イギリス船紀行 その3

イギリス船紀行(その 3)
サウサンプトンでクルーズ客船を追う
会長 池田良穂
サウサンプトンに滞在中の週末、土曜日には 3 隻のクルーズ客船が、さらに日曜日には 1
隻が入港することが雑誌 Ships monthly に乗っていた。撮影場所は、サウサンプトンの対
岸のハイスと、さらに港の入口にあたるカルショットにすることにした。
土曜の早朝 5 時から、ハイスで入港する 3 隻のクルーズ客船を眺めることができた。最
初は、RCI の最新鋭船「クォンタム」級の第 2 船「アンセム・オブ・ザ・シーズ」、続いて
P&O クルーズの「アズーラ」
、そしてフレッド・オルセンの「バルモラル」が次々と通過し
ていった。逆光の場所だが、雲が厚くなんとか写真に収めることができた。
カルショットは、港の入口で古い城と港湾レーダーサイトがある。出入港するすべての船
を間近に見られるシップウォッチングのためのベストポジションである。朝から、曇天だが、
たまに青空が見えることもあるという不安定な天気だった。ここで、夕方、出港する「アン
セム・オブ・ザ・シーズ」と「アズーラ」の姿を見送った。ここには、十数台の車か来てお
り、クルーズ客船の姿を見送る家族連れが 20 人ほどいた。
日曜の朝は、P&O クルーズの「アーカディア」の姿をサウサンプトンの港で迎えた。
ハイスフェリーの桟橋沖を通過する「アンセム・オ
ブ・ザ・シーズ」
P&O クルーズの「アズーラ」
フレッド・オルセンの「バルモラル」
サウサンプトン港口のカルショットにある城と港
湾レーダーサイト。かつては水上飛行機製造拠点
もあった。
カルショットでクルーズ船を見送る人々
出航する「アズーラ」
サウサンプトンに入港する P&O クルーズの「アー
カデイア」
出航する「アンセム・オブ・ザ・シーズ」
港の中心であったロイヤル・ピアの建物はレスト
ランに。
ロイヤル・ピアと道路を隔てて建つ古い倉庫は海
事博物館になっている。