技術提案(施工計画)の2項目を設定し、配点満点20点で技術力重視の

新たな総合評価落札方式「技術提案チャレンジ型」を試行(九州地方整備局)
技術提案(施工計画)の2項目を設定し、配点満点20点で技術力重視の評価方式
九州地方整備局は平成 27 年度から新たな総合評価落札方式として「技術提案チャレンジ型」
の試行を行う。この試行は競争参加者の技術提案(施工計画)をより高く評価し、技術力の
ある者が参加・競争(チャレンジ)できる環境を整えて、受注実績の少ない企業や地域を支
える建設業の入札参加意欲を向上しつつ、担い手の中長期的な育成・確保を図ることを目的
としている。
試行概要によると、対象工事は比較的工事難易度の低い分任官工事の一般土木、盛土、切
土などで試行し、参加要件には九州地方整備局管内に建設業法に基づく営業所が所在するこ
と。配置予定技術者・企業の同種工事の施工実績は、平成13年度以降の元請けとして実績
があること(発注機関は問わない)
、直轄工事の実績である場合は、工事成績評定点が65点
未満のものは除く。配置予定技術者の資格は1・2級土木施工管理技士又はこれと同等以上
の資格を有する者となっている。
総合評価の技術提案(施工計画)については、評価基準として①「環境対策」、②「安全対
策」
、③「品質確保」
、④「工程管理」、⑤「関係機関との調整」の5項目のうちから当該工事
の現場条件に合った2項目を設定し、それぞれ「優」、「可」、「不可」の3段階評価を行い、
合計評価点とする。配点は20点満点で、全体の3分の2の評価割合。そのほかの評価は「企
業の能力等」配点6点、
「地域貢献等」4点で、技術提案(施工計画)をより高く評価し、技
術力重視の評価方式となっている。
技術提案チャレンジ型の試行概要