知立市の行動宣言(ケータイ・スマホ)策定に向けて 竜北中学校ケータイ

竜北中学校生徒指導だより№7
H26.11.18
生徒指導主事 鈴木 健士
知立市の行動宣言(ケータイ・スマホ)策定に向けて
近頃、携帯電話やスマートフォンの使用から起こるトラブルが多発しています。
「ケータイ・スマホ依
存症」という言葉も出るほど、生活習慣を大きく乱している生徒も多いようです。そこで、今年度、知
立市は、子どもたちの携帯電話やスマートフォンなどの使用についての標語や行動宣言を作ることを決
めました。近隣の市ではすでに似たようなものが作られていますが、学校や PTA など大人が決めたもの
がほとんどです。一方、知立市は、子どもたち自身が話し合ってその標語や行動宣言を作り上げていく
というスタイルをとります。自分たちの目標を、自分たち自身の手で決めていく…これは大変価値ある
取り組みだと思います。
竜北中学校では、6月に行われた「ケータイ安全教室」で得た知識をもとに、夏休み前に個々の「行
動宣言」を作りました。その後の全校集会で、人権啓発委員の藤田晃央さん(3-3)と長原令奈さん(3-6)が、
各クラスに「行動宣言」を作るように要請し、それを受けて各クラスで行動宣言が作られました。そし
て、各クラスの行動宣言を持ち寄って、3年生の人権啓発委員が中心となり、「竜北中学校の行動宣言」
としてまとめあげました。以下のようです。
竜北中学校ケータイ・スマホ行動宣言
○現実でのお付き合いを大切にする。
○相手を傷つける言葉を使用しない。
○ネット上に人の写真や個人情報を載せない。
○ながらスマホをしない。
○メール(SNS)を始める前に、使用時間を友達と決める。(最低 11:30 に終わる)
私はこれをまとめる話し合いでの生徒たちの姿に感心
しました。
「自分たちに優しすぎてもダメだし、厳しすぎ
て守れないようなものでは意味がない」と言いながら素
直に本音をぶつけ合ったり、一旦決まりかけたのにどう
しても納得がいかず、また日を改めて話し合いの場をも
ったりと、生徒たちのこだわりと責任を感じました。
今後は、11 月 29 日(土)にパティオ地鯉鮒で行われ
る「第1回知立市子ども会議」に、この竜北中学校の行
動宣言を持っていき、他校の代表と共に話し合い、知立
人権啓発委員3年生による話し合い
市の行動宣言を作り上げていく予定です。知立市子ども
会議の様子や決定した行動宣言についてはまたお知らせしていきます。今後決まってくる知立市の行動
宣言をご家庭でも大切にしていただけるように、どうかよろしくお願いします。
「Try!100」に取り組んでいます! ~交通事故0継続中!~
現在、竜北中は 100 日間自転車無事故無違反ラリー「Try!100」に取り組んでいます。こ
の取り組みは知立市の全中学校・高等学校で一斉に行われており、市全体の交通安全への意
識を高めることをねらいとしています。
9月5日から始まり約2か月半が過ぎましたが、今のところ竜北中は大きな問題もなく
「交通事故0」を守っています。知立市内で「交通事故0」を継続できているのは竜北中学
校のみです。「歩行者右側2列」「自転車左側1列」「曲がり角飛び出し禁止」…これらのこ
とを繰り返し指導してきて、以前よりは改善
されてきました。その結果が「交通事故0」
の継続につながっているのだと思います。ま
ずは、12 月 13 日までの 100 日間を無事に
乗り切ることを目標として頑張っていきた
いと思っています。
しかしながら、通学路は細い道や込み合う
所も多く、決して安心はできません。特に注
意すべきは知立小学校周辺です。細い道にも
かかわらず、小学生や中学生の通行だけでな
く、児童センターの送り迎えの車、幼稚園の
スクールバスなど、交通量が大変多くて常に
危険が潜んでいます。
また、これから日の出が遅くなり、日の入
りが早くなります。暗い中での事故にも気を
つけてほしいと思っています。それに伴い、
下校時間は現在 16 時 30 分となっています
し、登校時間も後期中間テスト後からは7時
20 分になりますのでご承知ください。
生徒たちの命を守るために、今後も交通安
全指導に当たっていきますので、ご家庭でもぜひご支援をよろしくお願いします。
ルールやマナーを大切にできる人間に
文化祭も終わり、3年生の卒業式まであと4か月を切りました。この生徒指導だよりのタ
イトル「自立と共生」にもあるように、義務教育を終える前に、
「自分の行動に責任をもち、
周りの方々を思いやり、共に心地よく生活できる人間」に育ってほしいと願っています。そ
のためにも、学校ではルールやマナーの指導に力を入れていきたいと思っています。ご家庭
でもぜひ、ルールやマナーに対する意識を高めるような声かけをお願いします。新たな世界
で一人一人の生徒が活躍できることを願って。