健康に美しくDiet! 2015年5月(2)

健康に美しく Diet!
「健康に美しくダイエット」をテーマに、
栄養や食事、普段の生活で心がけたいことなどをご紹介します♪
サプリメントの利用方法を考えよう
皆さん、こんにちは。
これまで私目線でその時々に思いたったことをつれづれなるままに書きつづって来ましたが、
少しは皆さんのお役に立っているでしょうか?
ただ単に体重を減らすだけのダイエットではなく、皆さんが元気にはつらつと毎日を過ごせて
美しくなっていってくださるのが私の願いです。
さて、サプリメントとは何か、どのようなものがあるのか、取り方の注意などお話して来ました
が、今日はまとめとして、私のサプリメントに対する思いをお話します。
日本を含めた先進国は、食べるものが有り余るほどあふれています。
にもかかわらず、若い女性のやせ願望や偏食、忙しさにかまけて食事をおろそかにしてしまう
ことなどが多く、ビタミンやミネラルなどの微量栄養素の摂取が不足している人がたくさん
います。
その結果、骨粗しょう症や鉄欠乏性貧血などの病気が増えていることも社会問題 になる
ほどです。
不足している栄養素を手っ取り早く補うためにサプリメントを利用する人たちが増え、様々
なサプリメントが開発され、いたるところで販売されています。
逆に近年の健康ブームもサプリメントの利用に拍車をかけています。
サプリメントをとらなければ健康は維持できないといったようなコマーシャルさえ流れています。
でも、これまでこのコラムでお話してきたように、サプリメントは薬ではなく、ほうれん草や
トマトなどと同じ「食品」です。
サプリメントをとったからといって薬のように病気を治したり、予防したりしてくれるものでも
なく、何もしなくても体脂肪を消し去ってくれるものでもありません。
もちろん、栄養素は身体の中でいろいろな働きをしてくれるので、その成分を食品からでも
サプリメントからでも摂取したら何らかの作用はあるでしょう。
でも、健康を維持するということは、身体の中の様々な働きのバランスをとるということ です。
身体のバランスをとるためには、栄養素のバランスが必要で、何か特別な栄養素をとった
から健康になるというものではないと思うのです。
サプリメントとるなといっているのではなく、自分の身体の中で何がどれだけ足りないかを
理解したうえで、まずは食事でバランスの取れた栄養素の摂取を心がけ 、どうしても食事
でとりにくい栄養素だけを必要な量、「補う」ということが、本来の正しいサプリメントの
利用法だと思うのです。
サプリメントを食事代わりにしないよう、食事の持つ意味をもう1度考え直してみませんか?
今月の
Healthy Recipe
◆材料(2人分)◆
うど…120g さやえんどう(絹さや)…100g
わかめ(戻して)…50g 梅肉…10g
はちみつ…小さじ1/2 しょうゆ…小さじ1/4
◆作り方◆
①うどは皮を薄くむいて拍子切りにし、酢水につける。絹さやは筋を除いてさっとゆでて
さましておく。わかめは食べやすい大きさに切る。
②梅肉は包丁で細かくたたき、はちみつとしょうゆをまぜておく。
③水気をきったうどを②であえ、なじませてから絹さやとわかめもあえる。
Healthy Point
【旬の食材】
うど(3~5月)
ほとんどが水分だが、食物繊維が多く、お腹の調子を整える。
疲労回復作用があるアスパラギン酸というアミノ酸を多く含む。
抗酸化作用のあるクロロゲン酸も多い。新鮮なものは、生で食べる
と歯ごたえがよい。
炒めたり、さっとゆでても歯ごたえが出る。
絹さや(さやえんどう)(3~5月)
カリウムやマグネシウム、カルシウムなどのミネラルを多く含み、むくみ
解消に働く。ビタミンCやカロテン、ビタミンB1やB2などを多く含み、
疲労回復や免疫力を上げる作用がある。食物繊維も多い。
わかめ(2~6月)
ヨウ素というミネラルを多く含み、新陳代謝をあげる。カルシウムや
マグネシウムなどのミネラルも多く、骨を強くする。鉄も多く含み、
貧血を予防する。食物繊維も多い。
栄養素【1人分】
エネルギー…40kcal
たんぱく質…2.7g
脂質…0.3g
炭水化物…9.9g
カリウム…320mg
カルシウム…58mg
マグネシウム…52mg
鉄…0.7mg
ビタミンB1…0.1mg ビタミンC…33mg