平成27年7月28日(火) 賢 №5 文責 優 校長 健 佐久市立浅科小学校だより 1学期終了 ありがとうございました 本日、77日間の1学期が終了いたしました。通常の授業の他 に、入学式、各種安全行事、修学旅行、音楽会、キャンプなどの 学校行事、PTA作業等のPTA行事など多くのことがあった1 学期でした。その中で、PTA新聞「あさしな93号」にあるよ うに、「あいさつ・なかよし・清掃・発言」という児童会目標に 向かって、6年生を先頭に全校で取り組んできました。教職員は、 凡事徹底を念頭に、「下足箱の靴揃え」など、全校で足並みを揃 えることを決め出し、心を一つにして指導してまいりました。そ 修学旅行グループ行動 して、保護者や地域の皆様のおかげで、本日を迎えることができ ました。ありがとうございました。明日からは夏休みです。交通事故や水難事故などに注意して、8 月19日には、みんな元気で登校できるように、ご家庭でもご協力をお願いいたします。 1学期終業式講話 ~夏休みに向けて~ 今日で1学期が終わりました。77日間の登校日でした。浅科小学校の 学校目標「夢や憧れに向かって学び合う子どもたち」について「校長講話」 の度にお話してきましたね。皆さんは1学期77日間の中で、自分自身の 夢や憧れに向かっていろんなことを学び合ったと思います。どんなことを 学んできたか、先生方からいただいた通知票を見ながら家の人に報告して ください。 今日は、宇宙という夢や憧れに向かった2つのお話をしたいと思います。 ちょっとこの映像を見てください。(映像視聴)だれの映像かわかりまし たね。1つ目は、皆さんがよく知っている南佐久郡川上村出身の油井亀美 也さんのお話です。映像は、7月23日にカザフスタンのバイコヌール宇 宙基地というところから、ソユーズという宇宙船に乗り込み油井亀美也さ んが無事に宇宙ステーションに飛び立ったところです。皆さんもニュースなどで見ましたね。 さて、今回宇宙へと飛び立った油井亀美也さんですが、油井さんの夢は子どもの頃にお父さんか らもらった1つの天体望遠鏡から始まりました。油井さんは小さい頃から「空」に興味を持ってい て、来る日も来る日も空を見ながら、将来はパイロットになって空を駆け回ってみたいと思ってい たそうです。そんなある日、お父さんが天体望遠鏡をプレゼントしてくれました。天体望遠鏡を手 にした油井亀美也少年は、今度は来る日も来る日も夜空を見上げ、いつしか「空」への憧れが、「宇 宙」への憧れと変わっていきました。小学生時代は、お父さんのトラックに乗り込み、山へ送って もらい、一晩中、星を眺め続けていたそうです。 今回、油井亀美也さんは、5ヶ月間宇宙に滞在し、ロボットアームの操作を担当するそうです。 5ヶ月間という長い期間ですが、体に気をつけてがんばっていってほしいなあと思います。小さな 頃に抱いた夢や憧れを実現した油井亀美也さん、すごいですねえ。 もう一つのお話をします。それは、校長先生の中学校の頃のお話です。先生も、星や宇宙にとて も興味を持っていました。中学校1年生の夏休みに、友だち3人で流れ星の観測をすることにしま した。それは、ペルセウス座流星群というものです。毎年の夏、ペルセウス座と (裏面へ) いう星座の近くから多くの流れ星が出るのでこの名前がつきま した。ちょっと映像を見てください。(映像視聴)お盆の頃の1 週間、毎晩、夜の11時頃から深夜の3時頃まで観察をしまし た。周りに電気のない暗い場所を選んで、1人が仰向けになっ て空を見る係、1人は時刻を計る係、1人は記録する係です。 こんな感じです。「出た。東。1。半球。痕あり。」「1時55分 25秒」どういう意味かというと、「今流れたよ。東側に向かっ て流れた。明るさは1等級くらい。空の半分くらい流れたから かなり長い流れ星です。後に、白い煙のようなものが残った。」 「午後1時55分25秒」ということです。この観測終了後、 夏休みが終わった後にまとめをして科学展に出品したら、入賞 し、文化祭でも発表することができました。宇宙飛行士やパイ ロットにはなれませんでしたが、校長先生は今でも、望遠鏡で 夜空を見ることが大好きで、あの夏休みに自分の夢や憧れが見 つかったのかなあと思っています。ペルセウス座流星群は、今 年も出ますので、興味のある人は見てみてください。お盆の頃 によく見られます。 さて皆さん、明日から一番長い夏休みです。油井さんや校長 先生のように星空をじっくり見て何かを研究するのもいいでし ょう。工作をするのもいいでしょう。新聞を作ったりポスター を描いたりするのもいいでしょう。漢字練習や漢字の意味調べ など漢字に関係する学習を徹底的にやるのでもいいでしょう。 水泳を頑張るのでもいいでしょう。決めたお手伝いをしっかりやって、やったことをまとめるのも いいでしょう。どんなことでもいいので、夏休みだからこそできる「自分でこれだけはやり抜くぞ」 ということを決めて、それをじっくりとやり抜いてみてください。そして、休みが終わったときに、 先生や友だちに、「これだけはやり抜いたよ」といえるようにしてください。そんな中から、夢や 憧れにつながるものが見つかるかもしれません。 お話の最後にお願いをします。夏休みは、楽しい休みですが、交通事故が起きやすい時期でもあ ります。絶対にしないこと、それは飛び出しです。自転車でも歩いている時でも「飛び出し」によ る事故が一番多いです。飛び出しは絶対にしないということを、今ここで約束してください。校長 先生の後に続いていってください。「私は、飛び出しを絶対にしません。」 それでは、8月19日水曜日に全員が明るく元気に登校してくるのを楽しみにしています。いい 休みにしてください。これで、お話を終わりにします。 ○新聞やテレビの報道にあるように、岩手県でいじめによる悲しい事件が起きてしまいました。本校 では、この事件を「対岸の火事」にせず、全職員でもう一度子どもたちのシグナルをキャッチする ように下記のことを実施しました。 ・朝の時間や授業時間を使って、児童一人ひとりとの懇談の時間を確保する。 ・懇談には既に実施したQ-U(子どもたちの人間関係等の満足度調査)や生活記録等を活用する。 ・生活記録等でいじめを予見させるような記述がないかチェックする。 ・懇談や生活記録チェックで気になる児童がいたら、担任から教頭・校長に報告し、場合によって は生徒指導委員会を開き対応する。 結果としては、どの学級・学年からもいじめに関わる案件は報告されなかったですが、今後ともに アンテナを高くして、いじめの根絶に努めてまいりたいと思います。 ○1学期終業式での講話の中でも、児童に話をしましたが、夏休み中は「飛び出しによる交通事故」 が多発する時期であります。各家庭では、念には念を入れて、「絶対に飛び出しはしない」という 点をよく話してください。また、祇園や夏祭りなどでお金の使い方が元となる生徒指導的な事例も 報告されます。「いくら持って行って何に使ったかの報告」など、必要な約束事を決めてください。 以上の点、よろしくお願いします。
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