保健だより 奈良県立平城高等学校 保健室 平成 26 年 12 月 早いものでもう12月。今年1年はみなさんにとってどんな年でしたか。12月は『師走』と言います。その 由来は『年果つ(トシハツ)』(一年が果てる、要するに一年が終わる)が語源と言われています。1年の最 後の月は思い残すことのないようやりきって、新しい気持ちで新年を迎えられるといいですね! 2学期までの保健室、こんな状況です! 1・2学期(11/30まで)の保健室来室状況です。2学期も多くの人が保健室を利用しました。 3学期は寒い日が続きますが、体調管理に気を付けて元気に学校生活を送りましょう。 学年別来室者 26.4.1~26.11.30まで 150 100 学年 50 0 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月11月12月 1月 2月 1年 19 22 42 3 5 60 34 49 2年 39 38 66 8 3 82 36 60 3年 28 40 59 6 3 79 102 83 計 86 100 167 17 250 200 150 100 50 計 0 1年 2年 3年 11 221 172 192 12月1日は世界エイズデーです。 世界エイズデーとは、エイズのまん延防止と患者・感染者に対する差別・偏見の解消を目的に WHO (世界保健機構)が1988年に制定したものです。日本は先進国で唯一“HIV 感染者が増加している国” と言われています。これを機会にエイズや HIV についてよく考えてみましょう。 ●エイズと HIV 『HIV』とは正式名称を『ヒト免疫不全ウイルス』と言います。ヒトに感染すると、免疫力を低下させてしまうウイルスで す。『HIV』に感染し、治療せずにいると免疫力がどんどん弱くなり様々な病気にかかりやすくなります。これが『エイズ 指標疾患』とされる病気に当てはまると『エイズ』を発症したことになります。 ●主な感染経路 感染の主な原因は無防備な性的接触、血液感染、母子感染。日本国内では性行為による感染が最も多いです。 HIV やエイズに対して正しい知識を持つことが感染を 予防する・差別をなくすことへの第一歩です。 ★右のようなことでHIV感染はしません。 コップでのまわし飲み 献血 レッドリボンは、 UNAIDS(国連合同エイズ計画)の シンボルマークとなっています。 ドアノブ 握手 汗 蚊 トイレの便座 プールやお風呂 あなたは冷え性ですか? 寒い朝、布団から出るのはつらいですね。今の季節は気温が低いうえ、体内時計のリズムで、 眠っている間は体温が下がっているので、よけいに寒く感じます。女性だと2人に1人が冷え症で 悩んでいると言われています。最近は気付いてないだけで、男性にも多く見られる症状です。男 性は低体温になっていることから冷えに気付かないことが多く、内臓まで冷えることで全身の機 能が低下します。そのため、「風邪を引きやすい」「元気が出ない」「眠れない」などの症状が出て きます。『冷えぐらい・・』と放っておかないでください! ●冷え症ってどんな状態? 冷え症とは一般的に「手足や腰、下半身などがいつも冷たい症状、またはその体質」のことを言います。 ●冷えの症状 ◇お風呂に入っても直ぐに冷えてしまう ◇布団に入っても手足が冷えて眠れない ◇一度冷えると暖かい場所にいてもなかなか温まらない ◇暑い夏でも冷えている など 寒がりは『寒いのが苦手で、寒さに敏感な人』です。寒がりの場合は、暖かい場所にいたり、厚着をしたり するとからだ全体が温まってきますが、冷え症の場合は、なかなか温まりません。 ●冷え症対策と改善法 ◇運動 ◇食事 ◇入浴 《足首と足の指を動かすストレッチ》 《からだを温める食材》 《冷えに効くお風呂の入り方》 自宅や学校で簡単に、座りなが らでもできるストレッチです。 からだを温める食べ物は根菜類 や赤などの暖色の野菜や果物が オススメです! 冬には寒い地方や時期に収穫さ れる 野菜を積極的に摂りましょ う。 冷え症には低温長時間浴が 一番効果的です。また、半身 浴もオススメです。 ■足首を伸ばしたり、クルクル 回す。 ■足の指を動かす。 (グー・チョキ・パーの形) ■かぼちゃ■芋類■生姜■ねぎ ■にんにく■にんじん■ごぼう■ たまねぎ■りんご■ぶどう 等 ■お風呂の温度はぬるめの 38℃~40℃ぐらいにする。 ■体温が下がりきる前の午後 9時ごろに入浴する。 ■炭酸ガス系の入浴剤をプラ スすると、血液の循環がよくな る。 **他にもこんな方法を試してみては?** ■布団の中に湯たんぽを入れておく (陶器タイプの物は、朝までぬくもりが持続しやすい) ■靴下は5本指が◎ (通常の靴下の重ね履きはあまり意味がありません) ■腹部を温める (お腹が温まると、自然と温かい血液がからだを巡り末端部分も温まります) ■足湯 (42℃~43℃の熱めのお湯に一日10分が効果的)
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