平成 26 年度 第 1 回京都府大規模災害時検視

[PRESS RELEASE]
平 成 2 7 年 3 月 1 2 日
平成 26 年度
第 1 回京都府大規模災害時検視・検案訓練実施のお知らせ
京都府立医科大学 法医学教室では、平成 27 年 3 月 15 日(日)に平成 26 年度第 1 回京都府大規模災
害時検視・検案訓練を実施します。
今年は阪神淡路大震災発生から 20 年を迎えますと同時に、3 月 11 日で東日本大震災発生から 4 年に
なります。この節目の年に、将来の大災害に備えて、京都府医師会、京都府歯科医師会の後援のもと、
訓練を実施します。被災県以外で他府県から参加者を迎えての訓練実施は全国初の試みです。開催概要
は以下のとおりです。何卒よろしくお願いします。
1. 開催概要
目
的 本訓練は、大規模事故・災害発生時の死体検視・検案ならびに身元確認作業等の確認・
習熟、的確かつ効果的な作業手順の検討、および関係各機関の作業従事者間の連携の強
化ならびに情報共有・伝達プロセスの円滑化を図ることを目的とする。
日
時 平成 27 年 3 月 15 日(日) 午前 9 時 00 分~午後 1 時 00 分
会
場
京都府立医科大学 看護学学舎 1 階 第 1・第 2 会議室および第 2 講義室
参加予定者 京都府立医科大学法医学教室員
出羽 厚二 岩手医科大学医学部法医学講座教授
櫻田 宏一 東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科法歯学教授
東京大学、千葉大学、秋田大学等その他の法医学教室員
京都府警察本部刑事部捜査一課検視官室員
京都府警察医会医師、京都府歯科医師会歯科医師
後
援
京都府医師会、京都府歯科医師会
2. 当日のタイムスケジュール
時
刻
内
容
8:30
参加者受付開始(第 2 講義室)
9:00
開会の辞
9:05
開始前ミーティング
9:25
模擬検視・検案開始(本部受付→警察検視→医師検案→歯科検案→安置)
(第 1・第 2 会議室)
11:25
模擬検視・検案終了・確認
12:00
講演会(第 2 講義室)
12:30
反省会
13:00
総括および閉会の辞
……池谷 博 教授(京都府立医科大学 法医学教室)
……出羽 厚二 教授(岩手医科大学 医学部法医学講座)
……池谷 博 教授(京都府立医科大学 法医学教室)
3. 訓練内容
想定事故概要
事故発生当日午前 4 時頃、京都縦貫自動車道上で、大型観光バスとタンクローリーの衝突事故が発
生。タンク内のガソリンに引火、爆発炎上し、上記バス乗客に多数の死者、負傷者が発生。死者は最
大、約 20 名程度に上る見込み。
訓練項目
1)
遺体の検視、検案、資料採取作業および情報管理(記録作成、整理等)の習熟
2)
各班(本部、警察、医科、歯科)相互間の情報伝達プロセス等の確認
検視・検案の流れ
1)
遺体搬入・受付(本部にて遺体番号付与)
2)
警察検視(検視官、検視作業および着衣・所持品等の写真撮影)
3)
医師検案(検案作業、必要に応じて資料採取(身元確認)
、CO測定(検知管)等)
4)
歯科検案(歯科所見採取および歯科写真撮影、必要に応じて簡易レントゲン撮影)
5)
遺体安置(遺体および書類等の最終確認、本部との連絡・確認作業)
問い合わせ先
京都府立医科大学 法医学教室
(電話)075-251-5343