1.研究主題・副主題について 「意欲をもって学ぶ子の育成」 日本に伝わる文化を理解し、東村山という地域や日本を愛する心を育て、他国の文 化を尊重する態度を育成する。 3.ねらい 本校は 10 年来、地域の伝統芸能や、地域産業、名産を生かした地域学習を進めてきた。特に古くか ら伝わる伝統芸能である「秋津囃子」保存会に協力してもらい、総合的な学習の時間に出張授業として、 お囃子の踊りを指導していただき、運動会や、地域の老人施設訪問の折に披露し、学習したことを地域 に返す運動を続けてきた。また、東村山市の名産である、うどん作りを地域の指導者から指導していた だき、給食の食材として活用するなど、食育と昔の東村山市の農業で生産されていた小麦作りの歴史の 学習に生かしてきた。 これらの活動が、指導する担当が異動等で代わっても、地域との結びつきや学習方法が一層、充実で きるよう教育課程への位置づけを研究することが課題であり、この育成授業を通して、自分の郷土に誇 りをもち、日本の伝統・文化に関心を深め、日本を愛する心を育んでいくことをねらいとする。 (目標) ・家庭・地域と連携した伝統文化理解教育の一層の充実を通して、地域を愛する心、わが国を愛する精 神を養う。 ・東村山の伝統文化教育を進めるとともに、東京オリンピック・パラリンピックの開催を契機とした東 京や、日本の再発見、外国語活動を通した世界の関りなど、自国文化と他国文化を尊重する態度を養う。 4.具体的な取り組み・推進内容 (1)日本の伝統・文化活動の充実について 計画・方法 ① 本校の児童の実態から、身に付けさせたい力を定める。 ② 教科・領域を児童の発達段階から系統的に選び、教育課程に位置づけ、食育・昔遊び等に関する 内容の体験をさせる。 ③ 東村山市の伝統文化や地域遺産、文化財、特産・名産の学習を進める。 ④ 東村山市の関係機関、地域の人材に関するネットワークを構築する。 ⑤ 地域や日本を愛する心を育むことから国際理解教育へ発展させていく。 (2)JET 等の外国人との文化交流について ・広く東村山市や東京について理解を深め、外国語活動を通して、学習したことを発信・発表する。 ・外国の方に、東村山市の文化等を紹介したり、一緒に体験活動をしてもらう。 (3)日本の伝統・文化の発信について 成果の発信方法 ・運動会や学校公開日に全校で学習した取り組み内容や表現を発表する。 ・地域の福祉施設や老人施設を訪問し、学習したことを披露する。 ・国際交流会等で、外国の方に東村山市の文化等を紹介したり一緒に体験をしてもらい、広く日本の 文化について発表する。 5.各学年の年間計画 伝統文化理解教育の各学年の年間計画を、今までの実践の中で伝統文化理解教育にかかわる学習して きたものをピックアップしながら計画していく。 6.授業公開(発表)について 発表は2・4・6年が行う。 ① 4 年(秋津囃子の学習について) ② 2 年(うどん作りの学習について) ③ 6 年(国際理解教育について)
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