1月24日 調理員研修

研
修
報
報告者名
ウィンフィールドひろみ
調理員研修
行先
担当者
主 任
副園長
園 長
園長会主催
書
理事長
平成 27 年 1 月 29 日
告
研修
用
務
費
用
平成 27 年 1 月 24 日
期
間
14:00~16:00
「目からウロコ野菜の話」
~県産野菜の魅力について~
講師:徳元佳代子(野菜ソムリエ)
感想:
私達の体は、日々老化していく。老化していくのは、年齢と関係なく、肌がし
ぼみ、心がさびれて、酸化していくそうだ。
「身体のさびは、見えないから怖い」
ということを冒頭におっしゃていたのが印象的だ。しかし、朗報としては、さび
を止めることができるということだ。細胞を温め、免疫力をあげることで若さと
健康の源泉、エネルギーの発電をし、老化を防ぐミトコンドリアを増やすことだ
そうだ。 発がん性物質、アクリルアミドは、120 度以上で食物を加熱すると発
生する。ビスケット、クッキー、ポテトチップス、フライドポテト等、子どもが
好きな食物に含まれているので、調理の方法(蒸す、ゆでる、煮るなど)を工夫
することでアクリルアミドを減らす事ができる。揚げ物や、加工食品は、リン酸
塩がふくまれていて、カルシウムの吸収を妨げてしまう。また、それらの食品は、
トランス脂肪が多いので、精子を減らしてしまう原因にもなり得る。
朝食で人生が変わるともおっしゃていた。ビタミンB群(豚肉、グリーンピー
ス、枝豆、ニンニク、切り干し大根、モロヘイア、鰹節、しらす干し、ブロッコ
リー、ほうれん草、納豆、卵黄、乳製品を摂ることで、脳機能が活性化される。
沖縄の野菜は、厳しい環境の中(台風、強い紫外線など)で育っているので抗酸
化作用のあるファイトケミカルが詰まっているそうなので、少し摂取するだけで
も効果があると言われている。食生活を見直し、健康な体づくりの必要性を感じ
た。
豆知識:
トランス脂肪酸の多いショートニングは、食感改善効果が高いため、ビスケット、パ
ン、ケーキ、スナック菓子などの小麦粉加工食品にも多く使われている。
アクリルアミドを減らすためには、
、「一番はバランスのよい食生活!」最大のポイントは焦がさないことで、これはフライドポテトだけでな
くほかの食品でも同じだ。食パンも、そのままならアクリルアミドはほとんどないが、トーストするとでき
ると書かれている。
ファイトケミカルって何?
ファイトケミカルの“phyto”は植物、“chemical”は化学成分という意味ですから、植物由来の
化学成分ということになります。 野菜や果物にはビタミンやミネラルといった栄養素、食物
繊維が含まれますが、それ以外の、例えばポリフェノールのような「非栄養素」も身体の健
康維持・増進に役立つ作用を持つことがわかり、それらを含めて現在ではファイトケミカル
と呼ぶようになってきました。 栄養素は欠乏すると生命を維持できない物質と定義されます
が、ビタミン C やビタミン E のように栄養素であっても本来の栄養素的な役割とは異なる生
体調節機能を示すものもあります。
独立行政法人
所
農業・食品産業技術総合研究機構食品機能性研究 センター長/食品総合研究
食品機能研究領域長
津志田 藤二郎によると
「ポリフェノールやカロテノイドといった抗酸化物質、そして大根やわさびなどの辛み成
分であるイソチオシアネートなどですね。ファイトケミカルの機能として最も重要なものは
抗酸化性で、ほとんどの成分が抗酸化性を示します。 生物は酸素中で生活していますから、
鉄が錆びるのと同じで放っておけば酸化という過程を経て朽ち果てていく流れに置かれてい
ます。それを還元する状態に持っていく、つまり酸化を防ぐ方向に持っていくことが、すな
わち生命を維持するということです。私たちは様々な食品を食べて生命を維持していますが、
それはすなわち還元状態を身体の中につくるということだとも言えます」