No291 発刊2014年12月

た、ユダヤ教という保護の下か
メッセージである。
の時代にある信徒への励ましの
ら で あ る。『 黙 示 録 』 は、 危 機
中に神が共にいる時代が来るか
利するはずであるし、私たちの
いる。だから、私たちも必ず勝
打ち勝って勝利した信徒たちも
は既に勝利しており、殉教にも
望がある。なぜなら、キリスト
福音を述べ伝えよ。将来には希
る。よく見ると、その形は、人
危機の「危」という字は、崖
の上にいる人の形から来てい
的状況を迎えている。
が、同じように、教会は、危機
ヨハネの時代とは質が異なる
式 の 時 し か 使 用 し な い 告 解 場。
いて、騒々しい聖堂。共同回心
く意識にないで安否確認をして
聖体が安置されているなどと全
前に私たちは立っている。そし
た ら、 そ の 壊 れ か け た 教 会 の
に 応 え よ う と, 石 を 集 め 始 め
聞いた。そして、文字通りそれ
を立て直しなさい」という声を
リ ス ト か ら、「 壊 れ て い る 教 会
の聖堂にあった十字架の上のキ
ンシスコは、サン・ダミアーノ
ランシスカンの時代だ。聖フラ
Seta no Oka
会の暦の最後になる
ら出されたため、裸同然で信仰
れ、 出 入 り が 許 さ れ な く な る
西暦八五年に、キリスト教徒
は、ユダヤ教の教会から追放さ
る。
性がなくなってしまった感がす
ら始まったのでまとまりと連続
その都度、時代の状況の説明か
な り、 ま た 戻 っ た り し た の で、
更に途中で別の修道院のミサに
二 の 週 は、 次 の 修 道 院 で あ り、
しまとまった話ができたが、第
道院でのミサであったので、少
であった。第一の週は、同じ修
二つの週の第一朗読は、黙示録
れるようになる。今年の最後の
る聖書の箇所が読ま
いた。
す る よ う に と、
『黙示録』を書
ハネは、典礼集会の機会に朗読
んな状況の信徒に向かって、ヨ
をしている信徒たちもいる。そ
さを失い、悠長な生ぬるい生活
機に気づかず、最初の頃の熱心
感じるそのなかで、差し迫る危
怖れに包まれていく。危機感を
いない。先が見えない。不安と
会に分裂が起こり、まとまれて
くなる。殉教者が出始める。教
もあった。現実がどんどん厳し
認めてもらえないという状況で
た。それはまた、宗教としても
経済的に立ち行かなくなりつつ
さえも、もうそろそろ人材的に
が消滅しそうだ。東京の教会で
都市だけではなく、地方の教会
を持った社会学者がいる。地方
「地方がなくなる」という意見
と 答 え た 司 祭 が い た そ う だ が、
丈 夫、 信 徒 も い な く な る か ら 」
く な る 」 と い っ た 信 徒 に、「 大
思っているだろうか。
基づいて何か対策を講じようと
れについて評価を下し、それに
況を見据えているだろうか。そ
自分たちの将来である危機的状
表すこの字のように、
私たちは、
ない深淵を覗き込んでいる人を
している形だそうだ。底が見え
る人がいる。危ないことを意味
える。更にその下に、跪いてい
午前 時半 湯澤神父
■朗読担当
午前
■ミサ司式
た。教会は壊れ始めているとし
と、 終 末 を 推 測 さ せ
と、神の言葉を聞く場所がなく
簡単に言えば、自分たちの信
仰を見直せ。本当の信仰生活に
ある。子供たちに信仰を伝えら
ある人が言った。現代は、フ
第二朗読
第一朗読 菊池繁樹
小野佳織
時 静神父
7日(日)待降節第2主日
【十二月】
ミサ・行事予定
めなければならいのでは?
が、そろそろ私たちも何かを始
あ、今から始めよう」といった
う か。 聖 フ ラ ン シ ス コ は、「 さ
かけられているのではないだろ
なる。夕食と共にパンを裂く式
戻れ。困難が訪れて来るが、そ
危
をしていた家庭などが利用され
れない教会になって久しい。ご
教
主日のミサ
て、聖フランシスコと同じ声を
午前 7 時、午前 9 時半
が崖を覗き込んでいるように見
東京都世田谷区瀬田 4-16-1
生活をしなければならなくなっ
創刊 1973 年
「 召 命 が 減 少 し、 司 祭 が い な
編集・発行 瀬田教会信徒会
の 中 で、 雄 々 し く 信 仰 に 生 き、
1 ◀ Seta no Oka
カトリック瀬田教会広報
るようになったのであろう。ま
9 7
湯澤民夫 神父
No 291 2014 年 12 月
No 291 2014 年 12 月
1月
日の信徒総会で新しい
教会委員が選出されます。
■土曜学校クリスマス会につい
へ お 申 し 込 み く だ さ い。 申 し
は各個人にてカトリック新聞社
す。今後、購読を希望される方
はなく、半数の改選にしては?
うに教会委員全員の入れ替えで
・教会運営がスムーズにいくよ
見が出されました。
竹中さんより連絡があり、現
在は自宅で静養中とのことで
日(日)待降節第3主日
黙想会 時 講話:柴田師
日(土)
第一朗読 小楠千早
第二朗読
酒井育子
■行事
午前 時半 小西神父
■朗読担当
午前
■ミサ司式 時 井之上神父
14
土曜学校クリスマス会 時
日(日)待降節第4主日
■ミサ司式
午前 時 マリオ神父
時半 湯澤神父
午前
仲川憲四
第一朗読
■朗読担当
第二朗読 小平恵子
■行事
運営協議会 日(水)
子どもと共に捧げるミサ
主の降誕(夜半ミサ)
■ミサ司式
午後 時 湯澤神父
時 湯澤神父
午後
■朗読担当(夜半ミサ)
第一朗読 吉田和夫
第二朗読 菅波昭子
Seta no Oka ▶ 2
Seta no Oka
■カトリック新聞購読について
教会によるまとめ購読を 月
て
込 み 方 法 は ① イ ン タ ー ネ ッ ト、
・ 任 期 に つ い て、 二 年 で は 短 い
運営協議会要旨
月 日(土)午後3時から
アントニオ会館で行います。子
②専用ハガキ、③官製はがき・
ので、三年または2期連続、さ
教会委員選出に関して、次の意
どもたち一同、皆さまのお出で
フ ァ ッ ク ス・ 電 話 と な り ま す。
らに一年でも良いのでは?
ご協力ありがとうございました。
15
日発刊分を持って最後としま
をお待ちしております。
詳細はカトリック新聞社へ(電
パーティーの準備をしてくださった皆さま、
【連絡・報告事項】
す。
■コピー機の刷新について
■■ 教会委員より ■■
■竹中さんのご容態について
■ご葬儀の連絡網について
色んな経験ができるので興味を
晴仁
・ や り 方 次 第 で、 委 員 と し て も
■教会委員の選出について
現在メールと電話での方法を
取っていますが、電話連絡網に
え た 複 合 機 が 導 入 さ れ ま し た。
うまくあいさつができませんでした。
話03 5632 4432)
コスト削減および作業効率の
改善を目的として、新機能を備
もって欲しい。
ついては改善の必要があり、再
ときは、うれしかったけど、はずかしさで
9 7
18
月 日より、投票箱と投票
用紙を設置します。投票締切日
~!」とおもいました。パーティーをした
11
12
日です。二〇一五年の
たけど、あとから「初聖体、やっとうけた
20
14
は 月
どうもありがとうございました。
30
21
20
( 使 用 方 法 に つ い て は、 吉 田・
ました。
登録等による整備を行う予定で
中で、中川 晴仁くん(小学3年生)が初聖体を受け
11
12
12
中里まで)
さいしょは、ミサをしたときドキドキし
9 7
5
9
す。
初聖体おめでとうございます。11 月 23 日のミサ
21
24
11 月度
祝初聖体
No 291 2014 年 12 月
祝七五三
Seta no Oka
11 月 16 日のミサ中で神父さまからの祝福を受ける子どもたち
2014 年
ミニバザー
11 月 30 日に行われたミニバザーは天候にも恵まれ
信者動静
盛況のうちに終えることができました。
受洗おめでとうございます。
11 月 9 日のミサ中で鈴木 美優さん
今回は内部団体に絞って出品団体が少なくなった中で、昨年の実績を
が洗礼を受けました。
維持できたことは大変感謝申し上げます。Br. 松本には、信徒会を代表し
て私の方から報告致します。本当にありがとうございました。
信徒会長 吉田和夫
■■ 教会委員より ■■
ミニバザー収益金は 398,579 円でした。みなさま御協力ありがとうござ
いました。
■ ようこそ、瀬田教会へ
永倉 実(アンティオキアのイグナチオ)さん 大森教会より
齋藤 美恵(マリア・インマクラータ)さん 上野毛教会より
■ ご冥福をお祈りします
西尾 優子さん
25
日(木)
主の降誕(日中ミサ) ■ミサ司式
10
午前7時 井之上神父
午前 時 内藤神父
■朗読担当
28
第一朗読 中里敏美
第二朗読 石原晶世
日(日)聖家族
9 7
■ミサ司式
午前 時
マリオ神父
午前 時半 内藤神父
■朗読担当
第一朗読 酒井彰
第二朗読
山本万里子
【一月】
1日(木)神の母聖マリア
4日(日)主の公現
日(日)主の洗礼
3 ◀ Seta no Oka
18 11
日(日)年間第2主日
信徒総会・成人のお祝い
日(日)年間第3主日
25
No 291 2014 年 12 月
第1朗読 イザヤ第7章 10 〜 14
第2朗読 ローマ第1章1〜 7
主日の福音 マタイ1章 18 〜 24
イエス・キリスト誕生の次第は次のとおりである。
なメッセージは、
「処
日の御言葉の中心的
ら と い っ て、『 自 分 の 妻 と し て
聖霊によって身ごもった。だか
ストです」と。そして、神の子
方が、私たちの主イエス・キリ
4
が救い主としてこの世に来られ
4
迎え入れるべきでない』と考え
4
女マリアから生まれ
4
るとき、私たちの取るべき態度
4
てはいけない。神の御旨はこう
4
るイエスが、預言されていたダ
4
は、信仰による従順です。これ
4
で あ る。 マ リ ア は 男 の 子 を 生
4
について使徒パウロは言いま
シレジウス
瞑想詩集
第三章
人を信仰による従順へと導くた
4
ビデの子で、神である救い主だ」
む。ダビデの子孫であるあなた
す。「 私 た ち は、 す べ て の 異 邦
て、その子にイエス、すなわち
めに、使徒とされました」と(第
4
ということです。これを確認し
が、マリアとその子を迎え入れ
主は救うと名付けなさい。この
二朗読)
。信仰による従順とは、
よ き 人 々 よ、 あ な た が 馬 小
羊飼いたちに
処女マリアは大天使から告げ
ら れ ま し た。
「聖霊があなたに
子は自分の民を罪から救うから
「啓示される神に知性と意志を
屋に入って神の子を見たと
て く れ。 幼 児 イ エ ス が 羊 飼
4
降り、いと高き方の力があなた
である。このように、ダビデの
完全に奉献し、神の啓示に自発
き、 震 え る 舌 で い っ た い 何
セフ様です。ヨセフ様は万事に
い の 歌 で も っ て、 わ た し か
4
を包む。だから生まれる子は聖
子孫であるあなたが母と子を受
的に同意し、自分自身を自由に
を 歌 っ た の か、 神 が 子 供 に
と(レオン・デュフール、福音
おいて神のみ旨にいつも完全に
らも賛美されますように。
4
なる者、神の子と呼ばれる」と
け入れることによって、その子
残りなく神に委ねることです」
セフ様は次のように考えられま
の研究《ヨセフヘの告げ》の項
かつ速やかに従われました。
4
)
。マリア様はこの
をダビデの家系に入れることに
し た。
「神の子を宿したマリア
参照)。こうして、「救い主がダ
な っ た の を 見 た の か、 答 え
を自分の妻として迎え入れるこ
ビデの子孫から生まれる」とい
とも、神の子の父親気取りでい
う神の約束(Ⅱサムエル七章
) と、「 処 女 が 身 ご も っ て
ることも許されない。マリアと
〜
4
4 4 4
4
4
いたダビデの子で神の子救い主
4
男の子を生む。その名はインマ
4 4
て、私は身を引こう」と。この
であることを確認し、信仰によ
天の父よ、私たちが信仰によ
る従順を生き抜くことができる
ヌエルと呼ばれる」という預言
よればダビデの子孫から生ま
よう、いつも助け導いて下さい。
よ う に 考 え て、
「マリアのこと
すると、主の天使が夢に現わ
れ て、 神 の お 望 み を 告 げ ま し
れ、聖なる霊によれば、死者の
る従順の恵みを願いましょう。
た。
「 ダ ビ デ の 子 ヨ セ フ、 そ の
中からの復活によって力ある神
とが(第一朗読)、成就しました。
ように恐れないで妻マリアを迎
の子と定められたのです。この
Seta no Oka
え入れなさい。確かにマリアは
を表ざたにしないで、ひそかに
4 4
になったイエスが、預言されて
第三章
(ルカ一章
事実を婚約者のヨゼフ様に伝え
なる。これが神のお望みである」 (啓示憲章
5)。その模範がヨ
られました。すると、義人のヨ
4
ましょう。
今
た。(マタイ1章 18)
庄司篤神父
9
ですから待降節最後の主日の
今日、処女マリアからお生まれ
No
縁を切ろう」
と決心されました。
その胎内の子を神御自身に委ね
12
めて生んだのである。
い た の に、 そ の 母 は 今 日 初
子は永遠の昔から存在して
お お 不 思 議 な こ と だ。 神 の
最大の驚き
22
する前に、聖霊によって身籠っていることが分かっ
神である救い主への信仰による従順
35
このことが第二朗読において
も 語 ら れ ま し た。「 御 子 は 肉 に
13
イエスの母マリアはヨセフと婚約していたが、同居
4 ◀ Seta no Oka