陳家太極拳簡易式(三十二式)第六回

陳家太極拳簡易式(三十二式)第六回
二十一、懐中抱月(かいちゅうほうげつ)
(1) 前回の撃地捶から、上体を起こして、体重を徐々に右に移しながら、左足爪先を内側に入
れる。次に体重を左にかけながら、左手鉤手は掌にして、順纏絲で右腕上に左腕を被いか
ぶせる様にし、右爪先を外側に開いて、左足を一歩踏み出す。
(左虚歩)このとき両掌は
逆纏絲で外側に張り出すようにする。①②③④⑤
①
②
⑤
③
④
⑥
二十二、小禽打(しょうきんだ)
(1) 右手は掌を上に向けて、額をかざす様に、左手は掌を外側に向けて、臍の前あたりに置
き、右足爪先を上に向けて前方に踵を出すようにする。⑥
(2) 前方に出した右足踵をつけて、つま先を右に開き、坐盤式になり、続けて左足を一歩踏
み出し、左手は前方に出し、右手は掌を上に向けて後ろに引く。
(四六歩)⑦⑧
⑦
(3)
⑧
右足を左足に引き寄せて虚歩とし、前方に出した左掌を立てて、相手の攻撃を受けるよ
うにして、右掌は指先で相手の中心を突くようにする。⑨
⑨
二十三、抱頭推山(ほうとうすいさん)
(1)
右腕を引くようにして両手を胸の前で合わせ、体は 90 度右側に向ける。⑩
(2) そのまま右足を後方に引いて 90 度回転しながら、両腕は下段を払うようにして開く。⑪
⑩
⑪
(3) そのまま、両掌は顔の両側を払うようにして、右足は爪先を上に向けて上げ、同時に左足
踵を踏みつけるようにして跳ねるようにする。⑫
(4) 続けて、前方に両掌を押し出し、体重は一気に前に移動して、右弓歩とする。⑬
⑫
⑬
二十四、前招(ぜんしょう)
(1) 抱頭推山で前方に出した両掌をやや上方に弧を描くようにして、左を向きながら逆纏絲で
開いていき、⑭
次に順纏絲で孤を描くようにして下から救い上げ、左足を引き寄せて、
左虚歩とする。⑮
(2) そのまま両掌は逆纏絲で、左掌は前方に押し出し、右掌は鉤手にして、後方で指先を上に
向ける。⑯この動作で、左右の腕は前後左右に協調させ、三尖相照に注意する。
⑭
⑮
⑯