂について素案作成 3
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