平成27年度授業改善推進プラン 東村山市立八坂小学校 第 6 学年 教科等 国語 評価の観点 国語への関心・ 意欲・態度 ・全体としては読書への関心は高い傾向にあるが、 個人差はある。 ・自分の思いや考えをもてる児童が多いが、全体に 発表することにためらいをもつ児童もいる。 話す・聞く能力 話の内容を聞き取ることができる児童は多い が、要点を絞って聞いたりメモしたりするこ とが苦手な児童も多い。 書く能力 日記指導などにより、書くことに対しての苦 手意識はなくなってきているが、課題に沿っ て構成を考えながら文章を書くことについて は課題が残る。 読む能力 文学作品の読みの指導を丁寧に行った結果、 登場人物の心情や情景を読み取る力が向上し てきた。 言語についての 知識・理解・技 能 算数への関心・ 意欲・態度 数学的な考え 方・見方 算数 現在の児童・生徒の実態や授業についての分析 数量や図形につ いての技能 数量・図形など についての知 識・理解 社会事象への関 心・意欲・態度 社会的な思考・ 判断・表現 社会 漢字検定などにより漢字の習得が進んだ。語 彙力や言葉の意味の理解がまだ不十分な児童 が多い。漢字の宿題で文作りなどに取り組ん でいるが、その定着や活用には課題がある。 身近な生活とも関連付けて「算数」を捉える ことができる児童と基礎・基本の定着がまま ならず、興味・関心を持てない児童との差が 大きい。 活用力を見る複合的な問題については正解を 導くのが難しい。基礎的・基本的な内容をき ちんとあてはめて活用までに結びつけられる 児童が尐ない。 数量と図形の技能に個人で差がある。図形の 作図が苦手な児童がいる。小数や分数、整数 の四則計算の技能は向上してきている。 ①(基礎基本の定着) ・ドリルや東京都ベーシックドリルを活用して、計算問題を繰り 返し復習し、定着させていく。正答率の低い図形の領域(角度、 作図、垂直と平行)や計算領域(概数での表し方や小数のわりざ ん)の学習内容の習熟を図る。正答率を高くしていくために、計 算の答えを概算して、計算後に確かめる習慣をつける。 ・具体物の操作や、抽象的なものを基準量をもとに考えること で、理解を図っていく。 ②(思考・判断力・表現力の育成) ・既習事項と結び付けて、問題解決をはかる。 ・図、言葉の式、数式を結びつけて、考える。 ・自分の考えをまとめる時間、説明を考える時間、説明する時 間、友だちの考え方をとりいれる時間、まとめやふりかえりを積 み重ねていくことを大切にする。 ・技能と同様に数量、図形で個人内での差が見受け ③(家庭学習・継続学習) られる。図形の空間認識が苦手で、垂直や平行など ・個人のレベルに合わせて家庭学習の量や内容も変えていく。 の定義の理解および定着に課題がある児童がいる。 ④(個に応じた指導) ・レディネステストを行い、学力に応じた習熟度別指導を行いつ つ、児童一人一人の意欲をそがないようなクラス分けをする。 興味・関心をもって学習できる児童もいる が、世の中で起こっていることについて知ら ないことが多い。 ・学習したことをもとに自分なりの考えをもつとい う習慣が身に付いていない。また、資料から読み取 れたことをもとにその理由を考えたり、推論したり など、自分の考えとしてまとめていく力が不足して いる。 観察・資料活用 の技能 資料を見て出来事の内容を読み取ることはで きるが、分析的に解釈することが苦手であ る。 社会的事象につ いての知識・理 解 社会の出来事についての知識量に差がある。 また社会情勢などに興味をもつことはできて いる児童もいるが、正しく理解している児童 は尐ない。 自然事象への関 心・意欲・態度 科学的な思考・ 表現 理科 観察・実験の技 能 自然事象につい ての知識・理解 授業改善のための具体的な方策 ①(基礎基本の定着) ・語彙を増やすために、漢字学習での語句調べや文作りの経験を日々、積 み重ねていく。 ・漢字小テストでは、90点以上を合格として、金シールを与え、保護者の 方のサインや励ましをもらいながら、間違い直しを行い、確実に覚えてい く。 ②(思考・判断力・表現力の育成) ・变述に基づいて文章を正しく読み取ること、根拠を持って自分の考えを 述べること、友達との交流を通して自分の考えを確かめたり、広げたり、 深めたりする場面を増やす。 ③(家庭学習・継続学習) ・基礎基本となる漢字練習や読書、日記などに継続して取り組むようにす る。朝学習の時間に、継続的に書くことについての技能を高める。 ④(書く力の育成) ・授業で自分の考えを明確にするために書いたり、構成を意識した文章を 書く機会を増やす。構成の指導では、例文や書き出しを示すことで、書き 方をしっかりと理解し、そのなかで自分の考えを表せるようにしていく。 東京都ベーシックドリルを活用し、言語に関する知識や技能を積み重ねて いく。 ・宿題で日記を継続的に取り入れ、書く機会を増やす。 ⑤(読書指導) ・ブックトークや読み聞かせを通して、子どもの読書の幅を広げていく。 本の紹介や同じ作者の作品の紹介などを継続的に行う。各教科で関連した 内容の本を紹介する。 ・授業の中で目的に応じて、文章の要約をしたり、小見出しをつけたりす る活動を行う。 ①(基礎基本の定着) ・基本的な用語の意味や使い方について繰り返し 学習していく。 ②(思考・判断力・表現力の育成) ・資料の読み取り方の基本を押さえながら、解釈 の仕方の例を多く出しあうようにさせる。 ③(学習の見通し) ・導入時に単元全体の流れがつかめるような計画 を立てる。 ④(資料活用) ・教科書・資料集以外の資料も活用していく。視 覚教材を使って、理解を深める。 ・生き物に対する関心が高い児童が多いが、特に化 ①(基礎基本の定着) 学・物理に関する単元において苦手意識の強い児童 ・児童が疑問や予想をもつのに有効な自然事象を単元構成の中に が多い。 組み入れる。 ②(思考・判断力・表現力の育成) ・見通しをもたせて観察実験を行うとともに、結果に関して十分 な客観性・再現性があるか振り返らせる。 自然事象に関して主観的にとらえてしまい、 ③(学習の見通し) 観察・実験結果から客観的に事象を理解する ・一単位時間の学習のめあて、到達点を明確にして、授業を進 ことが苦手である。 め、学習に見通しや予想をもって取り組めるようにする。 ・目的を明確にして、実験・観察活動を行い、予想・実験・結 ・観察実験を意欲的に行う児童が多いが、科学的な 果・考察の過程を大切にして授業を組み立てるようにする。 視点で結果を考察することが苦手である。 ④(自然事象への関心・意欲) ・一人ひとりが自分から問題を見出せるような事象提示を行う。 また既習事項や生活体験を振り返る時間を確保する中で事象をよ り具体的にとらえられるような授業展開を計画する。 生物地学分野では関心の高さから理解度も 高くなっているが、物理化学分野の理解度は 低い傾向がある。
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