機能構造学分野(解剖学教室) 本教室の研究課題 当教室は、解剖学的手法のみならず、生化学的解析や、あるいは写真のようなレーザ ー顕微鏡を駆使した方法で、多岐にわたる研究課題に取り組んでいます。大学院生は興 味のある教室の基幹研究課題を選ぶか、あるいは希望があれば新しい課題に取り組みま す。下記の④や⑦などは、大学院生の希望によって始めた新しい課題です。 研究生活は大学院生の希望に合わせて指導します。留学や短期卒業生も輩出しました が、研究に関する物理量はすべて本人のやる気に合わせています。1日中研究に没頭す る院生(ほとんどいませんが) 、日中は大学病院やバイトに明け暮れ、夜あるいは土日 にラボに来て実験する院生と様々です。その進行と研究成果に応じて英語論文作成や学 会発表に着手していきます。国際学会は IADR が主で、科研費がある時には、これまで イグアスの滝会場や南アフリカ会場で発表してもらいました。 研究課題: ①口腔扁平上皮癌抗原 podoplanin の機能に関する総合的研究(共同研究者:東北大学 医学部地域イノベーション戦略支援室教授加藤幸成、新潟大学大学院歯学研究科硬組織 発生学大島勇人教授、東京医科歯科大学口腔機能再建学講座口腔外科学分野原田浩之教 授、横浜市立大医学部耳鼻咽喉科折舘伸彦教授。肺がん、悪性中皮腫、グリオーマに対 する抗 podoplanin 抗体による浸潤阻止の検討) ②脳室脈絡叢における podoplanin の 機能に関する総合的研究 ③歯胚上皮と象牙芽細胞における podoplanin の機能に関す る総合的研究 ④BP 製剤による顎骨壊死に対する PTH の作用(共同研究者:ミシガン 大歯学部山下潤朗博士。BRONJ 治療のためのパラトルモン製剤開発 ⑤口腔微生物由来 の血中 TLR リガンドに起因する糖尿病性腎症の促進機構の解明(共同研究者:エーザイ USA。TLR アンタゴニストによる腎症の阻止を共同研究中) ⑥軟口蓋発生における分 子メカニズムの解明 ⑦歯胚形成に及ぼす抗がん剤の影響 ⑧口腔を構成する骨・軟骨 に関する分子生物学的研究 ⑧口腔を構成する骨・軟骨に関する分子生物学的研究 ⑨ リンパ管の機能に関する分子生物学的研究 ⑩純粋肉眼解剖学研究
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