教育方法論

K:】Server/15030663 薬科大 応用生命/応用生命科学科 2015/11 2年 095‐172
2015.03.23
教 育 方 法 論
Study of the Educational Method
担 当 教
員 木村
哲郎
卒 業 要
件 自由科目
年 次 ・ 学 期 2年次
中学校教諭(理科)
高等学校教諭(理科)
教職に関する科目(必修2単位)
教職に関する科目(必修2単位)
前期
食品衛生監視員及び食品衛生管理者
単位数
フードスペシャリスト
【授業概要】
学校教育の中核である授業について、現在の日本の学校が直面している課題を整理する。その上で教材研究、教授行為、学習者(学習集団)の
3つの側面について基本的な知見を講義する。更に戦後日本の歴史的な授業実践を時代背景とともに読み開きながら、そこから引き継ぐべき価値
を明らかにする。最後に「学力向上」「教育評価」「特別なニーズ」などの視点を踏まえて、今、求められる授業づくりについて考察する。
【キーワード】
授業崩壊 学力格差 全国学習状況調査 教材 教授行為 学習集団 生活単元学習 生活綴り方 系統学習 仮説実験授業 新しい学力観
目標に準拠した評価
特別なニーズ ASD
【一般目標】
授業成立の要素としての、教材研究、教授行為、学習集団の指導についての歴史や基本的な考え方を理解した上で、今日の学校・子どもの状況
を踏まえて、どのような授業が求められているのかを具体的に構想することができる。
【到達目標】
1.
学習と授業に関わる基本的な枠組みを理解し、指導の原則について説明できる。2.
優れた授業実践の概要について説明でき
知識・理解
る。3.
今日の学校教育における課題や直面する問題点を指摘することができる。
1.
実践記録や映像記録から、指導のねらいや指導方法の工夫を読み取ることができる。2.
今日の状況を踏まえて、求められる
思考・判断
授業のあり方について自分の考えを持つことができる。
1.
学校の授業や学習の現状に関心を持ち、進んで文献を読んだり、情報を集めることができる。2.
授業(講義)中の討論、プ
関心・意欲・態度
レゼンテーションに積極的に参加する。
技能・表現
1.
積極的に自分の意見を表明すると共に、他者の意見を傾聴し、コミュニケートすることができる。
その他
【授業計画】
回
授 業
授
業
内
容
授業の全体計画についての説明。今、日本の学校において授業の
1 オリエンテーション
何が問題となっているのか。
授業を構成する要素を理解し、「教育内容」「教材」「教具」の意
2 授業づくりの基礎理論!
味を具体的な例を通して把握する。
授業における学習集団の重要性を理解し、様々な学習形態につい
3 授業づくりの基礎理論"
て、具体的な授業展開の事例をもとに検討する。
授業における教師の教授行為について着目し、指導言(発問、指
4 授業づくりの基礎理論# 示、説明、助言)や板書のあり方、非言語的コミュニケーション
などについて理解する。
授業づくりの歴史的展開 生活単元学習の実践を通して、経験主義の教育とその理論的背景
5
!
について考察する。
授業づくりの歴史的展開 生活綴り方の実践を通して、実生活と教育の結合とその後の生活
6
"
指導・集団づくりについて考察する。
授業づくりの歴史的展開 数学教育協議会の水道方式の実践を通して、系統主義の教育とそ
7
#
の理論的背景について考察する。
授業づくりの歴史的展開 仮説実験授業の実践を通して、科学教育における討論の意義につ
8
$
いて考察する。
授業づくりの歴史的展開 仲本正夫実践、吉田和子実践を通して、「受験教育」を乗り越え
9
る後期中等教育の可能性を考察する。
%
学校と授業をめぐる課題 8
0年代以降、学校と授業が直面した問題について理解し、「偏差
1
0
!
値教育」への対応としての「新学力観」について考察する。
9
0年代後半からの「学力低下論争」に端を発する「学力向上」政
学校と授業をめぐる課題
1
1
策と学校現場での具体的な展開について理解し、その課題につい
"
て考察する。
「ドリル化」「パターン化」が進む今日の授業を乗り越える、共
学校と授業をめぐる課題
1
2
同探求的な授業や教科の壁を乗り越える授業について、実践例を
#
分析しながら考察する。
「目標に準拠した評価」の考え方と「通知表」や「ポートフォリ
1
3 教育評価と授業
オ評価」などの具体例を理解し、授業づくりにおける教育評価の
役割を考察する。
ASD など特別なニーズを持つ学習者が授業場面で直面する様々
特別なニーズを持つ学習
1
4
な困難を具体的に理解し、それらの困難を軽減する手立てや彼ら
者と授業
を包摂する授業の構成・学習集団づくりについて考察する。
1
5 全体のまとめ
項
目
これまでの授業内容を振り返り、テーマを抽出して討論する。
【教科書・参考書】
種 別
書
教科書
授業中に資料を配付する。
参考書
よくわかる授業論
参考書
時代を拓いた教師たち
名
授業外学習(予習・復習)
予習:シラバスの熟読
−1
6
8−
木村
予習:授業資料を読んでくる。
復習:授業内容を整理する。
予習:授業資料を読んでくる。
復習:授業内容を整理する。
木村
木村
予習:授業資料を読んでくる。
復習:授業内容を整理する。
木村
予習:授業資料を読んでくる。
復習:授業内容を整理する。
予習:授業資料を読んでくる。
復習:授業内容を整理する。
予習:授業資料を読んでくる。
復習:授業内容を整理する。
予習:授業資料を読んでくる。
復習:授業内容を整理する。
予習:授業資料を読んでくる。
復習:授業内容を整理する。
予習:授業資料を読んでくる。
復習:授業内容を整理する。
木村
木村
木村
木村
木村
木村
予習:授業資料を読んでくる。
復習:授業内容を整理する。
木村
予習:授業資料を読んでくる。
復習:授業内容を整理する。
木村
予習:授業資料を読んでくる。
復習:課題(ルーブリック作成)を行
う。
木村
予習:授業資料を読んでくる。
復習:授業内容を整理する。
木村
予習:授業全体を振り返り、疑問、感
想をまとめる
木村
著者・編者
田中耕治編著
田中耕治編著
担当者
出
版
ミネルヴァ書房
日本標準
社
K:】Server/15030663 薬科大 応用生命/応用生命科学科 2015/11 2年 095‐172
【成績評価方法】
評価方法
定期試験
(中間・期末)
到達目標
知識・理解
◎
思考・判断
○
関心・意欲・態度
技能・表現
その他
評価割合(%)
5
0
2015.03.23
小テスト
レポート
授業態度
授業への参加度
○
◎
◎
○
○
◎
○
1
0
2
0
2
0
成果発表
そ の 他
0
0
合
【連絡先】
オフィスアワー
毎日昼休み
研究室(場所)
教育学研究室(E4
0
4)
【その他】
前時に配布される資料(課題)を読んでくること。
−1
6
9−
E メールアドレス
[email protected]
計
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