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子ども学科専門科目カリキュラムマップ(平成27年度入学生1年次科目)
ディプロマ・ポリシーに示す学科到達目標(教育課程別学修成果)
観点
学科到達目標(教育課程別学修成果)
1.関心・意欲・態度
①保育や幼児教育に対する関心、および保育実践、教育実践に対する意欲が高く、保育や教育の思想や理念が芽生えている。
2.知識・理解
②保育や幼児教育の基礎理論、および関連分野の基礎知識が身についている。
3.技能・表現
③保育や幼児教育の基礎的技能・技術が身についており、保育・教育の場で実践が可能である。
4.思考・判断
④学んだ知識や技能・技術を、保育・教育実習などを通して総合的、実践的に活用し、様々な課題に挑戦することができる。
学科到達目標(教育課程別学修成果)の項目番号
授業科目
授業概要
科目の到達目標(学修成果)
教育の目的・目標について基礎的な理解が出来ている。
教育原理
社会福祉
1.福祉サービス(保育を含む)の原理を理解する。
児童福祉・保育の学びの基盤のひとつで
2.保育士に必要な社会福祉サービスの体系・内容の概
ある「社会福祉」について理
要を理解する。
解を深めることを目的としています。
3.福祉サービス利用者(子ども)の権利の理解と福祉専
門職の「価値」と「倫理」を修得する。
保育の目的・方法、支援等につい、て理論及
び実践から学ぶ。
現代の保育をめぐる課題について学ぶ。
保育jの心理学Ⅱ
子どもの保健Ⅰ‐B
子どもの保健I-A
子どもの心身の健康増進を図る保健活動の意義を理解
する
子ども一人ひとりの心身の状態や発達の
各期における小児の成長発達及び健康評価の方法につ
過程を踏まえて行う保健的対応について
いて理解する
考える
精神保健とその課題や、発育発達を支える保育のあり方
について理解する
子どもの保健Ⅱ
子どもの成長発達を促す健康支援や安 1.子どもの健康や安全を守るための方法がわかる
全を守るための方法、保健活動を考え
る。また、子どもの健康問題や異常症状、 2.異常症状・緊急時の対処方法について説明ができる
緊急時の適切な対応方法の実際につい
て学ぶ。
子どもの食と栄養Ⅰ
1.子どもの健全な心身の発育と適正な食習慣づくりの重
栄養・食品・調理の基本的な知識を学び、 要性を理解する。
各成長期の食と栄養の特徴を理解する。
2.子どもを取り巻く食環境と食生活の課題を把握する。
また食育の基本とその内容について演習
を通して学ぶ。
3.食育の必要性と保育の場でのあり方を理解する
子どもの食と栄養Ⅱ
子どもの食と栄養Ⅰの学習内容を調理実
習や食育計画演習によって実践する。各
成長期における子どもの適正な食事や対
応を学び、保育者としてできる食を通した
子育ち 子育て支援を考える
保育内容総論
保育内容の基本構造について各領域と
全体的関連について理解を深め、とりわ
け「遊びを通して」ということの原理的意
味を具体的実践資料に基づいて論ずる。
保育内容-健康
子どもの健康をめぐる問題を踏まえ、特
に、「食習慣の形成」「見通しを持って行
動する力の育成」「基本的な生活習慣の
習得」「体を十分に動かして遊ぶよろこ
び」の視点を考える。また、実際の子ども
の健康に関する事例やデータから「子ど
もの心身の健康とは」に着目し、保育者
が担う役割とかかわり方を学ぶ。
1.子どもの栄養や食生活を理解し、保育者としての食支援
の役割や意義を知る。
2.子どもの望ましい食生活やその支援について保育の場
で実践する力を高める。
1.保育の営みの内容はどのようなものがあるか、実際
の保育実践を資料として理解を深める。
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機能別の発達の基礎的理解ができる。
保育実戦における子どもの発達の姿や遊
びについて、時間をかけて考えをまとめて 子どもの発達の順序性が理解できる。
いく。
自分自身の「発達の地図」を描くことができる。
子どもの罹りやすい心身の疾病に関する 1.子どもの疾病とその予防方法および適切な対応がわ
特徴や適切な対応について理解する。保 かる
育現場における環境整備や衛生管理、安
2.保育現場における危機管理について理解する。
全対策などの危機管理について学ぶ。ま
た子どもを取り巻く現状や今後の課題を
3.子どもを取り巻く状況や課題がわかる
学ぶ
◎
◎
保育者の専門性とは何かについて理解している
子どもの心身の発達について,主に身
体・運動,知覚・認知,言語,社会性,相
保育実践にかかわる心理学の知識を身につけている。
互作用とアタッチメント,対人関係の成り
立ちと道徳性という7つの観点から学ぶ。 子どもの発達と保育との関連性を理解し,実践に活用で
きる。
④
◎
◎
保育の社会的状況を把握する
子どもの心身の発達を理解している。
保育jの心理学Ⅰ
◎
教育の目的、方法などについての基礎的
現代の幼児教育をめぐる諸課題について理解している。
理解を深めるために、制度・歴史・思想・
実践など横断的に学ぶ。
現代保育者の専門性とは何かについて理解している
保育の目的・方法について基礎的理解ができる
保育原理
凡例 ◎ DP達成のために特に重要な目標
○ DP達成のために重要な目標
△ DP達成のために望ましい目標
①
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③
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1.乳幼児が心身ともに健康に成長・発達できるような保
育者の対応方法・環境構成について理解する。
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2.生活習慣の確立や食育、家庭との連携・協力について
理解する。
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3.子どもの健やかな成長発達を促し、自ら健康で安全な
生活をつくり出す力を養うために必要な保育内容を示せ
る。
1.幼稚園教育要領及び保育所保育指針における「人間
園生活における乳幼児の人間関係に関 関係」のねらい・内容を理解する。
する知識を学び、保育内容領域の「人間
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保育内容-人間関係
保育内容-環境
保育内容-言葉
保育内容 表現
関係」の狙い・内容について理解する。と
ともに、具体的な保育実践事例を通して、
子供の人とのかかわりについて学び、そ
の力を育むための保育者の実践的な援
助の在り方について理解を深める。
2.乳幼児の様々な「人間関係」の育ちや芽生えについて
発達的観点から総合的に理解する。
3.乳幼児の「人間関係」に関する保育実践事例を通し
て、保育者としての具体的・実践的な援助方法について
考察する。
幼児の生活と発達における環境のあり方 1.子どもの発達において環境のもつ意味と、保育内容とし
の問題を探る。現代社会における子ども て内外の環境をどのように設定していくかを理解する
の生活と発達の環境の実情をふまえ、子
どもの生活体験、遊び体験の変容と問題
を検討する。保育実践として環境と遊び
の問題をどのように取り組んでいけばよ
いか 実践と子どもの事実に即して検討
幼児期の言葉について、発達段階や獲 1.言葉の獲得過程を理解する
得方法などを学ぶ。言語獲得のために、
保育者が言葉を指導したり、援助を適切 2.子どもの発達段階に応じた適切な言語環境が整えられ
に行う必要があるので、言語獲得の生理 るようになる
的・社会的条件、家庭的環境について学
3.児童文化財の使用を通した言葉表現の実践を知る
ぶ。
1.保育内容表現の理解と実践力の基礎を学ぶ。
表現における事例の考察や、実技の表現
体験を交え、乳幼児の表現の意味に気づ 2.子どもの表現に込められた気持ちに応える感性を磨く
き、心に寄り添う援助指導を考える。
3.実技体験に取り組み、遊びの楽しさを味わう。
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1.楽典を理解する
幼児音楽Ⅰ
幼児音楽Ⅱ
幼児造形Ⅰ
保育実践における音楽表現技術の基礎
Ⅰを習得するための授業。楽典、ソル
フェージュによる読譜・記譜・聴取の方
法、子どもの歌の歌唱法の基礎、ピアノ
演奏や子どもの歌弾き歌いの基礎を学
ぶ。
保育実践における音楽表現技術の基礎
Ⅱを習得するための授業。保育実践との
関連から楽典、ソルフェージュによる読
譜・記譜・聴取の方法、子どもの歌の歌唱
法、ピアノ演奏や子どもの歌弾き歌いの
技術を習得する。
2.読譜・記譜・聴取の基礎を習得する
3.ピアノ演奏技術の基礎を習得する
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4.子どもの歌の歌唱法、弾き歌い技術の基礎を習得す
る。
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保育実践との関連から、楽典を理解する。
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保育実践との関連から、読譜・記譜・聴取の技能を習得す
る。
保育実践との関連から、ピアノ演奏の技術を習得する。
保育実践との関連から、子どもの歌の歌唱法、弾き歌い
技術を習得する。
1.造形活動の楽しさや喜びを体験すると同時に自分らしさ
保育者として必要な造形活動の方法と表 の表現方法を見つけ出す。
現力、想像力、感性を獲得し、表現するこ
とについての理解と実践力を身につける 2.造形活動の実践力を身につける。
ことを目的とし、実践的活動を中心とした
造形遊びについて学ぶ。
3.子どもの造形活動を共有・共感できる保育者を目指す。
幼児造形Ⅱ
1.幼児造形Ⅰで習得した知識や技能を活かし、保育現場
幼児造形Ⅰで獲得して造形活動の基礎 で柔軟に対応できるよう能力を高める。
技能や表現力、想像力、感性を活かしな
2.基礎技能から応用にいたるまでさまざまな造形活動を
がら、より発展的な造形活動ができるよう
学ぶ。
に応用的な課題に取り組み、総合的な創
造力の獲得を目指す。
3.造形活動について自ら考えていく能力を身につける。
幼児体育Ⅰ
子どものからだの現状・課題を把握し、保 1.自身の被教育体験から、自己の体育観を問い直す。
育者として、どのようなからだを育むこと
が必要か実技を通して考察する。また、
2.子どものからだ育てについての現状と課題を把握する。
自己の体育観を問い直し、他者の学びに
も触れながら、保育者としての体育観を
3.保育者として必要な体育観を構築する。
構築する。
幼児体育Ⅱ
幼児体育Ⅰでの学びをもとに、模擬保育 1.運動遊びにおける保育実践力を身に付ける。
の立案・実践・実践解釈・再構成を行う。
運動遊びの「保育実践構想⇔実践⇔振り 2.保育実践を振り返って、課題を把握する。
返り」という保育実践の営みを、グループ
で学び合いながら協同的に体験する。
3.課題をもとに、保育実践を再構成する力を身に付ける。
幼年文学
1.たくさんのすぐれた絵本に触れ、その面白さを理解で
すぐれた絵本を紹介しながら絵と文の分 きる。
析を試み、絵本についての理解を深め
2.乳幼児の発達を理解し、絵本についての知識を深める
る。絵本から広がる遊びの面白さを学
ことができる。
び、また絵本、紙芝居等の基礎技術を習
得する。
3.絵本、紙芝居等の基礎技術を習得できる。
ゼミナールⅠ-A
1.少人数による学びの場において、基本的な学習態度を
初年次教育の一環として大学生に必要な 身につける。
知識・態度の習得に向けて、少人数授業
の特徴を活かしながら、「対教員」、「対学 2.人権やボランティアについての理解を深める。
生」のコミュニケーションを重視した授業
を展開する。
ゼミナールⅠーB
少人数の授業を通して保育・幼児教育の
学びを深める。現在の子どもの状況や課
題を自分なりに調べ、考察することや、
ディスカッションを通してゼミ内で共有す
るような授業を展開する。
教育実習Ⅰ
教育実習指導(1)
幼稚園における教師の役割や仕事内容
の概要、子どもの発達の実態を実践的に
学び、2年次に実施する教育実習Ⅱの基
礎を培うことをねらいとする。
△
1.子ども学科の学生として必要な思考力・表現力を修得
する。
2.保育や幼児教育、子育て支援など現代保育の課題等
を学習することで、教育・保育への関心を高める。
3.ボランティア精神を培う。
1..幼稚園の教育内容・機能・園生活の流れについて理解
する。
2..幼児一人ひとりを理解すると同時に、幼児の発達の実
情や幼稚園教育の実態に触れながら援助の在り方を学
3..幼稚園教諭の専門性に触れながら、幼稚園教諭の職
務内容及び役割などを把握し、幼児教育への関心を深め
4.幼稚園教諭や幼児と生活を共にする中で、保育技術を
習得しながら将来の幼稚園教諭としての自覚を高める。
1.幼稚園教育の基本、目的、幼児の発達、園生活の流
れ、幼稚園教諭の職務を理解する。
2.教育実習の意義や目的を理解し、自己課題を明確に
する。
教育実習の心得や望ましい実習態度に
ついて学ぶと同時に、実習にあたって幼
稚園教育要領の理解、環境を通して行う
教育、幼児理解、幼稚園教諭の職務等理
解を深める。以上の目的において、日誌
や計画の立案、振り返りについて学習す 3.幼児教育者として保育観、教育観を構築する。
る
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保育実習Ⅰ
保育実習指導Ⅰ-(1)
レクリエーション理論
1.保育所の保育内容・機能・園生活の流れについて、実践
を通して理解する。
2.乳幼児と関わる中で一人ひとりを理解し、援助・支援の
保育所の実態・保育内容・保育技術を実 在り方を学ぶ。
践的に理解しながら、乳幼児理解を深
3.保育士の職務内容及び役割、チームワークなどを把握
め、保育士の職務について学ぶ。
し、保育への関心を高める。
4.保育技術を習得しながら将来の保育士としての自覚を
高める。
保育所の目的、保育士の役割や職務内 保育実習Ⅰの意義・目的・内容を理解し、自己課題を
容、乳幼児の発達の理解をすることで、 明確化する
実習の目的や意義を学ぶ。また、実習の 実習における観察・記録・実践の方法及び心構えを
心構えや態度についても学習するととも 理解する
に実習後の振り返りを通して、課題を認 実習後の総括及び自己評価を通して、新たな課題を
識する。
明確化する
レクリエーション支援者として活躍できる
ための知識や考え方について理論と演
習・実技を通して学ぶ。
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レクリエーションの意義を理解する
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支援者の役割を理解する
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インストラクターとして必要な知識を身につける
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レクリエーションプログラムの習得
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プログラムの持つ意義の理解
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コミュニケーションスキルを磨く
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レクリエーション実技
レクリエーション支援者として活躍できる
ための知識や考え方、指導法、コミュニ
ケーションワークについて学ぶ。
現場実習
レクリエーション各科目で学習した理論と実技
をもとに、レクリエーション協会主催の事業、 1.レクリエーション事業に自ら積極的に関心を持つ。
地域の子供会活動、高齢者や障害者へのボ
ランティア活動等に参加する。地域社会の
人々と交流を重ね、スタッフやリーダーとして 2.レクリエーション支援者としての実践力を身につける。
積極的に支援できるように取り組む。
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