経営管理総論 - 高崎経済大学

科目名
経営管理総論
Business Administration
Title
科目区分 3群 経営行動とマネジメント
担当教員
教授
担当教員との連絡方法
藤本 哲(フジモト テツ)
E-Mail
配当年次
1~4
単位区分
選択
単位数
2
開講時期
前期
目的
企業に勤めていなくても、人は何らかの組織に属している。その運営に携わっているという人は多いであろう。
経営管理論では、組織の運営をより良くするにはどのようにすればいいのかを考えるための様々な理論を学ぶ。
達成目標
(1)履修生各自が、所属する組織の運営をより良いものとするにはどうすればよいかを考えるための手掛かり
を学び取る。(2)自律的学習のやり方を身につける。(3)授業中の質問時間に質問することで,皆のために
貢献する。(4)友人ではない人に話しかけるきっかけを自ら作る。
スケジュール
第 1回 経営管理論概観
第 2回 作業能率・生産効率を上げる
第 3回 組織の人間臭い面を考慮に入れる
第 4回 なるべく合理的な意思決定をする
第 5回 組織参加者から貢献を引き出す
第 6回 分業のやり方を考える
第 7回 規則や手引き書を作ることとその運用
第 8回 評価と報酬の与え方
第 9回 企業風土や企業文化
第10回 環境と構造・戦略と構造
第11回 統率力とは
第12回 成員のやる気を高める
第13回 人材育成と組織能力構築
第14回 組織の革新と組織学習
第15回 資源の管理
教科書・参考文献
教科書
塩次・高橋・小林『経営管理[新版]』有斐閣アルマ
参考書
ロビンス『組織行動のマネジメント』ダイヤモンド社。金井『経営組織』日経文庫。沼上『組織戦略
の考え方』ちくま新書。沼上『組織デザイン』日経文庫。
授業外での学習
教科書を入手したら目次を熟読する。授業の各回が,教科書ではどのあたりに該当するか予想し,目次にメモし
ておく。予習では,次回の授業範囲に関連する項目について,指定した教科書・参考書をよく読むこと。授業後
はノートや配布資料,教科書に目を通し,自分のこれまでの経験に関連するものがないか振り返りメモする。
評価方法
期末試験10割。過去の成績分布データがパソコン教室の配布フォルダの中に入れてあるので参考にされたい。
履修上の注意
予備知識不要。教科書に載っていることは配布資料に盛り込まれないので教科書は欠かせない。教室変更は掲示
板にて突然に告知するので,余裕を持って登校すること。教室へは前の入り口から入ること。入室時には出席登
録のカードリーダーに学生証をかざすこと(出席数の管理は自分で行う)。欠席した場合は各自で補うこと。配
布資料の残部は研究室前で配布(無くなり次第終了)。
経営3-1
科目名
経営組織概論
Organization Theory Ⅰ
Title
科目区分 3群 経営行動とマネジメント
担当教員
教授
担当教員との連絡方法
藤本 哲(フジモト テツ)
E-Mail
配当年次
2~4
単位区分
選択
単位数
2
開講時期
後期
目的
経営組織論は,組織目的を効率よく達成するための仕組みづくりや,環境の変化に応じて組織を変革するための
仕組みづくりをするためには,どうすればいいのかを考えるための材料を提供する。経営組織論を学ぶことで,
組織を望ましいものとするためには我々一人ひとりがどのように行動すればいいのか指針を得ることが出来るで
あろう。
達成目標
(1)経営組織論の基礎概念や基本理論を習得し、履修生各自が、所属する組織の運営をより良いものとするに
はどうすればよいかを考えるための手掛かりを学び取る。(2)自律的学習のやり方を身につける。(3)授業
中の質問時間に質問することで,皆のために貢献する。(4)友人ではない人に話しかけるきっかけを自ら作れ
る。
スケジュール
第 1回 分業と専門化(教科書3章3節他,『組織デザイン』2章他)
第 2回 官僚制と規模(教科書7章)
第 3回 組織構造の公式化と組織の知識(教科書7章)
第 4回 組織構造の複雑性と専門職(教科書7章)
第 5回 組織構造の集権化(教科書7章)
第 6回 組織の成長と衰退(教科書8章1節)
第 7回 物理的環境とコミュミケーション構造(教科書9章)
第 8回 組織と技術(教科書8章3・4節)
第 9回 組織と環境の不確実性(教科書4章1・2・4節)
第10回 組織文化(教科書9章)
第11回 組織学習と組織変革(教科書14・15章)
第12回 組織均衡(教科書3章1節、11章1節)
第13回 組織の取引費用観(教科書4章3節)
第14回 資源依存と組織間関係(教科書5章1節)
第15回 組織の制度論(http://www.gbrc.jp/journal/amr/free/dlranklog.cgi?dl=AMR6-9-3.pdf)
教科書・参考文献
教科書
桑田耕太郎、田尾雅夫『組織論』(補訂版)有斐閣アルマ
参考書
沼上幹『組織デザイン』日経文庫。ロビンス『組織行動のマネジメント』ダイヤモンド社。佐藤郁哉
、山田真茂留『制度と文化』日本経済新聞出版社。
授業外での学習
教科書を入手したら目次を熟読する。予習では,次回の授業範囲に関連する項目について,指定した教科書・参
考書をよく読むこと。授業後はノートや配布資料,教科書に目を通し,自分のこれまでの経験に関連するものが
ないか振り返りメモする。
評価方法
期末試験10割。過去の成績分布データがパソコン教室の配布フォルダの中に入れてあるので参考にされたい。
履修上の注意
予備知識不要。教科書に載っていることは配布資料に盛り込まれないので教科書は欠かせない。教室変更は掲示
板にて突然に告知するので,余裕を持って登校すること。教室へは前の入り口から入ること。入室時には出席登
録のカードリーダーに学生証をかざすこと。欠席した場合は各自で補うこと。配布資料の残部は研究室前で配布
(無くなり次第終了)。
経営3-2
科目名
経営組織各論
Organization Theory Ⅱ
Title
科目区分 3群 経営行動とマネジメント
担当教員
教授
担当教員との連絡方法
藤本 哲(フジモト テツ)
E-Mail
配当年次
3・4
単位区分
選択
単位数
2
開講時期
前期
目的
経営組織論の主要な一分野である組織行動論(ミクロ組織論)は、働く場での成員に関わるあらゆる事柄を研究
領域とする。各自が小レポートを事前に作成し、それに基づいた議論が授業の中心である。学生の発言を求める
機会を頻繁に設ける。授業に臨む前にしっかりとした準備をし,授業では教室に集う参加者の意見表明があり,
参加者同士の相互作用のある場としたい。組織行動論で取り上げられる項目は,身近な経験に引き寄せて考えら
れるものが多い。授業の中で出てくる参加者の発言は,それぞれに個人的なものなので,その場の外には漏らさ
ないことが,十全な議論のためには求められる。
達成目標
(1)組織行動論の基礎概念や基本理論を習得する。(2)それを現実の場面に適用して考える。(3)就職活
動に備え、各自のこれまでの活動を振り返る。(4)時間管理のやり方と習慣を身に付ける。(5)自ら積極的
に発言する態度と習慣を身に付ける。(6)他者の意見を尊重し,自尊心を持ち,違いを感じ楽しむ。(7)守
秘義務を守る価値観を内面化し,態度を身に付け,行動として守る。(8)達成感を味わう。
スケジュール
第 1回 組織行動論概観(教科書序章)及び小レポート課題の作成方法、評価方法の詳細
第 2回 組織均衡と成員(教科書1章)
第 3回 動機付けの内容論(教科書2章)
第 4回 動機付けの過程論(教科書3章)
第 5回 内発的動機付け(教科書4章)
第 6回 経済的報酬の影響力(教科書5章)
第 7回 組織コミットメント(教科書6章)
第 8回 組織とストレス(教科書7章)
第 9回 組織と公正(教科書8章)
第10回 組織コミュニケーション(教科書9章)
第11回 リーダーシップ(教科書10章)
第12回 組織と学習(教科書11章)
第13回 専門職・専門性(教科書12章)
第14回 組織と女性(教科書13章)
第15回 自律的キャリア開発と支援システム(教科書14章)
教科書・参考文献
教科書
二村敏子(編)『現代ミクロ組織論』有斐閣ブックス
参考書
ゲイリー・レイサム著、金井壽宏監訳、依田卓巳訳『ワーク・モティベーション』NTT出版
授業外での学習
これまでの受講生によると、毎回の予習と小レポート作成には2~4時間程度を要するようである。そのため就
職活動中の学生は出席の確保と小レポート作成の時間確保に留意されたし。課題は各自の経験を元に書く易しい
(でも分量は多い)ものが多い。『Intro』に経験者の感想が載っているので参考にされたい。
評価方法
小レポート(第2講以降毎回、計14本)が7割。小レポートの提出締め切りは該当の授業時(事前提出可・研究
室へ)。授業中の発言が3割。期末試験無し。小レポート提出数が10本未満の場合は失格。
履修上の注意
原則として事後に提出された小レポートは評価の対象に入らない。但し以下の事由による場合は、該当期間中に
締切が来る小レポートの締切をそれぞれ延長する。教育実習は実習終了日から14日。忌引は翌週の授業時(教務
への忌引届を要する)。指定感染症による出席停止は解除日から7日。
経営3-3
科目名
産業社会学
Industrial Sociology
Title
科目区分 3群 経営行動とマネジメント
担当教員
担当教員との連絡方法
非常勤講師 向 由子(ムカイ ユウコ)
E-Mail
配当年次
1~4
単位区分
選択
単位数
2
開講時期
前期
目的
不況が長引く状況のなかで、雇用や労働においても多くの問題が現出しています。直近の就職を控える学生さん
にとっては、関心および不安を抱かざるをえない状況です。この講義では、日本の産業、雇用、労働についての
基本的なことを把握することから始めたいと思います。そして、現在の産業、雇用等の課題についても説明して
いくことにします。
達成目標
日本の産業、および組織についての基礎的な事柄を学習し「何となく」といった漠然とした知識や情報から、一
歩以上前進することが目標です。当たり前と思っている基礎的なことからはじめて、自分とそれらを直接結びつ
けて考えるようになることを望みます。
スケジュール
第 1回 社会学と産業社会学
第 2回 組織とは何か
第 3回 ホーソーン工場の実験 その1 モラールを中心として
第 4回 ホーソーン工場の実験 その2 インフォーマル・グループを中心として
第 5回 その後の研究の概要
第 6回 日本の産業と世界の産業
第 7回 日本的雇用慣行 その1
第 8回 日本的雇用慣行 その2
第 9回 失業と労働組合
第10回 若者の離職 その現状
第11回 若者の離職 その背景
第12回 女性の職業 その1
第13回 女性の職業 その2
第14回 女性の職業と男性の職業
第15回 まとめ
教科書・参考文献
教科書
特に指定しません
参考書
「新しい産業社会学-仕事をとおしてみる日本と世界」改訂版、犬塚先編、有斐閣アルマ、2005
年
授業外での学習
参考書などから授業計画に関連した事項について予習しておく。また、産業・雇用・労働について、日常的に情
報収集に努める。
評価方法
期末におこなう筆記試験によって評価します。
履修上の注意
受講する学生の皆さんは、出席するなら教室内でお喋りをしないことが前提です。また、講義中の教室の出入り
が自由ではないことも留意ください。
経営3-4
科目名
産業・組織心理学
Industrial and Organizational Psychology
Title
科目区分 3群 経営行動とマネジメント
担当教員
教授
担当教員との連絡方法
久宗 周二(ヒサムネ シュウジ)
E-Mail
配当年次
1~4
単位区分
選択
単位数
2
開講時期
前期
目的
現代の日本社会は産業・組織のグローバル化、IT技術の急速な発展、少子高齢化社会へ向けて急激に変化続け
ている。
それらは、会社などの既存のあらゆる組織に影響を及ぼしている。
現代社会の様々な様相を、産業・組織心理学の視点で考えていく。
達成目標
現代社会の様々な様相を、産業・組織心理学の視点でとらえ、分析して、まとめていく力をつける。
スケジュール
1 ガイダンス ・ 歴史的背景 Ⅰ (ヨーロッパ)
2 歴史的背景 Ⅱ (アメリカ)
3 歴史的背景 Ⅲ(日本)
4 動作研究
5 対人行動
6 集団行動 Ⅰ
7 集団行動 Ⅱ
8 群衆
9 パーソナルスペース
10 消費者心理 Ⅰ
11 消費者心理 Ⅱ
12 消費者心理 Ⅲ
13 産業・組織心理学の応用 Ⅰ
14 産業・組織心理学の応用 Ⅱ
15 総括
教科書・参考文献
教科書
必要に応じて資料を配布する。
参考書
岸田孝弥 監修 久宗周二、水野基樹 編 「実践 産業・組織心理学」 創成社
正田亘 著 「産業心理学」 恒星社厚生閣
授業外での学習
講義に関連する文献などを読み、授業の準備をしておくこと。
評価方法
テスト30 %、レポート課題 40 %、平常点(出席、小レポート、受講態度) 30 %
履修上の注意
最近の出来事や話題、日常生活を例にして、授業を進めていき、質問を随時受け付けます。身近なテーマに対
してはディスカッションをしたいと考えています。
経営3-5
科目名
人間関係論
Human Relations
Title
科目区分 3群 経営行動とマネジメント
担当教員
教授
担当教員との連絡方法
久宗 周二(ヒサムネ シュウジ)
E-Mail
配当年次
1~4
単位区分
選択
単位数
2
開講時期
後期
目的
産業における作業意欲は一般に産業モラールと呼び、組織における人間の行動を考える上での手掛かりとなっ
ている。組織を運営していくために必要なモチベーション、リーダーシップを理解するとともに、人間関係に大
きな影響を与える人間の行動特性について考える。
達成目標
会社などの組織へのモチベーションやリーダシップ、仕事へ関心・人間関係への影響などを理解する。人間の
行動分析の手法を応用できるようにする。
スケジュール
1. ガイダンス ホーソンの実験 (その1)
2. ホーソンの実験 (その2)
3. ホーソンの実権 (その3)
4. マズローの五段階欲求説、 ハーズバーグの衛生理論
5. アダムスの公平理論・アージリスの成長理論
6. モチベーションの諸理論
7. リーダーシップに関する諸説 (その1)
8. リーダーシップに関する諸説 (その2)
9. リーダーシップに関する諸説 (その3)
10. 人間の行動特性 (その1)
11. 人間の行動特性 (その2)
12. 人間の行動特性 (その3)
13. 人間の行動特性 (その4)
14. 人間の行動特性 (その5)
15. 総括
教科書・参考文献
教科書
「街角の行動観察[増補版]」 久宗周二 著 創成社刊
参考書
「産業心理学」正田亘 著 恒星社厚生閣
授業外での学習
講義に関連する文献などを読み、授業の準備をしておくこと。
評価方法
テスト20%、レポート課題 40%、平常点(出席、小レポート、受講態度等)40%
履修上の注意
最近の出来事や話題、日常生活を例にして、授業を進めていき、質問を随時受け付けます。
身近なテーマに対してはディスカッションをしたいと考えています。
経営3-6
科目名
労働安全衛生
Occupational Safety & Health
Title
科目区分 3群 経営行動とマネジメント
担当教員
教授
担当教員との連絡方法
久宗 周二(ヒサムネ シュウジ)
E-Mail
配当年次
3・4
単位区分
選択
単位数
2
開講時期
前期
目的
現代の日本社会は、IT技術の発展、オートメーション化により、労働者の安全は守られているかに感じる。
その一方で、急速なグローバル化、産業構造の変化により、様々なストレスにさらされ、安全衛生が脅かされ
る局面にもなりつつある。労働安全衛生の基礎を学び、社会で活用をしていく。
達成目標
歴史的背景より先人たちの安全衛生を顧みて、人間の特性を踏まえながら、現代に対応した労働安全衛生に
ついて考える能力を身につける。
スケジュール
1 安全衛生のイントロダクション
2 歴史的背景 Ⅰ (18~19世紀)
3 歴史的背景 Ⅱ (20世紀前半)
4 歴史的背景 Ⅲ (20世紀後半)
5 労働安全衛生法 Ⅰ
6 労働安全衛生法 Ⅱ
7 労働安全衛生法 Ⅲ
8 労働安全衛生法 Ⅳ
9 人間の行動特性 Ⅰ 10 人間の行動特性 Ⅱ
11 労働災害事故の分析 Ⅰ
12 労働災害事故の分析 Ⅱ 13 労働安全衛生マネジメントシステム Ⅰ
14 労働安全衛生マネジメントシステム Ⅱ
15 労働安全衛生マネジメントシステム Ⅲ
教科書・参考文献
教科書
必要に応じて資料を配布します。
参考書
久宗周二 著 「実践 参加型自主改善活動」 創成社
授業外での学習
講義に関連する文献などを読み、授業の準備をしておくこと。
評価方法
レポート課題 50 %、平常点(出席、小レポート、受講態度) 50 %
履修上の注意
レポートを3回課し、目標に達せられない場合は単位の修得はできません。
最近の出来事や話題、日常生活を例にして、授業を進めていき、質問を随時受け付けます。身近なテーマに対
してはディスカッションをしたいと考えています。授業への出席と積極的な参加を望みます。
経営3-7
科目名
生産管理Ⅰ
Production Management Ⅰ
Title
科目区分 3群 経営行動とマネジメント
担当教員
講師
担当教員との連絡方法
向井 悠一朗(ムカイ ユウイチロ
ウ)
E-Mail
配当年次
3・4
単位区分
選択
単位数
2
開講時期
前期
目的
「ものづくり」企業の活動に関する基本的な考え方や方法について学ぶ。本講義では、生産システムとそのアウ
トプット側のパフォーマンス(品質・コスト・納期・フレキシビリティなど)の管理、改善に焦点を当てる。
達成目標
生産システムそのものの管理、改善を学ぶことを通じて、「ものづくり」の考え方や方法を理解する。
企業が競争力を向上させるにあたり必要な「良い設計・良い流れ」のうち、主に「良い流れ」の部分について体
系的に理解する。
生産システムへのインプット(労働力・資本設備・原材料・製品設計)の管理については、後期の経営工学で扱
スケジュール
第 1回 導入・製造業とは
第 2回 開発と生産のプロセス分析
第 3回 製品と工程の分析
第 4回 製品と生産システムの歴史(1)製品・工程ライフサイクル
第 5回 製品と生産システムの歴史(2)アメリカ的製造システムの発展と限界
第 6回 競争力の諸要素(品質・納期・コスト)
第 7回 中間テスト
第 8回 製造コストと生産性(1)原価管理と生産性測定
第 9回 製造コストと生産性(2)総要素生産性と学習効果
第10回 改善活動とインダストリアルエンジニアリング
第11回 納期と工程管理
第12回 納期改善と在庫システム
第13回 品質管理(1)品質の概念
第14回 品質管理(2)品質の管理・改善
第15回 フレキシビリティ
教科書・参考文献
教科書
藤本隆宏(2001)『生産マネジメント入門Ⅰ(生産システム編)』日本経済新聞社
参考書
藤本隆宏(2004)『日本のものづくり哲学』日本経済新聞社
授業外での学習
適宜復習して、テストに対応してください。
評価方法
期末試験70%、中間テスト30%
履修上の注意
中間テストの回などで進捗を調整します。
後期の経営工学は、本講義の続きになります。
経営3-8
科目名
人的資源管理
Human Resource Management
Title
科目区分 3群 経営行動とマネジメント
准教授
担当教員
担当教員との連絡方法
永田 瞬(ナガタ シュン)
E-Mail
配当年次
3・4
単位区分
選択
単位数
2
開講時期
後期
目的
労働者の働き方は、企業による労務管理の在り方と密接に結びついている。また労働時間規制、派遣労働者の
保護など労働法制によっても規定される。これらのことを総合的に考えるのが人的資源管理である。この講義で
は、日本経済のグローバル化の下での人的資源管理、労働者管理システムの変容を理論的かつ実証的に検討する
。具体的には、グローバル化の現状を確認した上で、非正規労働者の雇用管理、外国人労働者の諸問題、労働時
間規制の在り方について考察を加える。非正規労働者については、主としてEUの派遣労働規制の到達点を紹介し
ながら、日本への示唆を考える。
達成目標
・雇用ポートフォリオとは何か、説明できる。
・間接雇用と直接雇用の違いを、理解できる。
・外国人労働者固有の労働問題について、説明できる。
スケジュール
第1回 イントロダクション
第2回 日本企業のグローバル化の現段階(1)――マクロ経済統計と自動車産業
第3回 日本企業のグローバル化の現段階(2)――繊維と電機産業
第4回 日本型企業社会の転換――雇用ポートフォリオ戦略と貧困の蓄積
第5回 サービス産業における労働力不足の要因
第6回 派遣労働者の賃金はなぜ相対的に高いのか?――雇用の不安定性の問題
第7回 私たちは派遣労働をどのように「規制」していくのか?
第8回 中間課題(前半までの学習到達度の確認)
第9回 日本の外国人労働者問題の概観
第10回 外国人研修生・技能実習生の構造
第11回 日系人の就労構造と外国人労働者の定住化
第12回 簡単なまとめ
第13回 日本の長時間労働の実態
第14回 労働時間規制の国際比較
第15回 最終課題(全体の学習到達度の確認)
教科書・参考文献
教科書
参考書
黒田兼一ほか『人間らしい「働き方」「働かせ方」』ミネルヴァ書房、2009年。生協で購入すること
。
田端博邦『グローバリゼーションと労働世界の変容』旬報社、筒井晴彦『働くルールの国際比較』学
習の友社、西谷敏『ゆとり社会の条件』労働旬報社。
授業外での学習
・日常的には予習・復習に2~3時間程度は必要。中間課題、最終課題の準備のためには別途時間を費やすことに
なる。
評価方法
・平常点15%、中間課題40%、最終課題45%。合計60点以上で単位習得。ただし、出席2/3未満は評価対象外。
・出席確認もかねて、毎回リアクションペーパーを配布するので、授業への質問や考えたことをコメントするこ
と。
履修上の注意
・講義では、新聞記事や映像資料を随時活用します。
・担当教員の専門は経営労務論・社会政策論です。経営学史や経営労務論とあわせて受講することで理解が深ま
ることでしょう。
経営3-10
科目名
経営労務論
Theory of labor management
Title
科目区分 3群 経営行動とマネジメント
准教授
担当教員
担当教員との連絡方法
永田 瞬(ナガタ シュン)
E-Mail
配当年次
2~4
単位区分
選択
単位数
2
開講時期
前期
目的
1990年代半ば以降、日本の大企業は事業展開の本格的グローバル化を推し進め、その結果、国内産業・雇用の
縮小や地域経済の疲弊という深刻な問題を引き起こしている。日本型雇用の象徴であった正規雇用を少数精鋭型
に限定するとともに、大量の非正規雇用を活用する方式へと人事労務管理全体が変貌している。国内完結型から
グローバル化へと産業構造が転換する中で、日本型雇用はどのような方向に進むのか。本講義では、日本型雇用
をテーマに日本の雇用・労働をめぐる<これまで>と<これから>を考察する。
達成目標
・年功賃金や長期安定雇用が成立した社会的背景を説明できる。
・職能資格制度や人事査定の日本的特徴を理解できる。
・女性の就労や非正規雇用の働き方の特徴と問題点を理解できる。
スケジュール
第1回 イントロダクション
第2回 就職活動の早期化と日本型雇用
第3回 ブラック企業問題――その連続性と断絶性
第4回 労働者の権利と労働組合――労働時間規制を事例に考える
第5回 低下する日本の賃金――グローバル競争で賃上げは不可能なのか?
第6回 賃金形態の分類――熊沢誠氏の議論を手がかりに
第7回 日本型企業社会と年功賃金――欧州型福祉国家の比較を念頭に
第8回 中間課題(前半までの学習到達度の確認)
第9回 職能資格制度と人事査定――能力主義の働かせ方
第10回 解雇規制と労働組合――長期安定雇用成立の背景
第11回 雇用調整システムの転換と限定正社員
第12回 中間課題の講評(予定)
第13回 性別役割分業と日本型雇用
第14回 子育て支援と保育制度改革――待機児童対策は有効か?
第15回 最終課題(全体の学習到達度の確認)
※変更される可能性があります。授業ガイダンスに必ず参加してください。
教科書・参考文献
教科書
労務理論学会編『経営労務辞典』晃洋書房、2011年。生協で購入すること。
参考書
佐藤博樹他『新しい人事労務管理』有斐閣、仁田道夫『日本的雇用システム』ナカニシヤ出版、鈴木
良始『日本的生産システムと企業社会』北海道大学出版会
授業外での学習
・日常的には予習・復習に2~3時間程度は必要。中間課題、最終課題の準備のためには別途時間を費やすことに
なる。
評価方法
・平常点15%、中間課題40%、最終課題45%。合計60点以上で単位習得。ただし、出席2/3未満は評価対象外。
・出席確認もかねて、毎回リアクションペーパーを配布するので、授業への質問や考えたことをコメントするこ
と。
履修上の注意
・講義では、新聞記事や映像資料を随時活用します。
・担当教員の専門は経営労務論・社会政策論です。経営学史や人的資源管理とあわせて受講することで理解が深
まることでしょう。
経営3-10