第33号 2009年5月発刊

2009年4月、当院緩和ケア病棟は、日本緩和医療学会認定
研修施設の認定を受けました。
当院は「患者様中心の質の高い医療の提供」をコンセプトに地
域の皆様の生活を支える医療を提供すべく努力して参りました。
緩和ケアは終末期だけのものではなく、早期からの導入の必要
性がうたわれ、行政による種々の政策も始まっております。この事
は、私どもの目指す「地域の皆様の生活を支える医療の提供」に
他ならないと思っております。
これまで私どもが培ってまいりました知識と技術を周りの方々に還元できる事をとても嬉し
く、そして有難い事だと思っております。
医学生・医師・看護学生・看護師・ソーシャルワーカー等の研修を行ってまいりましたが、
今回の認定を受け、これまで以上にその内容を充実させ、スタッフ一同で取り組んで参りた
いと思います。
これからもご理解・ご協力のほどを宜しくお願い申し上げます。
緩和ケア病棟医長 横山晶子
四月より新規採用になりました、看護師の池田菜穂子です。
臨床の現場で働くことは初めてで、実際に患者様と直接関わったこの一ヶ月は緊張と驚きの連続で
した。何も分からない事ばかりでスタートし、心に全く余裕がなかったのですが、当院の職員の方々が
優しく指導して下さるので、少しずつ緊張もほぐれてきました。
私は、患者様の身体の痛みだけでなく、心の痛みまでも和らげるケアを提供できる看護師を目指して
います。先輩方の患者様との関わり方から、多くのことを吸収し、初心を忘れず、そして日々の努力を
惜しむことなく、看護に携わっていきたいと思います。これからも宜しくお願いします。
池田 菜穂子
三月に都城洋香看護専門学校を卒業し、三月末から三州病院で働くことになりました。プリセプターの
先輩看護師をはじめ、スタッフの方々が一つ一つ丁寧に指導してくださるので、楽しく仕事をすることが
できています。
私は急性期病棟看護師として働いていますが、他職種とのカンファレンス・勉強会等を通して情報を共
有することができるため、とても勉強になると感じています。
また、患者様に対するスタッフの方々の姿勢を見ていると、患者様やご家族の立場に立った関わり方
をしていらっしゃるので、私も患者様の声を大切にしていける看護師になれるよう頑張っていきたいと思
います。
泉 杏衣
三州病院に看護助手として入職させていただき 2 ヶ月が経ちました。
スタッフの方々がスムーズに医療やケアが行なえるように、物品の補充や整理を行なっております。
また、患者様が気持ち良く過ごせるように、身の回りのお世話やケアを先輩スタッフのご指導を頂きな
がら日々頑張っております。
これからもスタッフの方々が働きやすく患者様が過ごしやすい環境作りに取り組んでいきます。
今後ともご指導宜しくお願致します。
谷山 弥生
今年の4月から三州病院で働かせて頂いている調理師の藤村香奈です。
この仕事をしたいと思った理由は、料理を作っているときが一番楽しいからです。そして自分が作った
料理を食べてくれた人の笑顔が見たかったからです。
私の性格は、なんでも最後までやりとげないと気がすまない性格なので、与えられた仕事はもちろんで
すが、自ら実践して仕事を見つけ、誰もが認めてくれる人になりたいです。
どんな時でも初心を忘れず一生懸命頑張っていきますのでよろしくお願いします。
藤村 香奈
さくら病棟からのメッセージを、今年も全国各地に向けて発信する事が
出来ました。(540 部発送)
患者様やご家族が過ごされた、大切な日常の一部を掲載しております。
さくらだよりを作成した事で、日頃のケアを振り返るきっかけを頂きました。
今後も患者様との出会いを大切にし、日常を感じて頂けるケアを目指して行きたいと思います。
文責:緩和ケア病棟
益留優子・新宮麻子・鬼束智恵
NST とは、医師・看護師・管理栄養士・薬剤師・検査技師・その他の専門職や事務職がひとつに
なって、それぞれ知識や技術を出し合い患者様に適切な栄養管理を行なう『栄養サポートチーム』
のことです。病気の治療には栄養状態が大きく影響しています。NST では、なんらかの原因で食事
がとれなくなった患者様に、その原因や栄養状態を把握して患者様に合わせた栄養量をとっていた
だき、栄養状態を改善する事を目的としています。
今後も NST コーディネーターの専門的知識や技術を活かして患者様の支援を行なっていきたいと
思います。
文責:管理栄養士 吉川直美
今月5月5日は子供の日です。
子供の日には、菖蒲湯につかり柏餅やちまきを食べてお祝いをします。
柏餅の由来は、柏の葉は新芽が出ないと古い葉が落ちないという特徴があり、これは「子供が生ま
れるまでは親は死なない」、即ち「子孫繁栄」に結びつき、縁起のいい食べ物とされているそうです。
当院では年間を通して季節ごとに行事食を提供しております。
食を通して季節を感じていただき、療養中のひとつの楽しみになれば
と栄養士・調理師で献立を考え患者様に喜んでいただけるような食事
を目指しています。
今回の5月5日の行事食では、清清しく晴れ渡る空にこいのぼりが泳ぐ
初夏を感じていただけたらうれしく思います。
文責:調理師 棈松昇
新病棟建設現場から・・・シリーズ 3
緩和ケア病棟の増築工事も、およそ半分の工程が終了しました。
コンクリートの柱も組みあがり、4月いっぱいで外壁のタイルが張り終わりました。
外から見るとおおよその大きさが分かるようになりました。
これからは内装工事が本格的に始まります。
現場監督の徳満さん(鴻池組)は、第1期工事から関わっています。
三州病院の医療方針をしっかり理解され、患者様・職員のためにより良い建物を作ろうと一生懸命
に取り組んでおられます。
工事に携わる方々と一緒に職員もアイデアを出し合い、患者様が過ごしやすく、職員が働きやすい
建物を作っていきます。
文責:事務長補佐 濱田太郎
建設現場概観
屋上庭園から見た工事現場
新ナースステーション
5 月 2 日撮影
新年度がスタートして1ヶ月が過ぎました。そろそろ緊張がほぐれ、身体の疲れが出てくるこ
ろです。適度な緊張感を維持しつつ、早めに身体のケアを行ないましょう。
世間では「新型インフルエンザ」が騒がれています。当院でも国や保健所などからの情報を
基に対策を整えて情報提供を行なっていきますが、皆様も日頃のニュースなどにも耳を傾け
て、「もしも」の時のために備えておきましょう。
(財)日本医療機能評価機構
Ver.5 認定施設
日本外科学会外科専門医制度関連施設
(医)倫生会
三 州 病 院
消化器病センター
住 所:宮崎県都城市花繰町3街区 14 号
T E L:(0986)22-0230 F A X:(0986)22-0309
E メール:[email protected]
ホームページ:http://www.sanshu.org
ホームページ・広報誌委員会責任者:友重雅美