【別 目 1 自治体運営 冊】 次 ・・・・・・・・・・・・ 1頁 【市民とともに歩み、だれもが住み続けたいと思えるまち】 2 生活・環境 ・・・・・・・・・・・・ 4頁 【環境にやさしく、快適で安心して暮らせるまち】 3 産業・経済 ・・・・・・・・・・・・13頁 【いきいきとした産業がきらめくまち】 4 保健・医療・福祉 ・・・・・・・・・18頁 【健康にみちあふれ、生活を支えあうぬくもりのまち】 5 教育・文化 ・・・・・・・・・・・・26頁 【健やかで心豊かに学べるまち】 芦 別 市 ⑴ 参加と協働 重点目標:情報を共有し、 だれもが参加する協働のまちづくり 総 務 課 主 要 施 策 概 要 情報共有による市民参加と 芦別市情報公開条例等に基づいて情報公開を進め、市と市 協働のまちづくりの推進 民が情報を共有できる環境整備を図り、市民参加と協働のま ちづくりを推進する。 企画政策課 主 要 施 策 概 要 「読んでもらえる、見てもらえる、わかりやすい」広報づ 「広報あしべつ」等情報発信 くりを目指し、高齢者に配慮したより市民の目をひく紙面構 の充実 成への対応を図るなど「広報あしべつ」の内容充実に努める とともに、ホームページによる積極的な情報発信を図り、市 民にとって必要な情報や興味のある話題を的確に周知する。 市民参加と協働の推進 市民がまちづくりに参加するために必要な情報をわかりや すく適正に、かつ適切な手段で提供するとともに、各種審議 会等への委員公募、計画等の策定に係る意見の公募をはじめ、 広く市民が意見を述べることのできる環境づくりに努めるほ か、 「まちづくり基本条例」の見直しにあたって市民検討委員 会で協議した結果に基づき、市民参加と協働の推進に向けた 取組の改善を図ることにより、市民一人ひとりがまちづくり の主体となって、地方分権の時代に対応した、地域のことは 地域で決定する自主自立のまちづくりを推進する。 市 主 要 施 策 コミュニティ活動の推進 民 課 概 要 高齢化が進むなか、ますますコミュニティの重要性が高ま っており、市民憲章を基調として、 「芦別市まちづくり基本条 例」の理念に基づき、コミュニティ意識の高揚と町内会活動 の推進に努める。 また、平成26年度から施行した芦別市町内会活動促進助 成条例に基づき、町内会館の整備や町内会の再編を促進し、 町内会活動の活発化、コミュニティの促進を図る。 生涯学習課 主 要 施 策 男女共同参画の促進 概 要 男女が協同する中でお互いにその人権を尊重し、喜びも責 任も分かち合い、性別に関わりなく、その個性と能力を十分 に発揮できるよう「芦別市男女共同参画推進計画(平成22 年度~平成31年度) 」に基づく男女共同参画社会の形成に努 める。 - 1 - ⑵ 行財政運営 重点目標:健全で効率的な行財政運営と自立した自治体経営を 確立するまちづくり 総 務 課 主 要 施 策 行政運営の充実 概 要 多様な職員研修を実施し、柔軟な発想や思考力をもった職 員の養成に努め、また、北海道との職員交流を推進し、市民 ニーズに的確に対応した良質な行政サービスを提供できるよ うに、必要最小限の職員数で効率的な行政運営に努める。 個人情報の保護 個人情報保護法を踏まえ、芦別市が保有する個人情報の有 効利用に配慮しながら、個人の権利、利益、プライバシー保 護を図り、公正、民主的な市政を推進する。 企画政策課 主 要 施 策 概 要 旧緑ヶ丘小学校跡地活用の 市民から公募した意見等を踏まえ、防災機能を備えたコミ 推進 ュニティ施設を核とした跡地活用を基本とし、財政収支見通 しと照らし合わせて、整備内容や整備時期を検討した結果、 まちなか居住を推進するため、北海道と連携のうえ、道営住 宅2棟及び集会施設の建設を進める。 また、市民から寄せられた意見に多くあった、誰もが気軽 にスポーツやレクリエーションを楽しめる緑地広場の造成に ついて、整備内容の検討を進める。 芦別市まちづくり人材育成 本市の振興発展を図り、地域の特性を生かした独創的で個 国際交流促進事業の推進 性的な魅力のあるまちづくりを推進するため、市民資質の向 上と人材育成及び国際交流の促進を図ることを目的に助成を 行う。 また、本制度の活用が少ない状況にあって、制度創設後、 20年余りが経過していることから、現行制度の検証や市民 ニーズの把握等を行ったうえ、人材育成及び国際交流の促進 に対する本制度の根幹は維持しながら、幅広く市民のまちづ くり活動を支援できるよう、まちづくり人材育成国際交流促 進事業委員会と意見交換を行いながら、抜本的な制度改正を 念頭におき、改正手続きを進める。 中空知広域市町村圏組合や空知炭鉱市町活性化推進協議会 広域連携・広域における取組 の枠組みを基本としながら、可能な自治体、可能な分野にお の推進 いて、広域的な取組を推進する。 また、中空知に共通する課題の解決や効率的・効果的な行 政サービスを展開するため、滝川市及び砂川市を中心市とし て中空知広域市町村圏組合加盟市町で取組む中空知定住自立 圏構想については、平成26年度に中心市が策定した共生ビ ジョンに基づき取組を推進する。 - 2 - 企画政策課 主 要 施 策 概 要 芦別市まち・ひと・しごと創 まち・ひと・しごと創生法に基づき、本市の人口の現状分 生総合戦略の策定及び推進 析と将来展望を示す「人口ビジョン」 、及び人口ビジョンに基 づき本市の実情に応じたまち・ひと・しごと創生に係る施策 についての5か年の基本的計画を定めた「地方版総合戦略」 を「芦別市まち・ひと・しごと創生総合戦略」として策定す る。 策定に当たっては、市民や関係機関・団体等で構成する推 進組織による審議・検討を踏まえるとともに、議会に審議い ただく機会を設けるほか、アンケートや懇談会などによる幅 広い意見聴取の機会を設けながら、本市の地域性を反映した 効果的な計画として策定する。 また、総合戦略に掲げる施策の推進に当たっては、計画に 定める数値目標の実現に向けた成果重視の取組を推進すると ともに、PDCAサイクルを構築し、毎年度取組成果の検証 と必要に応じた総合戦略の見直しを行う。 財 主 要 施 策 行財政改革の取組の推進 政 課 概 要 将来にわたり健全で効率的な行政運営と自立した自治体経 営の確立を図るため、芦別市行財政改革推進計画(平成25 年度~平成29年度)の取組を推進する。 公共施設等総合管理計画の 厳しい財政状況が続く中、今後、人口減少や少子高齢化な 策定 どにより公共施設等の利用需要が変化することが予想される ことを踏まえ、本市が所有する公共施設等について、現在の 施設の配置状況や設置目的、利用者数、稼働状況、老朽化等 の現状を客観的にとらえ、将来にわたり公共施設等を総合 的・効果的に管理することを目的に、芦別市公共施設等総合 管理計画を策定する。 市 民 課 主 要 施 策 概 要 中空知5市5町が広域連携したコンピュータサーバの共同 戸籍事務の電算システム共 運用により、引き続き戸籍事務の効率化及び迅速化による市 同運用 民サービスの向上、並びに行政運営経費の軽減に努める。 税 主 要 施 策 市税等収納対策の強化・推進 務 課 概 要 税負担の公平性と自主財源を確保するため、「納税推進月 間」を定めるなどして、納税意識の啓発を図るとともに、個 人住民税の現年度課税分の収納強化を図り、滞納繰越額を減 少させるため、特別徴収未実施の事業者に対し、特別徴収事 業者への完全指定を実施することにより、収納率の向上を目 指す。 - 3 - ⑴ 都 市 基 盤 重点目標:便利で快適に暮らせるまちづくり 総 主 要 施 策 通信・情報化の推進 課 概 要 ブロードバンドゼロ地域や携帯電話不感地域を解消するた め、関係機関と連携しながら情報化の推進に努める。 特に、高速で大容量のインターネット環境が求められてお り、光ファイバー網の整備を関係機関へ引き続き働きかける。 市 主 要 施 策 生活交通路線の維持確保 務 民 課 概 要 生活交通路線として必要なバス路線の維持・確保のため、 乗合事業者に対し生活交通路線維持対策補助金を交付し、運 行の継続を図るとともに、平成25年11月から導入した市 内循環線の利用者の増加に努める。 また、地域公共交通会議において、市内循環線の検証及び 生活交通路線の見直し等を行い、将来にわたり持続可能な地 域公共交通のあり方を検討する。 都市建設課 主 要 施 策 概 要 道路・橋りょうの整備と適正 日常的な道路パトロールで状況を把握し、危険箇所の早期 な維持管理の推進 発見に努め修繕等の対応を図るとともに、計画的な道路整備 により、歩行者や車両等の円滑かつ安全な通行の確保に努め る。特に、通学路等においては、児童や生徒、高齢者、車い すなどに配慮した歩道整備を進める。 また、橋梁長寿命化計画の結果を基に、計画的な橋の補修 や架替えを実施し施設の長寿命化を図る。 さらに、道路ストック総点検による舗装、橋梁、照明・看 板施設などの調査を基に、第三者への被害防止に向けた整備 を行うとともに、道路付帯施設である側溝及び区画線、路面 清掃、路肩の草刈りなどの維持管理に努める。 - 4 - 都市建設課 主 要 施 策 概 要 旭川市から夕張市までを結ぶ一般国道452号が開通する 一般国道452号等の整備 ことで、旭川空港を拠点とした観光・物流の新たな枠組みが 促進要請 期待されるほか、十勝岳噴火の際には、道央と道東を結ぶ救 急医療搬送路としても重要な路線であることから、建設促進 期成会と十分に連携を図り、未開設区間の早期開通に向けて 引き続き関係機関に要請を行う。 また、主要道道芦別美瑛線は、一般国道452号に期待さ れる効果を補完するとともに、観光や産業の主要路線となる ことから、平成26年度に設立した整備促進期成会と連携を 図りつつ、対面交通が可能な全面舗装の路線となるよう要請 を行う。 都市計画用途地域及び都市 平成22年12月に北海道が定める「芦別都市計画区域の 整備、開発及び保全の方針」が変更されたこと、平成23・ 計画道路の見直し 24年度に北海道が「芦別都市計画基礎調査」を実施したこ と、及び平成25年3月に「芦別市都市計画マスタープラン」 の見直しを行ったことによって条件が整ったことから、用途 地域について今後のまちづくりを見据えた見直しを行うほ か、都市計画道路についても長期未着手となっている道路の 在り方を含めて見直しを図る。 ⑵ 生 活 環 境 重点目標:自然をいたわり環境にやさしいまちづくり 企画政策課 主 要 施 策 定住対策の推進 概 要 定住促進条例に基づく持ち家取得奨励金制度の活用に向け た積極的なPRに努め、持ち家の取得を奨励することにより、 市民の定住を促進して人口流出の抑制を図り、地域の活性化 に資する。 移住者の誘致推進 直接的に移住者の確保に結び付けるため、 「地域おこし協力 隊」の制度を活用し、農作業に従事する中で農業経営を研修 してもらい、将来的に農業担い手として本市への移住に結び 付ける取組を進めるとともに、元スポーツアスリートによる、 その人脈を活かした合宿や大会の誘致、専門的な知識を活か したスポーツ教室を開催するなど、他市との差別化を図った 事業を推進し、移住とあわせて地域の活性化を図る。 さらに、移住体験ツアーを実施し、市民との交流や本市の 魅力を体感できるメニューを通じて、本市への移住のきっか けづくりとするほか、北海道くらしフェアに参加し、移住希 望者のニーズを把握して、今後の移住施策を推進する。 今後も関係機関団体や市内企業等と連携して、本市のPR や情報発信に努めるとともに、 「芦別市空き家・空き地情報バ ンク」制度を展開して移住者の誘致を図る。 - 5 - 企画政策課 主 要 施 策 省エネ・新エネの取組の推進 概 要 環境基本条例の理念に基づき、本市の恵まれた自然環境を 守り次代に引き継ぐとともに、地球温暖化防止への貢献のた め、省エネ法に基づく公共施設等のエネルギー管理の徹底や 省エネルギー型照明導入方針に基づく計画的な省エネルギー 型照明の導入、さらには、地域の森林資源を活用した木質バ イオマス利用促進に向けた取組など、省エネ・新エネに関す る積極的な取組の推進を図る。 地球温暖化対策の推進 国の法律に基づき策定した市の事務事業に係る「芦別市地 球温暖化対策実行計画(平成22年度~平成26年度) 」によ る対策期間が終了したため、新たに平成27年度~平成31 年度の5か年に係る地球温暖化対策実行計画を策定する。 これに基づき、温室効果ガスである二酸化炭素の公共施設 等からの排出量削減を図るため、不必要な照明の消灯、ウォ ームビスの推進、公用自転車の活用等、職員の日常的な取組 の点検・強化をはじめ、公共施設等における省エネ設備の導 入による二酸化炭素排出量削減の取組を積極的に展開する。 市 主 要 施 策 定住対策の推進 民 課 概 要 定住促進条例に基づく「人生の節目」祝品贈呈事業を引き 続き推進し、結婚及び出産した市民を市として祝福し、定住 を促進して人口流出を抑制し、地域の活性化に寄与する。 桜ヶ丘霊園の適正な維持管 平成26年度に造成した桜ケ丘霊園区画の使用申込受付を 理の推進 開始するとともに、霊園及び地域墓地の適正な維持管理運営 に努める。 犬猫のふん放置対策の推進 カラー版パンフレットの配布により、市民のモラルの改善 を図ってきたところであるが、引き続き犬猫のふんを放置し ないよう啓もうを強化し、市民のモラル向上に努める。 空き地や山林へのごみの不法投棄と野焼きが後を絶たない 不法投棄、野焼きの防止の推 状況にあることから、監視・指導体制の充実とパトロールを 進 強化するとともに、関係機関・団体との連携を図り、広報あ しべつ及び環境衛生だよりにより不法投棄や野焼きは重大な 犯罪であることの周知を行い、その防止に努める。 利用者の減少等により、厳しい経営環境が続いていること 公衆浴場確保対策事業の推 から、公衆浴場の経営の安定と廃業を防止するために必要な 進 助成を行うことにより、市民の保健衛生の向上と公衆浴場の 確保に努める。 回収拠点を公共施設3か所から12か所に拡大するととも 古着の回収とリサイクル(拠 に、平成27年度からは、従来の綿素材50%以上としてい 点回収)の推進 た回収対象を古着全般に拡大し、ごみの減量化とリサイクル の推進に努める。 - 6 - 市 民 課 主 要 施 策 概 要 ごみの減量化とリサイクル 4分別10種類によるごみの分別及び平成26年度から新 の推進 たに開始した小型家電リサイクルを引き続き実施し、ごみの 減量化の推進に努める。 また、生ごみ処理については中空知衛生施設組合(リサイ クリーン)へ搬入して広域共同処理を行うとともに、コンポ ストの普及により減量化を図ってきたところであるが、今後 も、引き続き広域共同処理を推進する一方、家庭内で通年処 理できる家庭用生ごみ処理機の普及に努める。 効率的なし尿等の収集と共 委託業者との連携のもと、引き続き効率的なし尿等収集業 同処理の推進 務を推進するとともに、石狩川流域下水道奈井江浄化センタ ー内に新たに建設したし尿投入施設において、平成27年度 から中空知5市5町に美唄市及び月形町を加えた6市6町で 共同処理を推進する。 生活排水対策の推進 公共下水道の計画区域外地区に居住する市民を対象に、生 活排水による公共用水域の水質汚濁の防止、生活環境の保全 及び公衆衛生の向上を図るため、合併処理浄化槽設置事業の 普及促進に努める。 農 主 要 施 策 自然環境保全の推進 林 課 概 要 本市の自然環境の保全を図り、希少高山植物保護のため入 山制限措置を実施している崕山は、植生の回復が進んできて いるが、現状においても保護活動の継続が必要であることか ら、今年度も引き続き自然保護モニター登山を実施するとと もに、国、道、崕山自然保護協議会及びボランテイア団体と 連携を図りながら自然保護啓発活動を推進する。 都市建設課 主 要 施 策 概 要 公園施設の適正な維持管理 公園長寿命化計画及び公園再整備計画を基に定期点検を行 と再整備の推進 い、安心・安全に公園が利用できるよう遊具の修繕、老朽化 した施設の改修を実施するほか、清掃や草刈等の維持管理の 徹底に努める。 また、本市の観光スポットである旭ヶ丘公園については、 老朽化した施設の見直しを含め、まちのシンボルにふさわし い公園としての再整備に向け関係者と協議を進める。 - 7 - 都市建設課 主 要 施 策 花と木・緑化推進事業の推進 概 要 「芦別市花と木・緑化推進事業計画」に基づき、道の駅に 花の植栽を進めるほか、旭ヶ丘公園等に植栽している桜など の樹木についても更新や施肥等による管理に努める。併せて、 幹線道路の植樹枡に統一感のある花を植栽するため、町内会 等と連携した「花いっぱい運動」を継続するとともに、 「色彩 豊かな花と木々が満ちあふれるまち」としての景観整備を図 る。 また、公園や街路の樹木については、安全面や景観を考慮 し計画的に剪定を実施するほか、市民ボランティアによる「あ しべつ環境美化里親制度」を推進し、環境美化に対する意識 の高揚を図る。 改良住宅再編(移転集約)事 西芦別及び頼城地区の改良住宅の入居率は、年々低く推移 業の推進 し、とりわけ入居者がいない棟や1または2世帯しか入居し ていない棟が増加しており、居住者間における除雪等の相互 扶助や地域のコミュニティが衰退している状況にある。 このことから地域の居住環境と入居者の利便性の向上を図 るとともに、今後、適切な維持管理を行っていくため、改良 住宅の再編(移転集約)事業を計画的に推進する。 まちなか道営住宅の団地集会所を交流拠点として、関係機 まちなか道営住宅における 関及び団体と連携し、高齢者や子育て家庭の孤立化を防止す ソフト事業の推進 るため、安全・安心に暮らせる支援事業を充実させ、地域に おけるコミュニティの推進を図る。 平成26年度から平成35年度の10年間を計画期間とし 住生活基本計画及び公営住 て、住宅の質や住環境の向上はもとより、住宅の持つ「社会 宅等長寿命化計画の推進 性」にも着目して住宅施策の推進方針を示すことを目的に策 定した「芦別市住生活基本計画」を推進するとともに、公営 住宅の維持管理、計画修繕、建替、集約移転等の事業につい て、住生活基本計画との整合を図りつつ策定した「芦別市公 営住宅等長寿命化計画」に基づき推進する。 また、旧緑ヶ丘小学校跡地に道営住宅が建設されることを 受けて、実情に即した公営住宅の管理戸数を設定し、適切な 建替を行うため、それぞれの計画の見通しについて準備する。 - 8 - 上下水道課 主 要 施 策 水道事業の推進 概 要 将来にわたる安全で安心できる水道水の安定供給と、水道 事業会計の健全経営を維持するため、水質管理体制の強化を はじめ、老朽化した水道施設の計画的な更新と耐震化を促進 し、維持管理の効率化と経営の適正化に努める。 特に、水道事業経営では、会計基準の見直しにより発生し た欠損金の縮減を図るほか、将来を見据えた持続可能な運営 を目指すため、近隣の水道事業体と連携し、施設維持管理の 一体化、共同化等、多様な運営形態の検討を進める。 本年度は、主に野花南地区の老朽配水管の耐震化更新と道 路改良工事に合わせた老朽配水管整備、芦別浄水場の管理設 備の更新事業を実施する。 下水道事業の推進 快適な生活環境の確保と良好な水環境の保全を図るため、 水洗化率の向上に向け、水洗化の普及促進に努めるほか、下 水道事業経営の安定化を図るため、自主財源の適正な確保と 下水道施設の計画的な維持管理により、安定した水処理機能 の保持と下水道施設の更新費用の平準化を図る。 下水道施設の維持管理については、下水道施設維持管理計 画に基づき、毎年実施しているマンホールポンプ所の保守点 検や管路清掃点検の結果を踏まえ、修繕等の対応により、各 施設の機能確保と延命化に努める。 ⑶ 安全・安心 な生活 重点目標:安全・安心に暮らせるまちづくり 総 務 課 主 要 施 策 総合庁舎の耐震化の推進 概 要 災害発生時の災害対策本部となる総合庁舎の耐震化を計画 的に進め、災害対策の充実を図るとともに、今後、消防庁舎 の移転新築に伴い生じる現消防庁舎スペースについて、市民 の利便性及び庁舎の機能性の向上に向けたレイアウトの検討 を進める。 防災対策の推進 「自助」「共助」「公助」の連携による防災体制の強化を図 るため、自主防災組織設置促進の指針により、町内会の自発 的な自主防災組織設置の促進と育成を図り、自主防災組織の 防災活動に対する支援策を構築する。 さらに、本年4月に策定した避難行動要支援者避難行動支 援プランに基づき、避難行動要支援者名簿作成や地域が一体 となった避難支援の体制を確立する。 災害時に必要とする物資や防災資機材の備蓄は、本年度に 策定する災害備蓄計画に基づき、計画的、段階的に推進する。 また、多様化・高度化する通信ニーズの対応や防災情報伝 達の強化を図るため、本年度に移動系防災行政無線デジタル 化の実施設計を行う。 - 9 - 総 主 要 施 策 国民保護対策の推進 務 課 概 要 武力攻撃やテロ等から市民の生命、財産等を守るために、 国、道をはじめとする関係機関との連携を深めるとともに、 危機管理情報の住民伝達を充実するため、平成26年度に導 入した全国瞬時警報システム自動起動装置により運用する登 録制メールを効果的に活用する。 市 民 課 主 要 施 策 防犯灯のLED化の推進 概 要 防犯灯は、平成24年度から4か年計画で、これまで設置 してきた水銀防犯灯から経済性に優れ、長寿命で虫対策に優 れたLED防犯灯への転換を行っているところであるが、最 終年についても計画的に防犯灯のLED化を推進し、防犯対 策を図る。 交通安全対策の推進 「高齢者事故防止」、「飲酒運転根絶」、「シートベルト全席 着用」、「スピードダウン」、「自転車走行ルール・マナーアッ プ」、「居眠り運転防止」及び「デイ・ライト実践」の7大セ ーフティキャンペーンを軸として、関係機関と連携及び情報 交換を図りながら「交通事故のない安全で安心な車社会」の 実現のため、交通安全意識の高揚を目指し、市民総ぐるみの 取組を推進する。 消費者保護対策の推進 情報化の進展やライフスタイルの多様化等により、消費者 を取り巻く環境も大きく変化してきており、訪問販売、携帯 サイトやインターネットサイトの利用料金の架空請求、特殊 詐欺、催眠商法などから消費者を守るため、広報などによる 注意喚起や各種講座をはじめとする啓発活動を行い、消費者 意識の向上を図る。 また、相談窓口においては、様々な問題に対して消費生活 相談員などによる適切な対応に努めるとともに、関係機関と の連携を図りながら、市民の消費生活の安定と向上に努める。 防犯対策の推進 防犯都市として、 「芦別市犯罪のない明るく住みよい都市推 進条例」及び「芦別市暴力団排除条例」を基本としながら、 市民・関係機関・団体が連携・協力を図ることにより地域の 防犯力を高め、暴力団排除に関する取組の推進、安全・安心 に生活できる、犯罪のない明るく住みよいまちづくりを推進 する。 空き家対策の推進 空き家の所有者等の管理不全な状態により、環境衛生や防 犯・防火上の問題、景観を損なうことによる観光等への影響 だけでなく、建物の倒壊、屋根の飛散、豪雪に伴う倒壊等に より市民等への財産に被害が及ばないよう平成26年11月 に公布された「空家等対策の推進に関する特別措置法」及び 平成25年に施行した「芦別市空き家等対策条例」に基づき 対策を図る。 - 10 - 都市建設課 主 要 施 策 耐震化の推進 概 要 市民の安全・安心を確保するため、 「芦別市耐震改修促進計 画」に基づき、適切な情報提供を行う等、耐震診断・耐震改 修が行える環境整備や住宅・建築物の安全性の向上に関する 啓発及び知識の普及に努め、耐震化を促進するための支援を 行う。 また、耐震化の必要な公共施設についても、計画的な耐震 化に取り組む。 冬期間において歩行者及び車両等が安全に通行できる道路 除排雪事業体制の充実と強 環境を維持するため、除排雪計画に基づく除排雪を実施し、 化 より安全で円滑な交通を確保する。 また、除排雪機械の整備を徹底し充実を図るとともに、オ ペレーターの人材を確保し、除排雪体制の強化と技術向上に 努める。 さらに、各道路管理者及び関係機関等とも十分に連携を図 り、効率的な除排雪作業が実施できるよう努める。 河川災害を未然に防止するため、土砂の堆積等により流下 河川の機能強化と整備の推 能力が阻害される箇所や、法面崩壊によって周辺の家屋等に 進 被害を及ぼす可能性のある箇所の改修・修繕を行う。 また、近年多発している豪雨に対応するため、河川パトロ ールの強化を図るとともに、新城川等の護岸改修を実施する。 生涯学習課 主 要 施 策 概 要 社会教育の拠点施設である、市民会館・青年センターの耐 市民会館・青年センターの耐 震補強工事を行い、安心・安全な学習機会及び文化振興の場 震化の推進 を提供することに努める。 消 防 主 要 施 策 概 要 現在の消防総合庁舎は、昭和44年に建設され、既に45 消防総合庁舎建設事業の推 年が経過し、老朽化の進行や耐震化が不適格なことなど、防 進 災拠点としての機能が十分発揮できない状態にあるため、新 たな消防総合庁舎の建設を計画的に推進し、安全・安心なま ちづくりの拠点施設として災害対策の充実に努める。 本年度は、平成28年度からの供用開始に向けて新庁舎の 建設を推進する。 消防救急無線デジタル化の 電波法審査基準の改正により、平成28年5月31日まで 推進 に消防救急無線を現行のアナログ方式からデジタル方式に移 行しなければならないことから、災害対応に不可欠な通信水 準の確保を目指し、平成28年度からの運用開始に向けて整 備する。 - 11 - 消 防 主 要 施 策 火災予防対策 概 要 本市における火災の大半は、火気取扱いの不注意や不始末 が原因であることから、市民一人ひとりの火気取扱いに対す る防火意識の向上と住宅用火災警報器の普及促進を図る。 また、不特定多数の者が出入りする防火対象物の防火対策 を徹底し、万全な防火管理体制の確立に向けた指導を行う。 消防施設の整備・体制の強化 複雑多様化する災害に備えるため、消防水利及び消防車両 等の計画的な更新を図るとともに、消防職・団員の訓練及び 研修を充実し、消防体制の強化を図る。 また、消防団員の減少は、地域の防災力の低下に直接結び つくことになることから、地域住民・被雇用者・女性が参加 しやすい活動環境の整備並びに事業所への消防団活動に対す る理解と協力要請を継続し、消防団員の確保に努める。 救急・救助体制の強化 地域の高齢化や疾病構造の多様化に加え、各種災害の発生 に伴い、複雑高度化する救急・救助需要に対応できる的確な 処置と技術の向上が求められていることから、救急・救助に 関する資器材の整備を図るとともに、隊員の技術向上のため、 研修及び訓練の充実強化に努める。 また、救命率向上のため、AEDの取扱いを含めた応急手 当講習会等の実施により、市民への応急手当技術の普及促進 を図るなど、救急体制の強化に努めるほか、講習会の実施に あたっては、ホームページを活用して周知案内の充実を図る。 - 12 - ⑴ 農 林 業 重点目標:地域資源を生かした魅力ある農林業のまちづくり 農 林 課 主 要 施 策 農商工連携の推進 概 要 農商工連携は、農業関係者、商工業関係者、観光関係者な どが一体となって進めるまちづくりと位置付けているところ であり、平成24年度には民間主体の推進組織として芦別食 農産業推進協議会が設立され、平成25年度から芦別産米を 原料としたどぶろくが、平成26年度には芦別産酒米による 清酒の委託醸造を行ったことから、引き続き地域ブランドの 構築に向けた取組を推進する。 また、平成27年度においても農商工連携を推進していく 中で、芦別産の米、小麦、生乳を加工した商品開発に向けた 調査、研究に対して支援を行う。 農業振興施策の推進 本市農業の振興に関する施策の基本的事項を定めた、第3 次芦別市農業振興計画(平成18年度~平成27年度)が最 終年を迎えるため、本年度見直し作業を行い、第4次芦別市 農業振興計画(平成28年度~平成37年度)を策定するこ ととし、併せて農業振興条例の助成措置見直しを検討する。 また、国や道の制度を活用し、生産者、農業団体、関係機 関と協力しつつ、農業所得の確保や担い手の育成・確保対策 などを推進する。 農業経営基盤の強化 芦別市農業再生協議会との連携、関係機関、団体との協力 体制を強化し、認定農業者の確保・育成に努め、経営意欲の ある担い手に効率的な農地の利用集積を図るとともに、農業 従事者の減少、高齢化、後継者不足が深刻となっている地区 における営農の組織化、法人化、作業受託体制の確立などの 課題について引き続き取り組む。 また、稲作経営の安定を図るため、地域水田農業ビジョン に基づき、売れる米づくりを最大目標に良食味米の安定生産 及び安全・安心な米の生産を推進するとともに、特別栽培米 の取組と併せてブランド米の確立を目指す。 さらに、北海道が推進するクリーン農業技術の導入により、 環境との調和に配慮しつつ、安全で高品質な農産物の生産を 目指し、関係機関・団体と一体となって推進する。 - 13 - 農 林 課 主 要 施 策 生産・販売対策の充実 概 要 芦別市農業振興条例に基づいて生産者団体等が実施する事 業を支援するとともに、安全で安心な農産物づくりの推進や 少量多品目にわたる農産物の生産・販売など地産地消の取組 を引き続き行う。 また、地元農産物の消費拡大に向けて、生産、流通、消費 が円滑に結びつくよう必要な協力・支援を行う。 農業の担い手対策の推進 芦別市農業担い手育成条例に基づき、農業担い手の確保、 育成に向けて施策を展開する。 特にUターン後継者について、制度の有効活用が図られる よう引き続き支援し、農業従事者の確保・育成に取り組む。 また、農業後継者の育成、支援を積極的に行うとともに、 農業従事者の確保を図るため、道の農業担い手育成支援セン ターが主催する新規就農相談会等への参加による誘致活動を 展開する。 日本型直接支払制度の推進 国の制度見直しにより、平成27年度に「日本型直接支払 制度」が法制化され、その中で、多面的機能支払、中山間地 域等直接支払及び環境保全型農業直接支払が実施されること となった。 今年度から第4期目の事業が実施される中山間地域等直接 支払については、現行制度が維持されることから、農業の持 つ多面的な機能の確保及び生産性・農業収益の向上を図ると ともに、生産環境の整備により耕作放棄地の発生を防止し、 農業生産活動が継続されるよう引き続き制度を活用する。 また、多面的機能支払については、地域資源の保全や農業 施設の補修・整備のための地域の共同活動に対する支援を行 い、農業・農村の有する多面的機能の維持・発揮を促進する。 さらに、環境保全型農業直接支払については、農業者の組 織する団体等が実施する化学肥料・農薬を5割以上低減する 取組と併せて行う地球温暖化防止や生物多様性保全に効果の 高い営農活動を支援する。 酪農の振興 飼料価格高騰や適正な乳価の確保といった課題に対応する ため、国の配合飼料価格安定制度、加工原料乳生産者補給金 制度を活用して生産体制の維持を図る。 森林整備の推進 市有林野の管理及び市有林野の管理に必要な作業道・管理 道の継続的な維持管理・整備による市有林野等の整備を適切 に行うことにより、森林資源の確保を図る。 また、国の「森林・林業再生プラン」に沿って、北海道と の連携を図りながら整備した林業専用道を活用して、カラマ ツ等の伐期を迎えている常磐・福住地区の民有林における森 林整備を促進する。 さらには、安定的な木質チップ燃料の供給体制確立に向け て、芦別木質バイオマス開発協同組合関係事業者に対し、原 材料となる林地残材確保に向けた支援等を行う。 - 14 - 農 主 要 施 策 有害鳥獣対策の推進 課 概 要 毎年、ヒグマ、エゾシカ、アライグマ、キツネ等の有害鳥 獣による農林業被害が発生していることから、 「芦別・赤平有 害鳥獣被害防止対策広域連絡協議会」が実施する鳥獣害防止 総合対策事業と連動しつつ、芦別猟友会や農業者との連携を 図りながら被害防止対策を実施する。 また、ハンターの拡大に向け、新たに銃猟免許を取得した 者に奨励金を交付するとともに、芦別猟友会の協力を得なが ら新規ハンターの育成を行う。 農 主 要 施 策 林業振興対策の推進 林 林 課 概 要 地球温暖化防止対策をはじめとする環境との調和に配慮し ながら、森林が有する多面的機能の持続的発揮と増進を図る ため、国及び道の補助制度を活用し、民有林の適切な整備、 保全と市有林の健全な育成管理に努める。 また、林業の活性化や地材地消を推進するため、平成20 年度に設立した「星の隆る里・あしべつ」地材地消推進検討委 員会の活動を継続する。 さらには、林業関係団体が主催するイベント開催に協力す るとともに、旭町生活環境保全林については、北海道と連携 し、市民のゆとり・憩いの場や児童生徒等の森林環境教育の 場として利用の促進を図る。 ⑵ 商 工 鉱 業 重点目標:活力がみなぎる商工鉱業のまちづくり 企画政策課 主 要 施 策 概 要 地域特性を活かした産業の振興と地域の活性化を目指し、 新エネルギー有効利用の推 木質バイオマスの有効利用を図るため、平成25年度に健民 進 センター施設群に木質チップボイラーを導入し、新エネルギ ーの有効利用を推進しているが、今後もさらなる有効利用を 推進するため、関係機関・団体とも協議を進める。 商工観光課 主 要 施 策 商工業の振興 概 要 商工会議所などとの連携により、企業振興事業補助金や融 資制度の積極的かつ効果的な活用を促進し、商業分野におけ る経営の近代化や安定化、工業分野における技術力の高度化 や新分野への進出などの支援強化を図る。 また、商店街組織等が主催する商店街活性化のためのソフ ト事業等の取組について支援する。 - 15 - 商工観光課 主 要 施 策 企業誘致の推進 概 要 本市経済の活性化と新たな雇用の場の創出に向けて、人脈 ネットワークやリサーチ会社から得た企業情報を活用し、立 地企業に対する優遇施策の周知に努めながら地域特性を活か した積極的かつ効果的な企業誘致活動を展開する。 住宅改修促進助成事業の推 住宅の改修(一般、バリアフリー、耐震)工事及び設備機 進 器設置等工事に係る費用の一部を助成することにより住宅の 改修を促進し、快適な住環境の整備並びに市内建築産業の振 興及び雇用の安定を図るとともに、定住を促進する。 特産品開発の推進 郷土料理「ガタタン」や農畜産物などの特産品について、 各種イベントやメディアを通して広く道内外にPRするほ か、新たな特産品開発を試みる市内中小企業者に対して企業 振興事業補助金により支援を行う。 地域物産の海外への販路拡 本市の農産物や加工食品等の海外市場への販路拡大及び交 大 流促進による地域産業の振興を目的に、ロシア連邦サハリン 州ユジノサハリンスク市において開催される「道北物産展」 に道北9市(旭川、稚内、留萌、紋別、士別、名寄、芦別、 深川、富良野)で構成される実行委員会により出展する。 さらに今年度は、この物産展に先駆け道北9市と北海道ノ ーステック財団が連携して農林水産省から受託して開催する ユジノサハリンスク市での「ユジノサハリンスク日本食文化 週間開催事業」に参加し、本市農産物を含めた日本食文化の 浸透と普及等による消費拡大を目指す。 また、昨年度、道において実施された「台湾市場開拓事業」 を契機とし、台湾をはじめ中国や東南アジア市場への輸出の 可能性を探るとともに、地元農産物等の海外輸出に取り組む 市内事業者を支援する。 ⑶ 雇用・労働 環境 重点目標:定住化を促す雇用環境の充実したまちづくり 商工観光課 主 要 施 策 雇用・労働環境の充実 概 要 地場企業の振興を多面的に支援し、雇用の確保に努めると ともに、経営拡大による雇用の創出を促進する。 また、ハローワークなどとの連携により雇用情報の提供や 労働相談を行うとともに、勤労者共済会事業の充実や労働条 件の改善に向けた啓もうを行うなど、労働条件の向上を図る。 新規学卒者等の雇用確保に向けて、市内高等学校等との情 報交換を行うほか、芦別市新規学卒者等雇用奨励金交付条例 及び芦別市ふるさと就職奨励金交付条例に基づく奨励金制度 を活用し、地元雇用機会の拡大と定着を推進するとともに、 I・Uターン促進による人材確保を図る。 - 16 - 商工観光課 主 要 施 策 概 要 季節労働者の通年雇用化促 滝川市、赤平市、新十津川町、雨竜町及び本市で構成して 進 いる「滝川地域通年雇用促進協議会」を通じて、季節労働者 のスキルアップや管内事業所に対する雇用の働きかけを行う ことにより季節労働者の通年雇用化を促進する。 市内高校生に対する地元企 市内高校生を対象に地元企業の見学会を開催し、職業観や 業への就職促進支援 勤労に対する認識を深めるとともに、市内就職活動の円滑化 と市内企業への就職促進を図る。 また、芦別商工会議所との連携を図りながら、市内企業と の合同企業面接会等を通じて雇用の安定と確保を目指す。 ⑷ 観 光 重点目標:訪れてみたいと感じる魅力ある観光のまちづくり 商工観光課 主 要 施 策 観光イベントの充実 概 要 本市の一大イベントである健夏まつりを各関係団体との連 携の強化や市民、企業等の支援協力のもと、より効果的な周 知方法とイベント内容の工夫、充実を図るとともに、商工会 議所を主体とする実行委員会が実施するキラキラフェスタあ しべつの開催を支援し、地元産品を活用した催しや花火大会 の実施により、芦別を代表するイベントの一つとして育成を 図り、観光入込客数の増加に努める。 また、今年度も本市出身のタレント「ようへい」氏がパー ソナリティーを務めるSTVラジオ番組「Yo!Hey!サ ンデー」の公開生放送を実施し、様々な情報を道内に向け発 信するとともに、観光入込客数の増加を図る。 観光事業の推進 芦別温泉スターライトホテルを核とする健民センターや道 の駅スタープラザ芦別などの観光施設、滝里湖や旭ケ丘公園 などの景勝地、古里映画「野のなななのか」のロケ地、さら には各種イベントや郷土料理「ガタタン」をはじめとする「食」 などの観光情報をソーシャルネットワーキングサービスの活 用や札幌市、JAFをはじめとした道内関係団体と連携を強 化して発信するとともに、魅力的な観光ポスターやプロモー ションビデオを作成し、幅広く本市の魅力のPRを図る。 なお、健民センターや道の駅など、多くの観光施設の管理 運営を行っている株式会社芦別振興公社の経営の安定化を図 り、観光客の誘致を促進する。 観光資源の有効活用 健民センターや道の駅、オートキャンプ場などの観光施設 や観光資源の適切な維持管理を行うとともに、新たな観光資 源の掘り起こしを図り、市民や観光客の利用促進と滞在交流 型観光を推進するための取組を進める。 また、カナディアンワールド公園及び国設芦別スキー場に ついて、市民検討委員会を開催し、市民と行政が一体となっ て観光資源の在り方と有効活用について検討を図る。 - 17 - ⑴ 保健・医療 重点目標:健康な暮らしを支える保健・医療の充実したまちづくり 健康推進課 主 要 施 策 生活習慣病予防対策の推進 概 要 健診結果のデータをもとにした家庭訪問や個別の健康相談 をきめ細やかに行い、個々の生活実態に沿った生活習慣病予 防の支援を行い、重症化を予防する。 また、健康運動講座をはじめとする集団での健康教育の拡 充を図り、生活習慣の改善に向け、動機づけを行う。 がんの早期発見対策の推進 がん検診の受診者数を増やし、がんの早期発見・早期治療 に結びつけるため、広報等による市民周知や未受診者への受 診勧奨を行うとともに、休日及び早朝にも検診を実施するな ど、がん検診の実施体制の整備を継続する。 また、本年度から小中学生に、がんに対する正しい知識の 普及を図ることを目的として、学校と連携し、がん教育を実 施する。 自殺予防対策の推進 自殺対策やうつ病に関する正しい知識を普及し、市民が自 殺予防のための行動(「気づき」「つなぎ」「見守り」)ができ るよう、関係機関と連携しながらゲートキーパー養成研修や 自殺予防講演会などを実施し、相談支援体制の整備を推進す る。 禁煙対策の推進 喫煙による害を防止するため、妊娠届出時や集団検診受診 時、健康相談や家庭訪問などを通じて、喫煙者に対し禁煙指 導を実施する。 また、禁煙、受動喫煙防止の広報・啓もう活動を実施する。 北海道から認定された「すこやかロード(なまこ山総合運 「すこやかロード」を活用し 動公園フィットネスロード・旭ヶ丘公園フレッシュロード) 」 た健康づくり事業の推進 を活用し、関係機関と連携しながら事業実施することにより、 日常的な運動を通じた健康づくりを推進する。 感染症予防対策の推進 流行が予想される感染症について、その対策を市民周知し 感染予防の啓もうを行う。 また、予防接種法に基づく各種予防接種を実施し、市民個 人の感染・発病・重症化予防と地域への蔓延を予防する。 さらに、北海道特有の感染症であるエキノコックス症につ いては、道要領に基づきエキノコックス症検査を実施し、早 期発見に努める。 - 18 - 健康推進課 主 要 施 策 食育推進計画の事業展開 概 要 「芦別市第2次食育推進計画(平成25年度~平成29年 度) 」に基づき、食育を「周知」から「実践」につながる市民 運動へとさらに展開するため、ホームページや広報を活用し た周知の他にも食育の展示を市内施設で実施する。 また、関係機関と連携を図りながら、食育事業を展開する とともに、食育に関する各種事業を推進する。 母子保健事業の充実 妊産婦や乳幼児の健やかな成長を支援し、家族が心身とも に健康で生活できるよう、妊婦一般健康診査の公費負担、妊 産婦にやさしい環境づくりを推進するためのマタニティマー クの普及、新生児期の全戸訪問、乳幼児健康診査・健康相談 を実施することにより、妊娠期から乳幼児期の個別支援の充 実を図る。 なお、本年度から、新たに5歳児健康相談を実施し、3歳 児健康診査以降の個別支援を拡充する。 歯科保健事業の推進 健やかで豊かな食生活に必要な歯や口の健康づくりを推進 するため、妊娠期から高齢期を対象とした相談や健康教育、 乳幼児の健診、フッ素塗布を実施する。 また、フッ化物の水溶液を用いてブクブクうがいを集団で 実施するフッ化物洗口による虫歯予防を推進して、永久歯虫 歯予防対策の充実を図る。 栄養改善事業の推進 市民自ら健全な食生活や食習慣の実践ができることを目的 に、ライフステージ(妊娠期、乳児期、幼児期、学齢期、青 年期、壮年期、中年期、高齢期など)に応じた健康相談、健 康教育、家庭訪問を実施し、健康づくりや食生活改善、食育 推進の充実を図る。 各種医療助成制度の推進 高齢者や障がい者、乳幼児、ひとり親が必要な医療サービ スを安定して受けることができるよう、後期高齢者医療制度 及び各種医療制度事業による、健康の維持、回復促進や福祉 の向上を図るとともに、子育て世代の経済的負担の軽減に向 け、制度の見直しを行う。 また、後期高齢者健康診査については、各関係機関と連携 し、受診率の向上に努める。 - 19 - 市立芦別病院 主 要 施 策 病院事業の推進 概 要 自治体病院の運営においては、当院を含む200床未満の 中小規模病院の経営が、全国的に厳しい情況にある中、市内 の基幹病院として、また、市内唯一の救急告示病院としての 使命を果たすため、 「市立芦別病院第2次中期経営計画(平成 26年度~平成30年度) 」に基づき、改善策等を講じながら 健全で安定的な病院運営及び経営に努める。なお、計画に基 づき、一般会計が一定程度の経営助成を図る。 本年、医療事務等の効率化及び地域医療連携強化の観点か ら電子カルテの導入を図り、中空知2次医療圏域における自 治体病院等が先行して、医療情報共有ネットワークの構築を 図り、情報通信技術を活用した医療の充実に努めるとともに、 今後、災害連携の構築や地域包括ケアシステムとの連携にも 努める。 療養環境等の整備 平成25年度に、病棟配置の看護師等の充実及び医師の診 療体制の効率化を目的とし、病棟再編を行い適正病床数とし たが、引き続き看護体制の充実に努める。 また、入院患者が増加傾向にある療養病床については、今 後、許可病床数の範囲内において可能な、若干の増床を入院 収入の面からも実施の方向で検討を進める。 従来から当院に設置している「ご意見箱」を継続するとと もに、さらに、来院された患者さんに対し独自の「アンケー ト調査」を行い、意見・要望の把握に努め、より良い療養環 境の整備や病院運営を図る。 院内ボランティアさんの増員を図るために、積極的に募集 活動に努める。 医療機器の効果的活用 安心・安全な医療を提供するため、定期的に適切な医療機 器の整備・点検を行うとともに、効率的かつ効果的な使用及 び老朽化した医療機器の計画的な更新を行い、医療水準の維 持・確保に努める。 また、医療機器の更新・新規購入時には、価格・機能及び 診療報酬等を勘案し、同等品など十分な調査・研究を図り、 院内各部署とも協議を行いながら購入経費の削減に努める。 健康相談事業の実施 平成26年6月から、町内会要望で看護師2名及び事務職 が月1~2回程度会場に出向き、健康相談や市民との意見交 換等を実施している。予防を含め自身の健康に関心を持つこ とで、医療に対する理解が深まることや市立病院への関心や 理解も得られる場として大変有効であるため、継続を図ると ともに、現在、一町内会の実施であるが、今後において、他 の町内会等からの要望があれば、可能な限り積極的な実施に 努める。 - 20 - 市立芦別病院 主 要 施 策 医師及び看護師の確保 概 要 全国的に地域医療を担う、医師・看護師確保が非常に厳し い環境にある中、特に、北海道は地域偏在が顕著であり、当 院は市内の基幹病院として、また、市内唯一の救急告示病院 として地域医療を維持するためには、医師・看護師確保が最 優先の重要課題であることから、 「医師及び看護師修学資金貸 与制度」及び潜在看護師発掘のための「看護師就業支援金貸 与制度」を継続するとともに、 「復職支援セミナー」の開催に より、家庭の事情や子育て等の理由で休業していた看護師の 職場復帰の不安解消のための就業促進を図る。 また、医師確保のため、北海道や北海道内の医育大学等の 関係機関にも積極的に医師派遣依頼の要請行動を行うこと や、公的・民間機関の医師募集サイトへの登録を継続すると ともに、公的・民間病院からの医師派遣についても検討し、 看護師確保についても道内の各看護学校等に積極的に、求人 説明会等に参加するなどして募集活動を行い、可能な限り看 護実習生も受け入れながら採用に努める。 子育て中の看護師や女性医師の労働環境整備の充実とし て、平成26年度から院内保育所「きらら」を開所している ことから、今後も有効利用されるよう努める。 債権回収業務委託の実施 入院・外来収益等は病院経営の根幹をなすものであり、ま た、受益者負担の公平性を保つ観点から医療費等の未収金の 一部回収業務について、弁護士事務所と委任契約を結び、未 収金の回収及び発生防止に努める。 通常、未収金は病院職員が対応し回収しているものの、一 部回収が難しい事例等については、弁護士事務所に委任する。 中空知医療圏域においても、既に3自治体病院が利用され、 費用は、回収した金額の30%(税別)の成功報酬となって おり、近年、公立・民間病院を問わず広く利用されているこ ともあり、当院においても利用を図る。 ⑵ 福 祉 重点目標:健やかでぬくもりのある福祉のまちづくり 福 主 要 施 策 地域福祉の推進 祉 課 概 要 助け合い支えあうという相互扶助の理念のもと、町内会や 福祉関係団体との連携・協働を図りながら、暮らしに必要な 情報の提供、ボランティア組織の育成・支援、地域での見守 り体制の推進、市民福祉センターなどの活用によるコミュニ ティ活動の活性化など、地域福祉の充実に努める。 - 21 - 福 祉 課 主 要 施 策 高齢者福祉の推進 概 要 高齢者が住み慣れた地域で自分らしく安心して暮らすため に、高齢者自身が地域における活動の担い手として、生きが いを持ち続け、健康づくりや介護予防に心がけ、いつまでも 支える側に立つ気持ちを持ち続けていくことができるよう、 ボランティア活動の推進、老人クラブの活性化、芦別温泉等 利用券等の交付、敬老会の実施、百歳祝品の贈呈などの生き がいづくりを推進する。 老人福祉センター等の施設を活用しての社会参加の拡大の ほか、門口除雪サービス、在宅福祉サービス、緊急通報シス テムの設置支援などにより高齢者を地域で支える体制づくり に努める。 障がい者(児)福祉の推進 障がいのある人が、障がいの種別や程度に関わらず、地域 で安心して自立した生活を確保するために必要な介護、訓練、 医療等自立支援給付をはじめ、各種福祉サービスとそれに伴 う計画相談支援事業の充実、地域生活支援事業等を推進する ほか、日常生活を支えるハイヤー料金扶助事業、通院・通所 交通費扶助事業、芦別温泉等利用券交付事業等の独自施策を 推進する。 ひとり親家庭福祉の推進 母子及び父子家庭等の生活の維持や子どもの養育支援な ど、経済的精神的負担増に対する相談体制の充実に努めると ともに、各種貸付制度及び医療助成制度の周知のほか、高等 職業訓練促進給付金制度、自立支援教育訓練給付金制度の利 活用を推進する。 児 主 要 施 策 私立幼稚園との連携の推進 童 課 概 要 就学前の乳幼児に対する教育・保育は、生涯にわたる人間 形成の基礎を培うものであり、子育て支援の観点からも極め て重要な時期であることから、公私共存の視点に立った考え のもと、教育施設・児童福祉施設として、それぞれの特性や 役割を活かせるような私立幼稚園と連携のあり方について検 討を進める。 子どもセンター保育園と上 園児数が減少してきている上芦別保育園が子どもセンター 芦別保育園の統廃合の取組 保育園と統廃合することにより、マンパワーを集約し、0~ 2歳の低年齢児保育の充実や、障がいをもつ子どもに対して のきめ細やかな支援を提供するため、平成28年度末の統廃 合を目指し、円滑に実施できるよう整備する - 22 - 児 童 課 主 要 施 策 概 要 多子世帯及び低所得者に対 保育所利用の保護者の経済的負担及び生活水準の推移等の する保育料の優遇 傾向を視野に入れ、少子化対策の一環として、多子世帯に対 する経済的負担の軽減による子育て支援を推進するため、幼 稚園、保育所等に2人以上の入園及び入所児童がいる世帯の 保育料の軽減化及び義務教育修了前の児童が3人以上いる世 帯における3人目以降の入所児童の保育料の無料化を引き続 き継続する。 また、平成27年度から新たに低所得者の負担を軽減する ため、保育料の階層区分の細分化を図る。 一時預かり事業の推進 保護者の就労形態や疾病・入院等による緊急時、保護者の 育児に伴う精神的・身体的な負担軽減などの理由による一時 的な保育に対する需要に対応するため、 「一時預かり事業」の 推進に努める。 家庭児童相談室の充実 児童相談所をはじめとする関係機関と連携を密にしなが ら、 「要保護児童対策地域協議会」を有効に機能させ、迅速で 適切な対応に努めるとともに、虐待の防止及び早期発見に努 める。 助産施設制度の円滑な取組 砂川市立病院を助産施設に指定することにより、保健上必 要があるにもかかわらず、経済的な理由から入院助産を受け ることができない妊産婦を支援する。また、周知方法につい ては、市ホームページ及び広報紙での周知の外、妊娠届出時 に助産制度のチラシを配布し、妊婦に本制度の内容説明を行 い、一層のPRに努める。 子育て支援センター事業の 育児不安を軽減し、子育て家庭の孤立化を防止するための 推進 相談業務や講座等による情報提供を図りながら、子育て支援 事業を充実し、外部と連携して地域の仲間づくりを推進する。 平成27年度からスタートした芦別市子ども・子育て支援 子ども・子育て支援事業計画 事業計画(平成27年度~平成31年度)に基づき、子育て の推進 支援の拠点施設である子どもセンターを中心として、各関係 者との連携をより強化し、子どもを産み育てるという希望を かなえ、子どもが健やかに成長できる社会の実現を目指し各 種事業を推進する。 児童デイサービス事業の推 発達の遅れや障がいをもつ子どもに対して、岩見沢児童相 進 談所をはじめとする関係機関と連携しながら、一人ひとりの ニーズを把握することにより、利用者に合わせた個別の支援 計画を設定し、子どもの成長を継続的に支援するとともに、 講演会などによる情報やきめ細やかなサービスの提供等の支 援体制の拡大に努める。 - 23 - 児 主 要 施 策 児童センター事業の運営 童 課 概 要 児童センターを利用する児童のため、遊びの充実と地域の 人々の参加により異世代交流を持てるよう努める。 また、学校・団体の依頼を受けて、ゲーム遊びや工作、エ プロンシアターなど楽しい遊びを提供するため出前保育に取 組む。 留守家庭児童会の運営の充 保護者が就労等により昼間家庭にいない小学校の児童のた 実 めに、適切な遊びや生活の場を提供し、その健全な育成を支 援している。さらに、設備・安全対策・保育内容や指導員の 役割など常に運営の向上に努める。 また、本年4月よりスタートした「子ども・子育て支援新 制度」の一環で行ったニーズ調査では、学校内での留守家庭 児童会の開設を保護者の80%以上が希望している結果を踏 まえて、各小学校内での開設に努める。 ⑶ 社会保障 重点目標:生活を支え安心を保障するまちづくり 健康推進課 主 要 施 策 国民健康保険事業の推進 概 要 少子高齢化による若年層加入の減少や経済の低迷による加 入者の所得の低下などから保険税収入が伸び悩む一方で、一 人当たりの医療費が高い状況にあるなど、国民健康保険の財 政運営は、非常に厳しい状況にあるが、各種助成制度等の保 健事業を継続実施するとともに、中低所得者に配慮した保険 税負担の公平化、資格証明書の活用などによる収納率向上対 策、適正な保険給付等に努める。 さらに第二期芦別市特定健康診査等実施計画(平成25年 度~平成29年度)に基づき、生活習慣病の予防を目的とし た特定健康診査及び特定保健指導を推進する。 介護保険課 主 要 施 策 概 要 介護資格を取得しようとす 介護サービス事業における人材不足、また、家庭における る人への行政支援の検討 介護者の負担、介護疲れが社会問題となっている現状を踏ま え、マンパワーの確保により介護負担の軽減を図るため、介 護資格を取得しようとする人に対して、行政支援を行う。 - 24 - 介護保険課 主 要 施 策 介護保険事業の運営 概 要 第 1 号被保険者の保険料収入の確保、保険給付の適正化な ど円滑な介護保険事業の運営に努めるとともに、本年度が、 第6期芦別市高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画(平成 27年度~平成29年度)の初年度にあたることから、これま での第5期計画(平成24年度~平成26年度)の課題を踏ま え、本市にふさわしい地域包括ケアシステムを構築するため に必要な取り組みとして、認知症施策の推進、在宅医療・介 護連携の推進、高齢者の住まいに係る取組への働きかけ、生 活支援サービスの充実などを段階的に取り組む方向性を明確 にし、団塊の世代が後期高齢者となる平成37年を見据えた 中長期的な視点に立った施策の展開を図っていく。 地域包括支援センターの運 高齢者が住み慣れた地域で安心してその人らしい生活を継 続するための支援体制、いわゆる「地域包括ケア」の実現に 営 向け、できる限り要支援・要介護状態にならないよう介護予 防に努めるとともに、要支援・要介護状態になっても、高齢 者のニーズや状況の変化に応じ、介護サービスをはじめとす る様々なサービスが切れ目なく提供されるよう、体制整備に 努める。 また、高齢者やその家族が抱える介護サービスや権利擁護、 高齢者虐待、消費者被害に対する不安や疑問などの様々な相 談に応じる総合相談支援事業の推進を図る。 介護サービス事業の運営 保健福祉施設「すばる」において、保健・医療・福祉との 連携を図りながら、介護を必要とする人が心身の状態の維 持・改善に努め、快適な生活を営むことができるよう、入所・ 通所による介護サービスを提供するとともに、在宅で療養す る人のために訪問看護ステーションにおける訪問看護事業を 行う。 認知症高齢者の見守り活動 認知症になっても住み慣れた地域で安心して暮らし続けら の推進 れるように、 「認知症サポーター」養成の推進をはじめ、認知 症により徘徊又は徘徊のおそれのある高齢者を、行方不明や 事故から守るため、地域の支援を得て設置した「芦別市高齢 者SOSネットワーク」や、定期的に自宅を訪問する民間事 業者などと「高齢者の見守りに関する協定」を結び、地域全 体での見守り体制をさらに強化していくとともに、介護をす る人、介護を受ける人がともに周囲から理解を得やすい環境 を作るために「介護マーク」の普及に努める。 - 25 - ⑴ 生 涯 学 習 重点目標:生涯にわたって学習と活動ができるまちづくり 生涯学習課 主 要 施 策 概 要 生涯学習推進計画に基づく 第2次芦別市生涯学習推進計画(平成22年度~平成31 各種事業の推進 年度)の基本目標である「いつでも どこでも だれでも 学 び交流できるまち」を目指して各種事業を推進する。 青少年の非行防止 関係機関や団体、学校と連携しながら、青少年の非行や問 題行動を未然に防ぐため、環境浄化活動や補導員による街頭 補導活動を実施する。 芸能鑑賞の推進 音楽・芸能鑑賞事業の誘致に努め、市民に音楽や芸能に触 れる機会を創出するとともに、市民の交流と親睦を深め、市 民の生活文化の向上と振興を図る。 星の降る里百年記念館 主 要 施 策 文化財保護事業の推進 概 要 本市指定文化財の保存に努め、新たな地域資源の掘り起こ しを推進する。 星の降る里百年記念館の振 施設の適切な維持管理のもと、入館者増を図るとともに、 興 道の駅全体の活性化に寄与する。 図 書 館 主 要 施 策 概 要 子どもの読書活動推進計画 子どもの読書活動を活発化するため、子どもに関わる団体 の策定 や市民との連携・協働を図りながら、計画を策定する。 ⑵ 学 校 教 育 重点目標:地域に根ざした学校教育を進めるまちづくり 学 主 要 施 策 幼児教育の推進 務 課 概 要 幼稚園園児に係る入園料及び保育料の保護者負担の軽減を 図るとともに、幼児教育環境の改善・整備に対して、適切な 支援、協力を行う。 また、幼稚園、保育所、小学校、家庭、地域が連携して幼 児教育を推進する体制づくりを進める。 - 26 - 学 務 課 主 要 施 策 学校教育施設整備の推進 概 要 児童生徒にとって快適で安全・安心な学習環境を整えるた め、学校との連携のもと施設設備の状態について日常的・積 極的に現状把握に努め、適時に修繕等の対応を行うことによ り良好な教育環境の維持管理を図る。 また、各学校ともに施設設備の老朽化が進んでおり、大規 模な改修や取替が必要な時期を迎えていることから、優先順 位を見極めた中で適正な年次計画に基づいた改修・改善の促 進を図る。 小中学校教育の充実 未来のまちづくりを担う子どもたちの「生きる力」をはぐ くむため、学習指導要領の趣旨を生かし、平成27年度芦別 市学校教育推進計画における学校教育の重点である「学ぶ 力」、 「豊かな心」、 「健やかな身体」の育成を図り、 「地域に開 かれた信頼される学校づくり」を推進するため、創意と工夫 に満ちた特色ある教育課程の編成と実施に努め、教育活動の 充実を図る。 また、特別支援教育学習支援員の配置を継続し、学校にお ける特別支援教育の充実に努めるとともに、 「芦別市特別支援 教育連携協議会」の組織機能を生かし、関係機関相互の連携 と協力により、要支援児童生徒の実態把握を適切に行い、相 談・支援業務を行う体制の充実を図る。 さらに、学校関係者評価を活用した学校改善を進めるとと もに、教育活動や学校運営の状況について地域に広く情報提 供し、市立学校としての説明責任を果たす。 加えて、 「芦別市小中連携協議会」の機能を高め、実践交流 を深化することによって、学びの連続性や一貫性に重点を置 いた教育活動を展開し、より一層、小中学校の連携を強化す る。 確かな学力の向上 学習意欲を高めるとともに、基礎的・基本的な知識や技能 の確実な習得と向上を図るため、 「学校改善プラン」に基づい て教育課程や指導方法の工夫改善を図り、 「わかる・できる・ 楽しい授業づくり」を推進する。 また、学習規律や学習ルールなど学びの基本を修得させる 指導の充実を図り、学校における学習活動と家庭学習を連動 させた学習サイクルの確立に努め、学習活動の習慣化を図る。 教科指導においては、児童生徒の実態に応じ、各学校にお いて主要教科への授業時数の重点配分を行う。 さらに朝学習、朝読書、各種検定試験の受検など達成目標 を意識した主体的な学習の充実を図り、放課後や長期休業日 等を活用した補充的・発展的な学習の取組を進めるとともに、 北海道教育委員会が実施する様々な事業を積極的に活用し、 学力の向上を図る。 - 27 - 学 務 課 主 要 施 策 いじめ・不登校対策の推進 概 要 いじめ問題については、 「いじめ防止対策推進法」の施行に 基づいて策定された国の「いじめ防止基本方針」及び「北海 道いじめの防止等に関する条例」や先進自治体のいじめ防止 方針等を参酌し、実効性と機能性のある「いじめ防止基本方 針」の策定と対策組織の設置について具現化を図る。 また、学校においては、 「学校いじめ防止基本方針」に基づ き、いじめの早期発見と迅速な対応に向けて、児童生徒の日 常観察や定期的なアンケートの実施、教育相談などを通して、 子どもの悩みや心の変化を捉え、適切な生徒指導に努める。 さらに、家庭や地域を情報源とした実態把握に努めるなど 学校、家庭、地域、行政など社会全体が一体となっていじめ 撲滅に取り組む。 加えて、児童会や生徒会におけるいじめ問題の活動として 「芦別市仲間づくり子ども会議」を開催し、学校間の取組の 交流の場を確保する。 不登校問題については、関係機関や家庭との連携を強める とともに、日常的な教育相談やスクールカウンセラーを活用 した相談を行い、不登校の発生を予防し、その解消に努める。 また、長期の不登校については適応指導教室を活用し、学校 復帰を支援する。 安全確保対策の推進 すべての教職員の共通認識の下、PTAや関係機関等と連 携し、各学校における危機管理体制の確認や児童・生徒の安 全確保体制の確認を行うとともに、不審者対応、交通安全、 防犯・防災に関する教育の充実を図る。 また、東日本大震災の教訓を生かし、大規模災害を想定し た防災計画の見直しに取り組む。 さらに、通学路の交通安全の確保を徹底するため、 「芦別市 通学路安全推進協議会」策定の通学路交通安全プログラムに 基づき、点検活動を進める。 環境教育の推進 総合的な学習の時間や特別活動を中心とした体験学習や体 育活動を含め、すべての教育活動を通じて、環境保全に参加 する態度や環境問題解決のための能力の育成を図る。 また、児童・生徒一人ひとりが取り組むことのできる節電 などの日常生活での省エネやリサイクルなど、環境に関わる 具体的な行動の実践を進める。 食育の推進 家庭との連携の下、家庭科、保健体育科など、すべての教 育活動を通じて、食に関する正しい知識や生涯にわたって望 ましい食習慣を身に付ける指導に努める。 また、栄養教諭を各学校に派遣して計画的に食育指導を推 進する。 - 28 - 学 主 要 施 策 高等教育の推進 務 課 概 要 星槎大学、専門学校北日本自動車大学校及び星槎国際高等 学校では、それぞれ特色を生かした教育活動が活発に行われ ているが、近年続いている少子化や教育機関の新設・多様化 に伴って入学生の確保が大きな課題となっている。このため、 諸制度を活用した入学生確保及び私立学校の安定的な運営を 支援するための施策の実現に向けて検討を進める。 また、芦別高等学校の間口の維持・確保に向けた魅力のあ る取組として、入学生の確保、保護者の負担軽減を図るため 通学費及び検定試験等受験料助成事業を継続して実施する。 さらに、外国語教育の充実を図るため英語指導助手の派遣、 進路選択の動機付けや進路希望を叶えるための学力向上対策 として学校が取り組む事業に対して補助金を交付する事業を 新たな支援策として実施する。 新たな教育委員会制度への 地方教育行政の組織及び運営に関する法律が一部改正され 対応 教育委員会制度の抜本的な改革が行われたことに対応するた め、市長が設置する「総合教育会議」における協議・調整、 本市の教育、学術及び文化の振興に関する総合的な施策の方 針を定める「大綱」の策定とそれに基づく事務の管理・執行 を通じて、市長と教育委員会が相互の連携を図りつつ、より 一層民意を反映した教育行政の推進に努める。 給食センター 主 要 施 策 安全・安心な給食の提供 概 要 児童生徒の健康保持増進や望ましい食習慣を育成するた め、地場産の米や野菜などを中心に国内産の食材を多く活用 し、美味しい学校給食を提供するとともに芦別産食材の使用 について、芦別農畜産物の地域ブランド化に取り組んでいる 小麦新品種芦別産つるきちを100パーセント使用したパン 及びラーメンを提供し、地産地消の推進を図る。 食中毒防止については、職員の知識向上及び危機管理意識 のより一層の向上と、調理施設内の徹底した衛生管理や安定 的な調理体制の充実を図ることで安全・安心な学校給食を提 供する。 食物アレルギーのある児童生徒に対しては、北海道教育委 員会作成の「学校における食物アレルギー対応の進め方」に 沿って対応を図る。 なお、現行の給食費は、平成21年度に改定を行って以来、 7年間据え置かれているが、食品価格が上昇し、栄養のバラ ンスがとれた給食提供に支障をきたしてきているため給食費 の改定について検討を進める。 - 29 - 給食センター 主 要 施 策 「食」指導の充実 概 要 「栄養教諭」による「食」の授業を通じ、学校給食を生き た教材として活用し、直接、児童生徒にバランスのとれた食 生活などについて指導することにより、望ましい食習慣を身 に付けるなど食に関する知識や地域の産物の生産・流通に関 わる人々を理解し、食への感謝の心を育むことにより、児童 生徒の心身の健全な育成を推進する。 ⑶ ス ポ ー ツ 重点目標:気軽にスポーツに楽しめるまちづくり 体育振興課 主 要 施 策 社会体育施設の見直し 概 要 芦別市行財政改革推進計画の一つの項目として施設のあり 方の見直しを取り進めており、利用実績の低い社会体育施設 の統廃合、集約に向け関係団体と調整を図る。 体育振興課 主 要 施 策 スポーツの振興 スポーツ合宿の推進 概 要 各種競技スポーツや健康維持・増進のための生涯スポーツ の振興を図るため、なまこ山総合運動公園各競技施設や各社 会体育施設において多くの市民やスポーツ団体の利用促進を 図る。 また、子どもたちの体力向上を図るため、スポーツ少年団 活動を支援するほか、元プロ選手等のトップアスリートを講 師に招き小学生から高校生までを対象としたスポーツ教室を 開催し技術の向上を図るほか、幅広い年代の方が気軽に楽し むことができる各種スポーツ教室の拡充と事業の実施に努め 市民のスポーツ振興を図る。 今年度も住民参加型スポーツイベント「チャレンジデー」 に継続して参加し、より多くの市民の運動する機会を作り健 康づくり意識の啓発やスポーツ愛好者の拡充を図る。 交流人口による地域経済の活性化とスポーツ振興の促進を 目的とする合宿の里事業は、充実した合宿環境の提供により、 毎年、道内外から多くの合宿を受け入れ、成果を上げている。 懸案とされている合宿宿泊施設不足については、宿泊施設 の新設や改修した場合の財政負担、大規模合宿の利用実態、 既存施設の更新、民間宿泊施設への影響等を考慮し、慎重に 検討していくこととし、当面は芦別市宿泊交流センター及び 市内ホテル、旅館等の既存施設を活用し、大規模合宿を含め た合宿団体の受け入れに努める。 また、今年度もJT男女バレーボールチーム、エスポラー ダ北海道が芦別合宿を予定していることから、受け入れ環境 の充実に努めるとともに、元プロ野球選手を講師に招きベー スボールサマーキャンプを継続開催する。 さらに、2020年東京オリンピック・パラリンピックや 全日本男女バレーボールチームの芦別合宿に向けての誘致活 動の強化を図る。 - 30 - 体育振興課 主 要 施 策 概 要 スポーツセカンドキャリア 昨年度から取り組んでいる元トップアスリート選手による の活用 「地域おこし協力隊」について、今年度も公募により採用し、 その人脈を活用し、合宿・大会の誘致に努めるとともに市民 スポーツ教室への講師派遣など、本市のスポーツ振興におけ る拡充と底上げを図る。 ⑷ 国 際 交 流 重点目標:多彩な国際交流を進めるまちづくり 企画政策課 主 要 施 策 国際交流事業の推進 概 要 姉妹都市カナダ・シャーロットタウン市をはじめとする、 様々な国や地域との幅広い交流を進めるとともに、市民が国 際交流をより身近に感じる事業を展開するため、芦別市国際 交流協会など関係団体と連携しながら、国際社会への対応に 向けた取組を推進する。 - 31 -
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