秋山晃一議員 第1標題「重度心身障害者医療費助成

秋山晃一議員
第1標題「重度心身障害者医療費助成方式について」
1回目の質問
重度心身障害者医療費助成制度は重度の障害者が医療機関で診療を受けた時に自己
負担分を助成する制度です。この制度の助成方式は、償還払い方式から平成 20 年度に
「窓口無料方式へ県下一斉に移行され,本市も窓口無料となりました。しかしながら、
窓口無料実施自治体に対して、国により国保の国庫負担金減額措置がとられ、それを
回避するという理由で昨年 11 月より、これも県下一斉に医療機関等の窓口で自己負担
分をいったん支払う「自動還付方式」へとなりました。本市も、その例外ではなく自
動還付方式となりました。このことによって障害の軽減、克服のために医療機関等の
支援をより必要とされている重度心身障害者のみなさんが窓口でのいったん支払いを
しなければならないという事態となり、治療、療養の抑制につながる怖れがでてきま
した。特に中学3年生までの障がい児については「窓口無料方式」となっている「子
ども医療費助成事業」を受けている子どもたちとの差が生じて「障害をもった子ども
だけが会計の窓口で、支払いのために待たされる」ということに医療機関ではなりま
す。来年度施行となる障害者差別解消法は、地方公共団体に、障害を理由として、正
当な理由なくサービスの提供を拒否したり、制限したり、条件を付けたりすることを
禁止しています。このような事態を改善するために
第1には山梨県が窓口無料制度に戻すことが大切です。その点について市長のお考
えはいかがですか、県に対して窓口無料制度を復活させるように求めるべきではあり
ませんか。答弁願います。
第2には障がい児対する、この不公平な状態の改善のために富士吉田市独自でも窓
口無料制度を復活させるべきではありませんか。市長の考えはいかがでしょうか。答
弁願います。
1回目の市長答弁
秋山晃一議員の重度心身障害者医療費助成方式についての御質問にお答えいたしま
す。
まず、山梨県が窓口無料制度に戻すこと及び山梨県への窓口無料制度の再実施の求
めについてでありますが、窓口無料化制度につきましては、平成 20 年度から実施して
おりますが、医療費の総額及び国民健康保険の国庫負担金の減額措置、いわゆるペナ
ルティが増加したことから、この制度を将来にわたり安定した持続可能なものとする
ために、昨年 11 月に重度心身障害者の医療費を無料にするという制度を堅持しつつ、
従来の窓口無料化方式から自動還付方式に制度移行したものであります。
このため、ペナルティの廃止について、これまで山梨県や山梨県市長会を通じ、国
へ強く要請して参りましたが、今後も、引き続き、県や県内他市町村と連携して、強
く要請して参ります。
次に、富士吉田市独自の障害児窓口無料化制度についてでありますが、県内他市町
村の状況を見極めるとともに、利用者の利便性等を十分考慮する中で検討して参りた
いと考えております。
以上、答弁といたします。
2回目の質問
2回目の質問を行います。山梨県が医療費窓口無料から方式から自動還付方式に移
行した理由としてペナルティーが増加したことにより、この制度を将来にわたり安定
した持続可能なものとするため、という説明をお認めになられているようですが、そ
れを認めれば、さらに助成する対象者も多く、ペナルティーの金額も多い、子ども医
療費助成についても見直すことになります。そうではなくて、県の制度にもない中学
3年までの子ども医療費助成をペナルティーがあっても頑張って続けているのですか
ら、県に対しても、「重度心身障害者医療費助成方式は窓口無料方式に」と言っていく
べきではないですか。もちろん国によるペナルティーということがあるのが問題の発
生した根本ですので、この廃止を国に対して強く要請していただきたいと思います。
しかし、「ペナルティーがなくならないから窓口無料にできない」、というわけではあ
りません。自動還付方式をとり3ヶ月後には医療費は助成されるわけですが、いった
ん医療費の負担をしなければならない障害者のみなさんも大変ですし、事務作業もふ
えるわけです。その点で市長の重度心身障害者医療費助成方式に対する見解はいかが
でしょうか再度お聞きします。
障害を抱えておられるお子さんの保護者からは、支払いまでの時間、待つことがな
かなか難しい。障害と向き合うためには医療機関にかかる回数も多い。こういう声を
聞きます。この声に行政は応えるべきです。他市町村の状況というのでしたら、上野
原市と甲斐市が助成方式を変えることに踏み出しました。利用者の利便性というので
したら窓口での無料方式が勝っているのは明らかです。障がい児は、子ども医療費助
成事業を受けている子どもと、なぜ異なる助成方式でなくてはならないのか? 整合性
のある理由はありません。中学3年生までの障がい児の医療費窓口無料は今すぐにで
もとりくめるはずです。あるいは中学3年生までの障がい児については、子ども医療
費助成制度を優先させることも考えられます。この点で市長の考えはいかがでしょう
か答弁を求めます。
2回目の市長答弁
秋山議員の2回目の御質問にお答えいたします。
まず、重度心身障害者医療費助成についてでありますが、先ほど答弁申し上げまし
たとおり、ペナルティの廃止について、これまで山梨県や山梨県市長会を通じ、国へ
強く要請して参りましたが、今後におきましても、引き続き、県や県内他市町村と連
携して、強く要請して参ります。
次に、中学3年生までの障害児に対して子ども医療費助成制度を優先させることに
ついてでありますが、先ほど答弁申し上げましたとおり、県内他市町村の状況を見極
めるとともに、利用者の利便性等を十分考慮する中で、子ども医療費助成制度を優先
して取り扱うことも含め、検討して参りたいと考えております。
以上、答弁といたします。
第2標題「第6期介護保険事業計画について」
1回目の質問
今年の4月から介護保険制度始まって以来の見直しがおこなわれ、同時に介護事業
者に支払われる「介護報酬」はマイナス 2.27%の引き下げ改定が行われました。そし
て第6期介護保険事業計画が実施され、第1号介護保険料改定も行われました。その
詳細は広報によって市民のみなさんの知るところです。改定介護保険法による制度変
更は、全面実施には 2015 年4月から 2018 年4月まで3年間もの期間を要します。今
後、介護報酬引き下げによるサービス提供や事業経営の影響、利用者負担増や介護保
険料の大幅な引き上げ、要支援外しなど次から次へと深刻な問題をもたらすことにな
ります。これらの事態は、介護保険利用者の生活を脅かすとともに、市内で「介護崩
壊」というべき事態を招きかねません。
今回の保険料改定に当たっての事業計画によれば、市内の要介護高齢者の状況は改
善されるのかどうか、市長はどのように考えておられるのか答弁を求めます。
次に制度変更により要支援1、2の人への訪問介護いわゆるホームヘルプサービス
および通所介護いわゆるデイサービスが対象からはずされます。それらのサービスは
介護保険給付の対象から外して、市町村の事業へと移行します。これは要支援者の二
つのサービスだけにとどまらないと考えます。まず、要支援者のサービスでもっとも
利用の多いこの二つのサービスを、全国一律の保険給付から市町村ごとの「総合事業」
に移行することによって、軽度者の「保険外し」となることです。二点目には、サー
ビスの提供主体を、現行の介護保険事業者から「住民ボランティア」「無資格者による
サービス」などに置き換え、コストの削減がはかられることです。いままで受けられ
ていたサービスがはたして同じように受けられるのかという利用者からの不安の声と、
市町村事業となっても今までのような介護報酬となるのか、という事業者の声があり
ます 2017 年4月まで延期できる猶予期間があるとはいえ、現状でも不十分な介護サー
ビスの水準を後退させないため、現在のホームへルプ、デイサービスを必要とするす
べての要支援者が利用できるようにすべきです。
これらについて、富士吉田市はどのようにとりくむのでしょうか答弁願います。
次に、今年4月から、特別養護老人ホームへの新規入所は原則「要介護3」以上に
限定となりました。2014 年3月の数字ですが厚労省の発表によれば、全国で 52 万人
以上にのぼる入所待機者のうち、要介護1、2の人は 17 万8千人で待機者全体の 34%
を占めます。これらの人々が制度改悪によって待機者から除外され、切り捨てられる
ことになります。市内でも今年4月1日現在、入所待機者 420 名のうち要介護1、2
の方は 170 名と 40%になります。在宅での生活が困難になった要介護高齢者の居場所
がないという「介護難民」問題が深刻化しています。こうした中で、要介護1、2の
人を入所申し込みの対象からも排除すれば、行くあてのない介護難民となることにな
ります。
施設サービス待機者の解決についてどのようにとりくむのか、約 400 名の待機者に
ついての解決と、法改定によって困難をもたらされている要介護1、2の方々の解決
いずれについても答弁願います。
次に、2015 年度から 2017 年度の第6期の介護保険料は基準額の月額は 5,290 円と
なり、5,000 円を超えました。かつて「月額 5,000 円が高齢者の負担の限界」と言わ
れましたが、市の保険料はついにその限界を超えたことになります。その一方で介護
保険法の改定で「公費投入による低所得者の保険料軽減」がはじめて法制化されまし
た。ところが消費税 10%への増税が 2017 年4月まで延期されると、その大部分を延
期するとしています。軽減措置を見送られた非課税世帯の高齢者は保険料上昇の被害
を 2 年間にわたって受けることになります。2015 年度介護保険料決定通知が届き、保
険料の引き上げに多くの高齢者が困惑していることでしょう。まず国に対して法改正
までして「やる」といった低所得者軽減を実施するように申し入れるべきだと考えま
すがいかがでしょうか。そのうえで、軽減措置の実施を市だけでも取り組んでいく考
えはありませんか?そして、介護保険料の改善をはじめ介護保険サービスの向上のた
めには公費負担増しかありません。一般会計からの繰り入れの増額が必要だと考えま
すがいかがでしょうか、答弁を求めます。
1回目の市長答弁
第6期介護保険事業計画についての御質問にお答えいたします。
まず、介護保険事業計画による市内の要介護高齢者の状況の改善についてでありま
すが、第6期介護保険事業計画においては、居宅サービスや地域密着型サービスの充
実に加え、できる限り要介護状態とならないための予防の取組みや自立支援型の介護
及び生活支援サービスを推進することとしております。
また、現在、いきいきサロンやコミュニティカフェなど、地域で主体性を持ち工夫
を凝らした取り組みが行われており、民間事業者の創意工夫や地域住民等の自発的な
取り組みを促進するなどの「地域包括ケアシステム」の構築を進めております。これ
らのことから、第6期介護保険事業計画により、要介護状態への移行を抑制するとと
もに、要介護状態となった場合でも、それぞれの健康状態に応じた自立を支援し、高
齢者の生活をサポートできる体制を整備していくことにより、要介護高齢者の状況が
改善できるものと考えております。
次に、制度変更による要支援1、2の人へのホームヘルプサービス、デイサービス
の利用についてでありますが、本市におきましては、訪問介護及び通所介護が、介護
給付から地域支援事業へ移行しても、これまでと同様にサービスが受けられるよう、
現在、準備を進めているところであります。
次に、施設サービス待機者の解決についてでありますが、介護度の高い方々の待機
者解決のため、これまで、地域密着型特別養護老人福祉施設3施設、認知症対応型共
同生活介護(グループホーム)1施設を整備いたしました。
第6期介護保険事業計画においても地域密着型特別養護老人ホーム1施設、認知症
対応型共同生活介護(グループホーム)1施設の整備を計画しております。
また、施設サービス待機者 420 名につきましては、要支援1から要介護5までの、
必ずしも施設入所が必要ではない方々も含まれております。
今回の法改正においては、特別養護老人ホーム入所にあたり要介護3以上の規定が
設けられたものであり、要介護1、2の方の申込みを制限したものではありません。
したがいまして、要介護1、2と認定された方であっても居宅において日常生活を
営むことが困難であり、やむを得ない事情がある場合につきましては、特例入所とし
て対応できることとなっております。
次に、一般会計からの繰り入れの増額についてでありますが、介護保険制度におい
ては、給付と負担の関係を明確にし、かつ、利用者の選択による利用を可能とするた
め、社会保険方式が採用されていることから、被保険者の保険料負担が過大とならな
いように、一定の公費が投入されております。
また、第1号被保険者の保険料は、第6期介護保険事業計画においては、原則とし
て所得状況に応じてよりきめ細やかな保険料設定を行うために9つの区分に分け、低
所得者につきましては、既にこの基準額よりも低い保険料が適用されております。
さらに、本年4月からは、特に所得の低い高齢者の保険料につきましては、低所得
者対策として更なる軽減措置を行っております。
このため、現在のところ一般財源の繰り入れの増額につきましては、公平性の観点
から必要がないものと考えております。
以上、答弁といたします。
2回目の質問
2回目の質問を行います。要支援1、2の人へのホームヘルプサービス、ディサー
ビスは介護給付から地域支援事業に移行しても、これまで同様にサービスが受けられ
るように準備を進めているという答弁がありました。これについては、「多様なサービ
ス」への移行ということで現行のサービスが縮小されないように、ぜひ同じサービス
が受けられるように進めていただきたいと考えます。その上で、お聞きしますが、地
域支援事業に移行するのはいつからと考えられているのでしょうか?
地域支援事業
に移行しても現在のホームヘルプ・デイサービスを必要とする、すべての要支援者が
利用できるようにしていくことが大切だと考えますが、いかがでしょうか?
さらに、
現行のサービスを確保するためには少なくとも現在の報酬単価を事業者に保障するこ
とが必要だと考えますがいかがでしょうか?
また、介護保険給付から地域支援事業
に移行することで事業費に「上限」が付けられます。この「上限」をそのままの状態
にしておいては、やがてサービスをより費用の低いサービスへと切り下げてしまうの
ではと考えられますがいかがでしょうか?
この「上限」との関係で、どのように現
在行われているサービスを続けられようとしているのかお尋ねします。 答弁を求めま
す。
次に施設サービスを希望する要介護1、2の方についてですが「申し込みを排除し
たものではない」と答弁され、特例入所できるとされていますが、それは要介護1、
2の方を入所申し込みの対象から除外する考えはないということでしょうか?
さら
に特例として入所できるというのは、どのような形で審査されるのでしょうか。すで
に要介護1、2と判定されたのちに、ご家族は施設でのサービスを希望されておられ
る方ですので、家族が納得されるまでにはかなりの困難が予測されます。現在の考え
方を明らかにしてください。答弁を求めます。
次に一般会計からの繰り入れについてですが、公平性の観点と市長は述べられまし
た。しかし、どこに予算を使うのかを判断するのが政治です。困難を背負った方に対
してはより手厚い行政の支援が必要であり、予算を多く支出します。それを市民は不
公平とは言わないでしょう。介護保険事業に力を入れようと思えば、当然予算は手厚
くならなければなりません。この事業は第1期から3年毎の見直しのたびに、保険料
は増額となり、現在、まさに高齢者の負担能力を超えたものになり、さらに、このま
ま放置すれば今後も増額となっていくことが予想されます。このようなことを防ぎ、
介護保険サービスを向上させるためには一般会計からの繰り入れ増以外にどのような
手立てが考えられるでしょうか?答弁を求めます。
2回目の市長答弁
秋山議員の2回目の御質問にお答えいたします。
まず、要支援1、2の人への地域支援事業の移行時期及び事業費についてでありま
すが、地域支援事業の移行時期につきましては、来年4月を予定しております。
また、介護給付から地域支援事業に移行するにあたり、現行の報酬単価を堅持する
ことを基本とし、現在、サービスを利用している方々が引き続きサービスを受けられ
るよう準備を進めております。
特に、法律の改正により上限が見直されることになりますが、訪問介護や通所介護
につきましては、地域の実情に合わせ取組み等により、移行前と同様のサービスを受
けられるよう対応を図って参ります。
次に、施設サービスを希望する要介護1、2の方の対応についてでありますが、要
介護1、2の方でも施設への入所を申し込むことは可能であります。しかしながら、
施設入所を申し込みされた全ての方が、必ずしも施設入所が必要な方とは限りません。
要介護1、2の方の特例入所につきましては、山梨県指定介護老人福祉施設等入所
指針に基づき、各施設が、保険者である市町村と情報を共有し、入所の判断にあたっ
ての意見を求めた上で、各施設の入所判定委員会において決定するものであります。
施設入所につきましては、御家族との相談やケアマネージャーとの調整を行い、県
の入所方針に沿って施設との連携に努めることにより、適切な入所が図られるものと
考えております。
次に、一般会計からの繰り入れ増以外の対応についてでありますが、介護保険料の
大幅な増額を抑制するため、介護予防事業の強化や高齢者の健康増進事業等を積極的
に推進し、要介護状態への移行に繋がることがないよう対策を講じることが重要であ
ると考えております。
以上、答弁といたします。
3回目の質問
介護保険制度は 2000 年にスタートし 15 年が経過しました。「みんなで支える老後の
安心」を合言葉に、介護保険料を払うかわりにいざというときには公的介護保険制度
で、十分な介護が受けられるはずでした。
15 年たったいま、要介護高齢者をめぐる状況はけっして安心できるものとなってい
ません。家族の「介護負担」は重く、介護のために仕事をやめる「介護退職」は依然
として続いています。そして行き場のない要介護者「介護難民」が増え続けています。
施設サービスを希望し、入所を申し込まれた方のすべてが、施設入所を必要としない
と述べられましたが、とにかく依然として多くの方が施設サービスを希望されている
状況は続いているわけです。そのような状態のなかで、介護保険「改革」によって要
支援の方のホームヘルプサービスとデイサービスは介護保険事業からはずされ、自治
体の事業に移行されました。以前にも増して自治体の果たす役割、比重が大変大きく
なっています。また、この事業は介護予防・日常生活支援総合事業とされているとお
り、市長が答弁された、要介護状態への移行を防ぐ、そのための事業としても大きな
役割を果たすと考えます。「これまでと同様のサービスが受けられるよう」、あるいは
「報酬単価を堅持してサービスを引き続き受けられるように」という答弁がありまし
た。事業費の「上限」が設定される中で、サービスの提供主体が現行の介護保険事業
者から「住民ボランティア」「無資格者によるサービス」などに置き換えていくことで、
コストの削減を第一に考えるような施策を進めることはないか、と心配いたします。
現行サービスの後退を招かない市長の考えを最後に改めてお聞きします。答弁願いま
す。
3回目の市長答弁
秋山議員の3回目の御質問にお答えいたします。
今回の介護保険法の改正において、要支援の方々の訪問介護、通所介護が介護給付
から地域支援事業へ移行することとなります。
本市といたしましては、現行の報酬単価を堅持することを基本とし、移行前のサー
ビスの継続、また、事業所等のサービスの質の確保を維持することに努めることが必
要であると考え、現在、移行のための準備を進めております。
また、事業費の上限が見直されることになりますが、地域の実情に合わせた取組み
等を推進する中で、多様なサービスが提供できる体制を整備するため、ボランティア
団体などの関係機関と適切なサービス提供体制等の実施に向け、協議を行っておりま
す。
本市といたしましては、これらの取組みを推進するとともに、さらなるサービスの
充実を図るよう努めて参ります。
以上、答弁といたします。
「締めの言葉」
私は障害を持った子どもたちが学ぶ学校の教員をしていた経験からも、障害の軽
減・克服のためには、教育とともに、医療機関の果たす役割が大きく、特に重度の障
がい児にとっては命の問題ともなると考えています。他市に続いて、一刻もはやく障
害者医療費助成方式の変更に着手すべきだ、ということを申し上げて私の一般質問を
終わります。