Market Report 2015 年 8 ⽉ 17 ⽇ Shinko Asset Management Co., Ltd. ⽇本の 4-6 ⽉期 GDP は 3 四半期ぶりのマイナス成⻑ ◆4-6 ⽉期実質 GDP 成⻑率は年率▲1.6%と停滞 8 ⽉ 17 ⽇に発表された⽇本の 4-6 ⽉期実質 GDP は、事前の市場予想である前期⽐年率▲1.8%(ブルームバーグ が集計した予想中央値)ほど悪化しなかったものの、同▲1.6%と 3 四半期ぶりのマイナス成⻑となり、国内景気が 1-3 ⽉期の⾼成⻑の後、停滞したことを⽰しました。 内訳をみると、個⼈消費が前期⽐▲0.8%とマイナスに転じたほか、中国を始めとしたアジアに加え⽶国向け輸出 もさえなかったことで純輸出がマイナス寄与となりました。⼀⽅で、住宅投資が同+1.9%と 2 四半期連続のプラス だったほか、公共投資が同+2.6%と伸びたことなどから公的需要が成⻑を下⽀えする形となりました。 実質GDP成長率と寄与度の推移 (前期比年率%) 15 10 5 0 -5 純輸出 公的需要 民間需要 実質GDP -10 -15 10 11 期間:2010年1-3月期~2015年4-6月期(四半期) 12 13 14 15 (年) 出所:内閣府のデータを基に新光投信作成 上記グラフは過去の実績を⽰したものであり、将来の経済、市況、その他の投資環境にかかる動向などを⽰唆あるいは保証するものではありません。 ◆4-6 ⽉期に⼤きく落ち込んだ個⼈消費や輸出は今後持ち直しへ 4-6 ⽉期はマイナス成⻑となりましたが、今後はこうした景気の停滞が⼀時的なものに⽌まるかどうかが注⽬され ます。今回成⻑の⾜を引っ張った個⼈消費ですが、4-6 ⽉期の落ち込みは、①実質雇⽤者報酬が前期⽐マイナスと なったこと、②6 ⽉の天候不順、③⾷料品などの値上げにより消費マインドが低下したこと――の影響が⼤きかっ たとみられます。7 ⽉以降は猛暑が全体としては消費にプラスに働いたと考えられることや、今後ベースアップや 夏季賞与の増加を受けた所得拡⼤の効果により持ち直すと思われます。 ⼀⽅、輸出に関しては、中国経済の動向が気になりますが、中国当局は財政・⾦融政策で景気下⽀えを⾏うと⾒込 こまれることや⼈⺠元の下落も限定的なものに⽌まっていることから、中国を始めとするアジア向け輸出が⼤幅に 落ち込むとは考えていません。⽶国に関しては、1-3 ⽉期の⽶国経済鈍化の影響が⽇本の輸出にも遅れて現れたと みられますが、4-6 ⽉期以降⽶国経済は拡⼤基調を辿っており、今後の輸出は全体として緩やかな増加傾向を⽰す と⾒込んでいます。 当資料は新光投信が作成したものであり、⾦融商品取引法に基づく開⽰書類あるいは販売⽤資料のいずれでもありません。当資料は証券投資の参考と なる情報の提供を⽬的とし、投資の勧誘を⽬的としたものではありません。当資料は信頼できると考えられるデータなどに基づき作成していますが、 その内容の正確性・完全性を保証するものではありません。当資料は事前の通知なしに内容を変更することがあります。特定ファンドの購⼊のお申し 込みの際は、販売会社から投資信託説明書(交付⽬論⾒書)および契約締結前交付書⾯など(⽬論⾒書補完書⾯を含む)をあらかじめお受け取りのう え、詳細をよくお読みいただき、投資に関する最終決定は、ご⾃⾝の判断でなさるようお願いします。 irr10052 ( 1 / 4) Market Report 2015 年 8 ⽉ 17 ⽇ Shinko Asset Management Co., Ltd. ◆7-9 ⽉期以降国内景気は緩やかな回復に ⾜もとの経済指標をみると、設備投資の先⾏指標である機械受注(船舶・電⼒を除く⺠需)の 7-9 ⽉期⾒通しは前 期⽐+0.3%と引き続き増加が⾒込まれているほか、4-6 ⽉期に同▲1.4%と落ち込んだ鉱⼯業⽣産も経済産業省の 製造⼯業⽣産予測調査によれば 7、8 ⽉と増加傾向になっています。また、景気の先⾏きを⽰す景気先⾏指数は6⽉ に 4 ヵ⽉連続の上昇となっており、今後の景気拡⼤基調を⽰唆しています。 こうした指標の動向を踏まえると、4-6 ⽉期のマイナス成⻑は⼀時的なものに⽌まり、7-9 ⽉期以降国内景気は緩 やかな回復傾向を辿ると思われます。 設備投資と機械受注の推移 (兆円) 75 (兆円) 3.0 民間企業設備投資(左軸) 機械受注(右軸) 70 2.5 65 2.0 60 1.5 55 10 11 12 13 14 15 1.0 (年) 期間:2010年1-3月期~2015年7-9月期(四半期、民間企業設備投資は2015年4-6月期まで、 機械受注の2015年7-9月期は見通し) 出所:ブルームバーグ、内閣府のデータを基に新光投信作成 ※民間企業設備投資は名目値、機械受注は民需(除く船舶・電力)、いずれも季節調整値を使用 鉱工業生産の推移 110 (2010年平均=100) 105 100 95 90 85 10 11 12 13 14 15 (年) 期間: 2010年1月~2015年8月(月次) 出所:ブルームバーグ、経済産業省のデータを基に新光投信作成 ※2015年7、8月は経済産業省の製造工業生産予測調査のデータを基に計算 上記のグラフは過去の実績、過去の時点における予測値を⽰したものであり、将来の経済、市況、その他の投資環境にかかる動向などを⽰唆あるいは保証す るものではありません。 当資料は新光投信が作成したものであり、⾦融商品取引法に基づく開⽰書類あるいは販売⽤資料のいずれでもありません。当資料は証券投資の参考と なる情報の提供を⽬的とし、投資の勧誘を⽬的としたものではありません。当資料は信頼できると考えられるデータなどに基づき作成していますが、 その内容の正確性・完全性を保証するものではありません。当資料は事前の通知なしに内容を変更することがあります。特定ファンドの購⼊のお申し 込みの際は、販売会社から投資信託説明書(交付⽬論⾒書)および契約締結前交付書⾯など(⽬論⾒書補完書⾯を含む)をあらかじめお受け取りのう え、詳細をよくお読みいただき、投資に関する最終決定は、ご⾃⾝の判断でなさるようお願いします。 irr10052 ( 2 / 4) Market Report 2015 年 8 ⽉ 17 ⽇ Shinko Asset Management Co., Ltd. 景気動向指数(CI)の推移 120 (2010年平均=100) 110 100 90 一致指数 80 10/1 10/7 11/1 11/7 期間:2010年1月~2015年6月 (月次) 12/1 12/7 13/1 13/7 出所:ブルームバーグのデータを基に新光投信作成 14/1 先行指数 14/7 15/1 (年/月) 上記グラフは過去の実績を⽰したものであり、将来の経済、市況、その他の投資環境にかかる動向などを⽰唆あるいは保証するものではありません。 以上 当資料は新光投信が作成したものであり、⾦融商品取引法に基づく開⽰書類あるいは販売⽤資料のいずれでもありません。当資料は証券投資の参考と なる情報の提供を⽬的とし、投資の勧誘を⽬的としたものではありません。当資料は信頼できると考えられるデータなどに基づき作成していますが、 その内容の正確性・完全性を保証するものではありません。当資料は事前の通知なしに内容を変更することがあります。特定ファンドの購⼊のお申し 込みの際は、販売会社から投資信託説明書(交付⽬論⾒書)および契約締結前交付書⾯など(⽬論⾒書補完書⾯を含む)をあらかじめお受け取りのう え、詳細をよくお読みいただき、投資に関する最終決定は、ご⾃⾝の判断でなさるようお願いします。 irr10052 ( 3 / 4) Market Report 2015 年 8 ⽉ 17 ⽇ Shinko Asset Management Co., Ltd. 投資信託へのご投資に際しての留意事項 【投資信託にかかるリスクについて】 投資信託は、主に国内外の株式や公社債などの値動きのある証券を投資対象としています。投資した当該資 産の市場における取引価格の変動や為替相場の変動などの影響により基準価額が変動します。これらの運⽤に よる損益は、すべて投資者のみなさまに帰属します。したがって、投資者のみなさまの投資元本は保証されて いるものではなく、基準価額の下落により、損失を被り、投資元本を割り込むことがあります。なお、投資信 託は預貯⾦とは異なります。 【投資信託にかかる費⽤について】 新光投信が運⽤する投資信託については、ご投資いただくお客さまに以下の費⽤をご負担いただきます。 ■購⼊時に直接ご負担いただく費⽤ ・購⼊時⼿数料:上限 4.104%(税抜 3.8%) ■換⾦時に直接ご負担いただく費⽤ ・信託財産留保額:上限 0.5% ・公社債投信およびグリーン公社債投信の換⾦時⼿数料 :取得年⽉⽇により、1 万⼝につき上限 108 円(税抜 100 円) ・その他の投資信託の換⾦時⼿数料:ありません。 ■投資信託の保有期間中に間接的にご負担いただく費⽤ ・運⽤管理費⽤(信託報酬):年率で上限 2.484%(税抜 2.4%) ■その他の費⽤・⼿数料 ・監査法⼈に⽀払うファンドの監査報酬、有価証券売買時の売買委託⼿数料、資産を外国で保管する場合の費⽤な どを、その都度(監査報酬は⽇々)、投資信託財産が負担します。 ※「その他の費⽤・⼿数料」については、定率でないもの、定時に⾒直されるもの、売買条件などに応じて異なる ものなどがあるため、当該費⽤および合計額などを表⽰することができません。 ◎⼿数料などの合計額については、購⼊⾦額や保有期間などに応じて異なりますので、表⽰することができません。 《ご注意》 上記に記載しているリスクや費⽤項⽬につきましては、⼀般的な投資信託を想定しております。費⽤の料率につき ましては、新光投信が運⽤するすべての投資信託(設定前のものを含みます。)のうち、お客さまにご負担いただく、 それぞれの費⽤における最⾼の料率を記載しております。 投資信託は、それぞれの投資信託ごとに投資対象資産の種類や投資制限、取引市場、投資対象国などが異なること から、リスクの内容や性質が異なり、費⽤もそれぞれの投資信託により異なりますので、ご投資をされる際には、 事前によく投資信託説明書(交付⽬論⾒書)や契約締結前交付書⾯など(⽬論⾒書補完書⾯を含む)をご覧くださ い。 商 号 等: 新光投信株式会社 ⾦融商品取引業者 関東財務局⻑(⾦商)第339号 加⼊協会: ⼀般社団法⼈投資信託協会 ⼀般社団法⼈⽇本投資顧問業協会 当資料は新光投信が作成したものであり、⾦融商品取引法に基づく開⽰書類あるいは販売⽤資料のいずれでもありません。当資料は証券投資の参考と なる情報の提供を⽬的とし、投資の勧誘を⽬的としたものではありません。当資料は信頼できると考えられるデータなどに基づき作成していますが、 その内容の正確性・完全性を保証するものではありません。当資料は事前の通知なしに内容を変更することがあります。特定ファンドの購⼊のお申し 込みの際は、販売会社から投資信託説明書(交付⽬論⾒書)および契約締結前交付書⾯など(⽬論⾒書補完書⾯を含む)をあらかじめお受け取りのう え、詳細をよくお読みいただき、投資に関する最終決定は、ご⾃⾝の判断でなさるようお願いします。 irr10052 ( 4 / 4)
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