コイルのリアクタンス 【概要】 コイルが交流に対して抵抗のはたらきをする

コイルのリアクタンス
【概要】
コイルが交流に対して抵抗のはたらきをすること。また、コイルのリアクタンスと交流の
周波数の関係を確認する。
【準備物について】
・トランス(チョークコイル)
・豆電球
・直流電源
・交流電源
・スイッチ
・電圧計(デジタル)
・周波数発信ソフト
・増幅器
【実験装置について】
<コイルのリアクタンス>
【実験手順】
<コイルのリアクタンス>
① 回路に約3〔V〕の直流を加えて豆電球の明るさを観察する。
② 回路に約3〔V〕の交流を加えて豆電球の明るさを確認する。
<交流の周波数の変化とコイルのリアクタンスの変化>
①50Hz のときの豆電球の明るさを確認する。
②60Hz、70Hz、80Hz、90Hz、100Hz、のときの豆電球の明るさを確認する。(同じ電圧
でも豆電球は暗くなっていく)
【解説】
<コイルのリアクタンス>
電池にときに比べ、交流のときは豆電球は暗くなります。これは交流に対してコイルが抵
抗のはたらきをするためです。ちなみにこの抵抗としての働きを示す量をコイルのリアク
タンスといいます。
<交流の周波数の変化とコイルのリアクタンスの変化>
交流電圧を加える場合、周波数が大きいほど電流が流れにくくなり、コイルのリアクタン
スが大きくなります。
【周波数発信ソフトについて】
この実験ではJSTの「理科ねっとわーく」
(http://www.rikanet.jst.go.jp/)にあるデジタ
ルコンテンツ【映像と音声分析・合成ソフトで学ぶ「音・波動教育用デジタル教材」】の中の「音の
実験教室『振動数音階:はつね』」を使用ました。「理科ねっとわーく」に利用者登録(無
料)すればダウンロードが可能です。