第5号

学校目標:自分の意思で判断し,自分の価値で行動できる力を持った児童の育成
平成27年度
諫早市立
小長井小学校
H27.5.8
No5
文責 校長 橋本克彦
大型連休が終わり,久々に子どもたちの元気な笑顔に会うことができました。幸いにも,事故や
怪我の報告を受けていませんので,みんな楽しい連休を過ごすことができたものと思います。
さて,予告していた通り,これからの2週間は運動会の練習一色に染まると言っても過言ではあ
りません。
一方,気温は徐々に上昇し,5月とは言え「夏日」あるいは「真夏日」になるような日もあるかもしれません。
学校では,子どもの健康管理にはいつも以上に気を配りながら指導をしてまいりますが,子どもの健康を維持し
つつ学びの多い運動会とするためにはご家庭の協力は欠かせません。
バランスの良い食事,十分な睡眠時間,衛生状態など,いつも以上に気を配っていただきたいと思います。
併せて,子どもたちが今何を頑張っているのか,どんなことに困っているのかなど,学校での出
来事に耳を傾けてください。1日10分の会話が,子どもの喜びに応え,悩みに対処する答えを導
き出してくれるものと思います。よろしくお願いします。
全校講話から
7日の全校講話において,子どもたちに向け語りかけた内容をお知らせします。
「心のアクセルとブレーキを上手に使って行動しましょう」
(概要)
車と同じように,私たちの心にもアクセルとブレーキがある。私たちは,何かを始めようとする時
に「心のアクセル」を踏んでいる。逆に,何かをやめようとする時に「心のブレーキ」を踏んでいる。
そのアクセルとブレーキを上手に使い分けることが大切。
例えば,運動会の練習できつくなったり,うまくいかなくなったりした時に,ブレーキをかけてあ
きらめるのか,それとも,今一度アクセルを踏んで頑張り通すのか。
友だちと遊んでいる時,気に入らないことがあったからと意地悪やいじめをするのか,それともグ
ッとブレーキを踏んで,思いとどまるのか。その使い分けはとても大切。
子どもたちには,心のアクセルとブレーキを上手に使えるようになってほしいと思います。
低学年の子どもたちにはちょっと難しい話だったかもしれませんが,中には,視線をそらさず聞い
たり,うなずいたりしている子どももいました。家族の団らんの話題にでもなれば嬉しいです。
嬉しい知らせ
お詫び
「はまかぜ No3」において,文書の一部が切れて
おりました。
家庭訪問の際ご指摘を受け再発行しましたが,説
明不足の感もありました。お詫びするとともに,切
れていた部分は再発行したものでご確認ください。
家庭訪問の中で,「学校便りを楽
しみにしています」といった内容の
連絡を受けました。とても嬉しく,
励みになります。
できるだけ,ご期待に添える内容
になるよう頑張ろうと思います。
学校目標:自分の意思で判断し,自分の価値で行動できる力を持った児童の育成
スマホが寝不足誘発
5月1日発行の長崎新聞に,
「スマホが寝不足を誘発する」との記事が載っていました。
お読みになった方も多いかと思いますが,子どもの健康被害やいじめ等で取りざたされる
スマホですので,あえてお伝えします。
この記事のもとになったものは,平成26年,文部科学省が睡眠(生活習慣)と子どもの心身の不調との関係を
調べるために全国の小学校5学年から高等学校3学年までを対象に行った調査です。
(小学校は,全国から195校
が調査対象校として抽出されています。)
記事は,次のように伝えています。
...........
「携帯電話やスマートホンの利用時間に比例して就寝時刻が遅くなっている。スマホやパソコンなどの画面から
出る青色光を夜間に浴びると,体内時計が狂い,睡眠の質が悪化するのではないか?!」
(調査結果)
※一部
☆午前0時前に寝る中学生の割合
携帯やスマホを利用してメールやインターネットをしていない中学生
…
85%
1~2時間利用している中学生
…
78%
3~4時間利用している中学生
…
64%
4時間以上利用している中学生
…
47%
☆テレビやパソコンなどを寝る前までしている中学生の78%は,「朝,ふとんから出るのがつらい」と
答えた。
ご存知のように,
「睡眠」は体力を回復させたり精神を安定させたりする大切なもの。また,
脳は学習したことを睡眠中に整理しているとの報告もあり,学習の観点からも大切なものであ
ることは間違いありません。
大人でも,睡眠不足の日には体が重く,様々な場面で日常生活に支障をきたします。睡眠
障害(なかなか眠れないなど)ともなると,その程度ではおさまらないことは容易に想像でき
るでしょう。
子どもたちには,健康上の問題を考えた上で,必要以上にスマホなどの情報機器にふれさせないことが大切だと
思います。
なお,文部科学省のホームページには,次のような結果も示されていました。
「学校がある日とない日で起床時刻が2時間以上ずれることがよくある子どもほど,午前の授業中に眠くて仕方が
ないことがよくあると回答している。」
規則正しい生活がいかに大切かということを証明するような結果です。休日とはいえ,
「早寝,早起き,朝ごはん」
を心がけることは大切ですね。
連休後の子どもたちの様子から,いささか生活のリズムが崩れていると思われる子どももいました。5連休の後
の2連休で,乱れが加速することがないよう改めて規則正しい生活をさせるようお願いします。
上記調査については,文部科学省のホームページにデータ等も公表されていますので,興味を持た
れた方はご覧ください。
つい先日まで,校庭にはシャクヤクが咲いていました。「花の命は短くて…」の詩のように,その美し
さを味わう時間はほんのわずかだったように感じます。そして,今度はアマリリスが可憐な姿を見せて
います。学校にお立ち寄りの際は,きれいな校庭の花にも目をとめてみてください。