パブリックコメントの意見と対応について 岩倉市汚水適正処理構想の

パブリックコメントの意見と対応について
岩倉市汚水適正処理構想の見直し(案)について、皆様からお寄せいただいたご意見の内
容と、それに対する執行機関の考え方について公表します。
ご意見をお寄せいただきました皆様のご協力に厚く感謝申し上げます。
平成27年12月
岩倉市建設部上下水道課
1 意見募集の概要
(1) 意見の募集期間
平成27年11月2日(月)~平成27年11月20日(金)
(2) 意見の提出方法
①上下水道課へ直接持ち込み ②郵送 ③ファクシミリ
④岩倉市公式ホームページのご意見投稿フォーム
(3) 募集結果
3件(1名)
パブリックコメント意見対応一覧表
1
2
3
いただいた意見
市の考え方
今回の構想では、下水道等による集合処
理区域の一部を個別処理区域(合併処理浄
化槽)に変更するとともに、合併処理浄化
槽による処理人口を、現況の 576 人から
2025 年には 4,976 人に増加させる計画と
なっています。
下水道事業では経費の 1/2 が国や地方自
治体からの公費で助成されていますが、同
じ汚水処理施設でありながら、個人設置型
の合併処理浄化槽では 1/3 しか助成されて
いません。
このため、合併処理浄化槽整備の際には、
個人負担額が下水道並みとなるように補助
予算額の増額や、市町村設置型の浄化槽整
備推進事業の実施をしてください。
合併処理浄化槽整備は、河川の水質の向
上に繋がるもので、下水道整備費の国庫補
助とともに、個人設置型浄化槽整備に対し
て国庫補助を受けております。
現在、下水道事業では、面整備の本管工
事に対して国庫補助を受けておりますが、
下水道への接続工事費については、接続世
帯に費用を負担していただいております。
一方で、合併処理浄化槽については、平
成元年度に岩倉市合併処理浄化槽設置整備
事業補助金交付要綱を策定し、補助率では
なく人槽毎に補助限度額を定め、補助金を
交付しております。
このため、合併処理浄化槽整備の際には、
個人負担額が下水道並みとなっているもの
と考えます。
また、市町村設置型の浄化槽整備推進事
業については、実施の予定はありません。
合併処理浄化槽への早期転換について
は、環境保全課で早期転換を推進するため
に広報紙や市のホームページなどで PR を
行っております。
下水道の処理人口が平成 25 年度末現在
で 30,038 人、人口普及率で 63.3%と低い状
況から、下水道事業の整備完了時期が平成
42 年度と相当先の計画になっていますの
で、今後 10 年以上、今の浄化槽を使用し続
けなければなりません。
市内では、生活雑排水が処理されない単
独処理浄化槽が、未だに約 4,200 基も存在
しています。合併処理浄化槽への早期転換
を促す取組を行ってください。
「下水道」の管理者は公共団体、
「浄化槽」
の管理者は一般家庭と、同一市内で、下水
道を使用している世帯と浄化槽を使用して
いる世帯との間で行政サービスに大きな格
差が認められます。
下水道会計へは一般会計からの繰り出し
がなされていますが、浄化槽の世帯は、浄
化槽法で定める維持管理(保守点検、清掃
及び法定検査)の費用を各個人で負担して
います。
このため、この負担について、下水道接
続世帯との格差をなくすための助成制度を
設けるなど、世帯間の負担の公平化を図っ
てください。
下水道工事を進めるにあたり、下水道供
用開始区域の土地所有者等から、下水道整
備費の一部を負担していただくために受益
者負担金を徴収しております。
また、下水道への接続工事費については、
接続世帯の費用で接続工事を行っており、
加えて、下水道接続世帯から徴収する下水
道使用料を財源として下水道事業の維持管
理を行っております。
したがいまして、浄化槽の世帯との費用
負担の均衡は図られているものと考えま
す。