序 章 日本の総人口は、2008年12月の1億2,809万9千人をピークに減少傾向となり、2016 年1月時点の総人口は1億2,682万人となっています。国立社会保障・人口問題研究所の推計では、 今後も総人口の減少が続き、現在の状況が改善されない場合には、2050年に総人口が 約9,700万人となり、2100年には5,000万人を割り込む水準にまで減少すると推計してい ます。 このような状況のもと、国では「人口減少問題の克服」と「成長力の確保」を長期目標とし、国およ び地方公共団体が問題意識を共有しながら、総力を挙げて地方創生に取り組むために、平成26年12 月に「まち・ひと・しごと創生総合戦略」を策定しました。 【国のまち・ひと・しごと創生総合戦略の要点】 ○基本的な考え方 「まち・ひと・しごとの創生と好循環の確立」 ○3つの基本的視点 ①「東京一極集中」を是正する ②若い世代の就労・結婚・子育ての希望を実現する ③地域の特性に即して地域課題を解決する ○政策の基本目標 ①地方における安定した雇用を創出する ②地方への新しいひとの流れをつくる ③若い世代の結婚・出産・子育ての希望をかなえる ④時代に合った地域をつくり、安心なくらしを守るとともに、地域と地域を連携する また、平成27年6月には、地方創生の取組をさらに推進するための基本方針として、 「まち・ひと・ しごと創生基本方針2015」が閣議決定されました。 【まち・ひと・しごと創生基本方針2015の要点】 ○「稼ぐ力」を引き出す(生産性の高い、活力に溢れた地域経済の構築) ○「地域の総合力」を引き出す(頑張る地域へのインセンティブ改革) ○「民の知見」を引き出す(民間の創意工夫・国家戦略特区の最大活用) ○新たな「枠組み」 「担い手」「圏域」づくり 地方創生は日本の創生であるとして、国では活力ある日本社会に向けた取組を積極的に進めており、 本市においても国と問題意識を共有しながら、持続的な発展に向けた取組を進めます。 1
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