日下部雅喜・大阪社保協介護保険対策委員基調報告レジュメ(2016年2

堺市介護保険新総合事業(案)を学ぶ学習会 2016.2.25堺市役所地下大会議室
検証!
堺市の総合事業案
大阪社会保障推進協議会・介護保険対策委員
日下部 雅喜
本日お話し
1 新総合事業の狙いとその基本的枠組み
2 先行自治体での現状と問題点
4 堺市総合事業案の内容と問題点
3 要支援切り捨てでない総合事業へのチャレ
ンジ~方向性と課題
おわりに
要支援外しから軽度者外しへ 次期制度改定
新総合事業の狙いと
その基本的枠組み
地域包括ケアシステムの構築について
○ 団塊の世代が75歳以上となる2025年を目途に、重度な要介護状態となっても住み慣れた地域で自分ら
しい暮らしを人生の最後まで続けることができるよう、医療・介護・予防・住まい・生活支援が包括的に確保
される体制(地域包括ケアシステム)の構築を実現。
○ 今後、認知症高齢者の増加が見込まれることから、認知症高齢者の地域での生活を支えるためにも、地
域包括ケアシステムの構築が重要。
○ 人口が横ばいで75歳以上人口が急増する大都市部、75歳以上人口の増加は緩やかだが人口は減少す
る町村部等、高齢化の進展状況には大きな地域差。
○ 地域包括ケアシステムは、保険者である市町村や都道府県が、地域の自主性や主体性に基づき、地域
の特性に応じて作り上げていくことが必要。
地域包括ケアシステムの姿
病気になったら・・・
医 療
介護が必要になったら・・・
介 護
病院:
急性期、回復期、慢性期
日常の医療:
・かかりつけ医、有床診療所
・地域の連携病院
・歯科医療、薬局
通院・入院
通所・入所
住まい
・地域包括支援センター
・ケアマネジャー
・自宅
・サービス付き高齢者向け住宅等
相談業務やサービスの
コーディネートを行います。
いつまでも元気に暮らすために・・・
生活支援・介護予防
■在宅系サービス:
・訪問介護 ・訪問看護 ・通所介護
・小規模多機能型居宅介護
・短期入所生活介護
・福祉用具
・24時間対応の訪問サービス
・複合型サービス
(小規模多機能型居宅介護+訪問看護)等
■介護予防サービス
■施設・居住系サービス
・介護老人福祉施設
・介護老人保健施設
・認知症共同生活介護
・特定施設入所者生活介護
等
※ 地域包括ケアシステムは、おおむね30
分以内に必要なサービスが提供される日
常生活圏域(具体的には中学校区)を単
位として想定
老人クラブ・自治会・ボランティア・NPO 等
4
厚生労働省資料
【参考】介護予防・日常生活支援総合事業(新しい総合事業)の構成
<現行>
介護給付
<見直し後>
介護保険制度
介護給付(要介護1~5)
(要介護1~5)
現行と同
様
介護予防給付(要支援1~2)
訪問看護、福祉用具等
介護予防給付
(要支援1~2)
訪問介護、
通所介護
介護予防事業
地
域
支
援
事
業
又は介護予防・日常生活支援総合事業
○ 二次予防事業
○ 一次予防事業
包括的支援事業
○地域包括支援センターの運営
任意事業
事業に移
行
全市町村
で実施
新しい介護予防・日常生活支援総合事業
(要支援1~2、事業対象者)
○ 介護予防・生活支援サービス事業
・訪問型サービス
・通所型サービス
・生活支援サービス
・介護予防支援事業(ケアマネジメント)
○ 一般介護予防事業
包括的支援事業
地
域
支
援
事
業
○ 地域包括支援センターの運営○ 在宅医療・介護連携の
推進○ 認知症施策の推進○ 生活支援サービスの体制整備
任意事業
厚生労働省資料
要支援のヘルパー、デイサービスは市町村事業へ
予防給付によるサービス
・訪問介護
(ホームヘルパー)
・通所介護
(デイサービス)
新しい総合事業によるサービス
(介護予防・生活支援サービス事業)
市町村事業
へ移行
・訪問看護
・訪問リハビリテーション
・通所リハビリテーション(デイケア)
・短期入所療養介護
・居宅療養管理指導
・特定施設入居者生活介護
・短期入所生活介護(ショートステイ)
・訪問入浴介護
・認知症対応型共同生活介護
・小規模多機能型居宅介護
・認知症対応型通所介護
・福祉用具貸与
・福祉用具販売・
・住宅改修
など
・訪問型サービス
・多様な担い手による
生活支援
・通所型サービス
・ミニデイなどの集いの場
・運動、栄養、口腔ケア等
の教室
・生活支援サービス
(配食・見守り等)
介護事業所による訪問型・通
所型サービス
※多様な主体による多様なサービスの提供を推進
※総合事業のみ利用の場合は、基本チェックリスト
該当で利用可
従来通り
予防給付で行う
要支援者と新総合事業
①要支援1,2のヘルパーとデイサービス
の給付を廃止し、市町村事業(新総合事
業)に移行。2017(平成27)年4月まで
には全市町村がスタート
②サービス内容や価格、利用者負担は市
町村の裁量で決め、ボランティアやNPO
なども担い手にしてコスト削減をはかる
③要支援認定を省略しての利用も可能
④事業費に「上限」が設定される
【参考】介護予防・日常生活支援総合事業(新しい総合事業)の構成
・現行の訪問 ①訪問介護
訪問型サービス
介護相当
②訪問型サービスA(緩和した基準によるサー
(第1号訪問事業)
ビス)
③訪問型サービスB(住民主体による支
・多様な
援)
④訪問型サービスC(短期集中予防サービス)
サービス
⑤訪問型サービスD(移動支援)
介護予防・生
活支援サービ
ス事業
・現行の通所 ①通所介護
通所型サービス
介護相当
②通所型サービスA(緩和した基準によるサー
(第1号通所事業)
ビス)
③通所型サービスB(住民主体による支
・多様な
サービス
介 護 予
防・
日常生活
支援総合
事業
(新しい
総 合 事
業)
(従来の要支援
者)
・要支援認定を受
けた者(要支援
者)
・基本チェックリス
ト該当者(介護予
防・生活支援
サービス対象事
業者)
その他の生活支援サービ
ス
(第1号生活支援事業)
介護予防ケアマネジメント
(第1号介護予防支援事
業)
援)
④通所型サービスC(短期集中予防サービ
ス)
①栄養改善の目的とした配食
②住民ボランティア等が行う見守り
③訪問型サービス、通所型サービスに準
じる自立支援に資する生活支援(訪問
型サービス・通所型サービスの一体的
提供等)
※ 上記はサービスの典型例として示しているもの。市町村はこ
の例を踏まえて、地域の実情に応じた、サービス内容を検討する。
①介護予防把握事業
②介護予防普及啓発事業
一般介護予防事業
③地域介護予防活動支援事業
・第1号被保険者の全ての
者
・その支援のための活動
に関わる者
④一般介護予防事業評価事業
⑤地域リハビリテーション活動支援
事業
厚生労働省資料
先行自治体での
現状と
問題点
「地域支援事業への移行時期」
全国1579自治体(広域連合含む)(厚労省調査2016年1月4日)
○2015年度
283(17.9%)
○2016年度 311(19.6%)
○2017年度 953(60.3%)
○時期未定
32(2.2%)
もたつく市町村を無理やり2年間で実施へ
法律では 2017年4月1日全市町村実施
最大のネックは「多様なサービス」創出
予防給付
そのまま移行
(見なし指定)
(全国一律の基準)
予防訪問介護
(ホームヘルプ)
予防通所介護
(デイサービス)
新たに
創出
二次予防事業から移行
④予防サービスC
(専門職による短期集中サービス)
多
様
な
サ
ー
ビ
ス
総合事業(市町村の事業
)
①現行相当サービ
ス(指定事業所によ
るホームヘルプ・デ
イサービス)
②緩和基準サービスA
(無資格者等によるサービス)
③住民主体サービスB
(ボランティアによるサービス)
「多様なサービスの確保ができますか?」
(中央社保協アンケート昨年9月~12月 1057自治体が回答)
○確保できる
○確保できない
○見通しがたたない
○未定・検討中
○回答なし
9%(85)
1%(9)
73%(694)
4%(34)
13%(128)
大半の市町村が「多様なサービス」確保の見通
し」が立っていないのに、政府が法律で強制
先行自治体にもさまざまなタイプ
1 国モデル率先実行型
①「卒業」促進型
②基準緩和A中心型
2 形式的移行(現行サービ
ス中心)型
国モデル率先実行
「卒業」促進型
三重県桑名市 2015年4月実施
○基準緩和Aなしでスタート。B住民主体とC短
期集中型のみ
○「地域生活応援会議」(2014年10月開始)
で全利用者のプランを検討。「自立支援に資
するケアマネジメント」
○要支援・要介護認定率の低減と保険料抑制
効果も期待
16.1%(現在の桑名市)⇒ 9.6%(和光
市)
桑名市の「地域生活応援会議」(地域ケア会議)
○サービスを利用しようとするすべての被
保険者に、介護保険を「卒業」して地域活
動に「デビュー」することを目標として、介
護予防(=生活機能の向上)に資するケ
アマネジメントを多職種協働で提案
○毎週水曜日開催。担当ケアマネ・地域包
括支援センター・保健センター・薬剤師
会・介護支援専門員協会支部が参加
桑名市HP資料
基準緩和サービ
スA中心型の
問題点
総合事業の構成
現行相当 ①訪問介護
訪問型
②基準緩和A型
サービ 多様な
ス
サービス ③住民主体B ④短期集
中C ➄移動支援D
介護予
防・日常 介護予防・
現行相当 ①通所介護
生活支援 生活支援 通所型
②基準緩和A型
サービ
多様な
総合事業 サービス事
③住民主体B ④短期集
ス
サービス
業
中C
生活支援サービス ①配食 ②見守り
介護予防ケアマネジメント
一般介護予 ①介護予防把握事業 ②介護予防普及啓発事業 ③地域介
護予防活動支援事業 ④一般介護予防事業評価事業 ⑤地
防事業
域リハビリテーション活動支援事業
訪問型・通所型サービスA(基準緩和)
緩和した基準による生活支援、デイサービス
【実施方法】指定事業者
①無資格者可(一定の研修)
②設備基準緩和
③個別サービス計画なしも可
④衛生・守秘・事故対応など
【提供者】主に雇用労働者
※報酬は予防給付より大幅に低い 8割~5割
当初の国の説明は、基準緩和サービスAの位置づけは多様な主体参入が目的
総合事業(市町村の事業)
移行
予防給付
【現行相当サービス】介護事業所による支援
(全国一律の基準)
【基準緩和サービスA】
NPO、民間事業者等による掃除、洗濯等の生
活支援
ホームヘル
プ
(介護予防訪問介護)
【住民主体サービスB】
住民ボランティアによるゴミ出し等の生活支援
移行
デイ
サービス
(介護予防
通所介護)
【現行相当サービス】介護事業所による支援
【基準緩和サービスA】
NPO、民間事業者等によるミニデイサービス
【住民主体サービスB】
住民主体のコミュニティサロン、運動・交流の場
国モデル率先実行
基準緩和A中心
~新潟県上越市 2015年4月実施
○基準緩和A型は、予防給付の8割の基本報酬
○「介護」「予防」「現行相当」「基準緩和A」の4つの指定
を同時に受けることも可能。ほとんどの事業所が「基準
緩和A」に参入
○今年度中利用者見込
現行相当50%、基準緩和50%
○事業者アンケートから(2015年8月)
・「保険者にプランを全員分提出。『現行でない』と判断され
る。訪問介護は生活支援はほぼ緩和になってしまう」(地
域包括支援センター)
・「今までの利用者を放り出すことはできないので参入し
た」(通所)
・「緩和された利用者を受け入れることで報酬が下がること
になり経営が悪化している」(通所)
通所型サービス利用者の7割が緩和型等へ移行
新潟県上越市 2015年11月時点
予
防
通
所
介
護
利
用
者
1
,
2
6
8
人
基準緩和A型サービス
総合事業
移行済み
845人
439人(51.9%)
住民主体サービス
126人(14.9%)
現行相当サービス
280人(33.1%)
予防給付(移行待ち)423人
堺市案の
内容と問題点
堺市のスケジュール
2015(平成27)年10月21日
第1回堺市社会福祉審議会高齢者福祉専門分科会
2016年(平成28)年
1月8日
第2回堺市社会福祉審議会高齢者福祉専門分科会
3月29日
第3回堺市社会福祉審議会高齢者福祉専門分科会
5月~6月 堺市議会
8月 訪問・通所・居宅介護支援事業所説明会
二転三転の堺市案
堺市ホームページ掲載案(1月8日)はすでに変更
二転三転の堺市案
堺市ホームページ掲載案(1月8日)はすでに変更
最新(2月22日)堺市のサービス類型案
(要支援1・2、基本チェックリスト該当者)
【訪問型サービス】
Ⅰ現行相当訪問サービス (予防訪問介護の指定事業者)
Ⅱ基準緩和訪問サービス(本サービスの指定事業者)
Ⅲ担い手登録型訪問サービス (本サービスの指定事業
者・団体)
【通所型サービス】
Ⅰ現行相当通所サービス (予防通所介護の指定事業者)
Ⅱ基準緩和通所サービス (本サービスの指定事業者)
Ⅲ短期集中通所サービス (本サービスの委託事業者)
2016年2月22日 堺市高齢施策推進課提供資料抜粋
2016年2月22日 堺市高齢施策推進課提供資料
2016年2月22日 堺市高齢施策推進課提供資料
「現行相当が中心」→いつまでつづくのか?
【2月22日 高齢施策推進課提供資料 13頁17頁】
・基準緩和等のサービスは徐々に整備されて
いくもの。
・移行から数年は現行相当が中心となる。
【2月18日 高齢施策推進課ヒアリングでの説明】
・平成29年度移行時は100%近くが現行相当
サービスになると思う。
・平成30年度以降は国の制度改定の動向もう
あり現時点では想定できない。
基準緩和型サービス→参入主体の見通しは?
【訪問型】 13頁
人員基準緩和(一定の研修受講者
によるサービス提供が可能)で、すぐ
にでも人材が確保できるとは考えて
いないが・・・・
・介護人材不足が深刻化してからの
対応では遅いため、移行当初からの
実施
2016年2月22日 堺市高齢施策推進課提供資料
「生活支援の担い手の転換」
資料8頁抜粋
要支援者等への訪間型サービスは、一定の研
修受講者によるサービスを加え、多様なサー
ビスを整備することにより、介護人材のすそ野を
広げ、ヘルパーから新たな担い手への転換
を目指します。
また、高齢者が新たな担い手になることで、
高齢者の社会参加による介護予防、地域の体制
づくりを目指します。
2016年2月22日 堺市高齢施策推進課提供資料
「生活支援の担い手の転換」
資料8頁抜粋
一定の研修(検討中の内容)
>内容 生活援助のサービスを提供する際の基本
的考え方や高齢者への理解、人権など
>時間 2日間(1日6時間)程度
【2月18日 高齢施策推進課ヒアリングでの説明】
「一定の研修受講者」の研修はどこが、どの程度の
回数、規模で行うのか
○市から委託して行うことになる
○回数・規模、内容などは今後検討していくことに
なる
○29年度移行なので、研修は28年度中に実施す
ることになる。モデル事業は予定していない
現行相当以外の
訪問型サービス 資料14頁抜粋
Ⅱ 基準緩和 訪問サービ
ス
Ⅲ 担い手登録型訪問
サービス
サービス内
容
生活援助
月額の包括単価
生活援助
1回の出来高単価
サービス提
供者
本サービスの指定事業者(事業者の
雇用労働者)
(週1~ 2回、1回60分まで)
本サービスの指定事業者・団体
(事業者・団体の登録会員)
要支援者、事業対象者
対象者
管理者
従事者
専従1以上
1以上
必要数(定期訪間が可能な体制)
・介護福祉士
・実務者/初任者研修等修了者
・旧訪間介護員3級修了者
・一定の研修受講者
必要数(定期訪間が可能な体制)
・介護福祉士
・実務者/初任者研修等修了者
・旧訪間介護員3級修了者
・一定の研修受講者
サービス提
供責任者
・介護福祉士
・実務者/初任者研修等修了者
・介護福祉士
・実務者/初任者研修等修了者
・旧訪間介護員3級修了者
・一定の研修受講者
現行相当以外の
訪問型サービス 資料14頁抜粋
Ⅱ 基準緩和 訪問サービ
ス
Ⅲ 担い手登録型訪問
サービス
運営
・簡易な個別サービス計画の作成
・提供拒否の禁止
・従事者の健康状態の管理
・秘密保持、事故発生時の対応 など
・提供拒否の禁止
・会員の健康状態の管理
・秘密保持、事故発生時の
対応 など
報酬
現行相当の75%
(1回2,150円程度)
1回1,404円
利用者負担
介護給付と同じ(所得に応じ 所得に応じ、1回200
て1割または2割)
円または400円
あり
あり
限度額管理
請求・支払い 国保連経由で審査・支払い
国保連経由で審査・支払い
高齢施策推進課ヒアリング(2月18日)
質問)基準緩和への参入は、どのような
事業者をどの程度見込んでいるのか
説明)既存の訪問介護事業所はほとんど
想定していない。来るものは拒否はしな
いが、事業所に押し付けて報酬を下げる
というものでない
○NPOで興味を示しているところがあるの
で参入させたい。参入意向調査は実施し
ていない
高齢施策推進課ヒアリング(2月18日)
質問)報酬を「現行相当の75%」とした根
拠(算出の根拠を示されたい)
説明)ヘルパーの時給と生活援助サービ
スの時給を比較して算出した
質問)その時給単価はどの資料からか。
計算式は
説明)とくに資料というものはない。ヘル
パー求人広告とか、家事代行ではダスキ
ンとかの時給とかを参考に計算した
堺市案のここが問題!
①訪問介護の「生活援助」の内容・目的・効
果をほとんど無視「無資格でもできる論」
②無資格にすれば人材確保できるか?
根拠はまったくなし 資格保有者数未把握
③基準緩和型で提供すれば有資格者が訪
問しても75%の単価
④「各サービスの併用不可」
訪問介護事業所が併設実施の場合の要件
も記載している 資料16頁
大阪市訪問型(A型)参入アンケート
訪問介護事業者に参入アンケート(2015年11月2日締切)
人員基準型サービスA型
質問1 参入意向 有無 質問2 問題点・体制は
質問3 現行の7割から8割の単価でも参入するか
質問4 どのくらいの単価が必要か
アンケート送付数1,949件
有効回答数 996件(51.1%)
人員基準を緩和したサービス参入意向
意向あり 731件(73.4%)
意向なし 265件(26.6%)
7~8割単価でも参入意向あるか
意向あり 618件 (有効回答全体の62.0%)
意向なし 113件 (有効回答全体の11.4%)
現行相当以外の
通所型サービス 資料18頁抜粋
Ⅱ基準緩和通所サービス Ⅲ短期集中通所サービス
サービス内 機能訓練、レクリエーション等
月額の包括単価
容
専門職による短時間(2~3時間)・
短期間(3か月間、1回のみ延長
可)の機能訓練(週1~2回)
1回の出来高単価
サービス提 本サービスの指定事業者(事業者
の雇用労働者)
供者
本サービスの委託事業者
(事業者の専門職)
要支援者、事業対象者
対象者
管理者
専従1以上(生活相談員、看護職員、 1以上
機能訓練員、介護福祉士、初任者
研修、一定の研修受講者)
従事者
資格要件:なし
従事者:利用定員
~15人:従事者1以上
15人~:利用者1人に必要数
資格要件:機能訓練指導員、健
康運動指導士など
従事者:利用定員
10人に対して1人以上
生活相談員・
看護職員・機
能訓練指導員
―
—
現行相当以外の
通所型サービス 資料18頁抜粋
Ⅱ基準緩和通所サービス
Ⅲ短期集中通所サー
ビス
運営
・簡易な個別サービス計画の作成
・提供拒否の禁止
・従事者の健康状態の管理
・秘密保持、事故発生時の対応 など
・個別サービス計画の作成
・提供拒否の禁止
・従業者の健康状態の管理
・秘密保持、事故発生時の
対応 など
報酬
現行相当の75%
1回2,476円
(1回2,967円程度加算
含む)
利用者負担
介護給付と同じ(所得に応じ 所得に応じ、1回400
て1割または2割)
円または800円
限度額管理 あり
請求・支払い 国保連経由で審査・支払い
なし
市で審査・支払い
基準緩和型サービス→参入主体の見通しは?
【通所型】 17頁
通所介護事業所が併設して実施す
る場合、基準緩和にならないため、
通所介護事業所の参入は想定して
いない。・・・
・介護人材不足が深刻化してからの
対応では遅いため、移行当初からの
実施
2016年2月22日 堺市高齢施策推進課提供資料
高齢施策推進課ヒアリング(2月18日)
質問)基準緩和は、どのような事業者を
どの程度見込んでいるのか
説明)参入意向は通所介護事業所の
調査しかしていない。NPOで5つくら
いが興味を示している。
既存事業所も来るものは拒否しない
が、緩和型の趣旨はNPO等の参入。
通所介護事業者アンケート 参入わずか2%
堺市 通所介護事業者にアンケート(10月14日)
結果 回収率25.3%
参入予定 2.6%、参入する方向で検討19.5%
参入する・しない含めて検討51.9%
参入しない方向で検討 13.0%
参入しない 13.0%
〇堺市 通所型サービス たたき台案
基準緩和通所サービスA・現行相当併設型
管理者 専従1(兼務可)
従業者 ~15人 専従1 15人~必要数
※要介護者数で介護給付の基準を満たし、要支援者には必要数
報酬 現行の7割程度
堺市案のここが問題!
①参入のあてもないのに意味不明な基準
緩和サービスの拙速な導入
②報酬切り下げで疲弊し経営困難になっ
ている事業所の実態が眼中にない
事業所経営状況調査 未実施
③「各サービスの併用不可」
通所介護事業所が到底参入できない安物メ
ニューだが、併設実施の要件も記載してい
る 資料20頁
通所介護事業所は縮小・撤退?
2016年7月~8月大阪府内調査
• 報酬改定の結果
○収入増
2%
増収率10.5%
○ほぼ同じ 21%
○減収
71%
減収率-11.7%
・今後の展開
○事業規模拡大 27%
○障害サービス等新たなサービス追加 16%
○事業の整理・縮小 17%
○事業からの撤退
4%
ここが問題!堺市案
①総合事業への移行方式
堺市案 「平成29年4月1日に要支援者は
総合事業に一斉に切り替えます」 11頁
※国ガイドライン
改正法 要支援者は更新まで予防給付を受
けられる
更新認定者・新規要支援認定者から順次1年
間かけて移行する
高齢施策推進課ヒアリング(2月18日)
質問)一斉切り替え方式による事業者・
利用者の混乱や負担についてどう考えて
いるのか
• 説明)(品川区を参考にした。厚労省に
は確認していない)
• 現行相当ならば受けるサービスは変わ
らない。プランの再作成の必要ない扱
いとしたい。契約も本来交付すべきだが
、紙1枚で済ます方法を検討したい
サービス利用の選別
新規申請者
更新申請者
区役所・地域包括支援センター
基本チェックリスト
サービス事業
対象者
要支援1.2
介護予防ケアマネジメント
現行相当
サービス
要介護(要支援)認定
緩和型
サービス
要介護1~5
予防プラン ケアプラン
予防給付
介護給付
ここが問題!堺市案
②区役所窓口ではチェックリストせず
堺市案 ①原則、地域包括支援センター
が実施 ②認定者については居宅介護支
援事業所による代行可③本人が区役所
に来所の場合は基幹型包括支援センター
で実施
※国ガイドライン 「まず保険者が窓口で」
区役所は相談電話を地域包括支援センターに丸
投げすることにならないか。更新者も認定さえず
、チェックリストへ誘導しないか
堺市の要介護認定の状況
要介護認定者数 48,765人(2016年1月)
認定申請件数 51,750件(2014年度1
年間)
申請から30日以内の認定率
2013年度 44.9%
2014年度 34.3%
2015年度(1月まで) 26.8%
認定申請そのものを抑制したいという意識に結びつ
く危険性大! 申請させずチェックリストへ誘導しな
いか
ここが問題!堺市案
③ケアプラン支援会議を導入
堺市案 大分県を参考に「自立支援型ケ
アママネジメントへ転換」
ケアプラン支援会議を
平成28年度 包括プランでモデル事業
平成29年度 委託プラン(要支援1、事
業対象者)対象に実施
中央会議 と 区会議
ケアマネジャーは要支援1のプラン敬遠、サービ
スが使えなくなる?!
大分県資料
大分県資料
和光市資料
和光市資料
和光市資料
ワースト1モデルの堺市
なぜそんなに「軽い」の?
1 現場の介護事業者や利用者等
の声や実態を踏まえることなく、サ
ービス類型や移行方法などの形
式づくりを優先させている。しかも
品川区や大分県など、単なる模倣
に過ぎない案を持ち出すなど、極
めて「軽い」、気楽な検討姿勢
ワースト1モデルの堺市
あてもないのに類型づくり
新総合事業に移行しても既存事業所
による現行相当サービスによるサービス
提供しか方法がない現実があるにもかか
わらず、「生活援助の担い手の転換」とい
う妄想に取りつかれ、参入主体のめぼし
のつかないまま、「多様なサービス」類型
を並べ、提案するたびにコロコロ変わると
いう無責任な姿勢
2
ワースト1モデルの堺市
府内でどこもやってない最悪案も
3 「2017年4月1日一斉移行」「
各サービス併用不可」「区役所で基
本チェックリスト実施せず、包括支
援センター丸投げ」「ケアプラン支
援会議」など、府内他市にあまりな
い「最悪モデル」を平然と出し、固
執する不当性
「安心」の消えた堺市の介護保険
「みんなで支える老後の安心
介護保険 」
「みんなで支えあう介護
保険制度」
要支援切り捨てでない
総合事業へのチャレンジ
~方向性と課題
現行サービスを基本とし
た制度構築を
現行相当サービスのみで移行
○横浜市
2016年1月実施
移行当初は「現行相当サービス」だけ
通所は基準緩和型は設定しない
○岡山県倉敷市
急きょ 2015年度中(2016年3月)実施を決める
「現行サービス」だけでスタート
倉敷市の動向
※ 2016年3月総合事業移行
〇現行相当サービスのみで実施
〇基本チェックリストは認定を希望しない場合のみ
実施
〇厚労省老健局振興課の課長補佐が派遣で「参
与」になり陣頭指揮
⇒国も「多様なサービス」の制度スタート時からの
整備は想定していない
厚労省の「移行セミナー」では
厚労省の「移行セミナー」では
厚労省の「移行セミナー」では
当面する目標と取り組み
総合事業移行が法律によって強制されている現
状から当面する目標は
①利用者の生活と介護事業所の運営を守るため
に、訪問型・通所型とも「現行相当サービス」
がすべての移行先となる総合事業をめざす
②「安上り・無資格」サービスでしかない基準
緩和A型については、導入に反対しつつ、でき
る限りその影響を小さいものとさせていく
③要支援者の認定申請権侵害をさせず、利用サ
ービス選択権を保障する具体的措置を取らせる
安上がりサービスの置き換えが目的
予
防
給
付
指定事業者による専門的サービス
(ホームヘルプ・デイサービス)
専門的サービスが必要
と認められた人のみ
総
合
事
業
指定事業者によ
る専門的サービス
(ホームヘルプ・デ
イサービス)
多様なサービスへの移行促進・
専門的サービスからの卒業
「多様なサービス)
(無資格者・ボランティアの
訪問、「通いの場」など)
専門的サービスを土台にプラスアルファを
予
防
給
付
指定事業者による専門的サービス
(ホームヘルプ・デイサービス)
専門的
サービス
だけを利
用するこ
とも選択
できる
総
合
事
業
すべての要支援者に専
門的サービスを提供し、さ
らに「多様なサービス」も
利用できるようにする
「多様な
サービ
ス」だけ
利用する
ことも可
能
「多様なサービス)
ボランティアの訪問、「通いの場」
「多様な
サービス)
指定事業者による専門的サービス
(ホームヘルプ・デイサービス)
ボランティ
アの訪問、
「通いの
場」)
総合事業へのサービス移行の推進等による費用の効率化(イメージ)
○ 総合事業への移行により住民主体の地域づくりを推進。住民主体のサービス利用を拡充し、効率的に事業実施。
○ 機能が強化された新しい総合事業を利用することで、支援を必要とする高齢者が要支援認定を受けなくても地域で暮らせる社会
を実現。
○ リハ職等が積極的に関与しケアマネジメントを機能強化。重度化予防をこれまで以上に推進。
予防給付
介護予防事業
予防給付
+新しい総合事業
30’
30’
制度改正
27’
25’
総合事業へのサービス移行の
推進、介護予防の強化等
←
介護予防事業
(総合事業含む。)
・住民主体のサービス利用の拡充
・認定に至らない高齢者の増加
・重度化予防の推進
費
用
額
制
度
見
直
し
後
の
費
用
現
行
制
度
を
維
持
し
た
場
合
→
予防給付
第6期計画期間中(平成29年
4月まで)に、すべての市町村
で、 総合事業を開始
・ 中長期的には費用の伸びが、効率的なサービス提供を
通じて、後期高齢者の伸び(3~4%)程度となることを目安
として努力
・ 短期的には、生活支援・介護予防の基盤整備の支援充
実にあわせ、より大きな費用の効率化
地域支援事業の上限設定
• 総合事業の上限については、その市町村の
「75歳以上高齢者数の伸び以下」の増加率
しか認めない
• 総合事業の上限=【①当該市町村の事業開
始の前年度の(予防給付(介護予防訪問介
護、介護予防通所介護、介護予防支援)+介
護予防事業)の総額】 × 【②当該市町村
の75歳以上高齢者の伸び】
国に対し、上限撤廃・財源保障要求を!
自治体としても財源補てんを!
参議院での付帯決議
1 介護予防訪問介護及び介護予防通所介護の
地域支援事業への移行に当たっては、専門職
によるサービス提供が相応しい利用者に対して、
必要なサービスが担保されるガイドラインの策
定を行った上で、利用者のサービス選択の意思
を十分に尊重するとともに、地域間において
サービスの質や内容等に格差が生じないよう、
市町村及び特別区に対し財源の確保を含めた
必要な支援を行うこと。
次期制度改定
要支援外しから
軽度者外しへ
2割負担化
資産要件拡大
2015年4月から 大きく変わり始めた介護保険制度
施行期日
改定事項
2015年 ○地域支援事業の充実(2018年4月まで)
4月1日 ○予防給付の見直し (2017年4月まで)
○特養入所者の原則「要介護3」限定
○低所得者の保険料軽減の強化(一部のみ実施)
○サービス付き高齢者向け住宅への住所地特例
の適用
2015年 ○一定以上所得の利用者の自己負担「2割化」
8月1日 ○補足給付の支給に資産・配偶者等を勘案
2016年
4月1日
○地域密着型通所介護の創設
2018年 ○居宅介護支援事業所の指定権限の市町村への
4月1日 移譲
従来の介護保険サービスの
4つの特徴
1 要介護認定(要支援1、2 要介護1、2
、3、4、5)を受ければ、サービスが利用
できる
2 要介護1~5の人は、特養ホームなど
施設に入所申込ができる
3 利用料は所得に関係なく1割負担
4 低所得者(非課税世帯)は、施設の食
費・部屋代の補助がある
介護の4大改悪
1 要支援1,2のヘルパー・デイ
サービスの保険外し
2 特養入所から要介護1,2の締
め出し
3 一定以上の所得者は2割負担
4 非課税者の施設食事・部屋代
軽減に預貯金・配偶者要件
介護保険4大改悪
③
所
得
に
よ
っ
て
2
割
負
担
へ
要支援1
要支援2
160万人
要介護1
要介護2
205万人
要介護3
要介護4
要介護5
205万人
①保険外し
給付費の60%占める
ヘルパーとデイサービ
スを保険給付から外す
②特養外し
市町村事業
・介護事業者
・NPO
・住民ボランティア
単価は今より安く
利用料は下がらず
限度額あり
事業費に上限、低減
待機者の3割(13万人)
は要介護1・2。
要介護3以上に限る
④施設の食費・部屋代補助外し
低所得者でも、配偶者課税、預金等があれ
ば、施設の食費・部屋代補助をしない
2025年に向けてさらに中長期改革へ
経済財政運営の基本方針を示す「
骨太の方針」 6月30日閣議決定
2020年度に「財政健全化」目標を達成す
るための「経済・財政再生計画」
2016~2018年度を「集中改革期間」
3年間で社会保障費の自然増を1兆5千億円
に抑える
3年間で9千億~1兆5千億円、1年当たり3
千億~5千億円も削る 「目安」
骨太の方針2015では
次期介護保険制度改革に向けて、高齢者の
有する能力に応じ自立した生活を目指すとい
う制度の趣旨や制度改正の施行状況を踏ま
えつつ、軽度者に対する生活援助サ
ービス・福祉用具貸与等やその他の
給付について、給付の見直しや地
域支援事業への移行を含め検討を
行う
次のターゲットは軽度者(要介護1,
2)
生活援助と福祉用具は自己負担
保険からも事業からも外す
・軽度者に対する生活援助の原則自己負
担(一部補助)化
・福祉用具貸与・住宅改修に係る価格及
びスペックの見直し、原則自己負担(一部
補助)化
・要介護1・2への通所介護サービス等に
ついて、自治体の予算の範囲内で実施す
る仕組み(地域支援事業)へ移行
財政制度等審議会・財政制度分科会(2015年10月9日)資
今年末までに結論、
来年通常国会へ法案提出
生活援助及び福祉用具貸与、住宅改
修に係る原則自己負担(一部補助)に
ついては、速やかに関係審議会等に
おいて制度の実現・具体化に向けた
検討を開始し、28年末までのできる限
り早い時期に結論を得て、その結果
を踏まえ、遅くとも29年通常国会に所
要の法案を提出
財政制度等審議会・財政制度分科会(2015年10月9日)資料
骨太の方針2015(閣議決定)では
介護保険における高額介護サービス費
制度や利用者負担の在り方等について、
制度改正の施行状況も踏まえつつ、検討
を行う。
あわせて、医療保険、介護保険ともに、
マイナンバーを活用すること等により、金
融資産等の保有状況を考慮に入れた負担
を求める仕組みについて、実施上の課題
を整理しつつ、検討する
74歳まで2割負担へ
2017年法改悪
・2割負担の対象者の見直し:医療制度との均
衡を踏まえて、65~74歳について原則2
割に見直し
• 速やかに関係審議会等において制度の
実現・具体化に向けた検討を開始し、28
年末までのできる限り早い時期に結論を
得て、その結果を踏まえ、遅くとも29年通
常国会に所要の法案を提出
財政制度等審議会・財政制度分科会(2015年10月9日)資
預貯金があれば負担割合増やす
マイナンバーの狙い
①介護保険における補足給付と同様の仕組みの
適用拡大(入院時生活療養費等)、②マイナンバ
ーの活用(負担の在り方全般)
・〔補足給付と同様の仕組みの適用拡大〕速やか
に関係審議会等において検討し、28年末までので
きる限り早い時期に制度改革の具体的内容につ
いて結論を得て、速やかに実施
・〔マイナンバーの活用〕預金口座への付番開始後
3年を目途とする見直しの検討に併せて、実施上
の課題を整理し、具体化の方策を取りまとめ
財政制度等審議会・財政制度分科会(2015年10月9日)資
75歳以上 4年後(2019年度)には
医療も介護も原則2割負担に
【医療保険】31年度以降に新たに
75歳以上となる者に係る2割負担
の維持等
【介護保険】医療保険制度におけ
る議論の状況を踏まえつつ、75
歳以上の高齢者についても原則2
割負担を導入
財政制度等審議会・財政制度分科会(2015年10月9日)資
経済・財政再生計画
介護保険・新4大改悪
1 要介護1、2のサービスの保険外し・市町
村事業(地域支援事業)へ
2 生活援助・福祉用具・住宅改修は原則自
己負担へ
3 利用料は65歳以上は2割負担
4 預貯金等があればさらに高い負担へ(※
医療保険も同様)
2016年末までに「結論」、
2017年法改正、18年~実施
2015
進行中
4大改悪
新たな
4大改悪
報
酬
改
定
2016
2017
第6期介護保険事業
第7期
①要支援1,2のヘルパー・デイサービス
地域支援事業へ各自治体で移行中
①要介護1,2
保険給付外し
②生活援助等
自己負担
③65歳以上2
割負担
④預貯金で負
担増
②要介護1,2特養排除
報
酬
改
定
③2割負担④預貯金要件
骨
太
の
方
針
2018
経済財
政アク
ション
プログ
ラム
審議会
結論
法
改
正
準
備
新4大改
悪実施?
安倍暴走改革で5年後は
○保険給付は要介護3以上に限定
○生活援助・福祉用具・住宅改修は
自費利用
○利用者負担は原則2割負担
○預貯金等があれば3割負担
※マイナンバー活用で預貯金はもれなく把握、
医療保険も同じ負担の仕組みへ
上がり続ける介護保険料
【堺市 基準月額】
第1期(2000~02年) 3,367円
第2期(2003~05年) 3,700円
第3期(2006~08年) 5,092円
第4期(2009~11年) 4,837円
第5期(2012~14年) 5,349円
第6期(2015~17年) 6,128円
2025年推計 約9,500円
堤修三氏「介護保険は『国家的詐欺』」
介護保険創設時の厚労省老健局長。「介護保険の生みの親」
● 「保険料を納めた人には平等に給付を行うのが
保険制度の大前提」。
● しかし「2015年改定や財務省の給付抑制路
線の提案では、この前提が崩れつつあると危惧
している」
● さらに要支援者の訪問介護などを市町村の
事業に移し替えたり、補足給付の資産要件を導
入するなどは、保険制度からいえば全くの筋違
いで、「団塊世代にとって介護保険は『国家的詐
欺』となりつつあるように思えてならない」
シルバー産業新聞(2015年11月10日)
何からとりくむべきか
①堺市へ要求書を出し、話し合いをします。ご参加を
②3月29日まで
第3回堺市社会福祉審議会高齢者福祉専門分科会
委員に働きかけを! 「現行相当だけにしてください」
「ケアプラン支援会議を止めてください」
③ 5月~6月 堺市議会
議員への働きかけを!
④8月 訪問・通所・居宅介護支援事業所説明会
まだ実施まで半年以上。さらにはたらきかけを!
要求項目案
①総合事業に移行してもすべての利用者が、訪問・
通所ともすべて現行相当サービスを利用できるよう
にすること
②訪問型サービスの生活援助をホームヘルパーから
無資格者によるサービスへの置き換えを行わないこ
と
③通所型サービスについては、報酬単価の低い「緩
和型」は導入しないこと
④総合事業の各サービスについては「併用」をみと
めること
⑤平成29年4月1日一斉移行でなく更新者からの
順次移行とすること
要求項目案
⑥区役所窓口では相談者に対しまず要介護認定の申
請受け付けることを徹底し、基本チェックリストは
希望者のみに実施すること
⑦「自立支援型マネジメント」に名を借りたケアプ
ラン支援会議は導入しないこと。利用者のサービス
選択権を保障すること
⑧総合事業の実施に当たっては、事前に関係者の意
見を聞き、協議を尽くし合意を得たうえで行うこと
とし、一方的に進めないこと
堺市社会福祉審議会高齢者福祉
専門分科会委員①
安
裏
岡
岡
小
上
川
久
部
山
田
原
倉
野
井
保
勝 之
正 利
進 一
和 弘
美津子
秀 香
太加子
洋 子
堺市社会福祉協議会
堺市議会議員
大阪市立大学大学院
堺市医師会
堺市人権教育推進協議会
大阪介護支援専門員協会
桃山学院大学
堺市女性団体協議会
堺市社会福祉審議会高齢者福祉
専門分科会委員②
黒
鈴
髙
髙
中
橋
藤
豆
宮
田
木
橋
橋
西
本
原
野
田
研 二
関西大学
利 次
堺市薬剤師会
明
介護支援ネットワーク協議会・さかい
義 之
堺市社会福祉施設協議会
時 彦
堺市歯科医師会
宜 和
堺市老人クラブ連合会
広 行
連合大阪 堺地区協議会
陽 一 大阪狭山市▪堺市美原区歯科医師
英 幸
大阪社会福祉士会
地域の共同で
チャレンジを!
ご清聴ありがとうございました