仕様書1

トマト・ナス栽培へのサイグルトSuper利用の手引き
1.利用目的
① 不足しがちな有機ミネラルやアミノ酸を補い、植物の活力を高め、まず根の伸
長を促して吸肥力を高める。
② 葉面散布することにより、植物体内での移動が困難なカルシウムや鉄を吸収さ
せ、葉を強くして病害耐性を高め、光合成能力を高める。
③ 有用菌で葉や茎・根の表面をガードし、有害菌の増殖に対抗する。
④ 土壌蓄積された肥料を分解し、利用する。
⑤ 土壌改良を行う。
2.利用量
標準使用量は、1反(300坪、10a、1000平米)当り、サイグルトSuper1ℓを5
00ℓの水に混入し、葉面散布。
3.利用時期と使用方法
① 堆肥つくり
堆肥を作る際に、水分調整用として1000倍液を散布し、発酵促進および有用
菌の定着を図る。
米ぬかを堆肥として利用する場合には、サイグルト1000倍液で十分発酵させ
てからすきこむ。発酵不十分な場合には、発酵時のガス発生や窒素飢餓によ
る害を防ぐため表面施用にとどめ、サイグルト1000倍液を散布して土壌表面
での発酵を促す。
② 苗作り
苗に有害菌が侵入するのを防ぐために、芽が出たらすぐにサイグルト
Super500倍液を葉面散布する。
③ 定植時
定植後、活着促進のためのサイグルト500倍液を潅水する。
④ 以後、2週間~4週間毎
以後、2~4週間毎にサイグルトSuper500倍液を葉面散布する。
薬剤や肥料との併用は可能。
⑤ 収穫期
収穫期間も同様に散布する。サイグルトSuperは食品由来なので、収穫期
間の散布は問題ない。
⑥ 収穫終了時
収穫終了時に、土壌改良のためにサイグルトSuper500倍液を潅水して
おく。
注意★ 発酵製品のため色の濃淡・沈殿・浮遊物が見られますが、品質に違いはありません。
注意★ 出来るだけ、直射日光を避けて、冷暗所に保管して下さい。
注意★ 食品ではありません。誤飲を避けるため、子供の手の届かないところに保管して下さい。
イチゴのうどん粉病について
うどん粉病の特徴
① うどん粉病は、子のう菌というカビの一種で、胞子が白粉状固まりを形
成し、風に乗って伝染する。
② イチゴに付着した胞子は、湿度が40%以上・温度18~22.5℃で
最もよく発芽・菌糸を伸ばして拡大し、5日位で再び胞子を作る。
③ うどん粉病菌は、水中では破裂する。
④ イチゴのうどん粉病は、他の植物には伝染しない。
⑤ イチゴのうどん粉病は、窒素過多で発病しやすい。
⑥ 軟弱株は細胞壁が弱いため、発病しやすい。
サイグルトの利用方法
1.予防的利用
① 夏場の土壌消毒に利用する場合、圃場の土壌表面から5cm~10cm
上まで潅水し、反当り20ℓのサイグルトを混入する。潅水できないハウ
スでは、反当り20ℓのサイグルトを1トンの水に入れ、ハウスの隅々ま
で散布する。
② 週1回、反当り1ℓのサイグルトを500~1000倍に水で薄めて葉面
散布する。
出来る限り、イチゴが植わってないハウスの隅々まで散布する。
③ 周りのハウスで発病している場合には、250~500倍の濃度で散布
2.発病時の利用
① ①発病株および周辺に対し、サイグルト250倍液を葉の1枚1枚が湿
るまで(うどん粉胞子を洗い流す要領で)散布する。病気がひどい場合
には展着効果を高めるため、糖蜜を加える。健全株への伝染を防ぐため
に、それ以外のハウス全体にも500~1000倍液を散布する。
② 5日~1週間後に再度同様に散布する。
③ 病状が見られなくなったら、上記1.の予防的利用に切り替える。
サイグルト利用の手引き イチゴ栽培
1.育苗床の防除
月
4月
5月
6月
7月
耕種
時期
注意すべき病害虫
サイグルト使用要領
サイグルト500倍液にポットをどぶ付け
親株ポット消毒
炭そ病、いおう病
する
ベンレート等との混用も可能
4月中下旬
7寸ポットに植え替え
-
-
固形肥料を施肥し、サイグルト1000倍
親株施肥
-
液を潅水する
サイグルト500倍液を土壌に滴るまで葉
炭そ病
面散布する。
キノンドーフロアブルなどとの混用も可能
親株消毒
5月中旬
サイグルト500倍液を土壌に滴るまで葉
ハダニ・アブラムシ・
面散布する。
アザミウマ
アーデント水和剤
親株棚上げ
-
-
サイグルト500倍液を土壌に滴るまで葉
面散布する。
親株消毒
炭そ病
アントラコール顆粒水和剤等との混用も
可能
サイグルト500倍液を土壌に滴るまで葉
5月下旬
割型ポット消毒
炭そ病、いおう病
面散布する。
ケミクロンG等との混用も可能
サイグルト500倍液を土壌に滴るまで葉
親株消毒
ハダニ
面散布する。
ニッソラン水和剤等との混用も可能
親株消毒
炭そ病
キノンドーフロアブル
6月初旬
うどんこ病
野菜洗浄剤
反当り20ℓのサイグルトを適量の水と混
合し、潅水する。
土壌還元消毒
6月中旬 土壌病害虫
ふすま(小麦のヌカ)や米ぬかを併用する
場合には、先に撒いた上からサイグルト
溶液を潅水する。
サイグルト500倍液を土壌に滴るまで葉
炭そ病
面散布する。
ゲッター水和剤等との混用も可能。
親株消毒
6月中下旬
サイグルト500倍液を土壌に滴るまで葉
ハダニ・アブラムシ・
面散布する。
アザミウマ
アーデント水和剤等との混用も可能
サイグルト500倍液を土壌に滴るまで葉
7月初旬 うどんこ病
面散布する。
野菜洗浄剤等との混用も可能。
サイグルト500倍液を土壌に滴るまで葉
ハダニ・アブラムシ・
7月中旬
面散布する。
アザミウマ
アーデント水和剤等との混用も可能。
親株消毒
サイグルト500倍液を土壌に滴るまで葉
7月下旬 ハダニ
面散布する。
オサダン水和剤等との混用も可能。
サイグルト500倍液を土壌に滴るまで葉
コナジラミ
面散布する。
チェス水和剤等との混用も可能。
親株消毒
親株消毒
8月
堆肥施肥
元肥施肥
親株消毒
9月
本圃消毒
親株消毒
サイグルト500倍液を土壌に滴るまで葉
面散布する。
ベルクート水和剤等との混用も可能。
サイグルト500倍液を土壌に滴るまで葉
面散布する。
8月中旬 炭そ病
アントラコール顆粒水和剤等との混用も
可能
豚糞もみがら堆肥等を施肥し、反当り10
8月下旬 -
ℓのサイグルトを適量の水に混合して潅
ロイヤル有機・セルカ・リンスター、油粕
8月下旬 -
等を施肥し、反当り10ℓのサイグルトを適
量の水に混合し潅水する。
サイグルト500倍液を土壌に滴るまで葉
炭そ病・うどんこ病 面散布する。
ベルクート水和剤等との混用も可能。
9月初旬
サイグルト500倍液を土壌に滴るまで葉
ハダニ・アブラムシ・
面散布する。
アザミウマ
アーデント水和剤等との混用も可能
9月初旬 コガネムシ幼虫
ジマンダイセンSLゾル等
サイグルト500倍液を土壌に滴るまで葉
ハダニ
面散布する。
コロマイト水和剤等との混用も可能
9月中下旬
サイグルト500倍液を土壌に滴るまで葉
炭そ病
面散布する。
ゲッター水和剤等との混用も可能。
8月初旬
炭そ病・うどんこ病
2.ハウスの防除
月
耕種
定植
時期
注意すべき病害虫
9月中旬 -
9月
消毒
9月下旬
うどんこ病・炭そ病
ハスモンヨトウ
うどんこ病
10月
消毒
10月中旬
ハダニ
サイグルト使用要領
定植時の潅水にサイグルトを1000倍程
度に混合する。
サイグルト500倍液を土壌に滴るまで葉
面散布する。ハウスの骨組みやビニール
にも噴霧する。
アミスター20フロアブル等との混用も可
プレオフロアブル等
サイグルト500倍液を土壌に滴るまで葉
面散布する。ハウスの骨組みやビニール
にも噴霧する。
パンチョTF等との混用も可能
サイグルト500倍液を土壌に滴るまで葉
面散布する。ハウスの骨組みやビニール
にも噴霧する。
バロックフロアブル等との混用も可能
3.収穫期
月
11月 施肥
~
消毒
耕種
時期
11月~
注意すべき病害虫
サイグルト使用要領
サイグルトを液肥や薬剤に混合1000倍
の濃度で混合し、2週間に1度の割合で
うどんこ病・炭そ病等 与える。併せて、500倍液を土壌に滴る
まで葉面散布する。ハウスの骨組みやビ
ニールにも噴霧する。
バラ栽培へのサイグルトSuper利用の手引き
1.利用目的
①
不足しがちな有機ミネラルやアミノ酸を補い、植物の活力を高め、まず根の伸長
を促して吸肥力を高める。一般的に、初期成育期には、葉の成長が3日程度遅
れ根の伸長が進む。その後、1~2週間週間程度で追いつく傾向が見られる。
② 葉面散布することにより、植物体内での移動が困難なカルシウムや鉄を吸収さ
せ、葉を強くして病害耐性を高め、光合成能力を高める。
③ 有用菌で葉や茎・根の表面をガードし、有害菌の増殖に対抗する。
④ 土壌蓄積された肥料を分解し、利用する。
⑤ 土壌改良を行う。
2.利用量
標準使用量は、1反(300坪、10a、1000平米)当り、サイグルトSuper1ℓを適
量の水に混入し、葉面散布。
3.利用時期と使用方法
① 堆肥つくり
堆肥を作る際に、水分調整用としてサイグルトSuoer500倍液を散布し、発酵促進
および有用菌の定着を図る。
米ぬかを堆肥として利用する場合には、サイグルトSuper500倍液で十分発酵
させてからすきこむ。発酵不十分な場合には、発酵時のガス発生や窒素飢餓に
よる害を防ぐため表面施用にとどめ、サイグルトSuper500倍液を散布して土壌
表面での発酵を促す。
② 定植準備
容器または庭の土に遅効性肥料を混ぜておく。
バラ苗をポットから取り出し、軽く根をほぐして植え込む。
サイグルトSuper500倍液を容器の底から出てくるまでジョーロで潅水する。
③ 春芽時
最も大切なポイント。春、芽が動き始めたらすぐに、サイグルトSuper500倍液
を、芽だけでなく株全体に土に滴るまで十分スプレーする。株が小さいうちは
ジョ-ロで潅水しても良い。
春の寒冷期は、水分が葉に残って冷害を避けるために、午前10時から午後2
時くらいまでの暖かい時間に散布するようにする。
雨が予想される場合には、前日までに散布を済ませる。
④ 春芽展開時
2番目に大切なポイント。芽が多少伸びた頃、根の伸長を促す目的で、出芽時
と同じ様にサイグルト500倍液を散布。
芽が霜害を受けている場合には、サイグルト濃度を500~250倍にして葉面
散布する。
⑤ 以後、1週間~2週間毎
バラ類は病虫害に弱いので、1~2週間毎にサイグルトSuper500倍液を春芽
時の方法で葉面散布し、葉を有用菌でガードして病虫害耐性を高め、吸肥力と
光合成能力を高める。
必要に応じ薬剤との混用も行う。
但し、ボルドーのような銅製剤を用いる場合には、サイグルトSuperの効果が薄
れるので少なくとも一週間以上、間を空ける。
⑥ 病虫害予防
病虫害が心配されるときには、サイグルトSuperを100~200倍液にして葉の
裏までかかるようにスプレーする。3日おきに3回繰り返す。
注意★ 発酵製品のため色の濃淡・沈殿・浮遊物が見られますが、品質に違いはありません。
注意★ 出来るだけ、直射日光を避けて、冷暗所に保管して下さい。
注意★ 食品ではありません。誤飲を避けるため、子供の手の届かないところに保管して下さい。
ブルーベリー栽培へのサイグルト利用の手引き
1.利用目的
① 不足しがちな有機ミネラルやアミノ酸を補い、植物の活力を高め、まず根の伸
長を促して吸肥力を高める。
② 葉面散布することにより、植物体内での移動が困難なカルシウムや鉄を吸収さ
せ、葉を強くして病害耐性を高め、光合成能力を高める。
③ 有用菌で葉や茎・根の表面をガードし、有害菌の増殖に対抗する。
④ 土壌蓄積された肥料を分解し、利用する。
⑤ 土壌改良を行う。
2.利用量
標準使用量は、1反(300坪、10a、1000平米)当り、サイグルト1ℓを500ℓの
水に混入し、葉面散布。
3.利用時期と使用方法
(1)挿し木1年目
① 挿し木前に、挿し穂の先をサイグルト100倍液につけて消毒してお
く。
② 緑枝挿しの場合、挿し木後すぐにサイグルト500倍液を潅水する。
休眠挿しの場合、春に芽が出るとすぐにサイグルト500倍液を潅水す
る。
③ 以後、2週間毎にサイグルト500倍液を潅水する。
薬剤や肥料との併用は可能。
④ 梅雨期は、晴れ間にサイグルト500倍液を潅水する。
⑤ 梅雨明けから8月中は、水滴によるレンズ効果で葉焼けを避けるため、
夕方潅水する。
この期間は水切れしやすいので、出来れば、梅雨明け前にハイドリテイ
ンを1度潅水しておく。(サイグルトとの併用可)
⑥ 冬場は、月1回サイグルト1000倍液を潅水する。
(2)2年目以降
①
春になって新芽が出たら、すぐにサイグルト500倍液を潅水する。
② 以後、2週間毎にサイグルト500倍液を潅水する。
薬剤や肥料との併用は可能。
③ 梅雨期は、晴れ間にサイグルト500倍液を潅水する。
④ 梅雨明けから8月中は、水滴によるレンズ効果で葉焼けを避けるため、
夕方潅水する。
この期間は水切れしやすいので、出来れば、梅雨明け前にハイドリテイ
ンを1度潅水しておく。(サイグルトとの併用可)
注意★ 発酵製品のため色の濃淡・沈殿・浮遊物が見られますが、品質に違いはありません。
注意★ 出来るだけ、直射日光を避けて、冷暗所に保管して下さい。
注意★ 食品ではありません。誤飲を避けるため、子供の手の届かないところに保管して下さい。
サイグルト利用による栽培
サイグルトによるイチゴ苗作り
1.サイグルト500倍液を作り、イチゴ苗ポット底面から水が出るまで、十分潅水する。
2.週に1度、サイグルト1000倍液を葉面散布する。
サイグルトによるイチゴ土壌改良
1.ハウス潅水消毒の場合
①栽培が終了すると早めに、小さな鎌でクラウン、主根部の太い部分の根を取り除く。
②反(10a)当り20ℓを潅水に混入する。
③ハウスを締め切って、太陽熱消毒を兼ねて一週間保つ。
④ケミクロン【Ca(ClO)2(中性次亜塩素酸カルシウム)】やクロールピクリンなどの薬
剤との併用は避ける。
2.潅水しないでハウス土壌改良する場合
①栽培が終了すると早めに、小さな鎌でクラウン、主根部の太い部分の根を取り除く。
②反(10a)当り20ℓのサイグルトを50~100倍に水で薄める。
③ハウスの隅々まで噴霧する。
④ハウスを締め切って、太陽熱消毒を兼ねて一週間保つ。
⑤ケミクロン【Ca(ClO)2(中性次亜塩素酸カルシウム)】やクロールピクリンなどの薬
剤との併用は避ける。
サイグルトによるタマネギ苗作り
①1年以上経過した種子は発芽率が低下するので、必ず新しい種子を使用する。
②うねを均平にし、幅15cm、4条のすじを切って種子をまき、種子が隠れる程度に覆土し
て、サイグルト500倍液を十分かん水する。
③冬、早春まきでは、ビニールの小型トンネルをかけて保温する。
④逆に、夏まきでは寒冷紗をトンネルがけするか、べたがけし乾燥を防ぐとともに、雨に
たたかれないようにする。もみがらで覆土してもよい。
⑤寒冷紗をべたがけした場合には、発芽が始まれば急いで取除く。
⑥定植後、活着促進のためのサイグルト1000倍液を潅水する。
サイグルトによる稲作
①田植え後、水口より反(10a)当り10ℓ~20ℓのサイグルトを流し込む。
②以後、出穂まで毎月1回、同様にサイグルトを水口より流し込む。
潅水する。
ブドウ・カキ栽培へのサイグルトSuper利用の手引き
1.利用目的
①
②
③
④
⑤
不足しがちな有機ミネラルやアミノ酸を補い、植物の活力を高め、まず根の伸長
葉面散布することにより、植物体内での移動が困難なカルシウムや鉄を吸収さ
有用菌で葉や茎・根の表面をガードし、有害菌の増殖に対抗する。
土壌蓄積された肥料を分解し、利用する。
土壌改良を行う。
2.利用量
標準使用量は、1反(300坪、10a、1000平米)当り、サイグルトSuper1ℓを50
3.利用時期と使用方法
① 堆肥つくり
堆肥を作る際に、水分調整用として1000倍液を散布し、発酵促進および有用
② 新芽時
春になって新芽が出たら、すぐにサイグルトSuper500倍液を地面に滴
③ 成長期
以後、2週間毎にサイグルトSuper500倍液を葉面散布する。
④ 梅雨時
梅雨期は、晴れ間にサイグルトSuper500倍液を葉面散布する。
⑤ 梅雨明
梅雨明けから8月中は、水滴によるレンズ効果で葉焼けを避けるため、
⑥ 収穫期
収穫期間も同様に散布する。サイグルトSuperは食品由来なので、収穫期
⑦ 収穫終了時
収穫終了時に、土壌改良のためにサイグルトSuper500倍液を潅水して
注意★ 発酵製品のため色の濃淡・沈殿・浮遊物が見られますが、品質に違いはありません。
注意★ 出来るだけ、直射日光を避けて、冷暗所に保管して下さい。
注意★ 食品ではありません。誤飲を避けるため、子供の手の届かないところに保管して下さい。