学校だよりNo.166 - 柏崎市教育情報支援システム

二中だより
「思いやり」と「こころづかい」
校長 近藤 道範
東日本大震災の前後からテレビで流れるようになったある社団法人のCMに、
「こころ」は誰にも見えないけれど、「こころづかい」は見える。
「思い」は見えないけれど、「思いやり」は誰にも見える。
というフレーズがありました。世界中を震撼させた災害発生以降、日本はもとより世界
中から被災された方々を応援する声が、被災地に向けて発信されてます。「その気持ち
を目に見える形にして被災地に送ろう」という日本中の人々の気持ちと相まって、この
CMは話題になりました。
このCMに使われたフレーズは、詩人 宮澤章二さんの「行為の意味」という詩の一
節です。その詩を以下に紹介します。
・・・・あなたの<こころ>はどんな形ですか
と ひとに聞かれても答えようがない
自分にも他人にも<こころ>は見えない
けれど ほんとうに見えないのであろうか
確かに<こころ>は誰にも見えない
けれど<こころづかい>は見えるのだ
それは人に対する積極的な行為なのだから
同じように胸の中の<思い>は見えない
けれど<思いやり>はだれにでも見える
それも人に対する積極的な行為なのだから
あたたかい心が あたたかい行為になり
やさしい思いが やさしい行為になるとき
<心>も<思い>も 初めて美しく生きる
・・・・それは 人が人として生きることだ
宮澤
章二
「行為の意味」
福島県と柏崎市の生徒の共同生活が始まって一か月が経とうとしています。温かな心
を、優しい言葉遣いと思いやりに満ちた言葉がけに込めて、優しい思いを、相手の気持
ちを察するこころづかいと積極的なやさしい行為に移して、新たな友情を育んでくれる
ことを願っています。
共に高め合う「心の二中」の原点は、思いやりと温かな人間関係の育成と考えます。
本年度は、道徳授業と心のタイムの質的な充実、ピアサポートやグープエンカウンター
を活用した人間関係づくりに重点をおいて教育活動を展開していきます。
保護者・地域の皆様、本年度もご理解とご支援をよろしくお願い申し上げます。
今年度、着任された先生方
○南波照行先生(柏崎市立瑞穂中学校より)
○金泉
圭先生(長岡市立東中学校より)
この春よりお世話になって
います。南波照行と言います。
柏崎市出身で現在も市内に住
んでいます。気持ちと身体の
年齢を合わせるため、近頃は
ウォークや自転車や筋トレで身体の老化防
止に励んでいます。二中でもがんばります。
よろしくお願いします。
長岡市立東中学校から 11
年ぶりに二中の仲間に入れ
ていただくことになりまし
た。中越沖地震を経て柏崎
の街も大きく変わり、二中
も以前とは大きく異なって
おり驚きと新鮮な気持ちが入り混じってい
ます。これからお世話になります。よろし
くお願いいたします。
○近江裕美先生(南魚沼市立城内中学校より)
城内中学校からきました。
みなさんと一緒に様々な活
動をすることがとても楽し
みです。元気いっぱいでが
んばります。よろしくお願
いします。
○近藤一美先生(新採用)
○丸山佳奈先生(新採用)
新採用で参りました丸山佳奈と
申します。教員として初めての
スタートを第二中学校の皆さん
と共にでき、とても嬉しく思い
ます。出身は新潟市の秋葉区で
緑に囲まれたところです。柏崎はまだまだ
知らないところがたくさんあるので諸行事
や地域の活動を通して早く「柏崎通」にな
りたいと思っています。日々、学ぶ姿勢を
忘れずに頑張ります。よろしくお願いしま
す。
生まれは横浜(の
山の中 )、育ちは上越(の水
田のそば)人呼んで『フーテ
ンの寅』……ではなく
『つなぎのガッツ』でございます。趣味は読書、映画鑑賞、ゲーム、絵を描くこと、ドラ
イブ、旅、いたずら、料理、冒険、挑戦、失敗、怪談などのごく普通な人間です。みなさ
んと共に楽しい時間を築いてゆきたいと思います。どうぞよろしくお願いします。
保護者・地域の皆様へのお礼
学校たより165号でお願いしました現在、使用していない制服・体操着等のご寄
付をお願いいたしました所、多くの保護者や地域の方々からたくさん寄贈していただ
きました。
比角地域の人たちの温かなこころづかいや思いやりの気持ちをひしひしと感じてい
るのは、福島県からの転入生や保護者だけでなく二中職員も感激しています。大変あ
りがとうございました。これからも、第二中学校はいろいろな場面でがんばっていき
たいと思います。ご支援とご協力をお願いいたします。