平成27年度 7月号 大東小学校だより №4 さいたま市立大東小学校 浦和区大東3-14-1 048(886)7296 やってみて分かること、得られること 校 長 橋 本 滋 梅雨の晴れ間、プールサイドから子ども達の元気で楽しそうな声が聞かれる中、7月を迎えました。今の梅雨は長いとの予想 が報じられていますが、健康管理に十分配慮しながら、1学期のまとめと充実した夏季休業が過ごせるよう取り組みを進めてま いります。 さて6月を振り返ってみますと、携帯インターネット安全教室(6年生)、自転車免許講習(3年生)、浦和区Bブロックバスケット ボール大会(6年1組出場)、そして下旬には、育成会の皆様に手伝ってもらいながら行った「七夕の飾りつけ」など、いろいろな 行事がありました。そしてその行事一つ一つが子ども達にとって有意義で大切な体験となりました。行事に限らず実際に体験す ることが大切だと感じています。 中庭で1年生が育てているアサガオ、2年生が育てているミニトマトやなす、ピーマンなど、 実際の世話をすることをとおして学んでいきます。アサガオの蔓には、毛が生えているとか、 ナスの実はべとべとしていてヘタに棘があるとか、実際に触れて分かることで、映像では学べ ないことです。 昨今は映像の技術が飛躍的に向上し、リアリティも高まってきており、あたかもその世界に いるような錯覚を覚えるものさえあります。しかし、映像が万能かと言えばそうではない面もあ ります。 かつての国語の教材に、「映像の伝える力(おおよそこのような題名でした)」というものが ありました。その教材では、映像がもつ力とその限界のことが書かれていました。内容は、このようなものでした。“私たちは映像 のもつ力により、自分では行くことが難しい場所や世界を見ることができます。それは雪山から臨む景色であったり、深海に棲む 生物の姿であったり、微小な世界であったりします。そしてその映像のお陰で多くのことを学ぶことができ、知識を増やすことが できるのです。「百聞は一見にしかず」が映像のもつよさを端的に表しています。しかし、映像からでは分からないものも多くある のもまた事実です。例えば、雪山からの景色を見ることはできても、そこまでたどり着く苦労や寒さ、においなどは伝えることが難 しい。”このようなことが述べられていました。 現在は、バーチャル(仮想体験や疑似体験)が身近となり、運転などの技能の取得などにも利用されています。バーチャル は、繰り返し体験できたり、事前にシミュレーションできたりするよさはありますが、それだけでは技能を取得することはできず、 実際にやってみなければ技能の習得はできません。 さて、7月は1学期のまとめの月です。子どもたちはこの1学期間、いろいろな体験をしてきました。いろいろな行事をとおして の体験に加え、日々の学習からも体験的に学んできました。友達づきあいも体験をとおして上手にできるようになってきます。こ の1学期間できるようになったり、分かるようになったりしたことがたくさんあったことと思います。そしてそのことのお知らせが通知 表です。この通知表を基に、次の学びの参考としていただければと思います。 子どもたちが楽しみにしている夏休みももうすぐです。この夏休み、学校では体験できないことや経験できないことなど、どの ようなことでもよいと思いますので、できるとよいと思います。私は、自宅から大東小学校まで自転車で来てみようと思っていま す。(約25キロ、ささやかなチャレンジ・体験です) 《毎月19日は「食育の日」 》 《毎月23日は「ノーテレビ・ノーゲームデー」 》 平成17年に食育基本法に基づく「食育推進基本計画」によ り、「食育(しょく19)の日」が制定されて10年。生涯にわたっ て健全な心身を培い、豊かな人間性を育むことができるように するための重要なテーマとして、取組が進 んでいます。大東小の HP にも給食のメニュ ーやレシピの紹介など、食に関わる情報が 載せられています。ぜひ、ご覧ください。 さいたま市では『「すくすく のびのび 子どもの生活習慣改 善」キャンペーン』の一環として、ノーテレビ・ノーゲームデー の呼びかけをしています。これはテレビやゲームを否定してい るのではなく、テレビやゲームの時間を制限した中で家族との ふれあいを深めてもらうことを意図したものです。7月23日は 終業式の日。一学期の思い出や夏休みの計画など、家族の 会話にぴったりの日です。
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