祝 市立小出病院開院!! - 一般財団法人魚沼市医療公社

発行日:2015 年 6 月 1 日
魚沼市医療公社
魚沼市立小出病院
No.1
祝 ☆ 市立小出病院開院!!
地域医療連携室だより
第1号
(1)地域連携の新たな役割
2015年6月、待ちに待った魚沼市立小出病院が誕生しました。これまで
の県立小出病院とは異なり、診療科目の数こそ少ないものの、かかりつけの医
師と密接に連携し、市民の重大事に丁寧に対応できる病院をめざしています。
第一の役割は「市民のかかりつけ医と病院医療を繋ぐ」ことです。このため、
市立小出病院は、魚沼基幹病院と役割分担をし、今まで以上に良質で効果的な
医療を実現します。
これまでは、具合が悪くなれば、ともかく小出病院へ入院することでスタートでしたが、今後は病状
により、魚沼基幹病院へ転院することになります。魚沼基幹病院では、我が国の高いレベルの検査や治
療を受けることができます。したがって、検査治療などが終了すれば、直ちに小出病院やかかりつけ医
師のもとに戻りますが、病状によっては、在宅に向けたリハビリなどを小出病院で受けられるよう連絡
をとります。これら一連の医療の流れで患者さんが不利益を被ることがないよう、必要で重要な情報伝
達が重要となります。
また、かかりつけ患者などが誤嚥性肺炎、心不全・腎不全の憎悪、食欲不振や発熱などを呈して入院
を要する場合、胃カメラや大腸カメラによる検診、救急の初期診療とトリアージなどについてはこれま
で通り、小出病院で対応していきます。一般病床は90床となりますので、かかりつけ医や訪問看護師
さん・地域の力をお借りしながら、病床を有効利用できる仕組みを確立していきたいと考えております。
第二の役割は、
「長期療養が必要な患者さんや、障害や病気の進行で見看りが近づいた患者さん」の家
族とともに、より良い支援を考え、療養生活の計画作りに協力することです。
このため、居住されている地域や魚沼市にある「医療介護資源」に精通し、ケアマネや時には民生委
員・コミュニティの人材などの協力を得ながら、
「ここに住んでいて良かった」と思える療養生活の実現
に努力したいと考えます。このため、堀之内病院、守門診療所、入広瀬診療所などの魚沼市公的医療機
関をはじめ、かかりつけ医、訪問看護師、その他介護施設などの医療介護従事者などとの密接な連携が
その要となることは必至であり、施設・在宅の枠組みに必ずしも囚われないコミュニティの支援体制作
りが今後の目標となろうかと思われます。
以上、魚沼市立小出病院の誕生にあたり、地域医療連携室の抱負を語らせて頂きました。なにぶん、
不行き届きが多々あるかと存じますが、何卒温かく見守り頂きたく存じます。宜しくお願い致します。
(魚沼市立小出病院地域連携部 地域医療連携室長 林 純一)
(2)地域医療連携室の紹介
市立小出病院の開院に伴い、地域医療連携室もオープンいしました。場所は正面玄関か
ら 入 り 、正 面 受 付 カ ウ ン タ ー を 左 側 に 直 進 し た 右 手 に あ り ま す 。職 員 は 、医 師 1 名 、看 護 師
1名、医療ソーシャルワーカー3名、事務員1名を配置しています。
地 域 の 皆 様 に は 、入 院 の 早 期 か ら 患 者 さ ん の 相 談 に 関 わ り 、患 者 さ ん・ご 家 族 の ご 意 向 に
即した医療が継続できるように支援していきたいと考えています。そのために他施設・多
職種のもと退院調整を行い、切れ目のない適切な医療福祉サービスが提供できるように支
援していきます。また、保健福祉制度に関する相談等も行っています。
そ の 他 、地 域 の 医 療 機 関( 紹 介 元 )よ り 、当 院 に 患 者 さ ん を 紹 介 し て い た だ く 際 の 窓 口 と
して診療予約を受け付けます。地域医療連携の一環として当院の医療機器を有効に利用し
て い た だ く た め に CT や MRI、 骨 密 度 検 査 予 約 も 行 っ て い ま す 。
地域医療連携室は、患者様に安心して療養していただ
くための医療相談等の窓口です。
ご相談においては秘密やプライバシーを守ります。ま
た、ご家族の方もご利用できます。
お困りの際は、お気軽にご相談ください。
連携室のメンバーです。(医師 1 名、看護
師 1 名、医療ソーシャルワーカー3 名、事
務員 1 名)、よろしくお願いします。