近畿地方整備局 配布日時 平成27年7月9日 14時00分 資料 配布 件名 新たな総合評価落札方式による試行工事の実施について ■ 成績重視・企業・若手・電通チャレンジ評価型で発注す る試行予定工事が決定しました。 ・成績評定重視型工事 : 7件 ・企業チャレンジ評価型工事(A型) : 8件 ・企業チャレンジ評価型工事(B型) :10件 概要 ・若手チャレンジ評価型(年齢型) : 3件 ・若手チャレンジ評価型(経験型) : 3件 ・電通チャレンジ評価型 : 7件 取扱 配布場所 問合せ先 近畿建設記者クラブ 大手前記者クラブ 近畿地方整備局 企画部 電話番号 (06) 6942-1141 技術管理課長 和佐 喜平 (内線 3120) 水野 浩次 (内線 3311) 建設専門官 大國 喜郎 (内線 3157) 技術開発調整管 夜間 (06) 6942-0207 【成績重視・企業・若手・電通チャレンジで評価型で発注する試行予定工事】 ■ 成績評定重視型 施工場所 滋賀県 工種・ランク 工事名 (一部仮称) 一般土木C 大津信楽線新2号橋下部工事 一般土木C 城陽IC寺田地区道路改良工事 京都府 一般土木B 【本官】下東地区築堤他工事 大阪府 兵庫県 奈良県 和歌山県 一般土木C 国道163号門真新橋町電線共同溝工事 維持修繕 国道2号松尾高架橋他耐震補強工事 一般土木C 坪内地区護岸設置他工事 一般土木C 九度山樋門築造他工事 ■ 企業チャレンジ評価型(A型) 施工場所 工種・ランク 工事名 (一部仮称) ■ 企業チャレンジ評価型(B型) 施工場所 工種・ランク 工事名 (一部仮称) 福井県 一般土木C 森田地区砂礫河原再生工事 福井県 一般土木C 九頭竜川中藤新保地区上流河道掘削工事 滋賀県 一般土木D 野洲川幸津川地区低水護岸整備工事 滋賀県 一般土木C 栗東水口道路残土処分他工事 京都府 一般土木C 国道9号並河地区歩道整備工事 一般土木C 志高地区築堤他工事 京都府 大阪府 一般土木C 鵜殿ヨシ原保全工事 維持修繕 一般土木C 曲里地区掘削工事 兵庫県 奈良県 国道27号京田跨線橋他補修工事 一般土木C 三宝下水西地区他高規格堤防対策他工事 大阪府 維持修繕 国道2号神戸市中央地区道路側溝改修工事 As舗装B 国道24号他橿原維持出張所管内舗装修繕工事 維持修繕 大阪国道管内事故対策工事 一般土木C 小河江地区他周辺整備工事 兵庫県 和歌山県 一般土木C 紀の川兄井地区下流災害復旧工事 ■ 若手チャレンジ評価型(年齢型) 工事名 (一部仮称) 維持修繕 国道2号29号構造物補修工事 奈良県 維持修繕 国道24号飛鳥川橋他橋梁補強他工事 和歌山県 維持修繕 紀北西道路整備他工事 ■ 若手チャレンジ評価型(経験型) 施工場所 工種・ランク 滋賀県 As舗装A 栗東水口道路六地蔵地区他舗装工事 大阪府 一般土木C 国道171号稲電線共同溝工事 京都府 維持修繕 桂川久我地区整備工事 兵庫県 一般土木C 岩中地区築堤他整備工事 奈良県 As舗装A キトラ古墳周辺地区舗装工事 ■ 電通チャレンジ評価型 施工場所 工種・ランク 工事名 (一部仮称) 福井県 通信設備 国道8号CCTV設備設置工事 滋賀県 通信設備 琵琶湖管内CCTV設備設置工事 京都府 通信設備 由良川管内光ケーブル敷設工事 大阪府 通信設備 国道26号他道路情報表示板設置工事 兵庫県 通信設備 国道2号塩屋地区光ケーブル移設工事 奈良県 通信設備 国道24号他CCTV設置工事 和歌山県 通信設備 海南国道維持出張所光ケーブル敷設工事 施工場所 和歌山県 工種・ランク 工事名 (一部仮称) 一般土木C 鮒田地区輪中堤嵩上げ工事 【参考】 総合評価落札方式 ■総合評価落札方式のタイプ 品質の求め方として、企業と技術者の施工能力(実績・経験)を求めて評価する施工能力評価 型と、参加者から各工事で定めたテーマの技術提案を求めて評価する技術提案評価型がある。 施工能力評価型 企業が、発注者の示す 仕様に基づき、適切で確 実な施工を行う能力を有 しているかを、企業・技術 者の能力等で確認する 工事 提案内容 技術提案評価型 企業が、発注者の示す仕様に基づき、適切で確 実な施工を行う能力を有しているかを、施工計 画を求めて確認する工事 施工上の特定の課題等に関して、 施工上の工夫等に係る提案を求 めて総合的なコストの縮減や品質 の向上等を図る場合 施工計画 施工上の工夫等に係る提案 部分的な設計変更を 含む工事目的物に対 する提案、高度な施工 技術等により社会的便 益の相当程度の向上 を期待する場合 有力な構造・ 工法が複数あ り、技術提案 で最適案を選 定する場合 部分的な設計変更や 高度な施工技術等に 係る提案 0 施工方法に加え、工事目的物 そのものに係る提案 評価方法 実績で評価 可・不可の二段階で評価 ヒアリング 実施しない 必要に応じて実施(施工計画の代替も可) WTO対象工事は必須※1、 それ以外は必要に応じて実施 必須 段階選抜 実施しない ヒアリングの適用に際し必要に応じて実施 WTO対象工事は必須※2、 それ以外は必要に応じて実施 必須※2 予定価格 標準案に基づき作成 標準案に基づき作成 技術提案に基づき作成 Ⅱ型 小さい Ⅰ型 通常の構 造・工法 では制約 条件を満 足できな い場合 点数化 S型 AⅢ型 技術的な工夫の余地 ※1)段階選抜の実施方法が確立するまでは、段階選抜を試行する工事で試行的に実施する ※2)段階選抜は引き続き試行で実施する AⅡ型 AⅠ型 大きい 0 【参考】 総合評価方式における新たな試行の取組み ■施工能力評価型 1 【参考】 施工能力評価型 新たな試行の取組み ■成績評定重視型 •これまでの施工能力評価型(Ⅰ型)では、技術評価より価格で落札者が決定している工事が 多い。この原因は多くの工事で技術点の差があまり大きくならないことにある。 •そこで、企業の成績を重視し、配点の重みを高くすることにより、技術力の評価をより明確にす る取り組みを試行する。 ○対象工事 ・技術力が直接的に反映されやすい工事(難易度が高く規模の大きな工事)で試行する。 すなわち、施工能力評価型(Ⅰ型)の難易度Ⅲで実施。 ・各府県1件程度試行予定 ○施工能力評価型(Ⅰ型)の総合評価の結果(平成26年度) ・バラツキがほとんどなく一定の点数に偏っている。 (5点差以内に80%が集中) 【各工事の配点分布状況(最高得点者と上位4者の差)】 ○施工能力評価型(Ⅰ型)の総合評価の結果(平成25年度) ・最高得点者が最低価格以外で落札している工事は全国・近畿 において約20% 【全国】 (点数) 5点差内に 80%が集中 【近畿】 最高得点者が 最低価格以外で落札し ている割合 ※施工能力Ⅰ型、難易度Ⅲの工事9件、45者を抽出 ○競争参加資格、評価方法 ・参加資格要件は従来どおり ・評価方法(加算点)は、企業の成績、技術者の成績の配点を拡大 2 【参考】 施工能力評価型 新たな試行の取組み 3 【参考】 施工能力評価型 新たな試行の取組み ■成績評定重視型 ○シミュレーション結果 ○ 成績評定重視を行うことにより、点数の重みが増しかつ、点差が開くことになる。 【堤護岸工事の審査例】 【橋梁下部工事の審査例】 【上位5者でシミュレーション】 4 【参考】 施工能力評価型 新たな試行の取組み ■企業チャレンジ評価型 ・府県・政令市の実績のみしか有していない優良な企業にも 、国交省への入札参加を促すこと を目的に試行工事の実施 •施工能力評価型(Ⅱ型)において、技術提案(施工計画)のみの評価を実施し、企業・技術者 の能力等は求めない前年度から試行している方式(A型)に加え、技術提案(施工計画)を求め 、企業の成績を評価する方式(B型)を実施。 ○対象工事 ・企業チャレンジ評価型(A型): 施工能力評価型(Ⅱ型)の主に難易度Ⅰで実施。 (昨年度までの企業チャレンジ評価型) ・企業チャレンジ評価型(B型): 施工能力評価型(Ⅱ型)の主に難易度Ⅰ∼Ⅱで実施。 ・業種は一般土木工事・維持修繕工事・アスファルト舗装工事 ・各府県1∼2件程度試行予定 ○競争参加資格 ・配置予定技術者の同種工事の施工経験は問わない ・競争参加資格要件として、同種工事の施工実績として、近畿地方整備局及び近畿地方 整備局工事成績評定実施要領と同等の工事成績評定を行っている各府県・政令市(福井 県・滋賀県・京都府・大阪府・兵庫県・奈良県・和歌山県・京都市・大阪市・堺市また は神戸市の発注工事に限る ・同種工事の実績の成績が、近畿地方整備局発注の工事である場合は、工事成評定点が 65点未満(低入工事は70点未満)でないこと。また福井県・滋賀県・京都府・大 阪府・兵庫県・奈良県・和歌山県・京都市・大阪市・堺市または神戸市の工事である 場合は、工事成績評定点が76点未満でないこと 5 【参考】 施工能力評価型 新たな試行の取組み ■企業チャレンジ評価型 【総合評価】 【施工能力評価型】 【企業チャレンジ評価型(A型)】 【企業チャレンジ評価型(B型)】 6 【参考】 施工能力評価型 新たな試行の取組み ■若手チャレンジ評価型 •監理(主任)技術者として経験のない若手技術者(40歳位以下)に経験を積ませ、企業による 技術者育成を促す取り組みに加え、現場代理人や担当技術者としての従事経験を監理技術 者と同等に評価する方式を実施。 ○対象工事 施工能力評価型(Ⅱ型)の主に難易度Ⅰ∼Ⅱで実施。 各府県で1件程度試行予定 ○参加資格要件、評価方法 ・若手チャレンジ評価型(年齢型) ・配置予定技術者は40歳以下とする。 また、同種工事の施工経験は問わない ・総合評価は、企業の施工能力と技術提案(施工計画)のみで評価 ・若手チャレンジ評価型(経験型) ・同種工事の施工経験を求める。 (ただし、配置予定技術者は50歳以上は認めない。) ・総合評価は、企業及び配置技術者の施工能力を評価。 現場代理人や担当技術者としての従事経験も、監理技術者の評価と同等に評価。 7 【参考】 施工能力評価型 新たな試行の取組み ■若手チャレンジ評価型 (年齢型) ■ 総合評価 【施工能力評価型】 【若手チャレンジ評価型 (年齢型) 】 【技術提案(施工計画)】 【技術提案(施工計画)】 事項 ①工事施工上の留意点(テーマ設定なし) ②留意点に対する検討事項及びその理由 ③工程表の作成 配点 6 (2×3項目) 施工能力等 企業の施工能力 【施工能力等】 分類 評価項目 同種性の高い施工実績 国土交通省近畿地方整備局での当該工事と同じ工事種別の過去4年間の工事成 績評定の平均点 表 彰 有用な新技術の活用 情報化施工技術の活用 現場従事技能者の配置 ISO9000シリーズ認証取得 ①工事施工上の留意点(1項目は企業の支 援体制について記載すること) 10 4 ②留意点に対する検討事項及びその理由 ③工程表の作成 配点 加算点 6 (2×3項 10 目) 4 【施工能力等】 配点 2 加算点 評価項目 評価対象 配点 3 3 評価対象 4 最大2 最大1 最大1 最大4 1 評価対象外 評価対象 評価対象 評価対象 評価対象 評価対象 評価対象 評価対象 評価対象 評価対象 評価対象 評価対象外 評価対象外 評価対象外 評価対象外 評価対象外 − 最大1 最大1 最大4 1 (3) 2 1 1 2 − − − − − − 評価対象外 − (3) 地域内工事の実績 災害協定の締結の有無 建設業事業継続計画(BCP)認定の有無 災害活動に対する表彰 競売入札妨害や建設業法違反等による減点 同種工事の経験における監理技術者等としての施工経験の有無 同種性の高い施工経験 同種工事の経験についての工事成績評定 技術者表彰 継続学習制度(CPD) 2 1 1 2 − 4 4 6 4 2 (2) (4) 配置予定技術者の 能力 アスファルト舗装工事施工体制(※当該工事の工事種別がAs舗装の場合) 舗装施工管理技術者資格(※当該工事の工事種別がAs舗装の場合) 事項 加算点 20 20 加算点 20 − 8 【参考】 施工能力評価型 新たな試行の取組み ■若手チャレンジ評価型 (経験型) ■ 総合評価 企業の施工能力 施工能力等 【施工能力等】 分類 評価項目 同種性の高い施工実績 国土交通省近畿地方整備局での当該工事と同じ工事種別の過去4年間の工事成 績評定の平均点 表 彰 有用な新技術の活用 情報化施工技術の活用 現場従事技能者の配置 ISO9000シリーズ認証取得 アスファルト舗装工事施工体制(※当該工事の工事種別がAs舗装の場合) 地域内工事の実績 災害協定の締結の有無 建設業事業継続計画(BCP)認定の有無 災害活動に対する表彰 競売入札妨害や建設業法違反等による減点 同種工事の経験における監理技術者等としての施工経験の有無 同種性の高い施工経験 同種工事の経験についての工事成績評定 技術者表彰 継続学習制度(CPD) 配置予定技術者の 能力 舗装施工管理技術者資格(※当該工事の工事種別がAs舗装の場合) 配点 2 加算点 3 最大2 最大1 最大1 最大4 1 (3) 2 1 1 2 − 4 ※ 4 ※ 6 ※ 4 2 (2) (4) 20 20 ※ 現場代理人または担当技術者としての同種工事の経験、成績について は、従来評価では監理技術者に対して現場代理人は1/2評価、担当技 術者は加点対象外としている。 それに対し本方式では、現場代理人または担当技術者での従事経験の 場合にも監理(主任)技術者と同等評価とする。 9 【参考】 施工能力評価型 新たな試行の取組み ■電通チャレンジ評価型 電気通信設備に精通した技術者の育成、技術伝承など、担い手確保を 目的に「電通チャレンジ評価型」を試行する。 ○対象工事 ・電気通信工事に該当する設備 ・施工能力評価型(Ⅰ型)の主に難易度Ⅰ∼Ⅱで実施 ・各府県で1件程度試行予定 ○参加資格要件、評価方法 ・同種工事の経験は問わない。 ・総合評価は、企業の施工能力と技術提案(施工計画)のみで評価。 10 【参考】 施工能力評価型 新たな試行の取組み ■電通チャレンジ評価型 ■ 総合評価 【電通チャレンジ評価型】 【施工能力評価型】 【技術提案(施工計画)】 【技術提案(施工計画)】 事項 ①工事施工上の留意点(テーマ設定なし) 配点 6 (2×3項目) ②留意点に対する検討事項及びその理由 ③工程表の作成 企業の施工能力 施工能力等 【施工能力等】 分類 評価項目 同種性の高い施工実績 国土交通省近畿地方整備局での当該工事と同じ工事種別の過去4年間の工事 成績評定の平均点 表 彰 有用な新技術の活用 情報化施工技術の活用 現場従事技能者の配置 ISO9000シリーズ認証取得 アスファルト舗装工事施工体制(※当該工事の工事種別がAs舗装の場合) 地域内工事の実績 災害協定の締結の有無 建設業事業継続計画(BCP)認定の有無 災害活動に対する表彰 競売入札妨害や建設業法違反等による減点 同種工事の経験における監理技術者等としての施工経験の有無 同種性の高い施工経験 同種工事の経験についての工事成績評定 技術者表彰 継続学習制度(CPD) 配置予定技術者の 能力 舗装施工管理技術者資格(※当該工事の工事種別がAs舗装の場合) 事項 加算点 ①工事施工上の留意点(1項目は企業の支 援体制について記載すること) 10 4 ②留意点に対する検討事項及びその理由 配点 6 (2×3項 目) 加算点 10 4 ③工程表の作成 【施工能力等】 配点 2 加算点 評価項目 評価対象 配点 3 3 評価対象 4 最大2 最大1 最大1 最大4 1 (3) 2 1 1 2 − 4 4 6 4 2 (2) (4) 評価対象外 評価対象 評価対象 評価対象 評価対象 評価対象 評価対象 評価対象 評価対象 評価対象 評価対象 評価対象外 評価対象外 評価対象外 評価対象外 評価対象外 − 最大1 最大1 最大4 1 (3) 2 1 1 2 − − − − − − 評価対象外 − 20 20 加算点 20 − 11
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