できる限り早く入所を希望される皆様へ H27.4 今この時も、ご家庭で、あるいは病院や施設で大切な方を介護されているご家族の皆様に、改めて深い敬意を 表させて頂きます。 平成27年4月の制度改正に伴い、特別養護老人ホームへの申込み要件が変更となりました。施設サービスは 要介護3以上の中重度の方に重点的に提供されるものとなり、要介護1・2の軽度の方は在宅サービスを利用し ながら可能な限り住み慣れた地域での生活を続けて頂くこととなります。 介護されるご家族の皆様にとりましては、要介護1・2の場合、当分施設に入所することができないのではな いかという不安や戸惑いを抱えていらっしゃるのではないでしょうか。 また、要介護度に関わらず様々なご事情や生活状況からできるだけ早い入所施設での生活を希望され、どうす れば良いかとご相談を多く頂戴します。そのようなとき、私どもでは次のようなご提案をさせて頂いております。 【1】 複数の特別養護老人ホーム(以下特養)へ申込みをする ・介護保険制度は住んでいる住所地以外の地域にある特養にも自由に申し込みできる制度です。各区市町村窓口 での説明によっては住所地内の特養にしか申込みできないと思われることがあるかもしれませんが、そのような ことはありません。 ・西多摩地域は東京23区より特養の数も多く待機期間が短い傾向があります。 ・複数申し込みすることで、ご案内がくる可能性が広がります。 【2】 老人保健施設(以下老健)へ入所申込みをする ・一般的に特養より老健の方が待機期間が短く、要介護1から入所できるのでとにかく在宅介護が限界、猶予が ないという場合に非常に心強い存在です。 ・老健はリハビリを目的とした入所施設です。入所期間はおよそ3か月間と決まっていることに不安を感じてい る方も多くいらっしゃることとお察しいたしますが、西多摩地域の老健は6か月、1 年以上入所できる場合もあ り、その方のリハビリ期間や生活状況を鑑みて入所期間も様々です。特養へ申込みをすることで退所時期の延長 をして下さることもあるようです。 ・老健入所中に特養への申し込みを進めて下さい。 【3】要介護度の見直しをする ・要介護度と現在の症状が合っていないと感じる場合には要介護認定の区分変更ができます。積極的に担当ケア マネジャーと相談し、働きかけて下さい。また、認定調査の際には調査員に日頃の様子をきちんと伝えることが できるよう、あらかじめメモにまとめておくこともお勧めいたします。 現在、全国で約 52 万人、東京都で 4 万 3 千人が待機しているといわれる特別養護老人ホーム。しかし実際の ベッド数は全国でもたった約 48 万床、待機を解消するには新たに現存施設と同数の施設が必要となります。 「今 日・明日にでも入所したい」という切実な声にお答えできない私どもの力不足を痛切に感じております。少しで も早く、スムーズに入所いただけるようお手伝いさせて頂くことが私どもの本来の努めですが、市町村任せ、担 当ケアマネジャー任せ、申込み先の特養任せでは、特養からの声がなかなか掛からないことも事実です。是非状 況が変わった場合には担当ケアマネジャーだけでなく、申込み先の特養にも最新の様子をお伝え下さい。 少しでも早く皆様のご負担が軽減されることを願っております。 特養・ショートステイ・その他介護に関するご相談がございましたら遠慮なく私どもにお申し付け下さい。 ひのでホーム 入居サービス部 マネジャー:関澤 孝文 要介護 1.2 の方へのご案内が裏面にございます。ぜひご覧ください。 ソーシャルワーカー:簑輪・住吉・紀 できる限り早く入所を希望される皆様へ H27.4 【要介護1・2の方へ】 申込み案内に記載しております通り、要介護1・2の方でも要件を満たす場合には特例入所が認められていま す。しかし要件に当てはまらない場合にはお申込みができかねますので、私どもの出来ることとして可能な限り 地域内の在宅サービスについて、情報提供をできるようにお手伝いいたします。また、ひのでホームを運営して おります社会福祉法人芳洋会の在宅サービスもございますのでぜひパンフレットをご覧くださいませ。 サービス名称 概要 グループホーム※ 認知症の要介護者が少人数(5~9人)のユニットごとで共同生 (認知症対応型共同生活介護) 入 所 施 設 活する施設です。 下記の2種類があります。 ① 介護付き有料老人ホーム:施設内で食事・入浴・排泄等の介 有料老人ホーム (特定施設入居者生活介護) 護やリハビリが受けられます。 ② 住宅型有料老人ホーム:必要最低限の見守り、食事支援を受 けながら、外部のデイサービスに通ったり訪問介護を受けら れます。 デイサービス(通所介護) 自 宅 か ら 通 う デイケア(通所リハビリテーション) 専門職によるリハビリ、入浴・食事等の支援が受けられます。 ショートステイ 短期間入所して日常生活上の介護等を受けることができます。連 続利用日数は30日までです。 登録した小規模多機能ホームへ「通所」を中心に「訪問」 「泊まり」 小規模多機能型居宅介護 ※ 自 宅 で サ ー ビ ス を 受 け る 日帰りで入浴・食事・日常動作訓練が受けられます。 などを組み合わせて利用できます。 身体介護と生活援助を行います。ご本人の日常生活に対し支援す 訪問介護 るサービスでご家族への支援は行いません。夜間対応型訪問介護 もございます。 訪問入浴介護 介護職員と看護師が訪問し浴槽を提供して入浴介護を行います。 訪問リハビリテーション 理学療法士、作業療法士、言語聴覚士によるリハビリを行います。 訪問看護 福祉用具 看護師が病状チェックや医療処置を行います。 レンタル・購入に際し介護保険から一部負担されます。 高齢者向けの住まいです。65歳以上の高齢者であれば、要介護 サービス付き高齢者向け住宅 (住まい) 認定を受けていない健康な方から要介護認定を受けている方まで 入居可能です。 ※地域密着型サービス:住み慣れた地域で暮らし続けられるよう、原則地元の方のみが利用できるサービスです。
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