た、ユダヤ教という保護の下か メッセージである。 の時代にある信徒への励ましの ら で あ る。『 黙 示 録 』 は、 危 機 中に神が共にいる時代が来るか 利するはずであるし、私たちの いる。だから、私たちも必ず勝 打ち勝って勝利した信徒たちも は既に勝利しており、殉教にも 望がある。なぜなら、キリスト 福音を述べ伝えよ。将来には希 る。よく見ると、その形は、人 危機の「危」という字は、崖 の上にいる人の形から来てい 的状況を迎えている。 が、同じように、教会は、危機 ヨハネの時代とは質が異なる 式 の 時 し か 使 用 し な い 告 解 場。 いて、騒々しい聖堂。共同回心 く意識にないで安否確認をして 聖体が安置されているなどと全 前に私たちは立っている。そし た ら、 そ の 壊 れ か け た 教 会 の に 応 え よ う と, 石 を 集 め 始 め 聞いた。そして、文字通りそれ を立て直しなさい」という声を リ ス ト か ら、「 壊 れ て い る 教 会 の聖堂にあった十字架の上のキ ンシスコは、サン・ダミアーノ ランシスカンの時代だ。聖フラ Seta no Oka 会の暦の最後になる ら出されたため、裸同然で信仰 れ、 出 入 り が 許 さ れ な く な る 西暦八五年に、キリスト教徒 は、ユダヤ教の教会から追放さ る。 性がなくなってしまった感がす ら始まったのでまとまりと連続 その都度、時代の状況の説明か な り、 ま た 戻 っ た り し た の で、 更に途中で別の修道院のミサに 二 の 週 は、 次 の 修 道 院 で あ り、 しまとまった話ができたが、第 道院でのミサであったので、少 であった。第一の週は、同じ修 二つの週の第一朗読は、黙示録 れるようになる。今年の最後の る聖書の箇所が読ま いた。 す る よ う に と、 『黙示録』を書 ハネは、典礼集会の機会に朗読 んな状況の信徒に向かって、ヨ をしている信徒たちもいる。そ さを失い、悠長な生ぬるい生活 機に気づかず、最初の頃の熱心 感じるそのなかで、差し迫る危 怖れに包まれていく。危機感を いない。先が見えない。不安と 会に分裂が起こり、まとまれて くなる。殉教者が出始める。教 もあった。現実がどんどん厳し 認めてもらえないという状況で た。それはまた、宗教としても 経済的に立ち行かなくなりつつ さえも、もうそろそろ人材的に が消滅しそうだ。東京の教会で 都市だけではなく、地方の教会 を持った社会学者がいる。地方 「地方がなくなる」という意見 と 答 え た 司 祭 が い た そ う だ が、 丈 夫、 信 徒 も い な く な る か ら 」 く な る 」 と い っ た 信 徒 に、「 大 思っているだろうか。 基づいて何か対策を講じようと れについて評価を下し、それに 況を見据えているだろうか。そ 自分たちの将来である危機的状 表すこの字のように、 私たちは、 ない深淵を覗き込んでいる人を している形だそうだ。底が見え る人がいる。危ないことを意味 える。更にその下に、跪いてい 午前 時半 湯澤神父 ■朗読担当 午前 ■ミサ司式 た。教会は壊れ始めているとし と、 終 末 を 推 測 さ せ と、神の言葉を聞く場所がなく 簡単に言えば、自分たちの信 仰を見直せ。本当の信仰生活に ある。子供たちに信仰を伝えら ある人が言った。現代は、フ 第二朗読 第一朗読 菊池繁樹 小野佳織 時 静神父 7日(日)待降節第2主日 【十二月】 ミサ・行事予定 めなければならいのでは? が、そろそろ私たちも何かを始 あ、今から始めよう」といった う か。 聖 フ ラ ン シ ス コ は、「 さ かけられているのではないだろ なる。夕食と共にパンを裂く式 戻れ。困難が訪れて来るが、そ 危 をしていた家庭などが利用され れない教会になって久しい。ご 教 主日のミサ て、聖フランシスコと同じ声を 午前 7 時、午前 9 時半 が崖を覗き込んでいるように見 東京都世田谷区瀬田 4-16-1 生活をしなければならなくなっ 創刊 1973 年 「 召 命 が 減 少 し、 司 祭 が い な 編集・発行 瀬田教会信徒会 の 中 で、 雄 々 し く 信 仰 に 生 き、 1 ◀ Seta no Oka カトリック瀬田教会広報 るようになったのであろう。ま 9 7 湯澤民夫 神父 No 291 2014 年 12 月 No 291 2014 年 12 月 1月 日の信徒総会で新しい 教会委員が選出されます。 ■土曜学校クリスマス会につい へ お 申 し 込 み く だ さ い。 申 し は各個人にてカトリック新聞社 す。今後、購読を希望される方 はなく、半数の改選にしては? うに教会委員全員の入れ替えで ・教会運営がスムーズにいくよ 見が出されました。 竹中さんより連絡があり、現 在は自宅で静養中とのことで 日(日)待降節第3主日 黙想会 時 講話:柴田師 日(土) 第一朗読 小楠千早 第二朗読 酒井育子 ■行事 午前 時半 小西神父 ■朗読担当 午前 ■ミサ司式 時 井之上神父 14 土曜学校クリスマス会 時 日(日)待降節第4主日 ■ミサ司式 午前 時 マリオ神父 時半 湯澤神父 午前 仲川憲四 第一朗読 ■朗読担当 第二朗読 小平恵子 ■行事 運営協議会 日(水) 子どもと共に捧げるミサ 主の降誕(夜半ミサ) ■ミサ司式 午後 時 湯澤神父 時 湯澤神父 午後 ■朗読担当(夜半ミサ) 第一朗読 吉田和夫 第二朗読 菅波昭子 Seta no Oka ▶ 2 Seta no Oka ■カトリック新聞購読について 教会によるまとめ購読を 月 て 込 み 方 法 は ① イ ン タ ー ネ ッ ト、 ・ 任 期 に つ い て、 二 年 で は 短 い 運営協議会要旨 月 日(土)午後3時から アントニオ会館で行います。子 ②専用ハガキ、③官製はがき・ ので、三年または2期連続、さ 教会委員選出に関して、次の意 どもたち一同、皆さまのお出で フ ァ ッ ク ス・ 電 話 と な り ま す。 らに一年でも良いのでは? ご協力ありがとうございました。 15 日発刊分を持って最後としま をお待ちしております。 詳細はカトリック新聞社へ(電 パーティーの準備をしてくださった皆さま、 【連絡・報告事項】 す。 ■コピー機の刷新について ■■ 教会委員より ■■ ■竹中さんのご容態について ■ご葬儀の連絡網について 色んな経験ができるので興味を 晴仁 ・ や り 方 次 第 で、 委 員 と し て も ■教会委員の選出について 現在メールと電話での方法を 取っていますが、電話連絡網に え た 複 合 機 が 導 入 さ れ ま し た。 うまくあいさつができませんでした。 話03 5632 4432) コスト削減および作業効率の 改善を目的として、新機能を備 もって欲しい。 ついては改善の必要があり、再 ときは、うれしかったけど、はずかしさで 9 7 18 月 日より、投票箱と投票 用紙を設置します。投票締切日 ~!」とおもいました。パーティーをした 11 12 日です。二〇一五年の たけど、あとから「初聖体、やっとうけた 20 14 は 月 どうもありがとうございました。 30 21 20 ( 使 用 方 法 に つ い て は、 吉 田・ ました。 登録等による整備を行う予定で 中で、中川 晴仁くん(小学3年生)が初聖体を受け 11 12 12 中里まで) さいしょは、ミサをしたときドキドキし 9 7 5 9 す。 初聖体おめでとうございます。11 月 23 日のミサ 21 24 11 月度 祝初聖体 No 291 2014 年 12 月 祝七五三 Seta no Oka 11 月 16 日のミサ中で神父さまからの祝福を受ける子どもたち 2014 年 ミニバザー 11 月 30 日に行われたミニバザーは天候にも恵まれ 信者動静 盛況のうちに終えることができました。 受洗おめでとうございます。 11 月 9 日のミサ中で鈴木 美優さん 今回は内部団体に絞って出品団体が少なくなった中で、昨年の実績を が洗礼を受けました。 維持できたことは大変感謝申し上げます。Br. 松本には、信徒会を代表し て私の方から報告致します。本当にありがとうございました。 信徒会長 吉田和夫 ■■ 教会委員より ■■ ミニバザー収益金は 398,579 円でした。みなさま御協力ありがとうござ いました。 ■ ようこそ、瀬田教会へ 永倉 実(アンティオキアのイグナチオ)さん 大森教会より 齋藤 美恵(マリア・インマクラータ)さん 上野毛教会より ■ ご冥福をお祈りします 西尾 優子さん 25 日(木) 主の降誕(日中ミサ) ■ミサ司式 10 午前7時 井之上神父 午前 時 内藤神父 ■朗読担当 28 第一朗読 中里敏美 第二朗読 石原晶世 日(日)聖家族 9 7 ■ミサ司式 午前 時 マリオ神父 午前 時半 内藤神父 ■朗読担当 第一朗読 酒井彰 第二朗読 山本万里子 【一月】 1日(木)神の母聖マリア 4日(日)主の公現 日(日)主の洗礼 3 ◀ Seta no Oka 18 11 日(日)年間第2主日 信徒総会・成人のお祝い 日(日)年間第3主日 25 No 291 2014 年 12 月 第1朗読 イザヤ第7章 10 〜 14 第2朗読 ローマ第1章1〜 7 主日の福音 マタイ1章 18 〜 24 イエス・キリスト誕生の次第は次のとおりである。 なメッセージは、 「処 日の御言葉の中心的 ら と い っ て、『 自 分 の 妻 と し て 聖霊によって身ごもった。だか ストです」と。そして、神の子 方が、私たちの主イエス・キリ 4 が救い主としてこの世に来られ 4 迎え入れるべきでない』と考え 4 女マリアから生まれ 4 るとき、私たちの取るべき態度 4 てはいけない。神の御旨はこう 4 るイエスが、預言されていたダ 4 は、信仰による従順です。これ 4 で あ る。 マ リ ア は 男 の 子 を 生 4 について使徒パウロは言いま シレジウス 瞑想詩集 第三章 人を信仰による従順へと導くた 4 ビデの子で、神である救い主だ」 む。ダビデの子孫であるあなた す。「 私 た ち は、 す べ て の 異 邦 て、その子にイエス、すなわち めに、使徒とされました」と(第 4 ということです。これを確認し が、マリアとその子を迎え入れ 主は救うと名付けなさい。この 二朗読) 。信仰による従順とは、 よ き 人 々 よ、 あ な た が 馬 小 羊飼いたちに 処女マリアは大天使から告げ ら れ ま し た。 「聖霊があなたに 子は自分の民を罪から救うから 「啓示される神に知性と意志を 屋に入って神の子を見たと て く れ。 幼 児 イ エ ス が 羊 飼 4 降り、いと高き方の力があなた である。このように、ダビデの 完全に奉献し、神の啓示に自発 き、 震 え る 舌 で い っ た い 何 セフ様です。ヨセフ様は万事に い の 歌 で も っ て、 わ た し か 4 を包む。だから生まれる子は聖 子孫であるあなたが母と子を受 的に同意し、自分自身を自由に を 歌 っ た の か、 神 が 子 供 に と(レオン・デュフール、福音 おいて神のみ旨にいつも完全に らも賛美されますように。 4 なる者、神の子と呼ばれる」と け入れることによって、その子 残りなく神に委ねることです」 セフ様は次のように考えられま の研究《ヨセフヘの告げ》の項 かつ速やかに従われました。 4 ) 。マリア様はこの をダビデの家系に入れることに し た。 「神の子を宿したマリア 参照)。こうして、「救い主がダ な っ た の を 見 た の か、 答 え を自分の妻として迎え入れるこ ビデの子孫から生まれる」とい とも、神の子の父親気取りでい う神の約束(Ⅱサムエル七章 ) と、「 処 女 が 身 ご も っ て ることも許されない。マリアと 〜 4 4 4 4 4 4 いたダビデの子で神の子救い主 4 男の子を生む。その名はインマ 4 4 て、私は身を引こう」と。この であることを確認し、信仰によ 天の父よ、私たちが信仰によ る従順を生き抜くことができる ヌエルと呼ばれる」という預言 よればダビデの子孫から生ま よう、いつも助け導いて下さい。 よ う に 考 え て、 「マリアのこと すると、主の天使が夢に現わ れ て、 神 の お 望 み を 告 げ ま し れ、聖なる霊によれば、死者の る従順の恵みを願いましょう。 た。 「 ダ ビ デ の 子 ヨ セ フ、 そ の 中からの復活によって力ある神 とが(第一朗読)、成就しました。 ように恐れないで妻マリアを迎 の子と定められたのです。この Seta no Oka え入れなさい。確かにマリアは を表ざたにしないで、ひそかに 4 4 になったイエスが、預言されて 第三章 (ルカ一章 事実を婚約者のヨゼフ様に伝え なる。これが神のお望みである」 (啓示憲章 5)。その模範がヨ られました。すると、義人のヨ 4 ましょう。 今 た。(マタイ1章 18) 庄司篤神父 9 ですから待降節最後の主日の 今日、処女マリアからお生まれ No 縁を切ろう」 と決心されました。 その胎内の子を神御自身に委ね 12 めて生んだのである。 い た の に、 そ の 母 は 今 日 初 子は永遠の昔から存在して お お 不 思 議 な こ と だ。 神 の 最大の驚き 22 する前に、聖霊によって身籠っていることが分かっ 神である救い主への信仰による従順 35 このことが第二朗読において も 語 ら れ ま し た。「 御 子 は 肉 に 13 イエスの母マリアはヨセフと婚約していたが、同居 4 ◀ Seta no Oka
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