平成27年度介護報酬改定に伴う介 護老人保健施設の現状と課題につ

平成27年度介護報酬改定に伴う介
護老人保健施設の現状と課題につ
いて
平成27年8月
介護老人保健施設ほくと
平成27年度介護報酬改定(介護老
人保健施設に関して)
1.介護報酬の引き下げ
2.在宅強化型基本施設サービス費
及び在宅復帰・在宅療養機能加算
について重点的に評価
介護老人保健施設 ほくと 基本情報
• 定員 60名(内ショート1名)
• 個室36室、多床室(二人部屋)12室
• 一般のみ
・基本介護度 2.63
・平均在日数 623日
・昨年の在宅復帰率 3名(GH入居含む)
老健ほくと取り組み
• 1.トイレ付個室の料金引き上げ
影響
12室あるトイレ付個室の料金を上げた結果、居室移動希望者は0人
考察
家族は、入所者の必要性を第一に考えての同意ではあるが、そも
そも老健の料金が他の施設に比べて安いことがある(収入額に応
じた料金体系)。
• 2.在宅復帰・在宅療養支援機能加算の算定施設へ
① 入所者の方向性の確認
② 入所要件の厳密化
① 入所者の方向性の確認
• 方向性が確定している入所者 47名
‣特養待機者
37名
(要介護1.2の入所者 15名)
‣在宅
5名
‣グループホーム 3名
‣サ高住
2名
• 方向性が未定の入所者 12名
→6名については、特養への申し込みを進めた
② 入所要件の厳密化
• 従来は、特養への待機という方も介護度に関係なく受
け入れていたが
平成27年4月から、特養に入所できるのは
原則と要介護3以上となる
要介護3以上
• 引き継き、
特養待機可
要介護1.2
• サ高住及び在宅へ
の検討できる方
※往復利用活用
往復型利用とは
• 老健の入所期間長期化の問題は昔からあり、中間施設
とは名ばかりで「第2特養」と呼ばれるほど長期の入所
者を受け入れてきた
• リハビリ機能を利用して老健と在宅を往復しながら
生活する
しかし、現実には厳しい
そこで
ショートステイを利用しながら在宅へ復帰
ショートを中心とした往復利用の
メリット・デメリット
• メリット
入退所を実施することで、各専門職が家族
と直接 コンタクトを多くとれる(入退所前後訪
問等にてリハ・介護が直接自宅へ訪問し、本人
の状況を確認できる)
• デメリット
本人・家族の負担が通常の入所より増える
今後の老健の課題
• 家族、他の機関への老健の役割の理解
• サ高住、小規模多機能、グループホームとの
連携
• 他の老健との情報の共有