新郷村地域包括支援センターだより 第 21 号

平成27年9月24日発行
新郷村地域包括支援センターだより
新郷村大字戸来
第 21 号
字金ヶ沢坂ノ下17-1
新郷村地域包括支援センター
(電話61-7560)
今回のお知らせ内容
〇 認知症初期集中支援チームを始めます!!
〇 ジュニア福祉講座・認知症サポーター養成講座開催の様子
○ お元気くらぶのご案内
平成27年10月から
認知症になってもできる限り住み慣れた地域で暮らし続けられるために「認知
症初期集中支援チーム」を設置します。
1.認知症初期集中支援チームとは?
認知症の早期診断・早期対応を目的に、認知症専門医(はちのへ認知症疾患医
療センタ‐医師)、保健師、看護師、社会福祉士などの医療と福祉・介護の専門職
で構成されたチームです。
チーム員がご家庭を訪問し、ご本人やご家族の支援を行います。具体的には、
どのように生活上困っているかを一緒に確認し、おおむね6ヶ月をめやすに、医
療や介護サービスなどへつなぐための集中的な支援を行います。
2.相談から支援までの流れは?
①地域包括支援センターへ相談
④必要な支援の実施
(医療機関への受診や介護サービ
スの利用、ご本人やご家族の心
理面でのサポートなど)
②初回訪問
(包括支援センターの職員のいず
れか 2 人が訪問します)
⑤初期集中支援チーム員会議
③初期集中支援チーム員会議
⑥ケアマネジャー等への引継ぎ
3.なぜ、早期診断・早期対応が必要なの?
【早く気づき、対応することのメリット】
①
進行を遅らせる
ことが可能な場合
があります
アルツハイマー型認知症は薬で進行を遅らせる
ことができ、早い段階から使い始めることが効果
的だといわれています。
(下図参照)
②
治る認知症や
一時的な症状の
場合があります
認知症を引き起こす病気には、早めに治療すれば
改善が可能なものもあります(正常圧水頭症、慢
性硬膜下血腫、甲状腺機能低下症など)ので、早
めに受診をして原因となっている病気を突き止
めることが大切です。
③
今後の生活の
準備をすること
ができます
早期の診断を受け、症状が軽いうちに、ご本人
やご家族が認知症への理解を深め、病気と向き
合い話し合うことで、今後の生活の備えをする
ことができます。
介護保険サービスを利用するなど生活環境を整
えていけば、生活上の支障を減らすことも可能
になります。
【図】アルツハイマー型認知症の進行例
正常なレベル
正常な老化
軽度認知障害
(認知症予備群)
発病
治療開始
治 療や生 活改善
などをした場合
軽
度
治療や対策をしない
とさらに悪化する
認
知
症
中等度
中等度になると行動・心理
症状がより強くなる人も
高
度
時間の流れ→
認知症かな?または認知症で困ったら、ご相談ください。
ジュニア福祉講座・認知症サポーター養成講座開催の様子
【ジュニア福祉講座】
9月4日(金)
・8日(火)と新郷中学校3年生にジュニア福祉講座を開催しま
した。
4日は認知症サポーター養成講座を受講し、認知症について学んだり、周りの
接し方によってどう感じるのかを体感しました。また、8日は高齢者疑似体験セ
ットを装着し、実際に外を歩いたり、指令書を読んで計算や買い物をしてみまし
た。体験した学生は「中腰のまま長い時間歩くのが辛かった。
」や「自動販売機で
ジュースを買う時、お金をどこへ入れたらいいのか分からなかった」と話し、体
が衰えることの大変さを学びました。
【認知症サポーター養成講座】
9月9日(水)に新郷・西越郵便局員(6名)を対象に、認知症サポーター養
成講座を開催しました。高齢化によって認知症の来客も増えると想定し、症状や
対応の仕方などを学びました。
お元気くらぶのご案内
今年度もおおむね65歳以上の方を対象に、冬期間閉じこもり防止のため、お
元気くらぶを開催いたします。ご近所お誘い合わせのうえ、ぜひご参加ください。
1.期
2.内
間
容
3.参加申込
4.そ の 他
5.問い合わせ
平成27年10月下旬~平成28年3月末まで、全6回開催
各常会の集会所等で、手工芸やレクリエーション・体操など、
参加した方が話し合ってやりたいことを決めます。
男性のみの活動も大歓迎です。
常会長さんへ申込み下さい。
申し込み順に23会場にて開催予定です。
活動資金として委託料(会場使用料や講師料等)が支払われま
すが、手工芸品など個人で持ち帰るものは実費で購入していた
だきます。
つ し ま
地域包括支援センター(61-7560)對馬 まで
昨年度の活動の様子