目 次 第 1 章 上川町まち・ひと・しごと創生総合戦略アクションプランの位置づけ・・・・1 第2章 施策達成のための主な事務事業一覧・・・・・・・・・・・・・・・・・・・8 基本目標1 地域における安定した雇用の創出 ①上川町の地域資源を活かした魅力ある産業の創出 ②観光業、農林水産業の振興における雇用の確保、就業の安定化 基本目標2 地域への新しい人の流れをつくる ①地元での雇用拡大とUIJターンの拡大 ②多様なニーズに対応した住宅・住環境の整備・情報提供 基本目標3 若い世代の結婚・出産・子育ての希望をかなえる ①若者の出会いの場の創出と結婚の支援 ②出産・子育て等に関する支援、助成制度の拡充 基本目標4 時代にあった地域をつくり、安心なくらしを守るとともに、 地域と地域を連携する ①地域の魅力を活かしたまちづくりと市街地等の賑わいの醸成 ②地域住民が安心して暮らせる支援体制の構築 ③雪対策の充実 ④他地域や民間等の多様な主体との連携強化による生活機能の充実 第3章 上川町まち・ひと・しごと創生総合戦略評価実施要領・・・・・・・・・・・43 1 第1章 上川町まち・ひと・しごと創生総合戦略アクションプランの位置づけ (1)策定目的 上川町では、国の「まち・ひと・しごと創生総合戦略」を勘案しつつ、第 9 次総合計画を念頭 に、上川町人口ビジョンによる本町の人口に係る将来展望と、それを実現するための施策およ び施策評価の仕組みを構築し、2040 年の将来人口「3000 人」を確保することを目標とした 「上川町まち・ひと・しごと創生総合戦略」を策定した。 「上川町まち・ひと・しごと創生総合戦略アクションプラン」は、総合戦略で策定した基本目標、 数値目標及び各施策の重要業績評価指標(KPI)を達成するために実施する各事業の概要等及 び平成 31 年度までの実施計画等を取りまとめたものであり、これより向こう 5 年間の実施年次 を定め、計画的に取り組み、確実に各目標を達成するために策定するものである。 (2)計画期間 総合戦略と同様に平成 27 年度から平成 31 年度までの 5 年間とする。 また、PDCAサイクルによる進捗管理、改善については各事業計画年度の終了した翌年度に 毎回実施する。なお、実施にあたっては、「上川町まち・ひと・しごと創生総合戦略実施要領」 に基づいて行うこととする。 (3)上川町将来人口のゴールセッティング 2040 年時点で人口「3,000 人」を確保する。 ○社会増減±ゼロ(転入促進と転出抑制) ○合計特殊出生率 1.53 2 (4)基本目標に基づく施策の体系 総合戦略における施策の体系を、以下に示す。 表1 施策の体系 町の基本目標 施策の体系 1.地域における安 ①上川町の地域資源を活かした魅力ある産業の創出 定した雇用の創出 ○特産品開発および農業の6次産業化の推進 ・農畜産物の高付加価値化に取り組み、商品開発を行うととも に、6次産業化に取り組みます。 ・上川町ふるさと応援寄付事業において、感謝特典に特産品を贈 呈し、PR強化に取り組みます。 ○企業誘致の取り組みの強化 ・企業誘致条例に即した補助金の拡大・充実に関する検討やトッ プセールスの推進により、企業誘致活動の強化に取り組みま す。 ○起業家への創業支援 ・産業振興条例により町民に対して実施している起業支援を、町 外在住者が町内において起業する場合にも適用が受けられる よう対象者の範囲を拡大するなど、創業支援に取り組みます。 ○白水沢地区地熱資源開発の推進 ・白水沢地区の地熱資源の開発を推進し、熱利用による地域振興 について検討を進めます。 ②観光業、農林水産業の振興における雇用の確保、就業の安定 化 ○観光業の振興 ・観光客誘致対策事業を継続的に実施するとともに、広告宣伝 活動を強化することにより、観光業の振興を図ります。 ・多言語化を推進するとともに、Wi-Fi 環境の整備促進や海外 に対するトップセールスの実施など、外国人観光客誘致対策 整備事業を推進します。 ・大雪高原旭ヶ丘地区における誘客を促進するため、シャトルバ スの運行を支援します。 ・大雪山系登山の拠点づくりを強化します。 ・登山、温泉、釣り等、上川の資源を活かした着地型観光ルート を設定し、体験型観光プログラムの整備を推進します。 ○おもてなし推進事業による町全体のホスピタリティ向上 ・町民や商店経営者及び従業員、団体等職員、町職員等に対し、 ホスピタリティや接客に関する研修を定期的に実施し、町全 3 体の「おもてなし」意識の向上を目指します。 ○後継者の育成 ・農業分野における新規就農者及び新規就農者を雇用する法 人、後継者に対する支援事業を継続・強化するとともに、農業 以外の分野についても町内企業と就業・後継希望者とのマッ チングを図るなど後継者の育成に取り組みます。 ○森林・林業再生プランの推進 ・民有林の購入により森林整備を推進し、雇用機会を創出しま す。 ・公共施設を中心にバイオマスボイラーの導入を進めるなど木 質バイオマス(ウッドチップ)の利活用を推進することによ り、当該分野での雇用者数を増やします。 ○雇用対策事業の推進 ・冬期間の雇用を実現する新たな産業の創出を図るため、冬期間 雇用対策に係る新規創業支援交付金を創設します。 ・工芸技術を活かした新たな産業の創出を図るため、担い手とな る人材を育成するための研修等を実施します。 2.地域への新しい ① 地元での雇用拡大とUIJターンの拡大 人の流れをつくる ○移住、定住対策の推進 ・外国人を含む移住者の定住を促進し、移住希望者向けパンフレ ットの作成及び事前相談、土地取得や住居の新築、引越し等に ついての各種支援策を実施します。 ・空き家をシェアハウス等として活用することや、ちょっと暮ら し体験施設を整備します。 ・移住者からの意見聴取を行い、移住希望者への情報提供に努め ます。 ・都市部における移住希望者を発掘するため、積極的な発信に努 めます。 ○就業支援の取り組み ・移住希望者に対し、仕事の紹介や情報提供を図るなど、就業支 援に取り組みます。 ・中高生の職場体験の継続、上川高校との連携や奨学金制度の活 用などにより、地元就職の促進を図ります。 ○上川町の魅力づくりの取り組み ・趣味やスポーツに親しむ取り組みを支援し、余暇の過ごし方や 生涯学習の充実を図ります。 4 ②多様なニーズに対応した住宅・住環境の整備・情報提供 ○不動産物件情報の集約と提供 ・空き家バンクの運用を開始します。 ・町外から移住、転入する方に対し、公営住宅や賃貸住宅の空 き室情報や空き家、空き地等の情報を提供するため、物件情報 の集約とホームページ等による情報発信の強化を図ります。 ○既存住宅の利活用推進 ・リフォーム補助制度の拡充を図り、既存の住居を活用しつつ 住環境を改善します。 ・空き家の有効活用に努めます。 3.若い世代の結 ①若者の出会いの場の創出と結婚の支援 婚・出産・子育ての ○出会いの場の創出 希望をかなえる ・若年者の交流機会を促進し、出会いの場を広げます。 ○結婚の希望を叶える取り組み ・結婚や新生活の支度金助成など、若年者の結婚を支援する取り 組みを行います。 ・町と民間の結婚相談所との連携を図ります。 2出産・子育て等に関する支援、助成制度の拡充 ○出産等支援の充実 ・出産等に係る支援制度を実施します。 ・妊婦検診に係る支援を強化します。 ・出産祝品(金)等を贈呈します。 ・子ども医療費助成事業を継続実施します。 ○子育て支援等の充実 ・子育て等に係る保護者負担の軽減を継続・強化します。 ・地域子育て支援センターの機能を強化し、一時預かり保育等 のサービスを充実します。 ○学習・教育環境の充実 ・自然環境を活用した体験型学習プログラムの実践を推進しま す。 ・本町の農林水産業や観光業等を活かした教育環境の充実を図 ります。 5 4.時代にあった地域 ①地域の魅力を活かしたまちづくりと市街地等の賑わいの醸成 をつくり、安心なくら ○商店街の賑わいの創出 しを守るとともに、地 ・上川町プレミアム商品券を発行します。 域と地域を連携する ・市街地及び層雲峡地区商店街における空き店舗・空き地の活用 を推進します。 ○地域住民等によるまちおこしの推進 ・町内環境美化活動を実施する団体(花いっぱいの会など)や地 域住民、町内事業者等を支援します。 ・上川町マスコットキャラクター情報発信事業(フリーペーパー 発行等)を推進します。 ○福祉複合施設の整備及び多世代交流施設の利用促進 ・社会福祉センターを多機能化し、多世代が利用できるよう整備 します。 ②地域住民が安心して暮らせる支援体制の構築 ○防災及び地域消防力の充実強化による安全安心なまちづくり の促進 ・防災情報の提供を推進し、被災による死傷者を出さないように します。 ・災害協定締結団体を増やすなどして、地域の消防力を強化しま す。 ○在宅ケア制度の充実 ・一人暮らしの高齢者の将来を支える総合的なシステム戦略事 業を実施し、調査結果を制度充実に反映します。 ・安否確認事業や高齢者福祉タクシー料金助成事業の継続実施 等により、在宅ケア制度の充実を図ります。 ○医療体制の充実 ・主に高齢者世帯を対象とした訪問診療の体制を整えます。 ○交通手段の確保・充実 ・主に高齢者世帯を対象とした通院や買い物等のための交通手 段の確保・充実に努めます。 ③雪対策の充実 ○高齢者世帯等に係る除排雪費用の助成 ・高齢者世帯等への除排雪にかかる費用の助成を継続・充実 します。 ・住宅の間口除雪に関する助成を実施します。 6 ○除雪ボランティアの充実強化 ・住民等による除雪ボランティアの体制を構築し、将来に渡 って持続可能な体制を確立します。 ○リフォーム補助制度の拡充 ・雪対策に資する住宅改修に関する助成を実施します。 ④他地域や民間等の多様な主体との連携強化による生 活機能の充実 ○広域行政の推進 ・定住自立圏構想を推進し、旭川市及び周辺町との役割分担 による生活機能の確保を行います。 ・ゴミ・し尿処理や消防の広域行政体制を継続します。 ・広域観光圏の形成による交流人口の拡大を目指します。 ○光回線導入による情報基盤整備・サービス提供の推進 ・光回線の導入を推進し、ハード・ソフト両面の事業が展開 できるエリアを拡大します。 7
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