82. 急性期看護援助論Ⅲ

大学院看護学研究科
授業
科目
急性期看護援助論Ⅲ
Nursing Care of
Critically Ill Patients Ⅲ
担当教員
開講年次
1年次後期
単位数
2単位
科目
専門科目
授業形態
選択 必修
選択
時間数
30時間
分類
実践看護学
使用教室
江川 幸二(専 任)
講義
授業の目的及びねらい
急性期やクリティカル状況にある患者は、突然の発症や予後に対する不安・恐怖、さらには外傷や手術療法、
検査・治療、疾病そのものからくる疼痛・倦怠感および呼吸・循環不全の症状など、身体・心理・社会的な高度
の苦痛を体験する。こうした患者に対する苦痛や症状を緩和するために活用できる理論や概念を幅広く探求し、
その実践への応用について考察する。
授業のキーワード
クリティカルケア、comfort、症状緩和、ホリスティックアプローチ、ケアリング、代替療法(CAM)
講義回数
第1回
授業内容及び計画
クリティカルケア領域における苦痛とその特徴についての文献検討
第2回
第3回
第4回
クリティカルケア領域における患者の心身の苦痛緩和に活用できる理論や概念についての文献
検討 (ケアリング)
第5回
第6回
クリティカルケア領域における患者の心身の苦痛緩和に活用できる理論や概念についての文献
検討 (comfort理論)
第7回
第8回
クリティカルケア領域における患者の心身の苦痛緩和に活用できる理論や概念についての文献
検討 (ホリスティックケア)
第9回
第10回
クリティカルケア領域における患者の心身の苦痛緩和に活用できる理論や概念についての文献
検討 (代替補完療法)
第11回
第12回
効果的な鎮静・鎮痛管理のあり方についての文献検討
第13回
~
第15回
看護事例の検討
自己のクリティカルケアにおける苦痛緩和の看護を詳細に記述し、ここまでの授業で検討して
きた援助理論や方法をもとに、クリティカルケアにおける苦痛や症状緩和の看護のあり方につ
いて理論的根拠にもとづいて考える。
テキスト
使用しない
参考文献
・ 井上智子監訳、ベナー 看護ケアの臨床知 第2版: 行動しつつ考えること、医学書院、2012
・ 太田喜久子監訳、コンフォート理論-理論の開発過程と実践への適用、医学書院、2008
・ K..Kolcaba, Comfort Theory and Practice: A Vision for Holistic Health Care and Research , Springer
Publishing Company, 2002
成績評価の方法と基準
授業への参加態度(40%)、プレゼンテーション(60%)
教員から学生へのメッセージ