15章 サイバースペースの発展について思う Simon Birrell g2105015 白川 晃 著者紹介 Simon Birrel(サイモン・バレール) ビデオゲーム業界を歩む インターネットのための三次元およびマルチメディア ワールドの開発に着手 主張 3Dはサイバースペースの主要技術ではない コンピュータ産業が一見華やかな3Dに重点を置くと、 技術的に間違った道を進んでしまう バーチャル・ティーポット バーチャル・ティーポットを構築するための、最重 要事項は? バーチャル・ティーポット 最も重要な点は、 お茶を入れられること おしゃれなテクスチャーでモデルを包み、伯母さ んの古いティーポットのようにみせること グローシェーディングで、丸っぽい、陶器のような 表面に仕上げること ポリゴン数を減らし、普通のパソコンでもリアルタ イムで実行できるようにすること バーチャル・ティーポット 四角いティーポットでも構わない 人間の頭の形をしていても構わない お茶が入れられさえすれば良い どのように見えるかは重要でない それが何か? それが何をするものかが重要 先駆的作品「ジキルとハイド」 60のゾーンを備えた小さな世界をシミュレーショ ンしたアドベンチャーゲーム そこに住むキャラクターは、互いに関係しあう キャラクターは、それぞれ目標を持っている 自主性を持ったキャラクター:エージェント プレイヤーの操作できるキャラクター:アバター ジキル博士「魔法の薬の解毒剤を開発すること」 犯罪者「窃盗、ゆすり、強盗をし金を儲けること」 キャラクターは、それぞれ感情を持っている 先駆的作品「ジキルとハイド」 無生物も活躍する その物理的関係と特質はモデリングできる 金庫、宝石、金、火、ティーポット 「ティーポットはテーブルの上にある」 「宝石は金庫の中にある」 オブジェクトに火をつける、壊すことも可能 先駆的作品「ジキルとハイド」 「混ぜる」という概念を導入 Ex> 水銀+酸+水 →三つの成分の性質をあわせ持つ液体 思わぬ副作用 パブの樽に、ジキルをハイドに変える薬を注ぐ それ以降、ビールでのどを潤そうとパブにやってきた キャラクターは皆、残虐な狂人に変わる 先駆的作品「ジキルとハイド」 世の中を、関係のある物理的事項を含め、高度 に抽象化して表現した 感情、関係、目標を持ったエージェントがある アバターがエージェントと同じことができ、エー ジェントもアバターと同じことができる マルチユーザ対応性 クリエータを驚かせることができる まとめ 近頃は、見た目ばかりがリアルになっている それでは、本当にリアルな世界を表現できない バーチャルワールド 三次元、二次元、文字情報で表現することが大事 終わり ・・・と見せかけて エピローグ 情報の提示 Jef Raskin g2105015 白川 晃 著者紹介 Jef Raskin(ジェフ・ラスキン) アップルにおけるマッキントッシュコンピュータ・プロ ジェクトのメンバー 人間とコンピュータのインタラクション及びシステム・デ ザインに関して執筆、コンサルタント活動をしている 主張 情報デザインなどというものはない 情報とは メッセージが持つ意味及びメッセージが取る可能 性のある形を抽象化したもの デザイン不可 情報 デザイン可 伝達のモード 情報の表現方法 情報理論の元祖 クロード・シャノン 「情報」という言葉 哲学者の領域から物理学者の領域へ 情報は定義できる 数量化でき、物理学の一部として扱える いかなる情報片も、情報の素粒子の配列で示すこと ができる 現在、ビットと呼ばれるもの 重要なのは? 情報はデザインできない 情報をどう表現するかは、その情報の意味を伝 達する上できわめて重要である 理論と実践 情報の表現方法の学び方 徒弟制的ルート 現在及び過去の実践者の例から学ぶ 理論的ルート 理論及びその応用を理解する 人間工学と認知学 人間は、情報をどのように対外から取り込む? 視覚 嗅覚 聴覚 平衡感覚 触覚 味覚 デザイナーの第一の責任は、人間の感覚の限界 と能力を知ることである 文化 危険を表す色 世界共通で赤ではない 死と結びついた色 一部の東洋の文化では、黒ではなく白 芸術か、科学か 情報の表現方法をデザインすることは、芸術と科 学の両方の本質を持つ 芸術か、科学か エドワード・タフトが掲げる、グラフィクスデザイン の5原則 まず何よりもデータを示すこと データとインクの比を最大限にすること データでないインクは消去すること 重複したインクも消去すること 校閲し編集すること まとめ 情報デザインなどというものはない 情報をどう表現するかは、その情報の意味を伝 達する上できわめて重要である 終わり
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