Market Report 2016 年 4 ⽉ 8 ⽇ Shinko Asset Management Co., Ltd. ⾜もとの円⾼の動きについて 4 ⽉ 7 ⽇の NY 市場で円/⽶ドル相場は⼀時 1 ⽶ドル=107 円 60 銭台と、およそ 1 年半ぶりの⽔準まで円⾼⽶ド ル安が進⾏しました。また、NY ダウも⼤幅に下落したことから、8 ⽇午前中の国内株式市場では⽇経平均が下落し、 ⼀時 15,471.80 円と昨年来安値である 2 ⽉ 12 ⽇の 14,952.61 円以来の安値⽔準を記録しました。 7 ⽇の円⾼⽶ドル安進⾏のきっかけは、前⽇の安倍⾸相の「恣意的な介⼊は慎む」とのインタビュー記事を受けて、 ⽇本政府が円売り介⼊など円⾼阻⽌に向けた⾏動をとりづらいとの⾒⽅が広がったこととみられます。2 ⽉に上海 で開催された G20(主要 20 ヵ国・地域)財務相・中央銀⾏総裁会議では、通貨の競争的な切り下げ回避が声明に 採択されており、5 ⽉下旬の G7(主要 7 ヵ国)⾸脳会議(伊勢志摩サミット)を控え、議⻑国である⽇本が為替介 ⼊を⾏えば各国からの反発を招き協調体制にひびが⼊りかねません。 円/米ドル相場と日経平均の推移 (円) 130 (円) 24,000 円/米ドル(左軸) 125 22,000 日経平均(右軸) 120 20,000 115 18,000 110 16,000 105 14,000 100 14/1 14/4 14/7 14/10 15/1 15/4 期間:2014年1月6日~2016年4月8日 (日次、2016年4月8日は11時30分時点) 出所:ブルームバーグのデータを基に新光投信作成 15/7 15/10 16/1 12,000 16/4 (年/月) 上記グラフは過去の実績を⽰したものであり、将来の経済、市況、その他の投資環境にかかる動向などを⽰唆あるいは保証するものではありません。 しかし、円/⽶ドル相場は既に 2 ⽉から円⾼⽶ドル安基調を強めており、7 ⽇の動きは市場の思惑先⾏の意味合い が強く、投機的な動きと考えることも出来ます。世界的な景気の先⾏きへの懸念がくすぶるなか、⽶国は今後の利 上げに対し慎重な姿勢を取っており、⽶国主導の世界的な景気回復⾒通しを背景とする 2014 年半ば以降の⽶ドル ⾼シナリオの修正を迫られる形で、新興国通貨や円を始めとする先進国通貨を買う動きが強まっていることが 2 ⽉ 以降、⽶ドル安の動きの背景にあると考えられます。 円⾼⽶ドル安の進⾏が国内景気の先⾏き懸念を⾼めるなか、政府は G7 ⾸脳会議を控え、議⻑国として先頭に⽴っ て⼤規模な補正予算の策定や消費税率引き上げの⾒送りといった景気対策を打ち出すと考えられます。また、賃⾦ や物価が伸び悩むなか、⽇本銀⾏は国債や ETF の買い⼊れ拡⼤で市場に再度働き掛けていくと思われます。こうし た政策が 5 ⽉から 6 ⽉にかけて相次いで打ち出され、主要各国が協調体制を強めることで世界的な景気の先⾏きに 対する懸念が和らぎ、再び円安基調へと転じることが期待されます。当⾯は、4 ⽉中旬にワシントンで開催される G20 財務相・中央銀⾏総裁会議において、過度な為替変動を回避するための各国の協調が確認されるかが注⽬され ます。 当資料は新光投信が作成したものであり、⾦融商品取引法に基づく開⽰書類あるいは販売⽤資料のいずれでもありません。当資料は証券投資の参考と なる情報の提供を⽬的とし、投資の勧誘を⽬的としたものではありません。当資料は信頼できると考えられるデータなどに基づき作成していますが、 その内容の正確性・完全性を保証するものではありません。当資料は事前の通知なしに内容を変更することがあります。特定ファンドの購⼊のお申し 込みの際は、販売会社から投資信託説明書(交付⽬論⾒書)および契約締結前交付書⾯など(⽬論⾒書補完書⾯を含む)をあらかじめお受け取りのう え、詳細をよくお読みいただき、投資に関する最終決定は、ご⾃⾝の判断でなさるようお願いします。 irr10135 ( 1 / 2) Market Report 2016 年 4 ⽉ 8 ⽇ Shinko Asset Management Co., Ltd. 投資信託へのご投資に際しての留意事項 【投資信託にかかるリスクについて】 投資信託は、主に国内外の株式や公社債などの値動きのある証券を投資対象としています。投資した当該資 産の市場における取引価格の変動や為替相場の変動などの影響により基準価額が変動します。これらの運⽤に よる損益は、すべて投資者のみなさまに帰属します。したがって、投資者のみなさまの投資元本は保証されて いるものではなく、基準価額の下落により、損失を被り、投資元本を割り込むことがあります。なお、投資信 託は預貯⾦とは異なります。 【投資信託にかかる費⽤について】 新光投信が運⽤する投資信託については、ご投資いただくお客さまに以下の費⽤をご負担いただきます。 ■購⼊時に直接ご負担いただく費⽤ ・購⼊時⼿数料:上限 4.104%(税抜 3.8%) ■換⾦時に直接ご負担いただく費⽤ ・信託財産留保額:上限 0.5% ・公社債投信およびグリーン公社債投信の換⾦時⼿数料 :取得年⽉⽇により、1 万⼝につき上限 108 円(税抜 100 円) ・その他の投資信託の換⾦時⼿数料:ありません。 ■投資信託の保有期間中に間接的にご負担いただく費⽤ ・運⽤管理費⽤(信託報酬):年率で上限 2.484%(税抜 2.4%) ■その他の費⽤・⼿数料 ・監査法⼈に⽀払うファンドの監査報酬、有価証券売買時の売買委託⼿数料、資産を外国で保管する場合の費⽤な どを、その都度(監査報酬は⽇々)、投資信託財産が負担します。 ※「その他の費⽤・⼿数料」については、定率でないもの、定時に⾒直されるもの、売買条件などに応じて異なる ものなどがあるため、当該費⽤および合計額などを表⽰することができません。 ◎⼿数料などの合計額については、購⼊⾦額や保有期間などに応じて異なりますので、表⽰することができません。 《ご注意》 上記に記載しているリスクや費⽤項⽬につきましては、⼀般的な投資信託を想定しております。費⽤の料率につき ましては、新光投信が運⽤するすべての投資信託(設定前のものを含みます。)のうち、お客さまにご負担いただく、 それぞれの費⽤における最⾼の料率を記載しております。 投資信託は、それぞれの投資信託ごとに投資対象資産の種類や投資制限、取引市場、投資対象国などが異なること から、リスクの内容や性質が異なり、費⽤もそれぞれの投資信託により異なりますので、ご投資をされる際には、 事前によく投資信託説明書(交付⽬論⾒書)や契約締結前交付書⾯など(⽬論⾒書補完書⾯を含む)をご覧くださ い。 商 号 等: 新光投信株式会社 ⾦融商品取引業者 関東財務局⻑(⾦商)第339号 加⼊協会: ⼀般社団法⼈投資信託協会 ⼀般社団法⼈⽇本投資顧問業協会 当資料は新光投信が作成したものであり、⾦融商品取引法に基づく開⽰書類あるいは販売⽤資料のいずれでもありません。当資料は証券投資の参考と なる情報の提供を⽬的とし、投資の勧誘を⽬的としたものではありません。当資料は信頼できると考えられるデータなどに基づき作成していますが、 その内容の正確性・完全性を保証するものではありません。当資料は事前の通知なしに内容を変更することがあります。特定ファンドの購⼊のお申し 込みの際は、販売会社から投資信託説明書(交付⽬論⾒書)および契約締結前交付書⾯など(⽬論⾒書補完書⾯を含む)をあらかじめお受け取りのう え、詳細をよくお読みいただき、投資に関する最終決定は、ご⾃⾝の判断でなさるようお願いします。 irr10135 ( 2 / 2)
© Copyright 2024 ExpyDoc