地域資源を活かしたものづくりとPR 田畑直樹、山野井喜記、胡小鵠、羅大路（担当教員：倉敷哲生、森裕章）【背景・目的】研究テーマ：地域資源を生かしたものづくりを行い、街を活性化する阿南市は、豊かな自然を有し、農産物・海産物に恵まれているだけでなく、日亜化学や王子製紙といった様々な企業があり、産業が発展した、活気あふれる街のように見受けられる。しかしながら、実際には少子高齢化や若者の流出などにより、市の活力の低下は深刻な問題となっており、早急な対策が求められている。そこで我々は阿南市の地域資源の現状を把握し、その特徴を活かした魅力ある製品を作ると共に、阿南市民の生活意欲に関係する心理面と、阿南市の財政に関係する経済面の両方を、製品のマーケティング戦略によって活性化する。【実施活動】現状調査アイデア出し方法：現地調査、ヒアリング、文献、etc 目的：市民、市政、資源の観点で問題点抽出  携帯電話のカスタマイズ用サプライ  光香るまくら  光る服  使い捨ての衣服・寝具絞り込み手段：マトリックス分析、アンケート結果分析  竹風呂（介護用移動風呂車、移動温泉、移動足湯）  光るサンダル、靴（安全、圧電素子）  イベント用モニュメント（安価、軽量）キーワード：「竹」「特産物」「シンボル」「竹塩」「竹足湯」に着目 etc 【提案】竹林が植生を侵食している竹の使い道が限られている阿南産として広く認知されている特産物がない特産物の認知度が低いイベントで効果的なＰＲが出来ていない街に活気がない地域資源を活かした製品の提案により、阿南市民の心理面と経済面の両面において活性化する豊富に存在する竹を使った阿南のブランドを創出する豊富な地域資源：竹、LED 韓国の竹塩に着目事例：足湯による集客力向上地域資源を活用した、魅力ある足湯を提案  韓国の伝統的な健康食品  天然塩を竹に入れて焼く事でミネラル成分が増加  産地、生産者をブランド化する事で地域の活性化された事例あり足湯の形態： ①常設式足湯 ②移動式足湯それぞれ特徴があり、効果を最大限発揮させるために2種類の足湯を併用する先行事例韓国塩の市場調査倶利伽羅竹炭生産組合韓国では一般的な商品だが、国内市場では表面化していない。小規模活動のみ。現在ではほとんど製造されていない。・食品工業用年間消費量90万トン（平成19年）その中の6%が竹塩の属する特殊製法塩・消費者健康志向の高まりが反映されている・安心感・信頼感が重視される（ロイヤルユーザが多い）製品詳細阿南市の情報配信販売戦略「料理とのマッチするから購入する」という新たな購入理由を開拓。竹塩の製造過程で、竹塩自体に「新たな物」を添加する事で独自性を生み出す。「新たな物」・・・様々な特産物塩：阿波の塩添加物：ゆず、すだち、etc 移動式足湯常設式足湯飲食店への提供飲食店への提供料理との相性向上・店舗での定着料理との相性向上・店舗での定着飲食店と繋げた情報発信飲食店と繋げた情報発信添加でミネラル増加を確認長期的製造環境キット化竹塩を味で定評のある飲食店へ提供することで、消費者に間接的にアプローチする。消費者認知度向上消費者認知度向上ブランド価値の定着ブランド価値の定着消費者を確保消費者を確保戦略フロー特徴・構造部材に竹を用いて、その雰囲気を活かす・ＬＥＤを用いて、幻想的な明かりを演出・竹炭や竹酢液、柑橘類を用いて魅力ある足湯にする・太陽光、太陽熱によるクリーンなエネルギーを利用特徴設置場所設置場所・阿南の交通手段は車が中心となっていることから市内の道の駅に設置ビジョン基盤製品標準化（一般化）・様々な環境に適用するよう簡素化し、移動が容易・阿南市の地域資源を活用して特色を出す・竹を用いたボード設置により阿南市の情報を発信・阿南市内外でのイベントで利用長期的なビジョン足湯が市民の身近な存在となる足湯が市民の身近な存在となるイベントでの足湯の利用イベントでの足湯の利用 - 市民の心理的な充実、街の魅力を外部へアピール - 阿南市産業の新たな軸「見える化」 - 特産品の販売促進、効果的に阿南市の情報を発信 - 「阿南＝足湯」の関係グローバル発信阿南市に足湯を土着させる【まとめ】持続型活性化提案がもたらすメリット・竹塩：魅力ある特産品の創出（経済的活性化）・常設式足湯：阿南市民の心のシンボル（心理的活性化）・移動式足湯：特産品の販売促進、情報発信（経済的活性化）これらを総合的に用いる事で効果は最大化する心理的活性化発掘型活性化解決型活性化常設式足湯常設式足湯・賑わいの創出・市民のシンボル・市民が資源を認識竹塩竹塩経済的活性化・産業の軸・魅力ある特産品・資源の有効利用移動式足湯移動式足湯・特産品の販売促進阿南市民消費者