薬理系実習 - 星薬科大学

CO-3-Ⅲ-01
薬理系実習
担
河田・葛巻・芝崎・成田・森
当
者
一般目標
(GIO)
到達目標
( SBO s )
受 講 心 得・
準備学習等
事 後 学 習・
復 習 等
オフィスアワー
第 3 学年
後期
必修
1.5 単位
実験薬理学の使命は、薬物検体を臨床に移す前にその検体の薬効・生体内運命・毒性を含め
た可能な限りの情報を動物によって得ることである。薬効発現の機序の追求もその範疇に包含
される。限られた時間数であるが、未知検体を与え、薬物のもつ薬理作用・毒性を薬効解析の
立場から体系付けて検討し、同定させる。この間に薬理学実験の基礎となる技法及び論理を習
得する。
1.動物実験における倫理について配慮する。
2.代表的な実験動物を適正に取り扱うことができる。
3.実験動物での代表的な薬物投与法を実施できる。
4.中枢神経に作用する代表的な薬物の効果を測定できる。
5.自律神経系に作用する代表的な薬物の効果を測定できる。
6.知覚神経、運動神経に作用する代表的な薬物の効果を測定できる。
7.グループでの発表能力を身に付ける。
各項目とも予習して、実験内容を正確に把握しておくこと。
事後学習・復習等をしっかり行うこと。
基本的に実習のある日の 17:00~18:00。出張などで外出あるいは会議やセミナー、
実験などで不在の時は、メールにより質問・相談を受けつけ、後日別日に面接する。
授業の形式と各回の内容
実習形式で行う
授業の形式
回
1
2
3
4
項
目
8
9
講義、手技
循環系の薬理
平滑筋の薬理
筋弛緩・痙攣の薬理
催眠薬・抗不安薬・
抗うつ薬の薬理
鎮痛薬の薬理
統合失調症・パーキ
ンソン病薬の薬理
追加実験
データ整理
10
発表会
5
6
7
成 績 評 価
の方 法
成 績 評 価
の基 準
教 科 書
参考書 など
内 容
実習内容と心得、動物の扱い、投与方法、薬物投与後の行動観察
血圧、心拍数に対する自律神経作用薬の効果
摘出回腸縦走筋に対する自律神経作用薬の効果
筋弛緩薬・抗痙攣薬の運動神経系・中枢神経系に対する効果
催眠薬・抗不安薬・抗うつ薬の中枢神経系に対する効果
鎮痛薬の中枢神経系に対する効果
統合失調症・パーキンソン病治療薬の中枢神経系に対する効果
未知検体を使用した薬理学的効果
未知検体同定のための各グループ毎のデータ整理
未知検体に関して得られた薬効・毒性スペクトラムのまとめ、及び各グループ毎に未
知検体の同定にいたった過程を発表
実習態度、レポート、実習試験などを総合的に判断して評価する。
実習試験の成績が原則 60 パーセント以上を合格とする。実習態度、レポートを重視し、成績
に加味する。
「薬理学実習書」(星薬科大学)