公開研究会で行う単元について 1日目 10月26日(木)展開 2日目 10月

公開研究会で行う単元について
1日目 10月26日(木)展開
展開学級
単元の概要など
1年3組
(大川孝子教諭)
○単元 本のキャラクター大集合!
1年生の教科書(光村)には,強烈なキャラクターの作品は登場しません。しかし,
物語の展開もさることながら,キャラクターに惹かれて読書をしている児童も,現実に
は大勢います。それは、
「ますだくん」
「ゾロリ」
「ズッコケ三人組」などの強烈なキャラ
クターが登場する作品が,いつの時代にも人気であることからも伺えます。そこで,読
書へのアプローチの一つとして,キャラクターを読む単元を設定することにしました。
これまでにも,登場人物の心情や行動を読む授業が行われてきました。テキストの文
章を分析的に,叙述に即して,丁寧に読み取ってきました。しかし,
「これからの読解力」
を育成するには,書かれた情報(キャラクター像)を正確に取り出して終わるのではな
く,もっと積極的に関わっていけないだろうかと考えました。そこで,指人形等の遊び
の要素を取り入れて,テキストの中だけでなく,別の文脈においてもそのキャラクター
像の言動や行動様式を創造しながら読む授業を目指していきたいと考えています。
5年3組
(大木圭教諭)
○単元―テラブレーションを開こう
・テラブレーションとは―語りの祭り
「テラブレーション」とは,語りの集いを各地で同日同時刻に一斉に開き,語りの楽
しさをわかちあおうという大規模な「語りの心の交流の祭り」です。これは,提唱者の
J.G.パウパウ・ピンカートン氏が,Telling(語り)と Celebration(祝典)をつなぎ
合わせて TELLABRATION とした造語です。
日本においては,1995 年より「語り手たちの会」が,11月をテラブレーションの月
として,全国に語りの集いの開催を呼びかけて始まり,現在はテラブレーション・ジャ
パンとして毎年11月に開催されています。
・児童がテラブレーションに参加する意味―語ることを通して読み深めていく児童
本単元では,11月10・11日に開催される本校の文化祭に語りの会を開くことで,
このテラブレーション・ジャパンに参加するという場を設定します。導入では,ストー
リーテラーの末吉正子氏をお招きし,児童に語りの楽しさを味わわせます。
【協議会】10:55~12:15
講師・・・千葉県教育委員会指導主事 積田明雄
司会・・・千葉大学教育学部附属中学校 神保良幸
共同研究者・・・千葉大学教育学部助教授 森田真吾
2日目
10月27日(金)展開
展開学級
単元の概要など
2年1組
(白石厚子教諭)
○ 単元―どくしょで どっかん! ~読書交流~
この夏,本屋さんで文庫本の平積みのところに置かれた宣伝用の小冊子に目を通すと
『 Yonda?フォーラム読書感想文のスタイルにこだわらない,型破りでユニークな読書
感動文を送ってください。』の広告が。この言葉に日頃から「読書感想文を書かせること
が読書嫌いを増やす」という声に疑問を感じていた私は,研究主題の読んで終わりでは
なく,わかったで終わりではない「読むこと」の有効な手段として,感動文を取り入れ
たいと構想を練っています。2年生という感想文を書くことのハードルの高さを感動文
で低くできるのではと考えています。
1冊の本をもとに,子どもたちが一人一人が感じたこと考えたことを語り合える,そ
んな学習を展開したいと思います。
【協議会】10:55~12:00
【分科会】13:15~14:25
協議会及び分科会講師・・・千葉市教育委員会指導主事 大塚秀行
協議会司会・・・千葉大学教育学部附属中学校 神保良幸
共同研究者・・・千葉大学教育学部助教授 森田真吾